〜6月29日〜
いつも通りの日常(十香ちゃんと折紙さんが言い合ったり、殿町君が変な事言ったり)を過ごし放課後になりました。
私はビックリすることになりました。何故ならある人の霊力を学校で感じたからです。時崎さんです。
なんで、時崎さんが?十香ちゃんや折紙さんと顔を合わせたら大変ですね。時崎さんが士道と移動し始めましたね。
士道と時崎さんはペットショップや服屋などをまわりクレープを買って公園で一息着きました。このクレープ中々美味しいですね、あむーーーーーぶっ!?
私はビックリして吹き出してしまいます。士道の手に付いたクリームを時崎さんが舐めたのです。随分と長いこと舐めてますね。時崎さんにはビックリさせられてばかりです。
その後、士道と時崎さんは別れて行きました。それにしても、あの分身は随分と霊力が少ないかったですね。なんででしょうか?
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夕食後、士道と琴里ちゃんがこんな事を言っていたことを思い出します。「モニュメントがなにか怪しい」って事でした。一応、調べに行きましょうか。
例のモニュメントの傍につくと、士道と時崎さんが居ました。ちなみに、例のモニュメントからは微弱ながら霊力を感じます。変なことが起きなければいいんですけど・・・・・
そう思ったのがフラグになった様に霊力が強くなりモニュメントが光だし2人が結界に取り込まれてしまいます。
まずいです。士道は結界のせいで〈
「〈
結界を突き破ろうとしましたが大鎌は空を切ります。吸収する前に結界が壊れたのです。中から士道と時崎さんが無事に出てきます。
「なっ、お前は・・・・・」
「あらあら・・・・・」
・・・・・退却します。
「待ってくれ!お前はーーーーー」
士道が後ろで叫んでいますがお構い無しにその場を後にしました。
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〜士道視点〜
狂三とモニュメントで会った時にモニュメントが光だし結界に閉じ込められ、精霊の様な存在《ガーディアン》が現れた。
狂三が応戦してくれたおかげで何とか無事に脱出する事が出来たが結界を抜けた先にいたのが意外すぎる人物だった。
「なっ、お前は・・・・・」
「あらあら・・・・・」
俺が出会った中で封印できていない狂三以外の存在〈リーパー〉。名前や顔すら分からない謎に包まれてる精霊だ。行動に一律性がなく何を考えているのかが分からない。
まさか、この事件に関与しているんじゃないか?そんな、考えを頭をよぎる。
〈リーパー〉はその場を去ろうと体の向きを変えた。
「待ってくれ!お前は今、起きていることを知っているのか!お前がこれを起こしているのか!何でもいい知っている事があったら教えてくれ!」
しかし、〈リーパー〉には俺の声は届かず、そのまま闇に姿を消してしまった。
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〜6月30日〜
昨日はやってしまったぁぁぁぁああ!!
よし、もう放課後ですし切り替えましょう。
あのモニュメント、取水塔や結界と同じ霊力を感じましたね。取水塔もそうですが結界の霊力が大きすぎてそれを実際に調べないと分からなかったですね。多分ですが、モニュメントと取水塔は結界を支えている場所でしょう。あと、いくつあるのでしょう・・・・・
結界・・・・・神聖な物・・・・・神社・・・・・
よし、あるか分からないですが神社行ってみましょう。あればいいなぐらいの気持ちで行きましょう。
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途中、琴里ちゃんを背負った士道がいました。琴里ちゃん、少し体調が悪そうでしたけど士道がついてますし大丈夫でしょう。兄妹仲睦まじいですね。
さて、神社に着きましたが・・・・・ありましたよ・・・・・
神社の横の御神木。まさか、本当にあるとは思いませんでした・・・・・
これで3箇所・・・・・あれ?
疑問に思った事があり携帯で地図を見る。天宮タワーのモニュメント、湖の近くの取水塔、神社の御神木この3点を結ぶと、ちょうど真ん中にあるのは・・・・・
「新天宮タワー・・・・・」
そう言えば、前に新天宮タワーに違和感を感じたんでした。何故、忘れたのでしょうか?
私は不思議な事に疑問を感じたのでした。