スプラトゥーン ストーリーモード:オクトパス.Ver 作:四ツ葉くるみ
・イメージボイス有り
・原作とはかけ離れた世界観
・所々リスペクト部分がある可能性大
・時々オリジナルもあったりなかったり
・バカが作った二次創作
それでもいいってんならどうぞ〜
特総会議終了後…ヒナのところに、ある人から突然電話がかかってきた。
ヒナ「はい…うん…うん、わかった。」
電話を切ると、ヒナは捜査準備室に向かっていった…
〜7階の捜査準備室〜
マリナ「…ルクナさん、どうでした?」
ルクナ「…嫌々ながらもやるらしいよ〜。」
マリナ「嫌々ながらも…。」
ルクナ「昨日も話したね。ユウト君には…辛い過去が、あったんだよ…。」
そう…あの日…あの作戦で…ユウトは…あのトラウマを背負うようになったのだ…。
スプラトゥーン
ストーリーモード:オクトパス.Ver
第3話〖葛藤〗
ー数分前ー
ルクナ「…やあ!ユウト君!君にいい知らせだよぉ!」
ユウト「…何だいきなり…。」
ルクナ「君が総指揮を担当することになったよッ!」
局長が下した決断を、ルクナから聞いたユウトは…
ユウト「ふん……お断りだ。」
当然断った。それもそのはず、彼はもう捜査官ではないのだ。しかしルクナは理由を聞いた。
ルクナ「えぇ〜。どうして?」
ユウト「どうしても何も…お前も知ってるだろ…?」
ルクナ「ああ、知ってるよ。はっきりと。」
ユウト「…あの時…ッ」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
あの日…突如として現れたタコゾネスの巨漢みたいな姿をした怪物に腹を貫かれ、四肢を切断され、さらには喉元を一刺しされ、見るも無惨な姿になったキハラをみたヒナは…
ヒナ「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああッッッ!!!!!!!!!!」
泣き叫んだのだ。大切な上司を失った悲しみが一気にこみ上げてきたのだ。それをユウトは…ただ見ていることしかできなかった…ッ
【あの時、目の前で、キハラさんが殺されて、ヒナが悲鳴をあげた…。俺は、何もできなかった…あの時…負傷したヒナと一緒に…キハラさんを退避させていれば…あの時…俺がキハラさんの援護にむかっていれば…もしくは、俺がキハラさんとヒナの代わりに…戦ってれば…あの時俺が…選択を間違っていなければ…あの作戦は…成功してたかもしれない…。】
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ユウト「俺は…本当は、何かを失うのが怖かった…。でもそれは捜査官だから仕方ないんだって、今までずっと言い聞かせてた…。だけど…あの出来事を機に、これまで信頼されてきたヤツらに責められるってとなると…もう…耐えきれなくなって…それで、お前とヒナ以外のヤツらに内緒で、捜査官を辞めた…。」
そう…今まで信頼して…信頼されてきた人たちに責任を押し付けられて、押しつぶされるのは誰だって嫌がる。散々あったことだが、それを幾度となくされていたユウトは…もう嫌だったのだ。耐えきれなかったのだ。だからヒナとルクナの二人以外には、辞職することを言わずに…静かにみんなの元を去っていったのだ…。しかし…彼がいなくなった捜査局では…あることが起こっていたのだ。
ルクナ「ユウト君、君はそう思ってるかもしれないだろうけど、でも…実際は、君が起きるだろうと思っていた事態など、一つも起きてなかった…。みんなは、君を責めるどころか、むしろ君に戻ってきてほしいと、そう思ったんだ。君も知ってるはずだ、捜査官に、失わないモノはない…失うことを悲しまないヒトなんて一人もいない…。でも、逆に失えば失うほどヒトは強くなっていく…何かを失うことは、悪いことばかりじゃない…。」
