力はチートだが精神は一般人。そんな男の物語 (旧 面倒事は嫌なんで逃げました。)   作:クリアグラタン

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遅くなってしまい申し訳ありません。

今回主人公が色々酷いです。

前回のあらすじ

イリヤに馬鹿にされて主人公激おこ状態。











IF5 人は変わる。良くも悪くも。

身の丈を優に越す斧剣がイリヤを襲う。

 

 

彼女は咄嗟の出来事で反応が追い付かず迫り来る死をただ座して待つことしか出来ない。

 

 

 

 

 

 

だが、彼女のサーヴァントであるヘラクレスがそれを許さない。

 

 

ハイパームテキと言えども衝撃まで無効に出来る訳ではなく、ヘラクレスの渾身の一撃は深川をほんの僅かではあるがノックバックさせ、斧剣の軌道を反らすことに成功した。

 

 

だが、よろきながらも深川は斧剣を直ぐ様左手に持ち替え横へと振るう。

 

 

彼女へとその凶刃が迫るがヘラクレスが立ち塞がる。

 

 

だがすぐさま横へと振るわれた斧剣をハイパーライドヘアーで掴んだ後宙に投げる。

 

斧剣が宙を舞い、地に落ちるまでの間深川はヘラクレスとの距離を詰め、膝蹴りを顔面に食らわせる。

 

 

そして宙から舞い落ちた斧剣をハイパーライドヘアーでキャッチした深川はその斧剣を以て僅かながらよろめいたヘラクレスの両の眼を切り裂いた。

 

 

 

目を潰したヘラクレスに止めをさすために斧剣を心臓目掛けて突貫させようと試みる。

 

だが、ギリシャの大英雄がその程度で怯むはずもなくヘラクレスはその巨体な見合わない俊敏な動きで蹴りを深川の顎めがけて放つ。

 

 

 

 

最初の数発の蹴りにより僅かながらよろめくも続けざまに襲い来る蹴りの軌道をある程度見切った深川はヘラクレスの右足首を掴みジャイアントスイングした後、横へと投げつける。

 

 

 

ヘラクレスは衛宮の自宅へとその巨体をめり込ませ、彼の自宅の一部が半壊し、めり込んだヘラクレスがその身を翻し反撃に出ようとする。

 

 

 

しかし、それよりも早く深川は拳に黄金のオーラを纏わせ常人には捉えきれない速さでヘラクレスに何度もボディーブローを食らわせ、空中に浮かべた無数の魔弾を雨を浴びせる。

 

 

 

そして後頭部を両拳を握った状態で力の限り殴り付けヘラクレスの頭を地面にめり込ませた。

 

めり込ませた地面には小さなクレーターが出来ており、

辺りには亀裂が走っている。

 

 

 

そして止めと言わんばかりに黄金のオーラを纏わせた足でヘラクレスの頭を踏み潰した。

 

 

だが、直ぐ様復活したヘラクレスは彼に果敢に挑む。

 

 

 

 

何故ムテキである深川に絶えずヘラクレスは攻撃し続けるのか。それは一重にイリヤを守るためであった。

 

 

ヘラクレスも幾重もの攻防のやり取りで深川に大抵の攻撃が通じていないのは理解している。

 

 

 

 

それでも構わず攻撃し続けるのは自分に気をそらさせ、イリヤにその矛先が向かないようにするため。

 

 

 

先程のヘラクレスを無視して、イリヤを直ぐ様狙ったことから彼は隙さえあればいつでも彼女を殺しにかかるとふんでいた

 

 

そんな中、初めて回避したのが顎を狙った攻撃。そして先程のノックバック。

 

彼はこれらのことから攻撃自体は効かなくとも衝撃が与え、仰け反らせるることが出来ることを見抜いていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘラクレスの意図を何となく察したイリヤはすぐさまその場の離脱を試みようとしていた。深川の自分に対する異常なほどの憎悪と殺意に怯えながら。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何だ……一体何が起こってるんだ。

 

