槍と鎖を躱し、風に抗いながら突き進みます。四糸乃ちゃんの氷塊は飛んできません。どうやら、時崎さんの対応におわれているみたいです。
今は、士道が時崎さんの影の中で美九さんに十香ちゃん救出の邪魔をしないでくれと説得をしているところです。
上手くいくといいんですけど・・・・・あっ、出てきました。
「お姉様!」
「無事であったか!」
「安堵。なりよりです」
四糸乃ちゃんと耶倶矢ちゃん、夕弦ちゃんは戦いをやめて美九さんの元へ駆け寄ります。うらやまーーーーーゲフンゲフン。
「士道さん、立てまして?私の時間も無尽蔵ではありませんし。そろそろ退散しますわよ」
「待ってくれ狂三。もう少しで・・・・・」
士道がそこまで言いかけると、氷塊が降ってきました。大鎌で切り裂き軌道を逸らします。
士道の様子だと、まだ約束は取り付けれてないようですね。
「お姉様の敵は許しません」
「四糸乃・・・・・」
「状況が理解出来まして?〈
士道と時崎さんは加速し離脱しました。
ーーーーーあれ?私は?
私は慌ててその場から逃げ出しました。
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えっと、2人は・・・・・居ました。
霊力を辿って2人の元へ急ぎます。と、そこでーーーーー
ウゥゥゥゥゥゥーーーーーーーーーーー
けたたましくサイレンの音が鳴り響きます。
空間震警報!?でも、おかしいですね。霊力は感じられません。十中八九大暴れする為に人々の目の届かないようにしたいのでしょう。なので次にくるのは敵の戦力。
予想通り、DEM社の方から大量のバンダースナッチとウィザードが飛び出してきました。
相変わらずすごい数ですね。お金と人員は居るみたいです。
さて、士道と時崎さんと合流ーーーーーあっ!!また移動しました。次はDEM社の方ですね。しかも、十香ちゃんが囚われている建物の近くです。さすが時崎さんの情報収集能力は凄いですね。
はぁ・・・・・もう一度移動しましょう。
士道と時崎さんの霊力を辿って行くと途中で2人は別れてしまいます。
何考えてるんですか!?士道1人なんて危険すぎます。・・・・・あれ?もう1人誰かいますね。この魂のパターンは・・・・・えっと・・・・・あっ、そうだ真那ちゃんです。
これなら、安心ーーーーーって、あれ〜?今、紅い機器を身にまとった人と一緒に真那ちゃんっぽい子が飛んでいきませんでしたか?士道、また1人じゃないですか!!
私は、急いで彼の元へ向かいました。
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