なんと局内の捜査官の99%が、ユウトに戻ってきてほしいと思っていたのだ。彼に対する信頼は、局長の心をも動かした。そして局長はユウトを捜査局に連れ戻してくるためのチャンスを伺っていたのだ。それに…失うことが悪いことばかりじゃないのは分かってる…。けど…毎回何かを失う度に、毎回何かを得るってわけでもない…。新たな何かを得る時よりも、失った時の悲しみを得る時の方が強い。しかしそれらを乗り越えた時に、初めて強くなれるのだ。
ルクナ「失うのは仕方のないことなんだって言い聞かせているのは君だけじゃない。皆そういうふうに、言い聞かせてるんだ。失うことを怖がっているのは、君だけじゃない。僕も、ヒナさんも、皆怖がっている。だけど、捜査官になった者は皆、何かを失う覚悟を持ちながら戦ってる…。僕だってそうしてる。君も…そうしてたはずだよ…。君は…本当は、捜査官に戻りたいんじゃないのか?」
その質問に対して、ユウトはこう答えた…。
ユウト「…辞める前までは…やっぱり戻るべきなのかと、考えていた…。けどいざ決意を固めて辞めると、それが分からなくなった。どうすればいいのか、行き詰まってしまったんだ…。」
どうしたらいいのか、わからなくなってしまったのだ。これからどう生きていけばいいのか…
ルクナ「行き詰まってしまった…か…。なら、作戦が始まってしばらく経ったら、また聞くよ。それまでゆっくりと、考えといてくれ…自分がどうしたいのか…。それで…結局総指揮のほうはやるのかい?」
ユウト「…やるよ…。俺が捜査官を辞めたあとも、お前や局長、みんなが俺に…親しく接してきてくれた…。捜査官じゃなくても、上からの頼みに断る訳には…いかなくなったな…。」
ユウトは決めた。もう…後戻りはしないと…。みんなの為に…もう一度戦ってみせると…
ルクナ「そう…なら『嫌々ながらもやる』らしいと、そう言っておくよ。」
ユウト「あぁ、そういうことにしといてくれ。」
ルクナ「任せたまえ、相棒。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ルクナ「…ってな事があったの。」
マリナ「…そうなんですか…。」
ここまでの事情を説明し終わったルクナは、テスト前に言ったあの言葉を再度、マリナに言う。
ルクナ「…マリナさん…僕は昨日言ったね…捜査官に失わないモノはない…と。」
マリナ「…はい。」
ルクナ「僕らは…失うごとに強くなっていく…失い続けても…きっと…何かを得られる時がくる…。何かを失うことは、決して悪いことばかりじゃない。僕達捜査官は、そうやって成長していくんだ。」
マリナ「…。」
ルクナ「時間を止める事なんて出来ない…。戻す事もできない。過ぎ去った過去を変える力なんて…ない。僕らにあるのは、大事な何かを守ろうとする強さと…その強さをつけようとする勇気だけだ…。」
マリナ「…たった、それだけ…。」
たったそれだけしか…我々にできることは…これくらいしかないのだ…。
ルクナ「…いずれ君に部下が出来て、失うことを恐れてるヒトがいたら、今僕が言った事を言うんだ…。そうすればそのヒトは、きっと強くなろうと頑張ろうとする…。今よりもっと強くなろうと…ね。」
マリナ「…ルクナさんが、今この場で言った
事を言えば…。」
ルクナ「そう。きっとそうする…。そうしてくれると信じよう…。」
マリナ「…はい。」
まだ未来の話だが、いつか…その日が来たら…いつか…。とここでルクナがあることを言う。
ルクナ「…そして…これから惨劇を目の当たりにするであろう君に、僕はこう問いたい。」
マリナ「はい?」
ルクナ「君は…何かを失っても、動じない程の強さはあるか?」
マリナ「…ない…です…。」
当然なかった。それほどの力なんて持ってない。しかし予想外の答えが帰ってきた。
ルクナ「ない…それでいいんだ…。」
マリナ「え?」
なんとルクナは「それでいい」と答えたのだ。そして彼は話を続ける。
ルクナ「誰もかも最初は、それほどの強さなんてない。だから強くなろうとする…。何事にも動じない強さを、手に入れようとする。だからマリナさん…僕は、君に強くなってほしい…。そしていつか…ユウト君を救ってくれ。」
マリナ「…はい…ッ」
ルクナは…マリナにユウトを救ってほしいと…そう頼んだ。自分でやらないのにも…何か訳があるのだろうか…?
