原作2年前になると麻帆良学園の近くに超鈴音が転移してきた。彼女の転移反応を捕らえた夕映は当然の如く彼女の元へと赴いた。孤児達で編成した大部隊を連れて。
「ふむ。これはこれは盛大な出迎えいたみいるネ」
「超鈴音ですね。どの時代のと、先ずは聞くです」
その一番前に居る夕映が質問する。
「その言動を聞くと、私が未来人だという事はバレているようだネ」
「ええ、別の超さんに聞きましたから」
「この時代に既に私が訪れていたと……」
「いえ、私も貴方と似たような存在なのですよ」
夕映は自身の体内に融合しているカシオペアを活性化させる。
「むっ、この反応は……成程、納得ネ。では、私の計画も知っているはずネ」
「もちろんです。ですがその計画は私の計画にも合致します。なので単刀直入に言います。私の配下に加わってください。そうすれば貴方の世界にも私達がいって救ってみせましょう」
「……言ってくれるネ。それほどの武力があると言う事カ……」
「悪い取引ではないと思うのです」
「確かにそうね。どっちにしろ私のする事に協力者は必要不可欠。それを既に準備までしてくれているなら構わないといえるネ。OKOK、その話乗るネ」
「では、よろしくお願いするです」
「こっちこそよろしくネ」
超にとって世界が救えれば結果は構わない。夕映にとっても同じだ。ならば他の世界を救う事で力を合わせられるなら問題無い事だと夕映も超も考え、お互いに手を取り合った。
「ではまず麻帆良学園に入学してもらうです」
「そっちの手配は任せて大丈夫か?」
「既に用意してあるですよ」
「完璧ネ」
2人はさっさとその場を後にする。部隊は2人の護衛を行って麻帆良学園へと移送する。超は科学部の技術顧問として招かれた形になっており、転入手続きも終えている。夕映の支配下にある国で戸籍までちゃんと作ってあるので問題無いのだ。
そして、超が連れて行かれたのは麻帆良の地下にある研究所だ。そこは時間が歪められて外とは時間の流れが違う。そう、そこは既に何世紀も先に存在する場所だ。
「ここまでやるカ……」
「やるからには徹底的にです。既に超さんの時代の技術力に追いついていると思うのですが……」
「確かにそうネ。でも、こっちは魔法と科学の融合状態ネ。私の所は科学が先行して引っ張っているだけだから、まだ科学に関してはどうにかできそうネ」
「では魔法に関してはこちらから技術提供をするです」
「よろしくネ。ふふ、腕がなるヨ! まさかこんな楽しい事になってるとわネ!」
「喜んで頂いて何よりなのです。では、超さんに早急にやってもらいたい事があるです」
「何かネ?」
「こっちに来るです」
夕映が案内したのは特殊な区画だ。そこにはエヴァンジェリンの人形技術と科学によって作り出されている人形達が存在した。
「ハカセ、話してた超さんを連れて来たです」
「ああ、貴方がそうですか。私はハカセです」
「超鈴音ネ。それでこれはロボットを作ってるのカ?」
「意識を持たせる事ができていません。開発をお願いしたいのです」
「ふむ……データをみるにかなり出来ているがプログラム関連が甘いのカ。これなら必要な情報も揃ってるし、可能だネ」
備え付けのマシンを操り、データを呼び出した超はどんどん作業を進めていく。
「ああ、サテライトシステムの搭載もお願いするです。多数の軍事衛星は飛ばしてあるですから」
「レーザー付きでかネ?」
「ビーム付きなのです」
「予想外に過剰のようだネ。自重は置いてきているようで何よりダ」
「超さんもゴミ箱にポイ捨てするのです」
「了解ネ」
「お前達、面白い話をしているじゃないか、私も混ぜろ」
そこにエヴァンジェリンも混ざってマッドサイエンティスト達のロボット、茶々丸の製造が行われていく。茶々丸といえばゼンマイだが、夕映はバッサリと切り捨てる。
「効率悪すぎなのです。よって、体外魔力吸収と魔導炉を備え付けるのです」
「核カ」
「いえ、反物質炉で」
「もっととんでもないのが出て来たヨ……どこの決戦兵器を作る気ネ」
「決戦兵器、大いに結構なのです」
「ふはははは、私の従者にするのだからそれぐらいで構わん!」
「それじゃあ武装はガトリングキャノンとバスターライフルで……普段は亜空間に仕舞っているようにしましょう。おっぱいミサイルとかつけますか?」
「いや、それはやめておけ」
「足にミサイルを仕込むだけでやめておくネ」
「目からビームはどうするです?」
「「やる」」
夕映の目からビームはハカセと超が即座に賛成した。
「おい、ビームサーベルを標準装備させておけよ」
「「もちろん(ネ)!」」
「どうせならブラックホールエンジンとか作るです?」
「重力砲か……面白そうネ」
「こいつら……そういえば愛衣の融合はどうなった?」
「予定通り捕らえたフェニックスとフェネクス、イフリータ(イフリートの女性版)との融合を始めてるです」
「なんか増えてるが……まあいい。完成したらもう一度訓練をつける。こっちへ回せ」
「わかったです」
「なんか聞き捨てならない事が聞こえたネ。詳しく教えるヨ」
超の要請に皆が詳しく教えていく。それを聞いた超の反応は普通だった。
「コイツラ、思っていた以上にヤバイネ! 最高ヨ!」
だが、結局は同じ穴の狢だった。