識別名:リーパー【完結】   作:兎秤

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 お気に入りに追加ありがとうございます。

※注意※
 今回、料理レシピっぽい何かが出てきますが、実際に作って美味しくなるかは分かりません。試す場合は自己責任でお願い致します。


少女は料理対決に参加した

「あれ?ここは・・・・・」

 

 気がつくと学校の廊下にたっていました。すでに、窓から差し込む陽の色はオレンジになっていました。

 

 確か、授業が終わって帰ろうとして・・・・・

 

「どうやらまた、或守の仕業で非日常デートとやらが発生したらしいな」

 

 本当に急に始まりましたね。今回は、マッサージと耳かきでしたか。ちょっと、楽しかったです。

 

「し、士道。マッサージ、どうでしたか?気持ちよかったですか?」

「いや、まぁ・・・・・うん。最初の力ぐらいがちょうどいいな」

「そうですか・・・・・また、やって欲しい時があったら言ってくださいね?他のマッサージも出来ますし、耳かきも」

「ははは・・・・・そうだな。ありがとう」

「では、料理対決の時に」

「あぁ、また後でな」

 

 士道と別れて、私はそのまま家へ帰りました。

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

 家に帰ってから、みんなで料理勝負に使う買い物に行きました。途中、折紙さんが何故か食品売り場ではなく、薬品売り場に行こうとしたり、折紙さんが士道が家のトイレでの呟きを知っていたり、折紙さんがーーーーー折紙さんばっかりじゃないですか!自重してほしいものですね・・・・・まあ、無理ですよね。

 

 それぞれ、食品を買い終え家に帰ります。士道の家のキッチンは一つしかないため、皆は精霊マンションで調理をするみたいです。私は家で作りましょうか。

 我が家はオール電化!火の扱いが怖い、子供やペットが心配という、そこの貴方!是非オススメですよ!オール電化なら殆ど火事の心配はありませんので!

 

 さて、材料を持って家に戻りましょうか。ーーーーーあれ?或守ちゃんはつくるのでしょうか?材料は多めに買ってきましたし(なんせ、ゲームの中だからお金がかからない→普段よりもいい物を買うしかない!)或守ちゃんも誘ってみましょうか。

 

「或守ちゃん、或守ちゃんや」

「はい。魂月千夜、なんでしょうか?」

「千夜でいいですよ。或守ちゃんもなにか作りますか?材料はいっぱいありますし、このイベントに参加することで何か『愛』についてのヒントが得られるかもしれませんし」

「成程・・・・・自ら攻略ヒロインとしてのイベントの経験をすることでの情報収集ですか。分かりました。では、よろしくお願いします。千夜」

「それじゃぁ、行きましょうか」

 

 私は或守ちゃんの手を取って家に向かいます。

 

 材料を机に置き、手を洗って作業を始めます。或守ちゃんにはある物はなんでも使っていいと言ってあるので自分で何かを作り出しました。

 

 さて、私が作るのはフルーツスムージーです。みんな、何か単品で作ってくるでしょうし、どうせなら思考を変えて飲み物を作ろうと思いました。フルーツジュースとも迷いましたが流石にそれは手抜きすぎるかと思いスムージーにすることにします。そう言えば、フルーツジュースでフルーツの断面をプリントしていいのは100%のジュースらしいです。

 

 用意したのは、今が旬(9月)の林檎です。ちなみに、さんフジと言う高級な甘みが強い林檎と紅玉と言う皮を剥かなくても癖がなく食べれ、とても酸味が強い林檎を用意しました。他にもフルーツを買いましたが使いません!或守ちゃんに全部あげちゃいました。

 さて、2つの林檎の他には無調整豆乳を用意しました。折紙さんいわく(盗聴)、士道は十香ちゃんが来てから栄養バランスが崩れ気味らしいです。十香ちゃんはガツガツしたものが好きですし、しょうがないですね。そこで、取り出したるは無調整豆乳!牛乳でもいいんですが、よりヘルシーな豆乳にしました。

 

 さて、さっそく作りましょうかーーーーーえっ?何、或守ちゃん?ーーーーーゼラチンがないかって?確かそこの棚の中にあったはずですよ?ありましたか?よかったです。

 ーーーーーよし、作りましょうか!

 

 まず、さんフジと紅玉をくし形切りにします。さんフジは皮を剥いて、紅玉はそのままです。数は8:2ぐらいの量ですね。ラップまたはオーブンペーパーを敷いたバットに並べ、ラップをかけて凍らせます。バットは野球のバットではありませよ?トレイみたいなやつの事です。

 冷凍はそのままでもできますが、変色が気になるので塩水にさっと浸けて、水気をきってから冷凍します。

 

 後は、凍った物と砂糖と豆乳をミキサーにかけて終了です。だから、凍るまで暇です!

 

「お〜い、千夜。調子はどうだ?」

「士道?どうしましたか?」

 

 冷凍されるのを待っていると士道が訪ねてきました。

 

「いや、何か出来ることは無いかなって」

「ないですね」

「うっ・・・・・暇そうだけど、もう完成したのか?」

「いいえ、今は仕込み中です」

「そうか、楽しみにしてるからな」

「え?」

 

 私の料理を?楽しみにしている?士道が?

 

「なんでですか?」

「そりゃ、何気に千夜の料理って食べたことないし、四糸乃が前に美味しかったって言ったしな」

 

 そう言えば、前に四糸乃ちゃんに料理をふるいましたね。それにしても、士道が楽しみにしてる・・・・・なにか変な感じがしますね。何ででしょう?でも、悪い気はしません。

 

「今回は簡単なものですから、また今度ちゃんとした物を作りますよ」

「おう、じゃあ楽しみにしてるからな。また、後で」

 

 士道が家から出ていき、私一人が取り残されます。しばらくして、気合を入れ直しました。

 

「よし!張り切ってやりますか!」

「何を張り切るのですか?」

「うわぁ!?或守ちゃん!?」

「はい。或守です」

 

 そう言えば、いたの忘れていました。

 

 その後、気を取り直して冷凍庫を開けましたが、まだ凍ってなくて、もう一度気を落としました。

 

 ・・・・・もう、四糸乃ちゃんに凍らしてもらおうかな?

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