マリナ[失い続けても…何かを得るときが、いつか来る。ヒナさんも、ルクナさんも…ユウトさんも、そうやって何かを得てきた…。]
みんながみんな、そうやって強くなって、そして得てきた…。自分にも…できるだろうか…
マリナ[…どうか私に…その強さをください…ッ]
〜捜査準備室〜
タカキ「あっ、ヒナ。」
ヒナ「ん?タカキ君、どうしたの?」
タカキ「いんや…今度の作戦、メトロ東武線の完塞が目標なんだってさ。”俺達”にとっちゃあ、随分と生きづらくなっちまうな。」
ヒナ「うん…。」
[完塞、ね…。けど何だろう…?何かが匂う…。]
タカキ「なあヒナ。」
ヒナ「どうかしたの?タカキ君?」
タカキ「今回の作戦…妙に何かを感じるんだよな。何でか分かんねぇけど、裏があるように感じる。」
ヒナ「奇遇だね…僕も感じるよ…。…ただ僕にとっては…何だか懐かしくも感じるね。」
タカキ「…………そうかい。」
ヒナ[そう…”僕にとって”は…ッ]
4年前…
【…元々僕は、捜査官ではなかった。僕は、4兄妹の長女で父さんは会社を持っていた。…兄さんは父さんの手伝いに定期的に行っていた。家にはいつも僕と母さん、妹と弟がいた。父さんと兄さんは、会社での仕事が忙しかったせいか、1週間に3回しか家に帰ってこなかった。…ある日、兄さんが珍しく1日中家に居た。そんなある日…インターホンが鳴った。それにいち早く気づいたのはヒナの弟だった。
弟「ん?誰か来たみたい。」
真っ先に玄関にたどり着いた弟がその玄関を開けた。その時だった…ッ
弟「はい?」
すると突然、何かを切る音がした。
弟「え?」
妹「ん…どうしたの?」
弟「ゴプ…ッ」
…いきなり弟が倒れた。何があったのか…?検討もつかなかった。
妹「え?急に倒れて、何か…
兄「待て…ッ」
妹「…?」
そばに行こうとした妹を兄が止めた。そう、この一瞬で何が起きたのか、兄は察することができた。
兄「…殺されてる…ッ」
ヒナ「……ッ!」
なんと弟は…喉元を切られて殺されたのだ…。そして首からは、赤い血を流していた…ッ
母「えッ…えぇ…ッ!!??」
周りは酷く動揺した。するとそのタコゾネスの男は…
???「お前らをよく知るヤツに、頼まれたもんでねぇ。」
兄「…クソッ…!」
リリーナ『うああああああああああああああああああああああああああああああああああッッ!!!!!」
???「ぐぉ!?」
兄「!?よせ!やめろッッ!!」
妹「よくもッ…よくも私達の弟をおおおおおおおおおおおおッ…!!!」
しかし兄の言葉は、妹の耳には全く届かなかった…ッ
???「クッソッ、うるせぇ!!」
そして…妹も、斧で腹部を深く裂かれて死んだ…。その裂け目からは内臓がヌメリと出てきてた。それをみた母親は咄嗟にヒナを守ろうとするが…
母「ッッッ!!!!」
???「遅いぞ!親御さんッ!」
仲間が男の背後からいきなり現れ、そして母親の額にめがけて銃弾を撃った。その弾は見事脳天に命中し、母親も死んだ。
???「やるじゃねえか、マルタ。」
ヒナ「あッ…あ…。」
僕は、動けなかった…思考が追いついてなかった…何をすればいいのか、一つも分からなかった…。
ヒナ「ッ!?」
兄「逃げろ…!ヒナ…ッ!!」
ヒナ「あぁ…あぁあ…ッ」
???「ああ〜クッッソォッ!!!」
ヒナが聞いた音は…斧で体をぶった切る音…血が飛び散る音…臓器が衝撃によって飛び出る音…聞くに耐えない音が…鳴り響いた…。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
…僕は何もできなかった…身体が震えてて、戦えなかった…僕の目に見えるのは、母さんの…妹の…弟の…兄の…無惨な死体だった…。その後僕はヤツらに捕まって…毎日拷問を受けた…。アザができるほど痛ぶられた…。溺死させられかけた…。そして、いつしか僕は被害妄想までするようになった。いつか陵辱されるんじゃないかって思い込んでいた、そんなある日のことだった…
???「待ちたまえ、グリス君。それをやめるんだ。」
グリス「ア゙ァ゙?」
その人は突然グリスと言うヤツを止めた。当然彼は不機嫌になった。けどビビることもなくその人は再び…
???「ボスからの命令だ、やめろ。」
グリス「………チッ!」
ボスからの命令だと、そういった。グリスは嫌嫌僕のそばから離れていった。
???「君、大丈夫かい?」
ヒナ「…?」
大丈夫と言われて、僕は頷いた。するとその人はこう名乗った。
ルクナ「僕はルクナ。僕は君を解放しに来た。もうこんな苦しみを…味合わなくて済む。」
ヒナ「…ふぇ…?」
どういうことだろう?もうこんな苦しみを味合わなくて済む…?こんな状況で…どうやって?
