戦闘描写難しい・・・・・
夕日が沈み始め、みんなが戻ります。そんな中、士道は微妙な顔をしていました。
「士道?どうかしましたか?」
「えっ?・・・・・いや、大丈夫だ」
「大丈夫な顔ではないですよ、その顔は。どうせ、耶倶矢ちゃんと夕弦ちゃんの事ですよね?私でいいなら相談に乗りますよ?」
「千夜にはお見通しか・・・・・それじゃぁ、頼む」
「任されました」
2人で浜辺を歩きながら話します。そして、耶倶矢ちゃんと夕弦ちゃんがお互い自分じゃ無い方を選んで欲しいと士道に伝えたことを聞きます。
「なるほど、喧嘩している割にはビーチバレーで息ピッタリでしたし、とても仲良さそうに見えたのにも納得がいきますね」
「千夜・・・・・俺はどうすればいいんだ?あの2人は、耶倶矢と夕弦はお互いを生かす為に自分が消えようと考えている。そんなの悲しすぎるだろ。俺はどちらかなんて選べない、2人もと消えて欲しくないんだ」
お互いがお互いの事を思って消えようとしている。なんとも皮肉なものですね。士道は消えるほうを、残るほうを選ぶ事を託されています。どっちを選んだところで恨まれるでしょうし、士道自身がそれを良しとしないでしょう。
「ーーーーー別にどちらかを選ぶ必要はないのでは無いのでしょうか?」
「えっ?」
「選択肢がないなら作ればいいのです。ありますよね?士道にしか選べない選択肢が。それに士道は自分で今、言ったじゃないですかーーーーー2人とも消したくないって。つまり、2人とも助けたいんでのしょ?なら、もうやることは決まっているじゃないですか。相手は精霊です、士道がやるべき事は1つだけ、それはーーーーー」
「ーーーーーデートしてデレさせる・・・・・っ!」
キツそうな顔から、何時ものような顔に戻ってきました。これでもう大丈夫ですね。
「そうです、正解です。なんですか、ちゃんと分かっているじゃないですか。・・・・・もう、大丈夫ですね?」
「あぁ、ありがとうな千夜。そうだよな、俺は何を迷っていたんだ。俺がやる事は2人をデレさせて霊力を封印すること。そして、2人とも救う事だ。俺は、あんなに仲がいい2人にお互いのために身をけずって欲しくない」
「それでこそ士道です。頑張ってくださいね」
「あぁ、千夜。ありがとうな、俺に選択肢をくれて」
「いいですよ。選んだのは士道です。さて、戻りましょう」
私たちは、ホテルに向けて歩き始めました。
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士道は失敗したようですね。外で同じ霊力がぶつかり合うのを感じます。十香ちゃんも霊力を解放して誰かと戦っているみたいです。
でも、ここで諦めるあなたでは無いですよね?士道。
「さて、私も手助けしに行きますか。〈
私は天使を解放して士道と十香ちゃんの元へ向かいます。あっちでは耶倶矢ちゃんと夕弦ちゃんが戦っており、そっちではフラクシナスとどこかの空中艦が戦っています。あちらこちらで戦っていますね。
さて、着きましたが・・・・・これはいったいどういう状況なのでしょう?士道と十香ちゃんと対峙しているのは、エレンさんと6体の機械。
エレンさんってもしかしてAST?いや、イギリスにいたことを考えみるとDEM社の社員?
そんなことを考えているとバンダースナッチと呼ばれた機械人形が動きを止めます。戸惑っているエレンさんを置いて士道達は八舞姉妹の方へ向かって行きました。
「ま、待ちなさいっ!ーーーーーっ!?」
士道達の後を追おうと踏み出すエレンさんに向かって鎌を振り下ろします。ギリギリの所で踏みとどまり距離を取られました。生身で普通に避けるとか十分化け物クラスですね。それに、今纏った機器、ペンドラゴンって言いましたっけ?ASTのより俄然性能が良さそうです。
「貴女はっ!?〈リーパー〉!?ちょうど良かったです。逃げ出した〈シスター〉は貴女が関与しているらしいですね?彼女の居場所を吐いてもらいましょう。それに、貴女の能力と存在にアインがとても興味を持っていました。ここで捕えさせてもらいます」
ブレードを二本抜き斬りかかって来ます。鎌の柄の部分で受けますがーーーーー
「重っ!?」
これ、人間の出力じゃないですよ。完全体の時の十香ちゃんに近いパワーです。
「【
私は能力を使って、死神を生成して送り出しますがーーーーー
「はぁぁぁぁぁ!!」
すぐに蹴散らされてしまいます。強すぎないですか?
