インフィニット・ストラトス~墜ちてきた影~   作:ヴァイ

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はじめましてヴァイと申します。まだまだ稚拙な文章ではありますが、精一杯頑張りたいと思いますのでよろしくお願いします


プロローグ 新たなフロンティアへ

 新西暦と呼ばれる時代、地球外知的生命体との戦争に勝利した人類は平和のなかで徐々に腐敗していった。その世界を憂いた地球連邦軍特殊任務実行部隊シャドウミラーの総帥ヴィンデル・マウザーは地球連邦軍に反旗を翻した。しかし、完全な準備の整わないままのクーデターの敢行を余儀なくされ、特殊鎮圧部隊"ベーオウルブズ"に追い詰められ敗走。彼らは最後の切り札として異世界へと旅立つプランEFを敢行しようとしていた

 

 「アクセルはどうした?」

 

 戦艦ワンダーランドのブリッジにてヴィンデルが尋ねる。異世界への転移の準備はすでに整っていて、後は跳ぶだけの状態であるがシャドウミラーの実行班の核となるべき存在のアクセルがいなければ話にならない

 

 「あの人は殿を務めるわ。ついでに狼さんとの決着もつけたいみたいよ」

 

 この部隊の科学者であるレモンが返事をした。自身の機体の搬入を終えたようだ

 

 「半端が嫌いな男ではあったが、もう少し融通を利かせてもらいたいものだ。しかし、奴を放っておいてもこの作戦が失敗しかねないのもまた事実か……」

 

 アクセルの行動にため息を吐いたものの、殿が必要なのもまた事実である。相手があのベーオウルフであるのなら互角に戦えるのは自分やアクセル、人造人間Wナンバーズくらいのものであろう。アクセルには確実に合流したかったところだが、奴ならば別々の世界に跳ばされない限りは自力で合流してくれるだろう

 

 「仕方がない……次元転移を開始せよ!」

 

 転移装置リュケイオスが起動する。このまま行けば自身の感覚では艦が光に包まれ、それが解けるころには異世界へ到達していることだろう。

 しかし、本来艦の外側を包んでいるはずの光が艦内部へも到達し、すべてを光に包み込んでしまった。光に包まれている中で空間に身を投げ出される感覚に襲われヴィンデルはこの転移の失敗を悟った

 

 

 

 そのころ地上ではアクセルとベーオウルブズの激戦が繰り広げられていた

 その戦闘でアクセルは信じられないものを目の当たりにすることになった。取り巻きのゲシュペンストMk-Ⅱを片付け隊長機であるゲシュペンストMk-Ⅲの右腕を破壊したまでは良かった。だが、機械にあるまじきことに右腕が再生したばかりか機体が巨大化したのである

 この化け物を放っておけば自分たちにとっての脅威どころの話ではないだろうと判断したが、あらかじめ設定しておいた転移時間、他の部隊もここに向かっているだろうことを考慮すれば奴を倒した上で転移を完了するのは至難の業であろう。それを成功させるためには転移完了と同時に転移装置であるリュケイオスを自爆させるしかない

 

 「ただの博打だな、こいつは」

 

 覚悟を決めてアクセルは愛機ソウルゲインでベーオウルフに突撃し地下ドックへ叩き落す。先ほどの巨大化が仇となり、奴は自由に身動きが取れない。アクセルはソウルゲインのリミットを解除しフルパワーでベーオウルフに迫る。巨大化しさらに強力になったベーオウルフのクレイモアをかいくぐり進む。かすった弾など気にしてはいられない。奴にダメージを与えておかなければやすやすと自爆に巻き込まれてなどくれない

 

 「ソウルゲインよ……俺を、俺を勝たせてくれぇぇぇっ!」

 

 短い付き合いの愛機であるがレモンが自分の為に改修してくれた機体なのだ自分の期待に応えてくれると信じていた。現にクレイモアが直撃したが構うことなく突撃していってくれている。そして、懐に飛び込み拳での連撃、さらに肘での渾身の一撃を叩き込む

 

 「でぃぃぃやっ!!」

 

 アクセルとベーオウルフどちらの機体もボロボロで自己修復もすぐには完了しないであろう。搭乗者であるアクセルも相当のダメージを受けているが、相手もそれは同じなはずだ

 

 「ベーオウルフ……俺の勝ちだ!」

 

 ソウルゲインの着地地点の転移装置が作動しソウルゲインが光に包まれた。ベーオウルフがこちらに向かってくるが、もう遅いむしろリュケイオスの爆発を近くで受けてもらえるのならば好都合だ

 

 「俺はこの世界と決別する。貴様はそこで吠えていろ、リュケイオスが燃え尽きる業火の中で!」

 

 そしてアクセルはこの世界から姿を消し、意識を手放した




ヴィンデル様とか出すとなると、アンチ・ヘイトタグは一応つけておこうということでアンチ・ヘイトタグが付いてます
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