識別名:リーパー【完結】   作:兎秤

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 誤字が本当に多くてすみませんm(_ _)m


少女は祖父と対立した

「って!やーちゃん大丈夫!?思いっきり心臓ぶち抜いちゃったけど。早く治療しないと!!」

「あぁ、それは問題ありません」

「本当に?ならいいけど・・・・・」

 

 さて、はるちゃんとの戦い(ケンカ)で気が回ってませんでしたが、DEMが大々的に動き出していたみたいです。はるちゃんが〈神蝕断片(バアル)〉という札を切ってきた時点で未来が変わっていることは容易に予想は出来ていましたが残念です。この感じだと令音さんの封印も失敗しているみたいですし、早く士道の手助けに行きましょう。

 

「はるちゃん。士道を助ける為に力を貸してくれませんか?」

「いいよ、やーちゃん!私に任せておいて!」

『いや、ダメでしょ?おとーさま裏切るなんて』

 

 そんな声がどこからとも無く響きました。それと同時にヒラヒラと無数の本のページが空から落ちてきます。そして、そのページ1枚1枚にからは霊力が放たれていました。

 

「ばぁ!!」

「あははは、お父様を裏切るなんて馬鹿だよね」

「せっかく力を貰ったのに、それを手放すことになるなんて」

 

 本のページの1枚が変化し、修道服を纏った女の子になります。そして、次から次へと本のページは女の子に変わり、あっという間に私達を包囲しました。奇妙なことに全員が同じ顔をしていおり、いたずらっ子のような笑みを浮かべながら話しかけてきます。彼女達の名前はニベルコル―――〈神蝕篇帙(ベルゼバブ)〉の能力によって生み出された疑似精霊です。

 

「じゃあ、返してもらうよ」

「―――っ!?ああぁああ!?」

「はるちゃん!?」

 

 ニベルコルの1人が手をかざすと、突然はるちゃんが苦しみ始めました。霊力を見るとはるちゃんの中にあった〈神蝕篇帙(ベルゼバブ)〉の霊力が外に出よと動いているようです。

 

「あぁあぁあぁああぁあぁああぁ!!」

 

 私がどうにか解決に動こうとしたのも束の間、はるちゃんの体から大量の古びた紙が溢れだしました。それは、つい先程ニベルコルへと姿を変えた本のページと全く同じものでした。そして、本のページはニベルコルに変化しその数を増やしていきました。

 

「はぁ・・・・・はぁ・・・・・ちっ!」

「はるちゃん、大丈夫?」

「ちょっとダルいだけだから問題ないよ」

「ふむ、見るに耐えんな」

 

 辛そうなはるちゃんの介抱しようとすると、聞き覚えのある声が聞こえました。そちらに目を向けると、老人と女性がこちらに向かって歩いてきていました。

 

「おじいちゃん・・・・・」

「クソジジイ!よくも、やーちゃんが死んでるって騙したな!」

「相変わらず喧しいの。おっと、今はお前に構っている暇はないんだったな。千夜、この戦いが終わればアイザック・ウェストコットに逆らえるものはいなくなる。そうすれば、彼らに協力していたワシらも安泰と言うわけじゃ・・・・・千夜、今からでもこちら側に来ないか?」

「クソジジイの元になんて行かせるわけないでしょ!認証、魂月千陽!〈ランスロット〉展開」

 

 はるちゃんは、CR-ユニットを起動させおじいちゃんに突っ込んで行きます。しかし、それはニベルコル達に邪魔をされてしまいます。

 

「くっ!邪魔!」

「私達と遊びましょう」

「お父様を裏切ったんだから」

「それ相応の覚悟をしてもらうよ」

 

 はるちゃんはニベルコルに段々と進路を変えられてしまい、だいぶ離れた所へ行ってしまっています。

 

「邪魔が減ったな。中居、お前も千陽の相手をしてきなさい」

「かしこまりました。認証、―――〈カグツチ〉起動」

 

 中居さんはCR-ユニットを纏うと、そのままはるちゃんの方へ飛んでいってしまいました。

 

「さて、もう一度提案するぞ。千夜、ワシと一緒に来い。なんなら千陽も連れてきてもいい。代表には無理だがお前の秘書ぐらいにはなるじゃろう」

 

 おじいちゃんが私に向けて手を差し伸べてきます。温かったおじいちゃんの手。その思い出が全て嘘で出来ていたようで無性に悲しく感じます。そして、私はその手を弾きました。

 

「これが、私の答えです。最後に一つだけ・・・・・クソ喰らえです!このクソジジイ!!」

「うむ、ならば無理やりにでも連れていくまで。まずは言葉の矯正からじゃな。

―――認証、魂月国親(たまづき くにちか)。〈イザナミ〉展開」

 

 おじいちゃんの体はCR-ユニットに包まれ、さらに顕現装置(リアライザ)の効果でか若返り、20歳ぐらいの青年へと変化します。

 

「躾の時間だ」

 

 こうして、私はおじいちゃんとの戦いをはじめました。

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