識別名:リーパー   作:兎秤

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 1期分終了です。次回まで少し時間がかかると思います。
 タイトルとサブタイトルを全て変えるかも知れません。

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少女は謎の想いに結論を出した

 あの日から自然と士道が目に入るようになりました。いったい私はどうしたのでしょうか?

 

「見てくれシドー!ケイタイデンワーという物らしいぞ!琴里に貰ったのだ!」

「良かったな」

「なぁ!シドーの番号入れて貰ってあるのだ、かけてもいいか?」

「あぁ、もちろん」

「そうか!」

「おい!どこへ?」

「遠くに離れてからかける~!」

 

「士道、明日一緒に街を歩きたい」

「えっ?それってつまり・・・・・」

「デート」

「あ〜、悪いんだが明日はーーーーー」

「恋人なら当たり前」

「ですよねー」

「午前10時西天宮公園のオブジェの前で待っている」

 

 何故か前まで何とも思っていなかった、十香ちゃんや折紙さんとの会話を聞くだけでなにかモヤモヤした感じがします。この感覚はなんでしょうか?

 

 電話を終えて士道が教室に戻ってきます。じーっと士道の顔を見て見ます。

 

「どうした千夜?俺の顔になにか付いているか?」

「目と鼻と口が付いてますね」

「いや、確かについているけどさ・・・・・お前本当に大丈夫か?」

「何がでしょうか?」

「前のプールの時からなんかぼーっとしていると言うか、よそよそしいと言うか」

「・・・・・別になんともないですよ」

「そうか、ならいいんだ」

 

 何故なんですか・・・・・普段は気が付かないくせにこういう時は気がつくのでしょうか?腹立たしいです。

 そんな私の気持ちとは裏腹に心臓はドクドクと高鳴っていました。

 

 本当になんなのでしょうか?

 

 憂鬱な気分なまま私は家へ帰った。

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━

〜2日後〜

 

 

 遊んで気を紛らわせようとゲームセンターに来ました。

 昨日は折紙さんと士道がデート?をしているのを見ましたがあれは何だったのでしょうか?士道はアニメTシャツを着ていたし、折紙さんはスク水犬耳犬尻尾と物凄い格好してましたが・・・・・まぁ、とりあえず楽しみましょうか。

 

 まずは、UFOキャッチャーでもやりましょうか。最近キモカワとか言って流行っているのがあるって殿町君が見せてくれましたれど私はよく分かりませんね・・・・・あっ、このパンダは可愛いですね。よし、とりましょう!

 

 500円玉を投入します。この機は500円を入れると1回おまけで出来て6回動かせるのです。まぁ、位置的に2、3回動かせば取れそうですけど。

 ボタンを押し少しづつパンダの景品を動かしていきます。結局、回数いっぱい使いパンダをとる事が出来ました。

 

 さて、どこに付けましょうか・・・・・スマホでいいですかね・・・・・って、士道と十香ちゃんですね・・・・・

 士道と十香ちゃんがゲームセンターに入ってきました。デートでしょうか?

 

 まぁ、私は私で楽しみましょうーーーーー

 

 ドコォォオオオオオオン!!!!!

 

 ーーーーーん!?

 

 楽しもうと思った矢先に爆発音が聞こえ振り返ります。見ると十香ちゃんがゲーム機を破壊していました。

 

「ふぅ、少しスッキリしたぞ」

 

 成程・・・・・あんな感じでやれば私もスッキリ出来るかもしれませんね。よし、パンチングマシンでもしましょうか。

 力を込めて拳を放ちます。おぉ、コレはなかなかスッキリしますね。

 

『パッパッラッパッパー!ニューレコード!1位!』

「あれ?」

 

 パンチングマシンを見ると、1位:評価997と出ていました。

 

「えっと、2位は471・・・・・」

 

 やってしまいました、知らないうちに霊力でも込めてしまったのでしょうか?気を付けないといけませんね。壊してしまわなかったのは幸いでしたね・・・・・霊力は漏れてないですかね。

 霊力を確認しようと周りを確認します。

 

「あれ?」

 

 同じ霊力を持つ2人がいました。って、精霊!?なんでこんな所にいるんですか!?

 まぁ、関わる気力はありませんし帰りますか。

 

 ある程度スッキリした為か私の足取りは軽いものでした。

 

 

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〜帰宅後〜

 

 

 しかし、何故士道の事でこんなにモヤモヤしたのでしょうか?もう一度考えてみましょうか。

 

 スッキリとして落ち着いたところで考えをまとめようとします。

 

 モヤモヤし出したのは・・・・・琴里ちゃんを庇っていた時でしたよね。つまり、士道の士道らしい瞬間を見てからですね・・・・・あっ。

 

 その時頭の中に一つの答えが出ました。妙に心にストンと落ちて、それに納得の声が漏れます。

 私はただ、士道が変わってしまったと思っていましたが根の部分は変わってなかった、士道は士道のままだった事が嬉しかったのです。

 士道は、私が1番辛かった時を支えてくれた士道のままで変わっていないと気がついて安心したのです。

 

 なんだ、それだけの事でしたか・・・・・これでもうモヤモヤとすることは無いですね。

 

 私の気持ちは整理がつき、とても晴れやかなものになりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 あれ?でも士道が十香ちゃんや折紙さんと会話していた時のモヤモヤは説明ついていないような気が・・・・・まぁ、いいですね。気にしないでおきましょう。

 




 今回ちょっといい加減になってすみません。ネタが思いつかなかったので·····
 じ、次回は頑張ります(`・ω・´)キリッ

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