力はチートだが精神は一般人。そんな男の物語 (旧 面倒事は嫌なんで逃げました。)   作:クリアグラタン

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前回のあらすじ

深川が異星の神により復活して、カルデアの敵になった。


Revenge 2 限界を迎えた心

目が覚めると見知らぬ空間にいた。自分はあの時ゲーティアに消された筈。何で生きてる?そんな疑問を感じてると辺りに声が響いた。

 

 

 

ー君を生き返らせたのは私だー

 

 

誰だアンタ。

 

ー私は異星の神。君の元いた世界ではそれなりに知られていたと思うのだがねー

 

……俺を生き返らせてくれたことには感謝する。だけど何が狙いだ?

 

 

 

ー私は地球を掌握し、手中に収めたい。そのための手伝いをして貰う。そしてカルデアに復讐するチャンスを与えよう。

 

 

カルデアに復讐……ね。無理だ。アイツらにどんだけのサーヴァントがついてると思う?俺が挑んでも返り討ちにあうだけだ。制限時間を迎えてな。……つーかいいよ別に。

 

 

 

 

 

 

 

………………俺、もう疲れたんだ。

 

 

 

 

 

ー…………ー

 

この世界に生を受けて絶望して、それでも死にたくないから必死に足掻いて準備した。周りがありふれた日常を送り、両親の愛情を受け、健やかに育つのを見て何度も泣きたくなった。

 

 

それでも最後に勝って笑うのは自分だと言い聞かせ、何とか頑張ってきた。

 

 

心許せる友や愛する人もいない。そんな人生でも構わなかった。生き残れるならね。

 

 

 

 

ー…………ー

 

 

でもさ……結局俺は死んだ。

 

………俺、何のために頑張ったんだ?

 

 

 

 

ー………………ー

 

 

 

 

 

両親の愛情も、ありふれた日常も何もかも捨ててまで準備した。

 

死にたくないから。でも結局俺は死んだ訳だろ?

 

 

だからさ……もういいんだ。悔しくないと言えば嘘になるしアイツらに対しては少なからずムカつくからぶっ飛ばしたいという気持ちもある。

 

でもさ……それ以上に疲れたんだ。

 

 

 

……俺、もう頑張りたくないよ。休ませてよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…………なんてな。まぁ確かにアイツらムカつくしぶっ飛ばすのは賛成だわ。ロマンが生きてるとかホント絶許だわ。

 

つーか一般人にどんだけヤバいことやらせてたか今になってわかるとはね。

 

で、俺はアイツらぶっ飛ばせばいいのか?

 

 

ー…………そうだ。そしたら君の望みも叶えてやろうそのために君に少しばかり力を与えよう。ー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「じゃあな。」

 

 

彼女に引導を渡すために魔弾を繰り出そうとする深川。

 

だが、それは叶わなかった。

 

 

 

突如彼の身を一筋の赤い閃光が襲ったからだ。

 

 

 

が、ゴッドマキシマム擬きにダメージはおろか傷1つない。

 

 

「……誰かと思えばお前か。正義の味方。」

 

 

 

「……………今のを食らって無傷とはな。……まぁわかっていたことだが。」

 

 

「……大方俺の力を危険視してわざわざ出張ってきたってところか?」

 

 

 

「その通りだ。唯今回は私1人ではない。」

 

 

 

そう、エミヤの後ろにはかつて時間神殿ソロモンにて集結した全ての英霊がいた。

 

 

そして妖蛇は断末魔をあげながら消えていった。

 

 

 

 

「……なるほど。俺のことを排除すべき危険因子と判断したか。だがそれがどうした。こちとら地球など簡単に消せる力を持ってるんだよ。まぁ全てが終わればこの星を俺の力で再構築すればいいだけのことだ。

 

それにたかが一惑星の尖兵風情が最高神たる力を持つ俺に叶うとでも?」

 

 

 

《……これは……馬鹿な!集結した全員がグランドクラス!?こんなこと本来ならあり得ない!》

 

「そう、本来ならな。だが、星の援護があれば別だ。

深川悟。貴様のかつての望みはここにいる英霊全員が理解している。そして今回の動機もな。だが、貴様は強くなりすぎた。

星が全力を上げて殺そうと決断する程に。」

 

