識別名:リーパー【完結】   作:兎秤

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少女は少年の娘を見た

 うっぷ・・・・・食べすぎました・・・・・

 

 みんなで仲良く鉄板を囲んで食事をし、たくさん食べました。凛祢も万由里ちゃんも鞠亜ちゃんもみんなに混ざり楽しそうにしていました。

 話の途中で十香ちゃんが凛祢に料理を教えて欲しいとお願いし皆がそれに同調して、凛祢のお料理教室が開催されることになりました。ちなみに、精霊ちゃん達の料理の上手さはこんな感じですかね?

 

 凛祢>士道≒鞠亜>折紙=時崎>夕弦>四糸乃>琴里=耶倶矢>>>[越えられない壁]>>>十香=美九

 

 万由里ちゃんは出来るか分かりませんがどうなんでしょうか?

 

「で、どうなんですか?」

「さぁ、でもアタシはあの6人の霊力から生まれた存在だから、あの6人の平均ぐらいだと思う」

「それって、食べれるレベルなんですか?十香ちゃんと美九さん(マイナス値)がかなり大きいと思いますが?」

「うるさいわね。そういうアンタはどうなの?」

「私ですか?一応、凛祢から免許皆伝してもらっています」

 

 そう、一応料理はできるのです。なぜ、自分で作らないかって?凛祢達の料理が反則的に美味しいからですよ。あと、めんどくさい。

 

 あっ・・・・・だいぶ、お腹が落ち着いてきました。あれ?そういえば士道は?

 霊力を辿って士道を探すと外にいるみたいです。って、高台まで行ってますね・・・・・どこまで散歩行ってんいるんですか。あれ?士道に近づいて行っているこの霊力は・・・・・っ!!

 

 慌てて、外に飛び出しみんなから見えないところで〈霊魂看守(サリエル)〉を召喚し士道のもとへ急ぎます。

 士道に近づいていた霊力。それは凛祢の〈凶禍楽園(エデン)〉とほぼ同じ霊力だったからです。

 

 高台上空につきました。霊力をほぼ発して居ないのでフラクシナスには気づかれていないでしょう。

 

 士道と一緒にいたのはピンク色の髪の幼い女の子でした。見た感じ四糸乃ちゃん並に幼いです。そして、凛祢に何となくですけど似ている気がします。〈凶禍楽園(エデン)〉を使用者だからでしょうか?

 2人の会話を聞こうと茂みに隠れて耳を傾けます。

 

「りおはわかっているよ?いつかしどうは、パパなの。りおのパパのなまえだよ?」

 

 ・・・・・Why?パパ?

 

 私が困惑していると、後ろから声をかけられました。

 

「盗み聞きは感心しないわよ」

「えっ?うわっーーーーーむぐ!?」

「ちょっと、声をあげないでくれる?」

「鞠奈さん?」

 

 そう、後ろにいたのは或守鞠奈。鞠亜ちゃんのお姉ちゃんです。なんでここに?と言うか、活動交代できたんですね・・・・・見た目もしっかりと変わってますし、魂によって肉体が変化するのでしょうか?

 

「そうよ、他の誰に見えるの?キミの目はお飾りなのかな?」

「酷い言いようですね・・・・・って、二人の会話の続きはーーーーー」

 

 会話を中断し慌てて、士道達の方へ耳を傾ける直します。

 

「みんながしあわせになるためにはね?『いちばんだいじなもの』をみつけないとだめなんだよ」

「えっ?みんなの幸せに・・・・・一番大事なもの?」

「それじゃあ、いくね!ばいばい、パパ!」

「君は一体・・・・・」

「りおは・・・・・凛緒ってなまえだよ?園神、凛緒!それじゃあ、またね!」

 

 そう言って、トテトテと凛緒ちゃんは走っていってしまいました。

 

 園神・・・・・凛祢と同じ苗字。園神凜緒・・・・・彼女は一体何者なんでしょうか?

 

「ちょっと、アタシの事忘れてない?」

「あっ・・・・・いいえ」

「今、『あっ』って言ったでしょ!まぁ、いいわ。どうせあの子を追うんでしょ?なら、これだけは約束して。あの子を傷つけないで。もし、何かあったらアタシはキミを許さない」

 

 そう、睨みつけてくる鞠奈さんの目には電脳世界ではなかった、優しさや温かさが感じられました。士道が鞠奈さんが鞠亜ちゃんを助けたって言って言ってましたけど、本当のようですね。私が倒れてから何があったんでしょう。士道、恐るべし・・・・・

 

「分かりました。鞠奈さんは士道と存分にイチャイチャしてくださいね?」

「何言ってるの?キミ、アタシに喧嘩売ってるの?」

「そんなことないですよ。では、また機会があれば」

 

 私は霊力を辿って凛緒ちゃんを追いました。割と近くにいたためすぐに発見することが出来ました。私はゆっくりと凛緒ちゃん前に降ります。

 

「あなたはだれ?」

「私はそうですね・・・・・士道の友達です」

「パパの?」

「そうです。良かったらお話しませんか?」

「う〜ん・・・・・でも、りおはいちばんだいじなものをさがさないといけないんだよ」

「じゃあ、お姉ちゃんも一緒に手伝ってあげましょう」

「いいの!?ありがとう、しにがみさん」

 

 凛緒ちゃんはニコッとこちらを向かって笑顔を向けてきました。守りたいこの笑顔。

 

「飴ちゃん食べる?」

「たべる!」

 

 こうして、私は凛緒ちゃんと話しながら『いちばんだいじなもの』を夜通し探し続けました。

 

 

 

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