「って!やーちゃん大丈夫!?思いっきり心臓ぶち抜いちゃったけど。早く治療しないと!!」
「あぁ、それは問題ありません」
「本当に?ならいいけど・・・・・」
さて、はるちゃんとの
「はるちゃん。士道を助ける為に力を貸してくれませんか?」
「いいよ、やーちゃん!私に任せておいて!」
『いや、ダメでしょ?おとーさま裏切るなんて』
そんな声がどこからとも無く響きました。それと同時にヒラヒラと無数の本のページが空から落ちてきます。そして、そのページ1枚1枚にからは霊力が放たれていました。
「ばぁ!!」
「あははは、お父様を裏切るなんて馬鹿だよね」
「せっかく力を貰ったのに、それを手放すことになるなんて」
本のページの1枚が変化し、修道服を纏った女の子になります。そして、次から次へと本のページは女の子に変わり、あっという間に私達を包囲しました。奇妙なことに全員が同じ顔をしていおり、いたずらっ子のような笑みを浮かべながら話しかけてきます。彼女達の名前はニベルコル―――〈
「じゃあ、返してもらうよ」
「―――っ!?ああぁああ!?」
「はるちゃん!?」
ニベルコルの1人が手をかざすと、突然はるちゃんが苦しみ始めました。霊力を見るとはるちゃんの中にあった〈
「あぁあぁあぁああぁあぁああぁ!!」
私がどうにか解決に動こうとしたのも束の間、はるちゃんの体から大量の古びた紙が溢れだしました。それは、つい先程ニベルコルへと姿を変えた本のページと全く同じものでした。そして、本のページはニベルコルに変化しその数を増やしていきました。
「はぁ・・・・・はぁ・・・・・ちっ!」
「はるちゃん、大丈夫?」
「ちょっとダルいだけだから問題ないよ」
「ふむ、見るに耐えんな」
辛そうなはるちゃんの介抱しようとすると、聞き覚えのある声が聞こえました。そちらに目を向けると、老人と女性がこちらに向かって歩いてきていました。
「おじいちゃん・・・・・」
「クソジジイ!よくも、やーちゃんが死んでるって騙したな!」
「相変わらず喧しいの。おっと、今はお前に構っている暇はないんだったな。千夜、この戦いが終わればアイザック・ウェストコットに逆らえるものはいなくなる。そうすれば、彼らに協力していたワシらも安泰と言うわけじゃ・・・・・千夜、今からでもこちら側に来ないか?」
「クソジジイの元になんて行かせるわけないでしょ!認証、魂月千陽!〈ランスロット〉展開」
はるちゃんは、CR-ユニットを起動させおじいちゃんに突っ込んで行きます。しかし、それはニベルコル達に邪魔をされてしまいます。
「くっ!邪魔!」
「私達と遊びましょう」
「お父様を裏切ったんだから」
「それ相応の覚悟をしてもらうよ」
はるちゃんはニベルコルに段々と進路を変えられてしまい、だいぶ離れた所へ行ってしまっています。
「邪魔が減ったな。中居、お前も千陽の相手をしてきなさい」
「かしこまりました。認証、―――〈カグツチ〉起動」
中居さんはCR-ユニットを纏うと、そのままはるちゃんの方へ飛んでいってしまいました。
「さて、もう一度提案するぞ。千夜、ワシと一緒に来い。なんなら千陽も連れてきてもいい。代表には無理だがお前の秘書ぐらいにはなるじゃろう」
おじいちゃんが私に向けて手を差し伸べてきます。温かったおじいちゃんの手。その思い出が全て嘘で出来ていたようで無性に悲しく感じます。そして、私はその手を弾きました。
「これが、私の答えです。最後に一つだけ・・・・・クソ喰らえです!このクソジジイ!!」
「うむ、ならば無理やりにでも連れていくまで。まずは言葉の矯正からじゃな。
―――認証、
おじいちゃんの体はCR-ユニットに包まれ、さらに
「躾の時間だ」
こうして、私はおじいちゃんとの戦いをはじめました。