 

 

何か急にキレた深川は黄金のボディにドレッドヘアーが特徴の何かへと変わった後バーサーカーに挑んで行った。

 

 

 

 

首を引きちぎり、腕を捻りきるなど随分と惨い戦い方をしていたけど彼はバーサーカーをほぼ一方的に蹂躙している。

 

 

 

あまりの戦いに付け入る隙がないのかセイバーとアーチャーも加勢に入れずに入る。

 

 

 

 

 

 

「なるほど……そういうことですか。」

 

 

何か分かったのかセイバーに訪ねると帰ってきた答えは驚くべきものだった。

 

 

 

 

「彼の動きは怒りのせいか無駄が多い。

戦いも我々サーヴァントからすればその技術は稚拙なもの。だが、戦いの素人という訳ではない。少なくとも場数は踏んでるようだ。」

 

 

 

……それだとおかしいんじゃないか?戦いに動きに無駄があると不味いのは俺でもわかる。

 

ある程度場数を踏んでるとはいえ、そんなハンデを抱えたまま戦況を運べるものなのか?

 

 

「相手にもよりますが、大抵の場合不可能です。ですが、彼はそれを覆す要素を持っている。」

 

 

 

 

 

……何だそれは?

 

「俄には信じがたいですがおそらく今の彼には相手の攻撃が通用しないのでしょう。」

 

 

どういうことだ?相手の攻撃が通用しない?

 

 

 

 

「士郎、覚えてますか?彼が激昂する前に起動させたものを。」

 

 

………言われてみれば何か機械のようなものを起動させてた気がする。

 

 

 

「………確かムテキゲーマーとか何とか言ってたわね。……まさか……」

 

 

遠坂がその時の様子を思い出したのかそこから導き出される結論に戦慄すると同時にセイバーは次の言葉を紡ぐ。

 

 

 

 

「俄には信じがたいですがおそらく先程のあれは無敵になれる機械なのでしょう。そうだとすれば彼があそこまでバーサーカーと戦えるのも納得がいく。」

 

 

 

 

 

 

……無敵になれるだって?何だよそれ……そんなの

 

 

 

「反則も良いところね……」

 

 

俺の心情を代弁するかのように遠坂が呟く。

 

 

確かに無敵になれるのなら戦闘技術だったりそういうものを気にしなくてすむ。

 

 

何せ無敵なのだから相手の攻撃を意に介する必要がなくなる

 

 

 

 

「彼は今までその機械の性能を主とした戦法を取ってそのやり方で勝ち続けて来たのでしょう。むろんあれだけの力です。何かしらのデメリットはあるでしょう。

 

そして彼がどういう人間であるかは少しですがわかりました。」

 

 

………そこまでわかるのか?

 

 

 

「えぇ。私はこれまで多くの人を見てきたので。彼は周りから見下されることを極端に嫌う。いや、正確に言えば自分が下だと思ってる者から見下されるのを嫌悪するというべきでしょう。

 

先程彼が激昂した際に発したホムンクルス風情という言葉から彼はホムンクルスに対して差別的な感情を持っており、人間である自分に強い自負を持っている。」

 

 

 

 

……それってアイツは煽り耐性が低いってこと?

 

 

 

「…………おそらく。自身が見下してる者からの嘲笑や侮辱などに異常なまでに激昂したことから彼はプライドが高い人間だと思われます。」

 

 

 

……ならどうしてアイツは彼女がホムンクルスだって分かったんだ?

