とりあえず、書くだけ書いて上げてなかった3話分を投下します。お待ちくださった方々(いないかもだけど)、本当にお待たせしました!
残り、2話(予定)は、デート・ア・ライブVが終わるまでには、恐らく多分きっと完成させますので、よろしくお願いします。
私が辿り着いた時、そこでは最終決戦が繰り広げられていました。何故か澪さんと似た天使を使うアイザック・ウェストコット、それを抑えるように天使を顕現させる澪さん、そしてアイザックに向かって突き進んでいく士道の姿がありました。
「うおおおおおおおおおおおおおお!」
士道の拳がアイザックをとらえると、彼の背後にそびえ立っていた大樹が軋みをあげ崩れ落ちていきました。精霊達からは歓喜の声が上がり、澪さんは一息を着いているようでした。しかし―――
「ふ・・・・・・はは―――は、はは、見事だ、イツカシドウ。だが―――一歩足りなかったようだね」
11人もの精霊達の力を受け、澪さんに近い存在となっている士道の拳を受けても、アイザック・ウェストコットは嬉しそうに笑い、そして霊力を自身に集中させていきます。
この時、私の全身にゾッと悪寒が走りました。あれの発動を許してはいけない。そう本能が訴えかけているようでした。しかし、発動を止めている余裕はありません。私は士道に急接近し、彼の首根っこを強引に掴んで、その場から離脱を試みます。
「なっ!千夜!?」
「〈
突如現れた私に驚きを上げる士道を無視し全力の離脱を続けます。しかし、その天使は私達を捕らえるため、じわりと空間に闇を広げます。
「―――よくやった、千夜。あとは任せてくれ」
そこで、逃げる私達と入れ替わるように、1人の精霊がアイザック・ウェストコットに向かっていきました。
―――澪さんです。
「澪!?一体何を!?」
「―――霊力が暴走している。あれを放置しておいたら、辺り一帯を消し飛ばしてしまうよ。それこそ余波だけでユーラシア大空災の比じゃない。でも、〈
「な―――ふざけるな·····なんでだよ!真士だって言ってたじゃないか!澪に、もっと世界を世界を見せたいって!なのに、なんで―――」
士道が澪さんに必死に手を伸ばしますが、空間から伸びてきた枝が士道の体を巻き取り、私の手を離れて、彼を澪さんから引き離していきました。
「―――士道。君は本当に素敵だよ、私は君のことが大好きだ
―――ただし、シンの次にね?」
「澪ぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
士道は強制的に後方へ離脱をさせられていき、この場にいるのは、残された私と澪さんのみとなりました。
「―――千夜、君なら自分で理解していると思うが君に
「・・・・・・わかっていますよ。澪さんこそ、これで後悔はないんですか?」
「―――言っただろ?あくまでも、士道はシンの次なんだよ。それに君もきっと同じ選択をする」
少し寂しそうな顔をする澪さんをおいて、澪さんが生み出したであろう繭の方へ向かいました。繭は私が入るとゆっくりと閉じます。恐らくは、余波から私達を守るために用意された物でしょう。
繭の中で着地をすると、私が降りてきたのを確認した士道が真っ先に私の元へかけてき、私の両肩を掴みます。
「千夜!澪は!?」
「・・・・・・」
士道の問いかけに私は首を振ることしか出来ませんでした。
「くっそぉぉおおおおおお!!」
士道は膝から崩れ落ち、彼の叫びが繭の中で響き渡ったのでした。