少女は或美島に修学旅行で向かった
今日から修学旅行です。何故か沖縄だったのに或美島になりました。どこかの旅行会社が観光PRのために旅行費全部持つという破格の条件を学校に出したそうです。
そして、驚くことにエレンさんと再会しました。先生から、旅行会社から派遣されたカメラマンと言うカタチで紹介されました。
ちなみに、このカメラマンという言葉ですが、日本では間違って使われています。日本で言うカメラマンは英語ではフォトグラファーです。
英語で言うカメラマンはTVスタジオなどでカメラを操作している人たちの事なのです。
通常の一眼カメラなどで写真を撮影する人のことは、国際社会ではカメラマンとは呼ばなくて、フォトグラファーと呼ぶのが常識だそうです。
あちらは、まだ気がついてないようですが、あとで声をかけましょう。
「また謀ったな鳶一折紙!!こちらの席は景色が遠いではないか!!貴様知っていたな!!」
「座席の希望を出さないあなたが悪い」
「ぐぬ〜!」
前の席の十香ちゃんと折紙さんが士道を挟んで言い合いを始めました。士道、眠たそうにしてましたけどあれじゃあ寝れませんね。
タマちゃん先生がキャビンアテンダントさんに謝ってますし、キャビンアテンダントさんは苦笑いしてます。
「士道、見て、雲が絨毯のよう」
「ジュータンなら通路にも敷いてあるぞ!ほら、見るのだシドー!!」
「少し寝かせてくれないか・・・・・」
ーーーーーパシャ
フラッシュと共に士道が写真に撮られます。エレンさんです。
「突然失礼しました。でも、とてもいい表情が撮れましたよ」
「あ、はぁ・・・・・?」
エレンさんはそのまま席に戻って行きました。その間、十香ちゃんは士道にエレンさんの事を聞いていました。さては、先程の先生の説明を聞いてませんでしたね。
あっ、あいまいみーコンビがエレンさんの方に行きましたね。
「うわぁ〜!すっごいカメラ!」
「高いんでしょ?コレ。うん10万とか!」
「マジ引くわー」
あのコンビ凄いですね。あの、クールな感じのエレンさんが戸惑っています。
「3人とも落ち着いて下さい。エレンさんが困っていますよ」
「あ、貴女はっーーーーー!」
「お久しぶりです、エレンさん。その節はお世話になりました」
「なになに?2人は知り合いなの!?」
「どゆうこと!?」
「マジ引くわー!?」
「それはーーーーー『当機はまもなく最終の着陸体制に入ります』ーーーーーっと、席に戻らないといけませんね。では、また後で」
私は、3人組を席に追いやって、エレンさん一言声をかけて自分の席に戻り3日月型の或美島を視線を落としました。
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最初は資料館の見学ーーーーーって、あれ?士道と十香ちゃんは?
気がつくと2人の姿が消えていました。はぐれたのでしょうか?
仕方がありませんね。霊力を探ってみますか・・・・・あれ?他の霊力を感じる・・・・・って!これは、精霊!?
士道達の近くに新しい精霊がいるみたいですね・・・・・本当に士道いる所に精霊ありですね。さて、何故か同じ霊力の精霊が2人いるみたいですし、急いで向かいましょう。
士道達の元へ駆け足で向かいます。士道達に近づけば近づくほど風が強くなってきました。精霊のせいでしょうか?
そして、士道達の元に着いた時そこに居たのは、士道の両サイドに腕を組みながらくっついている顔のそっくりな2人の精霊と、そんな2人に戸惑っている士道、何故か目を回している十香ちゃんでした。
「士道?これは一体どういう状況なのですか?」
「いや、俺にもわからん・・・・・」
こうして、私達の修学旅行は2人の精霊と共に始まりました。
少し気が早いですが或守インストールについてのアンケートを取りたいと思います。テーマは普段とは違う環境、違う人間関係下での話です。千夜ルートで4つその話を作りたいと思います。書き始める時に投票数が多いの4つを描きたいと思います。
或守インストール編について
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家族系(兄妹・姉弟など)
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学校系(先生・後輩など)
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非日常系(ファンタジーなど)
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仕事系(仕事の関係)
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他人系(他人どうしの出会い)