 

 

「それは本人に聞くのが一番かと。」

 

 

 

 

 

「それにしてもあの黄金の鎧は脅威的ね。バーサーカーの攻撃を受けてもダメージというダメージもないみたいだしまさに反則の塊みたいなものね。」

 

 

 

 

 

「……そうでもない。あの男は彼女に対する怒りで気づいてないがこのままいけば不味いことになる。」

 

 

 

 

「……どういうこと?アーチャー?」

 

 

 

 

「あの男はこの戦いの前にも別のサーヴァントとも一戦交えてるのだろう?そんな状態でバーサーカーを相手にしている。体力的にも厳しい筈だ。現に動きが鈍くなっている。

 

今でこそあの黄金の鎧に守られているが、あれだけの力だ。相応のデメリットもある筈。例えば制限時間とかな。

 

それが解ければどうなることか。」

 

 

 

 

 

「それって………!」

 

 

 

「今のところはあの黄金の鎧の効果のおかげで何ともないようだがこのまま行けばあの男敗けるぞ。」

 

 

……それってかなりヤバイじゃないか!!

 

 

 

 

 

「セイバー!!深川の助太刀を頼む!!」

 

 

「アーチャー、貴方は援護をお願い!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方の深川はイリヤをすぐさま殺したいのにも関わらずそれを妨害するヘラクレスに苛立ちを感じていた。

 

 

自分の思い通りにならない現状に苛立ちを隠せない深川は内心穏やかではない。

 

 

 

深川は力至上主義である。力こそ全て。力がなければ何も出来ない。

 

 

その考えの元これまで生きてきた。そして彼はそう言えるだけの力を持っており、貰い物の力とは言え彼はこれまで多くの敵を下してきた。

 

そしてその力の優位性も十全に理解している彼はいつしか一部を除いた周りの者全てを見下すようになった。

 

 

 

 

 

更に原作知識という神の視点まで持っているのだから彼が驕り高ぶるのは道理と言えた。

 

 

 

 

そのことを忠告した冥界の女神も最古の王の言葉も彼には響かなかった。

 

 

 

正史ならこの忠告を聞かずにゲーティアとの戦いに挑み後一歩まで追い詰めるも、制限時間を迎え戦死するという結末だったが、この世界の彼は何の因果か制限時間を迎える前に勝ってしまった。

 

 

 

結果、彼を正せるものはおらず今現在に至るまでその考えは変わっていない。

 

 

 

そして彼はやがて自身の思い通りにならないと気が済まないほどに傲慢で稚拙になっていった。

 

 

 

 

今の彼のヘラクレスに対する心情は奇しくもかつて平成仮面ライダーの歴史を消さんとした1人の男が、常磐ソウゴと明光院ゲイツが変身する最中に時を止めた後放った言葉と同じだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

架空の存在相手にマウントを取り、悦に入る。

 

そして思い通りにならなければ癇癪を起こす。

 

何と醜く稚拙なことか。

 

 

だが、これが今の彼だった。

 

 

 

 

 

彼は1人で女神を下し、大量のラフムを捌き、単身ビーストを2体撃破したという事実が彼をここまで増長させた原因の1つでもあった。故に彼は今怒りに囚われている

 

ーこの肉ダルマが……早くしないとあのホムンクルスを殺すことが出来なくなるだろうが。雑魚の癖に俺の前に立ち塞がるんじゃねぇよー

 

 

 

 

 

そんな思いが彼の冷静さを奪う。そして視野狭窄に陥る。

 

 

そのせいで彼はヘラクレスの攻撃を受けることが多くなった。

 

 

ハイパームテキ(擬き)なのでダメージはないものの、精神的ストレスが蓄積していき、動きにだんだん無駄が多くなってきた深川。

 

だが、腐っても人理修復を体験し、地獄が遥かマシに見えるレベルの修羅場を潜り抜けて来た彼はヘラクレスの

首に蹴撃を浴びせる。

 

 

 

いくらヘラクレスともいえど108トンもの蹴撃を食らっては無事では済まず、僅かの間よろめく。

 

 

 

 

 

それを好機と見た彼はハイパームテキの必殺技であるハイパークリティカルスパーキングを繰り出す。

 

 

 

かつて憐憫の獣に多大なダメージを与えたこの技はヘラクレスの残りの命のストックを瞬く間に削っていった。

 

 

 

 

 

今や彼の残りの命は10から3まで削らされ、その身体をかつてない衝撃が襲う。

 

 

 

 

 