どうしましょう、【
さて、今やった限りでは力では劣っていますが速度では勝っています。速度で撹乱しましょう。
全力で動き回り鎌を振りを攻撃します。しかし、器用に受けられ防がれてしまいます。速度では勝っているのになんでついてこれるのですか!?なら、からめ手です。
サイズを絞った死神を作り出し死角に置き、先程と同じように速度を活かして攻撃します。やはり、防がれてしまいます。でもーーーーー
「今!」
「っつ!?」
隠れていた死神の攻撃は通りましたが直前に気が付きかすり傷しか付けれませんでした。そのまま死神も斬られて消滅します。
もう1度やりましょうか・・・・・いや、動きを読まれて反撃されそうですね。どうしましょうか・・・・・
「本当に強いですね・・・・・何者なんですか?貴女は」
「情報では〈リーパー〉は対話をしないと聞いていましたが間違いだったのでしょうか?」
「今までしたことが無いだけですね。それで貴女は一体なんなんですか?ASTの鳶一折紙よりも、DEM社の崇宮真那よりも確実に強い。恐らくDEM社出身でしょうけど」
「私は世界最強のウィザードですよ。それにしても、よく喋りますね?時間稼ぎのつもりですか?」
「そうですよ。士道ならあの二人をどうにかしてくれます。必ず」
「また、五河士道ですか・・・・・彼は一体何者なんですか?精霊の現れるところに危険を省みず自ら向かい、精霊に慕われ、精霊の力を使う。更には総合危険度の最高ランク、Sランクの〈リーパー〉にこれ程までに信用されている」
「士道はただの人ですよーーーーー根が真っ直ぐでとても優しいねっ!!」
言葉の終わりと共に飛び掛り鎌を振るいます。しかし、やはり当然のようにブレードで受け止められます。
「無駄ですよ。貴女では私に勝てません」
「まだまだっ!!【
「何をーーーーーっなぁ!?」
急激に成長し伸びた木々の根っこがエレンさんを襲います。
「ちっ!!こんな物!!」
「(
エレンさんが根っこに戸惑っている間に周りの木々を急成長させ巨大化させます。
「潰れろっ!〈
木の根っこの部分だけを殺し、樹齢何万年の木々が一斉にエレンさんに向かって倒れます。
「くっ!こんなものーーーーーっ!?なぁ!?」
突然、降ってくる木を斬りつけようと1歩前に出たエレンさんがすっと消えました。
あれ?どこに消えました?魂を観測・・・・・え〜っと、位置は・・・・・土の中?あいまいみーコンビ、こんな所にも落とし穴を作っていたのですか?それにしても深いですし木で穴はふさがっているしエレンさんも咄嗟のことすぎて気絶してしまっているみたいですね。
ちょうど、勝負がついた所で海岸から物凄い爆発音が聞こえました。あっちも、終わったみたいですね。
・・・・・さて、耶倶矢ちゃんと夕弦ちゃんの為に服を用意しましょう。
私はこれから士道にひん剥かれるであろう2人の為に着替えを用意する為、ホテルに戻ったのでした。
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帰りになりました。本当にこの修学旅行は滅茶苦茶でしたね。楽しかったですけど。
私の目の先では士道を取り合って、十香ちゃん、折紙さん、耶倶矢ちゃん、夕弦ちゃんが腕を引っ張っているます。
私は、スマホのカメラを起動し5人向けてパシャリとシャッターをきりました。
「うん、みんないい表情です」
こうして、私の修学旅行は幕を閉じました。
※アンケートについて補足
家族系は、兄妹・姉弟になる。いとこアリ。
学校系は、どちらかが先生か後輩になります。
非日常系は、異世界や魔法少女みたいな感じです。
仕事系は、アイドルとマネージャーみたいな仕事上の関係になります。
他人系は、お客と定員みたいな感じです。
或守インストール編について
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家族系(兄妹・姉弟など)
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学校系(先生・後輩など)
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非日常系(ファンタジーなど)
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仕事系(仕事の関係)
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他人系(他人どうしの出会い)