力はチートだが精神は一般人。そんな男の物語 (旧 面倒事は嫌なんで逃げました。) 作:クリアグラタン
それでも構わないかたは進んで下さい。
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それではどうぞ。
『炬燵は悪い文明』
ゴミ、ゴミ、ゴミ。目のつく所にはゴミがちらかっていた。みかんの皮、ティッシュ、抜けた髪の毛、埃など多岐にわたる。
そんな一室では二人の男女が炬燵に入っていた。
「オフェリア~みかん取って~」
「しょうがないわね……ほら、これでいい?」
「あざーす。サンキューオフェリア。流石の魔眼持ちは違うね。」
「魔眼関係ないと思うのだけど……それはそうと貴方いつもこんな自堕落な生活してるの?」
「まぁね。炬燵入りながら食べるみかんってめっちゃ美味いよ?あ、ポテチの空袋捨てるからそこのゴミ箱取って。」
「それ位自分で取りなさいよ全く………というか貴方よくこんな部屋で生活出来るわね。」
「人間やっぱり適応力だよ。環境に適応すりゃ大抵のとこでは生きていけるんだから。」
「この環境には適応したら不味いと思うのだけど……
……まぁ、いいわ。深川、貴方ここを掃除するから炬燵から出なさい。私も出るから。」
「え~やだ~。俺出たくないわ。」
「いいから出なさい!!貴方このままじゃ身も心も自堕落になるんだから!」
「や~だ~ね~!や~だ~ね~!絶対絶対絶対絶対出ないもんね~~~!」
「お前ら何してるんだよ……」
そこへやってきたのはカドック。
彼はロシアの異聞帯陥落の際に深川が回収したことなよりことなきをえていた。
だが、アナスタシアを喪い失意に暮れていた彼は暫く部屋に引きこもった。
それ以降彼は毎日自堕落な生活をしている。
「おー、カドック聞いてよ。オフェリアが炬燵から出ろとか抜かすんだよ。」
「オフェリア、こいつは真性の駄目人間だから矯正するだけ無駄だぞ。こいつはだらけることが生き甲斐みたいなもんだからな。」
「そうだ!そうだ!もっと言ってやれカドック!!」
「………ニートを極めてるこいつは余程のことがないと動かない。それにこいつはやる時やるから普段の生活は好きにさせてやればいいんじゃないか。」
「そうだぞオフェリア。俺はニートなんだ。ニートに説教してどうするんだよ。」
「………貴方自分で言ってて悲しくならないの?」
「だって事実だし。」
「……まぁ、貴方がいいならいいけど。」
「あ、深川さん貴方こんなとこにいましたの?」
「ウワッ、コヤンスカヤ……何の用?」
「……私を見るなり露骨に嫌な顔するのやめてくれません?まぁ、それよりお仕事です。ラスプーチンさんがギリシャの異聞帯で反乱分子を相手に苦戦してるらしいのでそれの増援に行って下さいな。」
「面倒くせぇ……俺今突発性胃腸炎だからパス。」
「ハイハイ、馬鹿なこと言わないでさっさと行きますよ。」
「やめろ、俺はもっとゴロゴロするんだ!助けてくれカドック!俺ら親友だろ!!??」」
「……お前の分も俺がゴロゴロしてやるから安心して逝ってこい。」
「このクソ野郎ォォォ!!!」
結局コヤンスカヤに連れられて仕事に向かう深川だった。
b『欲望に忠実な人間』
この世界に生を受けて早数十年。俺はたくさんの厄介事に巻き込まれて来た。
生き返ったと思ったら仕事、仕事。
特に各反乱分子の鎮圧が面倒極まりない。
明け暮れる戦いの日々はもううんざりだ。
俺はしんどいからもっと休みたい。
だからさ……俺は今母性溢れるおっぱいが大きい女性
に甘えたいんだよ。
「つー訳で良玉さんとの居場所教えてくれる?芥?」
「………お前疲れてるのよ。今日は客室に泊まっていいから休んどきなさい。私は何も聞かなかったことにするから。」
あれから深川はコヤンスカヤから依頼された仕事を終わらせた後虞美人が担当する中国の異聞帯に訪れていた。
何度もこの異聞帯に訪れたことある深川はそこで偶然秦良玉に出会い、一目惚れした。
それ以降彼女に懇意になることがこの異聞帯訪れる目的としている。
「俺はね、あの胸に飛び込みたいんだ。許されるならルパンダイブしたいよ。そしてあの人に甘やかされたい。頭を撫でられて抱きしめられたい。」
「…………キモッ」
「俺は一目見ただけでわかったよ。あの人は男をダメにする。人の世話を焼くことが好きなお姉さん系女子だということが。これはね天のお告げだよ。神はこう言っている。
深川よ、今こそあの女に甘えるべきだと。だから良玉さんに会わせてくんない?」
「……お前のようなダメ人間が更に甘やかされたらもっとダメになると思うんだけど。」
「大丈夫、その時俺は超ダメ人間になるだけだ。そしてゆくゆくはあの人のヒモになるんだ!」
「……威張って言うことじゃないわよ。というかお前にはプライドってもんがないの?」
「プライド?何それ?美味しいの?そんなもんクソだクソ。それより頼み事聞いてくれる?」
「………条件があるわ。それを飲んでくれたら良いわよ。」
「……どういう条件?」
「カルデアを潰しなさい。そしたら私が口利きしてやるわ。」
「………」