 

「…………」

 

 

 

「赦してもらおうとは思わん。そんなことを望む資格は我々にない。

 

貴様が内心我々をどう思おうが一般人であるお前に大役を押し付け、死なせておきながらこうしてお前に刃を向けている時点でな。

貴様がこの戦いで勝利したら後は好きにするがいい。」

 

 

 

「…………」

 

 

 

「問答はここら辺で終いとしよう。行くぞ深川。」

 

 

「……来い。全員まとめてひねり潰してやる。」

 

 

今ここに最後の戦いの火蓋が切って落とされた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1人、また1人と襲いかかる英霊たち

 

 

そんな中、キングハサンが深川目掛けて大剣を振り下ろす。

 

 

 

 

 

 

 

 

「……チッ亡霊はさっさと成仏しろ。」

 

 

 

だがそれよりも早く深川はキングハサンの顔面に拳をめり込ませそのまま殴り飛ばした。

 

 

殴り飛ばされた彼はそのまま遥か彼方まで身体をバウンドさせながら飛んでいった。

 

が、キングハサンが彼方へと飛んだ直後、無数の武器が深川目掛けて襲う。

 

 

それを深川は紫の気体を武器目掛けて浴びせる。

 

すると武器は瞬く間に腐蝕し、見るも無惨な形になっていた。

 

 

が、その背後を2つの影が襲う。

 

 

アルトリアオルタとランスロットがそれぞれの剣を渾身の力を込めて振り下ろすもゴッドマキシマム擬きは僅か火花を散らすだけで終わる。

 

 

「ナマクラの剣で勝てる訳ないだろ馬鹿共が。」

 

 

二人の腕を掴み地面に叩きつけた後、利き腕をもぐ。

 

 

そして無数の魔弾を撃つ。そこには大きなクレーターが出来ていた。

 

 

 

 

 

「なら、私の槍を受けてみろ。」

 

一瞬の内に数えるのも億劫になるほどの刺突を繰り出すスカサハ。

 

 

「影の国で隠居でもしていろクソババア。」

 

それらを軽く受け流しながら胴体の目から光線を放つ。それを彼女はジャンプして回避したうえ、踵落としを深川の頭部に決める。いくらゴッドマキシマム擬きでも衝撃をゼロに出来る訳ではない。

 

予想外のダメージにふらつき、膝をつく深川。

 

それを好機と見た英霊達は一斉に宝具を放つ。

 

 

 

 

 

 

激昂した深川は彼らをなぶり殺そうとするもそこへ無数の光矢が深川めがけて降り注ぐ。

 

 

 

それらを深川は鬱陶しそうに腕を横に凪ぐとその腕から発せられた衝撃波で光矢が霧散した。

 

「……イシュタルか。」

 

 

「……貴方の望みをわかってやれずにいたことは今でも申し訳なく思うわ。けど私らは貴方を消さなければならない。…………本当にごめんなさい。」

 

 

「……お前が消えろ駄女神。」

 

そう言いつつ、コズミッククロニクルを起動させ彼は隕石を降らし続ける。

それを悲痛な表情でグガランナで蹴散らしつつ、深川へ絶えず攻撃をする。

 

 

 

 

 

エミヤはで熾天覆う七つの円環(ローアイアス)を発動させ、イシュタルらの受けるダメージを少しでも軽減する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

深川は攻撃をしながら1つの妙案を思い付いた。

 

 

彼は自分に刃向かう者らに更なる絶望を与えるため、次の手を打つ。

 

 

すると妙な面をした巨大な鳥が現れる。全身が黒く染まっており、その尾には巨大な斧がついている。

 

それは遥か上空に広大な魔法陣を複数出現させ、そこからは巨大な槍が顔を覗かせる。

 

 

「スターアライズクロニクル。数多の仲間と共に絆を深め、力を合わせて最後には神を打倒するゲーム。今出したのはそのラスボス。神の前に滅びろ。」

 

 

 

 