だが、深川も度重なる戦闘の疲労、ゲイツリバイブの副作用、そして暫く平穏な暮らしをしてたことにより体力が衰えたのが今になり効果を露にしてきた。

 

 

ヘラクレスが深川を仕留めようと心みるもセイバーが彼の前に立ち塞がる。

 

 

その様子を見たヘラクレスは直ぐ様その場から跳躍し、戦場から離脱した。

 

辺りを見ればイリヤもいつの間にか姿を眩ませている。

 

恐らく自分が戦ってる間に逃げたのだろう。

 

 

 

 

ーあの、ホムンクルスと肉ダルマ……次会うときは必ず殺してやるーー

 

 

 

その瞳に憎悪にも似た怒りを宿し、その場を後にした。

 

 

 

 

 

 

 




b『恋は人を盲目にする』

「あー、このムテキライドウォッチ擬き新しくしたからこれ組み込んどいて。何?書類?後でやっとくからおいといて。え?仙豆擬き追加?ハイハイわかったわかった。やっとくから。」




あぁ……ホント疲れる




「あ、深川さん。あぶり出した不審人物の取り調べお願いします。」




…………もうやだ。














「ドクターさ……もしかして俺を殺そうしてる?」



「そんな訳ないじゃないか!!君は僕らの大切な仲間なんだから。急にどうしたんだ?」


「俺の業務多過ぎじゃない?これ前も言ったと思うんだけど……」



「……すまない。でもどうしても君にしか出来ないことなんだ。正直君が一番書類を捌くスピードが早いし、いくつもの作業を並行してこなせるからどうしても君に頼ってしまって……その代わり明日はオフにしておいたから存分にハメを外してくれ。」





「……書類捌き、外敵の侵攻を想定したカルデアの設備やセキュリティの強化、仙豆擬きの量産、密偵及び他組織のスパイのあぶり出し、王様のご機嫌取り、在留職員のモチベーション向上及び持続のための魔力人形の提供その他etc……
多分俺その内過労死するよ。」




「……本当に済まない。君が辛いのはわかるけどそれでも頑張ってくれ。僕も出来る限りサポートはするから。」



「………何でこうなったんだっけ?」



「君が以前召喚室でサーヴァントもドン引きするレベルのライダーに変身したのが全ての始まりじゃないかな……その影響で最近バタバタしてるからさ。

英雄王や神霊たちがあんなに血相変えて飛んでくるなんて君がどれだけヤバいものに変身してたかわかるよ。

あのマーリンでさえアヴァロンから出て来て君の監視のため暫くここに滞在するとか言い出したんだから。」


「何かごめん……」






「まぁ、君の気持ちもわからないではないよ?でも世界を滅ぼすのはちょっとね…………」



「俺、あの騒動の後さ召喚したサーヴァントからやべぇ奴を見るような感じでみられたよ。しかもあの後職員さんがあれから妙に優しいのがまた……」


「……まぁ、それはしょうがないんじゃないかな。
君が変身したのがどういうものかわからないけど一目見たときゲーティアなんかより何倍もヤバいものだというのは僕でもわかったよ。」




