交響詩篇エウレカセブン~AnotherLovers~   作:ぅーの

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これも文字数が足りなかったので2話続きです。
感想ください!(切実


エントランス・オブ・ジ・アース&地球層第3都市

この旅の折り返し地点。

 

「『エントランス・オブ・ジ・アース』、、、」

 

およそ100人を乗せられる超大型ゴンドラが地中に潜り、下層の地球区域の人々の出入りをさせる。

 

ユーリ乗ったことはないが、聞く話によると、下には海という大きな塩水の湖が広がっており、ゴンドラから上を見あげると、空からワイヤーが出て来ているような、幻想的な景色が見えるらしい。

ちなみにリンク兄さんは見たことあるようだ。

 

「すみません。バイクを載せていきたいんですが。」

 

「では、あちらの列に並ばれてください。料金はこちらになります。」

 

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ちょうどユーリが着いたタイミングが、ゴンドラが出発したところだったので、かなり最前列に近いところで並べた。

 

列もそこまで混んでおらず、次のゴンドラ(と言っても2時間後)に乗れることになった。

 

「飯でも食うか、、、」

 

もちろん列んでる途中なので調理などはできない。

だから、前の街で予め作っておいたサンドイッチをバイクのサイドバックから取り出す。

 

食べ終わってしばらくしての事だった。

 

「あんた、旅人さんかい?」

 

呼ばれた気がして、振り返る。

そこには高身長だが、少し痩せていて、ユーリより少し歳上の青年が立っていた。

列には並ばず、整列ベルトの外にたっていた。

 

「はい、そうですが。」

 

「そうか。少しお願いしたいことがあって、、その、この手紙を届けてほしいんだ。僕の大切な人に、、、」

 

ユーリはこの人の目を知っていた。自分の目と似ている、そう思ったのだ。

 

「いいですよ。ただ、中身を確認していいですか?」

 

「ええ!?中身を、、?それは、、、」

 

「麻薬とか、やばいものだったら嫌なんで。」

 

「あ、ああ。そうか。そうだよね。うん、いいよ。でもちゃんと紙だけだから、大丈夫だよ。」

 

その中はもちろん紙だけだった。

 

「失礼しました。じゃあこれ、どこに送ればいいですか?」

 

「地球層第三都市なんだけど、もし行き先に被らなかったら、他の人に頼むよ。」

 

「大丈夫です。ちょうど突っ切る予定でしたので。じゃあこれ届けますね、必ず。」

 

「ッ!!ありがとう!」

 

この会話が終わると同時にゴンドラが来た。

 

「君の旅が上手くいくことを願うよ。気をつけて。」

 

ゴンドラの轟音と、トラパーの波にゴンドラが乗る音が響き、ユーリは地中へ降りて行った。

 

 

---------

 

 

 

地球層第三都市にはエントランスジアースからおよそ3日かかった。

 

「ここ、、、だよな。多分。」

 

エントランスジアースの上の乗り場で渡された手紙の住所に来たユーリ。

インターホンを押してしばらくすると初老の女性が出てきた。

 

「えっと、、なにか御用?」

 

「は、初めまして。マルダー・アスラズさんから手紙を渡されて、、これです。」

 

「そう。マルダーからってことは上の層から来たのね。遠いところありがとう。あなたはマルダーのお友達?見るからに宅配さんではなさそうだけど。」

 

「旅してるんです。マルダーさんとは三日前に初めてあっただけで。」

 

女性は懐かしむように手紙を眺めていた。

 

「あら、ごめんなさい。疲れてるでしょう?上がってって。」

 

たしかに3日間バイクで走り続けてたユーリはヘトヘトだった。

だからつい、その言葉に甘えてしまった。

 

「すみません。お邪魔します。」

 

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中は綺麗に整頓されていた。

 

女性の名前はノワ・スコールと言ってマルダーとの関係は娘の友達だそうだ。

ユーリも自己紹介を終えた頃リビングに着き、「少し待ってね。」と言われ、リビングの椅子に腰をかけた。

 

「待たせてごめんなさい。はい、お茶をどうぞ。」

 

「ありがとうございます。」

 

「ほんと、久々のお客様だわ。娘と二人暮しなんだけどね。娘とももう何年もまともに話せてないわ。」

 

「え、、、どういうことですか?」

 

「病気なのよ。トラパー粒子を吸うと発作を起こしてしまうの。だから2人だけでトラパーの薄いここに引っ越したの。でも、あの子が意識を失ってもう2年。ずっとここにいるの。」

 

「そう、、なんですか。」

 

「ありがとう。マルダーの手紙を届けてくれて。この手紙、たまに届くんだけど、それが私の心の支えになってるの。まぁ、ほとんど娘宛に書いてあるんだけどね。」

 

そのあともユーリとノワは会話をし、日が沈んだ頃にユーリはその家を出た。

 

 

家を出る際にノワから安い宿を聞いたので、今日はそこに泊まることにした。

三日間の野宿はユーリの体を疲れさせていて、久々のベッドにユーリは安堵する。

 

考える事は色々あったが、ユーリは今だけはこの安堵に浸っていたかった。

 

 

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つづく




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