開かれた扉の向こうに居たのは、折紙さんでした。 あっ、これ絶対面倒臭い事になるやつですね・・・・・
「お、折紙!?一体なんでここに!?」
「偶然通りかかった」
いや、絶対嘘ですよね?
「私も混ぜて」
「折紙、俺たちが今なにをしているかわかってーーーーー」
「王様ゲーム」
「えっ・・・・・え・・・・・」
間髪入れずに答える折紙さんに対して士道は困惑してます。
やっぱり、知ってて来ましたよね。
「実は私は熱狂的王様ゲームフリーク。国内に10名しかいないS級ランカーの1人。無茶ぶりトビーと言えばその筋では知らないものはいない」
「そんな物知ったことか!貴様の参加など認めぞ!!」
「狭量な女」
「なんだと!」
「良いでは無いか。愚かな挑戦者を受け入れるのもまた王の器よ」
「同意。マスター折紙であれば夕弦は依存ありません。是非S級ランカーの技を見せて頂きたく思います」
「私も別にいいですよ〜」
「ぐぬぬ、しかし割り箸の数が足りぬでは無いか」
「それなら用意してある」
耶倶矢ちゃん、夕弦ちゃん、美九さんは折紙さんの参加を許可しますが十香ちゃんは絶対に認めたくないようです。
「なんつー周到な・・・・・」
「絶対分かってて準備してますよ、これ。それにしても、無茶ぶりトビーですかこんな所で会えるとは思ってませんでした」
「千夜、知ってるのか?」
「ええ。ちなみに私は不参加の千夜と呼ばれています」
「・・・・・今は気にしないでおこう」
「さぁ、引いて」
「勝手に進めるな!鳶一折紙の参加など私は認めん」
「私これー」
「選択。夕弦はこれにします」
「では、私も」
「はぁ、仕方がないわね。私はこれ」
「じゃ〜よしのんも」
「・・・・・うむ」
「やれやれ・・・・・」
「まぁ、選ぶしかないですよね」
十香ちゃんの反抗は虚しく他のメンバーは次々と割り箸を掴みます。
「あなたはどうするの?負けるのが怖いの?」
「貴様、言うに事欠いて!だったら私も引くぞ!引いてやるとも!・・・・・こっちだ!!」
全員が選んだところでお決まりのセリフを言います。
「「「「「王様だーれだ!」」」」」
「私」
間髪入れずに折紙さんが王様を宣言します。士道はそれに対して微妙な声を上げました。
「6番を引いたものはその場で立ち、自らのスカートを捲り上げて下着を露出させ、そのまま1分キープ」
「「「「「!!!?」」」」」
皆からは驚きの声が漏れます。まぁ、こんな命令をされたらびっくりしますよね。私では無いので一安心です。あれ?スカートをって事はスカートじゃない士道だった場合どうなるのでしょうか?
「まぁ、素敵な命令です〜」
「ふざけるな!?そんなことが出来るかぁ!!」
6番は十香ちゃんだった見たいですね。あと、そこのアイドル、今問題発言しましたよね。
「そう、ならばやらなくても構わない。その代わり王様の命令を拒絶した貴女は反逆罪となり、ゲームから除外される」
「除外?抜けるってこと?」
聞いたことのないのか琴里ちゃんが折紙さんに聞き返します。
「そう、それを繰り返していき最後に残った者が真の王となる。そして、真の王はゲーム参加者の中から1人を選び1日の間、好きにすることが出来る。それが王様ゲームのエクストラルール、キング・オブ・キングス」
「キング・オブ・キングス・・・・・」
「ふふふ、面白くなってきましたね」
士道はまたしても困惑しているようです。そして美九さん、貴女は状況適応能力高すぎではありませんか?
