ぼちぼち投稿していくのでよかったら読んでください。
少女は魂と霊力の精霊となった
ウゥゥゥゥゥゥーーーーーーーーーーー
「この音は、いったいなんですか?ーーーーーへ?」
鳴り響くサイレンの音で目を覚ましながら辺りを見渡します。その光景に私は思わず声を漏らしました。ビルは崩れ、道路はボロボロにひび割れており、そこらかしこに瓦礫が散乱しています。
ひとまず目を瞑りもう一度開きます。やはり景色は変わりません。それから、自分の頬を引っ張ってもみました。
「ひはい・・・・・・つまり、これは夢では無いということですか?」
でも、夢で無ければおかしいです。昨日はちゃんとベットの中で寝たーーーーー記憶はないですがこの状況は現実的では無いのです。
なんせ
まあ、そんなわけないですが・・・・・・空間震は自然災害のはずですし。
とりあえず、私は行動を開始することに決めました。人さえ見つければ状況などを聞けるかもしれません。
私はクレーターから這い出た所でカーブミラーが目に入ります。そこに映った自分の姿を見ました。
「なんですか・・・・・・これは・・・・・・」
鏡に映った自分を見て私は呟きました。日本人らしい黒髪黒目だった筈が、カーブミラーに映る私は白髪赤目と不思議な見た目をしていたのです。
「いったいどうなっているですか?それに・・・・・・何なんですか、この服装は?こんな服持っていましたっけ?」
鏡に映った私は、真っ黒な少し大きめのフード付きローブを羽織って、真っ黒なブーツ履いています。まるで中二病の子供にしか見えません。
「まあ、脱ぐわけにもいきませんし、このままで行きますか」
改めて出発を決めたその時、空の方から音が聞こえました。そちらに目を向けると数名の女性が空を飛んで真っ直ぐこちらに向かってきていました。
初めは助かったと思った私でしたが、即座にそれを否定しました。
「明らかにここを目指してますね・・・・・・はっ!まさか警察ですか?ここをこんな風にしてしまったかもしれない、私を捕まえに来たのですか!?いや、それ以前にどうやって空を飛んでいるのですか!?」
私は一旦隠れることにし、しばらくすると中々に際どい服を着た空飛ぶ女性達が来ました。
なんですかあの恰好は・・・・・・恥ずかしくないのでしょうか?もしかして痴女なのでしょうか?怖いですね・・・・・・
「空間震発生源への到着完了。精霊の姿確認できません。ーーーーー了解。各自この辺一帯を捜索、発見しだい合図し集合し殲滅!」
「「「「「「「はい!」」」」」」」
・・・・・・隠れて正解でしたね。殲滅とか聞こえましたよ。あと、わからない単語が出てきました。精霊ですか・・・・・・もしかして私のことでしょうか?私はれっきとした人間なんですが・・・・・・知らないうちに精霊とやらになってしまったのでしょうか?ーーーーーん?
「「・・・・・・あ」」
もんもんと考えていると警察(仮定)の1人と目が合いました。
「あ、安心して下さい、私は通りすがりの普通の精霊です。怪しいものじゃありません」
「せ、精霊発見!攻撃開始!」
「へ?」
目の前の女性は即座にこちらに銃を向けて発砲してきました。
どうなっているのですかこの国は!銃刀法違反と言うものがないのですか!?いや、あった筈ですけど!?
「見たことの無い霊波反応だと思ったら、新しい個体か。どんな能力かわからない!気を引き締めていくこと!」
「「「「「「「はい!」」」」」」」
銃弾やミサイルが雨ではなく滝のように降って来ます。それに巻き込まれて、ただでさえボロボロだった街がさらにボロボロになっていきます。気がつくと元のクレーターまで戻って来ていました。
この人達に無いのは、銃刀法違反じゃなくて秩序や常識です!・・・・・・あれ?なんで私は無事なんでしょう?ーーーーーなんですかこれは!?シールドが出ています。私は精霊ではなく魔法少女になったのですか!?バッドエンドまっしぐらじゃないですか!
神様、仏様、何処かの偉い人、誰でもいいから助けてください!
その時、頭の中にある神様でもなく仏でもなく、偉人でも無い、天使の名が浮かび上がりました。私はその名を叫ぶように呼びました。
「〈
名前を呼んだのに応じて黒い大鎌が出現し、出来ることが頭の中に流れ込んできます。
「さて、ここから反撃ーーーーーうわぁ!?」
格好良く決めようと思ったら、前方で爆発が起き、吹き飛ばされクレーターの中心まで転げ落ちてしまいました。
砂埃が収まり爆心地を見るとこちらのクレーターと同じようなクレーターが出来ており、中心に紫の鎧をつけた少女と玉座が現れました。
「〈プリンセス〉!精霊が2体同時なんてーーーーーみんな応援が来るまで頑張るわよ」
精霊?という事は1回めの空間震を発生させたのは私で決まりじゃないですか!?やだぁー!
〈プリンセス〉と呼ばれた精霊は剣を抜き、街に向かって斬撃を飛ばしました。
斬撃が飛んでいく方には青髪の少年が立っていました。
何故、ここに一般人が!?私も一般人ですけど!!
全力で地面を蹴り青髪の少年の前へ滑り込むようにしながら、天使を使用します。
「【
霊力の+-を反転する【
「お前達も私を殺しに来たのか?」
あまりの威圧感に青髪の少年は尻もちを着いてしまいます。私は今にも逃げ出したくてしかたがありません。足が震えて逃げられない訳じゃないですよ?
こんな事になっているのは全てあの空を飛ぶ痴女たちのせいです。あの─────長いから
「お前達も私を殺しにいたのだろ?ならば早めに始末させてもらおう」
「ちょ、ちっと待った!待った!殺す訳ないだろ!だいたい君は・・・・・・」
青髪の少年が尻もちを着きながらも叫びました。
この少年、勇気がありますね。私は怖くて声が出せないというのに・・・・・・あれ?この少年何処かで見た事あるような・・・・・・って、もうASTがこちらに来たのですか!?
空を見上げるとASTが近づいてきていました。先程よりも数が多い気がします。見ていると一斉にミサイルを発射してきました。
ちょっと、一般人がいるのに無視なのですか!?
取り敢えず霊力バリアーを展開し防ぎます。隣では〈プリンセス〉も同じことをしていました。
「こんなものは無駄となぜ学習しない・・・・・・」
この子は何度もASTに攻撃を受けているようです。〈プリンセス〉は空を飛びミサイルを次々と粉砕していく。
ーーーーーって、精霊は空は飛べるのですか!?今度、試してみましょう。ーーーーーうわっ!危ない!
一気に近づいて来た白髪の少女がビームサーベルらしき物を振るい、私はすれすれの所で躱し距離を取ります。白髪の少女は流れるように〈プリンセス〉の方へ行き剣をぶつけ合います。
な、なんて凄い剣技なんでしょう・・・・・・全く見えない訳では無いですけど・・・・・・なんか凄いです。・・・・・なんで見えるんでしょう?
見惚れていると、光剣と大剣が衝突し爆発が広がりました。
「あっ、少年!」
飛ばされていく少年に飛んでくる瓦礫を防ぎキャッチしてゆっくり下ろしていきます。少年は気を失っていましたが怪我は無さそうです。
さて、私はASTが来る前に帰りますか。
私はその場を後にしました。