「ホントごめん……」



「まぁこの話はこれぐらいにして。この後予定はあるの?」


「この後は素材と種火の周回と召喚したサーヴァントとの交流ぐらいかな。」



「……そうか。沖田とはあれからどうしてるんだ?」



「……どうも何もそんなに進展してないよ。あれからまだ1週間位しか経過してないんだから。それに俺普段は沖田さんへ何事もないように接しているし。」



「……何でだい?君の沖田に対する想いを語れば好感度は上がるんじゃないのか?」




「ドクター、冷静に考えてみ?会ってそんな時間たってない上にそこまで親密でもない男から猛アピールされても困るだけだよ。

まぁ暫くは親密度を上げることに専念するよ。
それにがっつき過ぎると引かれるしね。」





「…………あれでがっつき過ぎてない?ちょっと僕何言ってるかわかんないな………で、本音は?」


「沖田さんを落として自分の女にしたいてす。」


「…………やっぱりね。因みに何か勝算はあるのかい?」




「俺は沖田さんを落としたい。これはわかるだろ?」



「うん。十分すぎるほどね。」



「そのためには色々情報が必要。OK?」



「まぁそうだね。」



「そのためにまずは魔力で沖田さんを作る。」


「……うん?」





「で、魔力でオリジナルとそっくりに作った沖田さん相手に俺はジオウⅡの未来予知を使ってあらゆる状況をシミュレートする。」


「…………あぁ、うん。」


「そして考えられる限りのシチュエーションをシミュレートした後俺は本物の沖田さん相手に臨むという訳だ。どうよ?この天才的な方法は?」



「……深川君。君は有事の際には頭が良く回るのにどうしてこういう時は残念なことしか思いつかないんだ……
…………いいかい深川君?それで仮に沖田を落とせたとしよう。でもそれは果たして達成感があるのかい?

何より君が今やろうとしてることはテストで解答をカンニングしてるのと同じだよ?」





「でも未来予知って元々そういうものじゃん。カンニングしてなんぼの能力だし。」




「まぁ、そうなんだけどね?

要は僕が言いたいことは苦労して意中の女性を落とすからより大切にしようという思いが更に強まるのであって深川君のように俯瞰しすぎるとその物事に対する必死さが薄まると思うんだ。

そして結果的に俺は未来を知ってるからこういうことが起きてもどうにかなるという驕りが生まれ、やがてはそこを突かれて後々大変なことになるんじゃないかな?」




「何より未来予知で相手の全てを事前に調べ尽くしてっていうのは僕の所見だけどそれはスケールの大きいストーカーじゃないかな?」





「………だってさ……俺失恋したくないし。沖田さんは俺にとって天使だし万が一不愉快なこと言って傷つけるようなことしたくないんだよ。」


「うん、その思いやりは大切にするべきだよ。でもね?万が一そのことがバレたらどうするんだい?

客観的に考えてドン引きされるよね?意中の人を落としたいからあらゆる状況を未来予知でシミュレートしましたなんてさ……」


(召喚室の一件で既に深川君が周りからドン引きされてるのは黙っておこう。)





「……まぁ、そうだよね。俺ちょっと冷静じゃなかったわ。」


(あれで冷静だったら逆に怖いよ。)


「うん、そうやって自分を客観視出来るのは君の長所だ。大丈夫、彼女は見た所ある程度仲を深めて素直に自分の想いをぶつければ悪いようにはならないさ。」




「……わかった。相談ありがとうドクター。じゃあ俺そろそろ戻るわ。」








翌日……






「あれ?マシュ、深川君は?」



「何かパラレルワールドの沖田さんで色々実験するとか言って平行世界に行きました。」


「………やっぱり何もわかってないじゃないか!!!」





















ーカルデアルートの主人公が第二部に突入した話より一部抜粋ー


とある施設




その施設の空気は異様とも言えるものだった。



その最奥には1人の男が上半身裸で両手を鎖に繋がれ膝立ちの姿勢を強いられていた。





囚われた男は言葉を発することが億劫になるほどに衰弱しきっており、目は焦点を定めていない。


背中には管のようなものが差し込まれ、そこからは何かを抽出している。









「力。それには様々な種類がある。暴力、権力、財力等々今まで人類は力を追い求めてきた。だが、大きすぎる力を前にすれば人は恐怖する。やがてそれはその元凶を排除せんという感情になり、その者を攻撃しはじめる。」




「だが、それはあくまでもその力を扱う術を知らぬものこそが取る稚拙なもの。私は違う。私はどんな力をも使いこなしてみせる。」




「君程の力は類を見ない。そして内包している魔力量もだ。ごく一般のマスターと比べてもその量は抜きん出ている。それを私が有効活用してやろう。
何、安心したまえ。君はただ自分の理想とするものの夢に浸れば良い。ここには外敵はいないのだから。」





























「なぁ、深川。」

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