死神は少年と悪夢を救った
屋上に着くまでに2回も時崎さんに邪魔されたせいで遅れてしまいました。
そのせいで問題が起きています。それは屋上にいる霊力の種類です・・・・・この霊力は琴里ちゃん!?
私は勢いに任して、屋上の扉を蹴飛ばして開きます。
「それでは、ご機嫌よ」
扉を開けた瞬間、時崎さんの声と共に銃弾が放たれる音が響きます。放たれた弾丸は琴里ちゃんの頭に直撃しました。琴里ちゃんは力なく倒れました。
「あ、あ、あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
〈
「あらあら、少し遅かったですわね」
「ふざけないで下さい!!」
「別にふざけてなんていませんわ。
分身の時崎さんが囲んできますが関係ありません。
「〈
大鎌で薙ぎ払い喰らう。喰らっても喰らっても次々と時崎さんは狂ったように突撃してきます。
「キヒヒヒヒ。無駄ですわーーーーーッ!?」
「!?」
私と時崎さんはある事に気がついた。琴里ちゃんから霊力を感じたからです。
「まったく、派手にやってくれたわね。それに〈リーパー〉まで現れるなんて今日はどうなっているのかしら」
さっきまで倒れていた琴里ちゃんが無傷で立ち上がりそう言い放ちました。
「私としては貴女達が恐れおののいて戦意をなくしてくれるのがベストだけど」
「ふん!戯れないで下さいまし!【
そこから、時崎さんと琴里ちゃんの戦闘が始まりました。あれ?私、空気?さっきまで戦っていたの私なんですけど!?
それにしても・・・・・ふむ、時崎さんの能力は時間に関するもので、琴里ちゃんの能力は炎に関するものでしょうか?
なんて心の中で考察をしていると、琴里ちゃんが苦しみだしました。しかし、直ぐに立ち直りました。どうしたのでしょう?
「〈
巨大な斧が形を変え大砲になり炎を吸収していきます。まずいと思ったのか時崎さんは分身を盾にします。────が
「灰塵と化せ〈
琴里ちゃんは、それをお構い無しに炎が焼き付くしてしまいます。
これで終わりかと思いましたが琴里ちゃんは止まりません。士道が止めようとしても無視して第2発目を放とうと力を貯め続けています。
あれ?これ気がついたらまたやばくなってません?
士道が時崎さんの前に庇うよう立ちますが関係なしに炎が放たれます。
「お兄ちゃん!避けて!」
火炎が放たれてから琴里ちゃんは正気に戻ったようですが間に合いません。
「士道!【
士道を助けるため、そして士道が守ろうとした時崎さんを守るために、私は士道を吹き飛ばし【
「ッツ!!」
喰らいきれない熱風や炎が私を襲います。体が焦げあちらこちらから煙が上がります。ここまでダメージを受けたのは初めてです。
「くっ・・・・・行きますよ!」
ボロボロな体に、鞭を打ち時崎さんを抱え上げて私はその場を離脱したのでした。