「ま、無理よね。お前オフェリアとカドック救出の時とカルデアには二度接触したけど攻撃らしい攻撃してないし。この前のオフェリアのことでも面倒くさいとか言ってたしね。
潰さない理由は古巣に未練があるのか単に面倒なだけだか知らないけど。わかったら早く客室に帰り「OK。完膚なきまで潰してくるわ。」な……さ……い…」
『ゴッドマキシマム』
「……え?ちょっと……お前本気?古巣よね?未練とかないの?」
「過去は過去、今は今だろ。それにカルデア潰せば俺はあの人にたくさん甘えられるんだ。なら潰さない理由はない。それにカルデアを潰すことはクリプターの目的の1つでもある。芥もそれで良いだろ?」
「……あぁ、うん……」
「じゃあ行ってくるわ。」
深川の予想以上の切り替えの早さと自身の欲望に対する忠実さに引きながらもこれからカルデアの運命を想像した彼女は心の中で合掌した。
d『責任なんか取りたくない』
「ウール、今大丈夫?」
「何だよ……僕今fgoイベントの周回で忙しいんだけど。まぁいい、何の用?」
深川はひょんなことからウールと交遊関係を深めており、今では定期的に会って一緒に時間を過ごすほど仲が良好になっていた。
彼自身タイムジャッカー内での立場もあり、こういった何気ない日常を誰かと過ごすといったことがとても新鮮に感じられたため内心深川に感謝している。
「実はさ……俺が出会い系アプリしてた時の話なんだけどさ……いつも通り綺麗な女の子と夜のプロレスしたいからその女の子と待ち合わせしてたんだよ。」
「……それで?」
「俺その時はわからなくて何かこの女の子どっかで見たことあるな~程度だったんだよ。でもヤった後よく顔見るとお前んとこのオーラちゃんだったのよ。」
「……え?」
「そんときはあぁいう気が強そうな女の子を苛めるのが楽しいし身体の相性もあってさ、連絡先交換してその後もちょくちょく会ってヤったんだよ。
でさ、それで終わったら良かったんだけどさ……俺いつかはわからんけどゴムするの忘れてたみたいでさ……生でしちゃったらしいのよ。」
「あっ……(察し)」
「………そしたら何か昨日連絡来てさ……デキてたみたいなんだよ。」
「………おめでとう?」
「おめでとうじゃないよ!!俺パパになりたくないよ!まだ色んな女の子と遊びたいしもっとフリーダムに生きたいんだよ!」
「………うわぁ」
「頼むよウール!!時間巻き戻してよ!!タイムジャッカーなんだからそれぐらい出来るだろ!!!???」
「……オーラは何て言ってるの?」
「わかんないよ。あの子デキたとしか言ってないからさ……一応堕ろしてくんない?とは言うつもりだけどでもそしたら何か後が怖いし……」
「……じゃあ責任取るしかないんじゃない?」
「嫌だよ、絶対嫌だよ!!そしたら他の女の子と遊べなくなるじゃないか!!!俺はもっと色んな女の子と遊びたいから時間巻き戻してよウルえもん!!
……そうだ!!エボルトの力使ってブラックホール起こして地球を危機に晒せばそれどころじゃなくなるよね!!もしくはパンドラボックスで世界融合するかだよ!!!」
「……お前ってさ、たまにこっちがドン引きするぐらいクズなこと言うよね。君のそんな動機で巻き込まれる人が可哀想だろ。」
「うるさい!!お前らタイムジャッカーが言うな!
そうだ、魔王がいるじゃないか!!!あの魔王に時間を巻き戻させるんだよ!!
そうしないと問題が解決出来ない事態にしてさ!!ヤバい、俺天才だよ!!早速アナザーライダーを生み出さないと!!」
「…はぁ…………深川、取り敢えず落ち着いて聞いて。ちょっと厳しいこと言うからさ……」
「……うん?」
「僕らタイムジャッカーが言うのもなんだけどさオーラのこと考えた?オーラの気持ちとかさ。」
「考えてもわかんないからこうなってんだろ。俺はエスパーじゃないから言わないとわかんないよ。察してとかそんなもん無理だって。」
「……オーラとはどれぐらいのペースでヤったの?」
「週3か週4。」
「………いつ頃から?」
「先月から。」
「…………お前もまんざらではないんじゃないか。」
「しょうがないだろ。髪を下ろすとあの子もっと可愛いくなるんだからさ……何か興奮するんだよ。」
「でも責任取るのは嫌だと?」
「うん!」
「………お前その内刺されるよ?冗談抜きで。」
「頼むよウール!!一生のお願いだから助けてくれ!」
「……手はなくはないけどリスクはあるよ?」
「ホントか!!」
「これホントは他の奴に渡す予定だったんだけど……」
「……何これ?」
「アナザージオウⅡウォッチ。これで歴史を改変できるよ。」
「ありがとうウール!!やっぱりお前最高の親友だよ!!持つべきは友達だな!早速使うわ!!」
「あ、おい!!それには副作用が……」
『ジオウⅡゥ……』
「……まぁなるなようになるか。」
『フハハハハ……これで俺は責任を取らずに済む。人生のリセマラのお時間じゃーー!!!』
しかし彼の前に立ちはだかるのは魔王一行だけではなかった。
ジオウ編の主人公の前に立ちふさがるのは魔王一行だけではないです。
いったいどこのマゼンタのライダーなんだ………