おかしいな・・・・・12時間だけなのに・・・・・
本当は〈
今から晩御飯なのですが、凛音が帰ってきたということで鉄板焼きパーティーになった為、私はそこに参加しています。
参加メンバーは私、士道、琴里ちゃん、十香ちゃん、折紙さん、四糸乃ちゃん、時崎さん、凛音、耶倶矢ちゃん、夕弦ちゃん、美九さん、万由里ちゃん、鞠亜ちゃんです。すごい人数ですね・・・・・
「四糸乃ちゃん、今日も可愛いですねー。1週間でどの日が一番可愛いんですかー?」
「え、えっと・・・・・わ、分かりません。ゆ、夕弦さん・・・・・こういう時はどう答えたら・・・・・」
「指南。マスター折紙も言っていました。自分が可愛くない時などない、女はいつでも好きな人のために可愛くなると」
「おー、それは折紙ちゃんかっこいいねー!四糸乃もズバッと言い切っちゃおう、ズバッと!」
「え、えぇ・・・・・私、どうしたら・・・・・」
「ほう・・・・・これが今宵、灼熱の業火をもたらすという漆黒の大盾か。これでじわじわと贄を焼き尽くすわけだな・・・・・」
「では、試しに耶倶矢を鉄板に上げてみましょうか。折紙、耶倶矢を縛ってください」
「任された」
「ちょ、ちょっと待て!贄が私なんて一言も言ってないし!」
「それなら邪魔せずにあっちで他の人と戯れていてください。油が引けませんので」
「わ、わかった!く、くっくっく・・・・・我は今宵の晩餐を静かに待つとしよう」
「では鞠亜、私はこれを縛って外に出してくる」
「ご自由にどうぞ」
「どうしてぇぇぇえええええ!!?」
「凛祢おねーちゃん、もっとお皿だす?」
「お皿はもう大丈夫かな。これ以上置いちゃうと狭いだろうし。足りなくなったら、汚れたのと交換で持ってくるから」
「その方がいいですわね。この人数ですし」
「こんなにいっぱい食べ物があって、たくさん人がいるなんて凄いな!」
「確かにすごい人数ね・・・・・士道。アンタ、この鉄板焼き?っていうののやり方を教えてくれる?」
「別に難しいことは無いぞ?好きな食べ物を焼いて焼けたら食べるだけだ」
「焼くのはなんでもいいの?」
「あぁ」
「なに!?なら、きな粉ぱんも焼いてもいいのか!?」
「いや、それはちょっと・・・・・」
賑やかですね・・・・・
元々、この鉄板焼きパーティー、もとい凛祢おかえりパーティーは十香ちゃんの提案で決まりました。こういう時に率先してこういう案を出してくれる子は助かります。凛祢とか遠慮して自分からは言わないでしょうし。
「準備完了だぞ、おにーちゃん!家主として音頭は任せた!」
「はいはい、わかったよ。任せろ」
準備が終わったみたいですね。
「でも、乾杯の前に凛祢から一言。いいよな?」
「ええと・・・・・私?」
「お前以外に誰がいるんだよ。凛祢のためにみんな集まっているんだぞ?」
「え、えっと・・・・・それじゃあ・・・・・みんな、私のために集まってくれてありがとう。今度は本当に、お友達になりたいな」
凛祢がそう言った瞬間、士道の顔が強ばる。多分、私の顔を少し強ばっているでしょう。その言葉の意味をこの中で理解できるのは士道と私、鞠亜ちゃんと万由里ちゃんです。
凛祢の言葉はみんなとの繋がりが自分から偽物であると言っているみたいなものです。でも、凛祢がみんなと正面から向き合うと決めたのでしょう。なら、私はそれを応援するだけです。
「ん?凛祢は何を言っているのだ?私たちは既に友と言える関係ではないか」
「・・・・・あ、そうだね。ありがとう、十香ちゃん。改めて、みんなよろしくね」
「うむ、よろしくな!」
「あなたは私の乗り越えるべき壁。簡単な理由で去ってもらっては困る」
「・・・・・よろしく、お願いします。私こそ・・・・・凛祢さんには、お世話になってます」
「凛祢ちゃんよろしくぅ!」
「よろしくお願いしますね、凛祢さん。凛祢さんがいると、士道さんのまわりがいつもり面白くなるので興味深いですわ」
「我が従僕としての自覚が足らぬようだな。既にお主は我から離れたくとも離れなれない・・・・・そのような存在になっていることに気がつかんとは」
「確信。夕弦も耶倶矢も凛祢を大切な友人だと考えています」
「凛祢さんとは目が合った瞬間からお友達ですよぉ。とーっても可愛い女の子ですしー」
「・・・・・そうですね。凛祢も、私と気軽に話してくれると嬉しいです」
「まぁ、アンタとは何だかんだでそこそこ長い仲だし・・・・・これからも、よろしく」
「みんな・・・・・ありがとう。凄く嬉しい・・・・・」
今、言ったのはみんなの本心でしょう。たとえその感情が出来るまでの過程が
ところで、さっき1人のおかしい人いませんでしたか?どこかのポ〇モントレーナーみたいなこと言ってましたけど・・・・・まぁ、いつも通りですか。
「それじゃあ、いくぞ!乾杯!!」
「「「「「「「「「乾杯!!」」」」」」」」」