《不味い!あの槍1つ1つが対星宝具並の威力だ!あんなもの撃たれて地表に激突でもすればこの星が吹っ飛ぶ!いくら何でも地球を吹っ飛ばされたら全てが終わる!なんとしてでも防ぐんだ!》

 

その言葉を告げるダヴィンチの顔は今までにないほどの焦りを含んでいた。

 

 

 

対して深川はその仮面の下はこれ以上ないほど歪んだ笑みを浮かべていた。

 

「フハハハハハ!滅びろ……滅びろ……邪魔するものは全て滅びてしまえ!」

 

 

 

その言葉を契機に天から幾つもの巨槍がカルデア目掛けて降り注ぐ。

 

 

「エレシュキガル!」

 

「わかってるのだわ!」

 

エレシュキガルはイシュタルに言われるまでもなく空間の幾つかに大きな穴を開けて冥界へと繋ぐ。

 

槍が地表に激突する前に冥界へ送ることにより星の破壊を防いだ。

 

だが、その巨鳥は複数のハート型の下半身を斧を変化させ、地面に何度も叩き付けることで衝撃波を発生させる。

その斧を叩きつけた場所には巨大なクレーターが出来、どこからともなく青い形をした何かを出現させ、所構わず青色のレーザー光線を放つ。

 

 

そしてそれは赤に変わり、四方八方に光線を放ち始めた。

 

不規則に放たれた光線の被弾を防ぐために各々が回避するも中には避けきれず被弾した者もいた。

 

ある英霊は一瞬で蒸発し、ある英霊はその胸を風穴を開けながら屍を晒した。

 

 

またある英霊は半身を光線により右半身が消失し、左半身だけになったものもいた。

 

 

 

この戦いにより大地は抉れ、あるいは消し飛び、地球は戦いの余波で限界を迎えつつあった。

 

 

「アハハハハ……消えろ……全て消えろ!邪魔する奴は全て消えろ!人類も!サーヴァントも!地球も!邪魔をするなら全て消してやる!ハハハハハ……」

 

その惨状を見て高笑いする深川に一つの声が響く。

 

 

 

 

「そこまでだ。」

 

 

 

 

 

「……あ?」

 

 

 

 

「今回の事態は元はと言えば僕のせいだ。僕があの時死んでいればこんなことにならなかった。」

 

 

 

 

 

「……だから深川君、君の怒りは全て僕が受け止める。君の痛みも悲しみも全て余すことなく受け入れよう。」

 

 

「……今さら善人ぶってんじゃねぇよ。お前が……お前が!あの時死んでれば俺は平穏な暮らしを送れたんだからな!」

 

 

 

「…………」

 

 

「俺の望みのため、異星の神のため殺してやる。消えろ、ソロモン。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




スターアライズクロニクルの元ネタは星のカービィスターアライズです。




『深川、株を始める』




「金が欲しい。金だ、金だ、金をくれぇぇぇぇ!」


「今度は金かよお前。」


「何にするにしても金がいる。あー、俺に黄金律でもあればなー。楽して金が舞い込んでくるのに。」


「見事なまでのニート思考だな。」



「あー、楽して金が欲しい。誰か金を恵んでくれぇ……」



「楽して金儲けしたいならギャンブルとか株をすればよくね?失敗する確率は高いけど。」


「株……それだ!ムニエルありがとう!」







しばらくして~





ウハハハハハハハ!大富豪じゃー!金がどんどん舞い込んでくる。

いやー、やっぱり金は最高ですわ!金儲け楽しいー!

え?何やったか?株で大儲けしたんだよ。


失敗する確率が高いのに何故成功したのか?それはこれのおかげだよ。


ジャーン!ジオウライドウォッチⅡ擬き。

これの未来予知機能を使って大儲けする未来が見えたものを選択し、そこに全部つぎ込む!

それを何回か繰り返して今の状態だよ。

さーて、早速仮面ライダーのグッズを買いそろえるか!

そして、サイゼリヤまたはリンガーハットでたくさん美味いもんを食べる!今の俺の個人資産は1億。

いやー、ジオウⅡ最高ー!今夜は歓楽街にでも繰り出そうかなー?


後日俺はまた呼び出された。


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