「真の王になれば1人を1日好きに・・・・・だと?鳶一折紙、何を考えている!」
「ペロリ」
「ひっ!」
折紙さんは士道を見て舌ずりをし、士道は悲鳴を上げます。これは、折紙さんに勝たせてしまうと士道の貞操が危険な気がします。
「命令を執行出来ないのなら、夜刀神十香は反逆罪としてゲームから除外ーーーーー」
「待て!やらないとは・・・・・言っていない・・・・・」
「お、おい十香!早まるな!」
「大丈夫だ。シドーを鳶一折紙などに・・・・・渡しわせん!!」
そう言い、十香ちゃんはスカートを捲りあげました。下からは可愛らしいショーツがあらわになります。
「十香さんたらなんて可愛らしいお召し物を・・・・・あれ?ダーリン見ないんですか?」
「見られるか!!」
「鳶一折紙!!早く1分数えんか」
「ちっ・・・・・いーちー・・・・・にー・・・・・さーんー・・・・・」
「貴様!ゆっくり数えているだろ!!」
「話しかけるからどこまで数えたか分からなくたなった。もう一度やり直す。いーちー・・・・・」
「貴様!!」
「はいはい、ストップよ。次に行くわよ、次に」
琴里ちゃんが強制的に止めて次にに移行します。
「「「「「「王様だーれだ!」」」」」」
「私」
またですか。それにしても、異様に自分が王様だと察知するのが早いですね・・・・・考え過ぎでしょうか・・・・・
「7番はこれをマイクに向かって読む事。出来ないのなら反逆罪」
「ーーーーーひっ・・・・・」
7番は四糸乃ちゃんだったみたいで、紙を読んだ瞬間顔を真っ赤にして息を詰まらせました。
「うっはー、やるねぇあの子。ちょーっと四糸乃にはヘビーかなぁー?仕方ない、ここはよしのんが・・・・・」
「もちろん、音読はくじを引いた者が行わねばならない。そのルールを違えた場合、対象は即刻失格となる」
「あぁん、いけずぅ」
よしのんがそこまで言うとは・・・・・一体どんな内容を四糸乃ちゃんに読ませようとしているのでしょうか・・・・・
「出来ないのなら構わない。その代わり、あなた反逆罪」
「や、やります・・・・・」
困ったような顔をしていた四糸乃ちゃんでしたが、意を決しってマイクをとりメモを読み上げます。
「わ・・・・・わたしは、おとなしい顔を・・・・・していますが・・・・・ほ、本当は、とても、い、行けない女の子・・・・・です。男の人を、見ると・・・・・身体が熱くなってきて・・・・・その、あの・・・・・え、えっちな・・・・・気分に・・・・・なります。今も、欲しくて・・・・・たまりません。し、士道さんの、ふ、太くて・・・・・硬い・・・・・その・・・・・」
えっろっ!?折紙さん?四糸乃ちゃんになんてもんを読ましているんですか!!?
早く止めないと!!私の純粋でピュアな四糸乃ちゃんが!!!?ーーーーーあれ?純粋とピュアって一緒の意味でしたっけ?ーーーーーってそんな事はどうでもいいです!!
「四糸乃ちゃん、ストッーーーーー」
「ふ、ふにゅう・・・・・」
「「四糸乃(ちゃん)!!?」」
四糸乃ちゃんはボンッ!と頭から湯気を出して倒れてしまいました。
令音さんが倒れた四糸乃ちゃんを支えて、様子をみてくれます。問題は内容ですね。
「彼女は最後まで文章を読み切れなかった。反逆罪として除外する」
淡々とゲームを続ける折紙さん。四糸乃ちゃんの仇、絶対にとってやります。
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「「「「「王様だーれだ!」」」」」
「私」
「「また(かよ)(ですか)!?」」
本当に何か仕込んでいるんじゃないんですか!?
「次は、1番と2番。2人まとめて片付ける」
私ではないですね。さて、誰が当たったのでしょうか。
「ほぉう?片をつけると申したか」
「反応。簡単に言ってくれます」
耶倶矢ちゃんと夕弦ちゃんの2人が不敵な笑みを浮かべます。
あっ、こら2人とも、名乗り出たら良いようにされちゃいますよ。
「くく・・・・・言っておくが、我らを十香や四糸乃たちと同格と思わぬことだ。下着の露出や隠語の羅列など、我らの前には児戯も同然」
「首肯。むしろ、実は恥ずかしいのに、それを必死に取り繕いながら下着をみせたり、えっちなことを言う耶倶矢は夕弦のご褒美にしかなりません」
「あ〜それよくわかりますぅ〜」
「ちょ、ちょっと、夕弦!美九まで・・・・・!」
さて、この2人に対して無茶ぶりトビーはどんな命令をするのでしょうか。
あと、そこのアイドル。今日、暴走しすぎですよ。
「1番と2番は、5分間互いの乳房を揉み合い、その感想を素直に述べ合うこと。10秒以上無言が続いた場合は失格と見なす」
耶倶矢ちゃんと夕弦ちゃんは余裕と言ったんさ感じに返してますが・・・・・大丈夫でしょうか?
「くく、ではゆくぞ、夕弦」
「首肯。誰か時間を数えていてください」
そう言って、お互いの胸を揉み合いました。
最初はお互いの胸の大きさや形について褒めあっていましたが、1分を超えたあたりから雲行きが怪しくなってきました。
「ね・・・・・ねぇ、夕弦・・・・・」
「反応。なん・・・・・ですか、耶倶矢」
「直接、触っちゃ・・・・・駄目?」
「・・・・・思案。皆・・・・・見ています」
「夕弦ぅ・・・・・」
「耶倶矢・・・・・」
ゆるゆり、ゆるゆり、ゆるゆり、さんはいっ!あっ、駄目ですねーーーーーこのまま行くとR18指定が入りそうです。
「2人ともストップした方がいいのでは無いのでしょうか?」
「そうだ!2人とも1回落ち着け!」
「う、うん・・・・・き、棄権・・・・・しとく」
「同調。・・・・・これ以上続けると、なんだか・・・・・」
はい、夕弦ちゃんそこでストップね。言わなくていいですよ。危なかったです、ゆるゆりを突破して、がちゆりになってR18指定が入るところでした。
「命令を最後まで実行できず。ゲームから除外」
折紙さん、エグイですね・・・・・
まだまだ、無茶ぶりトビーのターンは続きます。
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