ルクナ「…ここに行くんだ。ハイカラワールド安全対策局 御宮本部。ここなら、君を保護してくれるかもしれない。…ここは僕が止める、ここから先の道を一直線に行けば、対策局に着く。走れ、後ろを振り向かずに、ただ前に進め。」
ヒナ「…ありがと…ございます…ッ」
ルクナ「ッ……………アヤトッ!」
ルクナがその名を呼ぶと、銃弾が二発、仲間の脳天に撃ち込まれた。
グリスら「!!??」
アヤト「あ〜、小さい娘を拷問するとか、悪趣味だな?お前ら。」
ヒナ「あ…え…?」
ルクナ「走れッ!!』
ヒナ「んっ…!」
僕は…彼の言うとおりに走った…。振り向かずに…必死に走った…。…そして、捜査局についたとき…もう安全だと悟ったとき…安堵のため息をついて…倒れた。その後僕はルクナさんの言葉通り保護され…そして聴取を受けた。すべてを話した。その後…自分の身を自分で守るため、僕は捜査官になる事にした。僕が身を持って味わった苦痛を、他の人に味わってほしくない…そう思った。そして1年後…あのとき僕を助けてくれた、ルクナさんと再会した…。
ヒナ「…あの時、どうして僕を助けてくれたんですか?」
ルクナ「単純に君が拷問されてる所を見てられなかったからだよ。」
ヒナ「…ありがとう…ございます…ッ」
ルクナ「ただし、捜査官になったからには、自分のことは自分で何とかする。いいね?」
ヒナ「はい…!」
ルクナさんの言うとおり…僕は、自分で自分を変えていった…。でも…そんなある日…、ある作戦で…僕は…上司であるキハラさんを失った…。僕のせいだと感じた…。僕が悪いと感じた…。僕は…僕自身を責めた…何もできなかった自分自身を…。そんな僕に、ルクナさんはこう言った…。
ルクナ「ヒナさん…君は、自分のせいだと思ってるらしいけど…捜査官には何かを失う覚悟…それぐらいの覚悟をもっていかないと…捜査官として成り立つことは出来ない。キハラさんを失ってしまった…でもそれが、君を強くしていくんだ。失ったときの悲しみを…強さに変えるんだ。そうすれば…いつか君は、何も失わないようになる。失いたくなければ、まずは強くなることだ。」
ヒナ「…はい…ッ」
ルクナさんはいつも強かった…。僕よりもずっと…だから僕は、いつかルクナさんを越えようと、そう決心した。】
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
タカキ「…まあっ、ルクナさんがいるからこそ、今のヒナがいるって感じか…。クナさんがいなかったら、どうなってた事やら…。」
ヒナ「…想像しない方が、いいかも。」
タカキ「そう…じゃ、そうするよ。」
ヒナ「…時間だね…。」
時間が来た。ついに捜査する場所へ行く時間だ。
とある廃墟の部屋…女子高生と思われる一人の女の子が、なんの関係もない男性の手足をロープで縛り、目を布で隠し、口もガムテープで喋れないように塞いでいた。女子はため息を吐くと、布を取って恐怖で青ざめている男性に、わざと下着が見える座り方をして、こういった。
???「ふふ…最近の男って欲に正直な人が少ないのね。そんなんじゃアンタ、一生モテないよ?」
男性の頭を足で踏み倒していると、一本の電話がきた。すぐに足を男性ほ頭から離して、電話を手に取った。
???「もしもし、どうしたの?」
電話相手から事情を聞いた女の子は…
???「…なるほど。ついに…反旗を翻す時が…来たってわけね。」
彼女らは…何かに縛られていたのいうのか?それとも…
???「分かってるわよ。一週間後に開始ね…ええ、分かったわ。」
ちょっと面倒くさそうに返事をしたものの、理解し終わると電話を切った。そして…
???「恩を仇で返す…。アイツらには…それがお似合いよ…ッ」
男性を放置して…その部屋を出た。しかし…肝心の男性は…既に死んでいた。黒焦げになりながら…
ーー第3話 終ーー
第3話登場キャラクター
マリナ:石川由依
ユウト:松岡禎丞
ルクナ:宮野真守
ヒナ:茅野愛衣
タカキ:立花慎之介
ヒナの母:雨宮天
ヒナの兄:細谷佳正
ヒナの弟:古川慎
ヒナの妹:千菅春香
グリス:藤原啓治
マルタ:榎木淳弥
アヤト:三木眞一郎
???:諏訪彩花
原作:スプラトゥーン2
オクトエキスパッション
〜5時間後〜
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
局長「…作戦を開始する…。」
マリナ「…ッ」
ついに始まる…。マリナの…初の捜査が…ッ
スプラトゥーン
ストーリーモードオクトパスVer
次回:第4話〖初捜査〗
すんません…挿絵もう少し待ってて…待っててくれてる人ごめんね…ッ