識別名:リーパー【完結】   作:兎秤

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 2回目の非日常デートです。テーマは【仕事】【着物】【耳かき】です。

 繋ぎが雑ですみません・・・・・


少女は耳かき店に勤めた

〜士道視点〜

 

「ここか・・・・・」

 

 俺は殿町の紹介で耳かき、耳マッサージ専門店に来ていた。今はネット等で耳かき音が流行っているらしく、バイノーラルやら、AMSRやらを1度聞いてみたが確かにリラックス出来た。それで、この耳かき、耳マッサージ専門店に興味を持ち、今日来てみたのだ。殿町が言うには、音だけとは比べ物にならないくらい気持ちがいいらしい。

 

 和風で小さな屋敷のような外観の建物に入り、奥の個室に案内される。畳に襖という最近はあまりみない内装とその匂い、耳かき、耳マッサージ専門店という初めての空間に少し緊張する。

 

「失礼します」

 

 声とともに襖が開かれ、着物をまとった白髪の少女が部屋にはいってきた。

 

「今回の担当になります、魂月千夜です。本日は魂耳庵(こんじあん)にご来店いただきありがとうございます。どうぞ、ごゆるりとおくつろぎください」

 

 やばい・・・・・すげぇ可愛いな。

 

 着物の少女に少し緊張しながらも頷き、そのまま話を聞く。

 

「本店では耳かきのみの『お掃除コース』、マッサージのみの『揉みほぐしコース』、両方の『贅沢コース』とありますが、本日は『贅沢コース』でよろしかったでしょうか?」

「は、はい」

「かしこまりました。では、さっそく始めていきますので、私の太ももに頭を乗せてください」

「えっ・・・・・?」

 

 膝枕されるのは音声では定番だが、まさか本当にして貰えるとは思っていなかった為、思わず声を出してしまった。

 

「どうしましたか?もしかして、照れているんですか?いいんですよ、遠慮しないでください。膝枕はどのコースでもしますので。ほらーーーーー」

 

 手を引かれて、そのまま膝枕をされる。後頭部に柔らかな感触といい匂いで、既に頭が回らずなすがままになってしまう。

 

「それでは、始めていきます」

 

 ゆっくりと、耳のマッサージが始まった。耳を細く柔らかな指が耳を刺激する。音声だけではなく、感覚もある分、さらに気持ちがいい。殿町がはまるのも納得がいく気持ちよさだ。

 

「どうですか?力は弱くないですか?」

「もう少し強くても大丈夫です」

「かしこまりました。ではーーーーー」

 

 次の瞬間、激痛が走った。

 

「痛だだだだだだだだだ!!?」

「どうですか?」

「痛いです!」

「よく効いている証拠です」

「いや!すごい痛いんですが!?」

「生きている証拠です」

「こんな事で命を実感したくないですよ!」

「おそれいります」

「褒めてない!もう少し、弱くお願いします!」

「かしこまりました」

 

 そこからは、普通の耳のマッサージだった。5、6分程続けた所でマッサージは終了した。

 

「次は、耳かきになります」

「あの?すみません」

「はい?どうかされましたか?」

「耳かき棒の持ち方がすごく怖いんですけど・・・・・」

 

 具体的に言うと、人を襲う時の包丁の持ち方だ。

 

「大丈夫です。私、鼓膜を破った事はありませんので」

「何が大丈夫なんですか!?」

「私の耳かき、天に昇るほどって言われるんですよ?」

「気持ちよくてですよね!?生命の危機を感じるんですが!?」

「痛いのは最初だけです」

「痛いのが前提!?すみません!ここまででいいです!!」

 

 慌てて、起き上がろうとするが何故か起き上がれない。見ると、魂月さんが俺の体をがっしりと片手で固定していた。

 

「大事な実験だーーーーーゲフンゲフン!・・・・・お客様をこのまま返すわけにはいきませんので」

「今、実験台って言いかけた!絶対、言いかけたでしょ!」

「それでは、ゆっくりとお楽しみください」

「いやぁー!!」

 

 

 

 

 

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