セイントシンフォギアXD   作:アンドロイドQ14

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ロストサンクチュアリ編
191話 いざ、古代遺跡へ


マンション 

 

 切歌と調は探索ゲームをやっていて、クリスもそれに巻き込まれた。その様子を見に来た氷河は目の当たりにした。

 

氷河「お前達、ゲームでもやってるのか?」

 

切歌「そうデス!氷河もやるデスか?」

 

氷河「いや、俺はいい。ただ、様子を見に来ただけだからな」

 

 そう言って、氷河は出ていった。

 

 

 

研究所

 

 一方、セレナの世界では…。

 

ナスターシャ「本国のF.I.S本部からの依頼ですか。向こうから直々にとは。また面倒事でなければよいのですが」

 

 その内容を見たナスターシャは驚愕した。

 

ナスターシャ「これは…(…困った事になりましたね。本部は装者を利便性の高い道具程度にしか考えていない…。何とか作戦の中止、せめて延期がなされるように手を回さなくては…)」

 

 そんな中、セレナが来た。

 

セレナ「マム、ため息なんかついてどうしたんですか?」

 

ナスターシャ「セレナ…、本部からの依頼です。いえ…依頼という体ですが、実態は命令ですね」

 

セレナ「私に、ですか?内容を教えてください」

 

ナスターシャ「いえ、この問題は私達でどうにか…」

 

セレナ「そんなに難しい任務なんですか…?」

 

ナスターシャ「結論から言えば、これは危険な任務と言えるでしょう。まずは詳細を説明します」

 

セレナ「はい」

 

ナスターシャ「数か月前に発見された遺跡の捜索が本任務です。現在先遣隊が調査を開始しており、多種多様な罠が確認されています。さらにそれだけでなく、アルカノイズの目撃報告に加え…遺跡を守るガーディアンのような存在も報告されています」

 

セレナ「アルカノイズとガーディアン…」

 

ナスターシャ「F.I.S本部の先遣隊ではこれ以上調査を進められず、こちらに命令を寄越したのです。政治的な理由もあり、大規模な部隊は動かせません。そのため、遺跡調査に装者の派遣要請が来たのです」

 

セレナ「遺跡捜索…」

 

ナスターシャ「F.I.Sは装者の希少性、重要性をわかっているのか…。何より装者も同じ人間である事が意識になさすぎます」

 

セレナ「たくさんの罠…」

 

ナスターシャ「あなたに危険が及んでは元も子もありません。簡単に断るのは難しいですが、どうにか交渉材料を用意して」

 

セレナ「(この前、テレビで見た映画や、暁さん達と一緒に遊んだゲームみたい!これはもしかして、素敵な冒険の始まりなんじゃ…)」

 

ナスターシャ「ともかく、こちらで何とか対策を…」

 

セレナ「マム、私やります!」

 

ナスターシャ「なっ!?」

 

 セレナは飛び出していった。

 

ナスターシャ「セレナ、どこに行くのですか!」

 

 

 

S.O.N.G潜水艦

 

 その頃、翼とマリアが帰還した。

 

翼「ただいま帰投しました」

 

響「2人とも、お帰りなさい!」

 

あおい「海外遠征ご苦労様です」

 

弦十郎「ご苦労だった。報告には既に目を通している」

 

マリア「ええ…王手をかけながらも、取り逃がしてしまったわ」

 

翼「あと一歩のところまで追い詰めながら、敵錬金術師による罠にかかってしまい…不覚極まりない失態です」

 

弦十郎「そう気に病むな。今回は敵が一枚上手だったという事だろう。アジトは放棄さえたのだから痛み分けさ」

 

朔也「多くは既に処分されていたそうですが、活動拠点跡からはいくつかの証拠品も見つかっています」

 

調「だったら敵の逃げた先もわかるかも知れませんね」

 

未来「弦十郎さんもああ言ってますし、お二人とも気を落とさないでください」

 

マリア「いいえ、次こそは必ず…捕らえてみせる!」

 

翼「ああ。錬金術師などに後れをとったままでいられるものか」

 

切歌「2人とも盗賊スキルが足りなかったデスね」

 

翼「と、盗賊!?どういう事だ!」

 

マリア「もう、現実はゲームのようにはいかないのよ」

 

翼「なんだ、ゲームの話か」

 

クリス「こいつらここんとこ、ダンジョン探索もののゲームばっかやってたからな」

 

調「はい、クリス先輩と一緒に」

 

マリア「ふふ、2人が楽しく過ごせているのは、あなたのお陰ね」

 

クリス「ま、まぁ?先輩としてトーゼンの務めって奴だな」

 

響「クリスちゃんって、本当に2人と仲がいいね!」

 

弦十郎「とにかく、今回逃走した錬金術師については調査部の方でも新たな潜伏場所を探っている」

 

慎次「はい。しかし恐らくは相手も警戒し、当分は地下に潜ると推測されます。早期の発見は難しいでしょう」

 

翼「くっ…やはりあの時捕えていれば…」

 

弦十郎「我慢のしどころだな。焦らず機会を待つのも大事だぞ」

 

翼「…わかりました」

 

マリア「…今はいたずらに動いてもしょうがないわね」

 

 その後、装者達は訓練をしていた。

 

切歌「訓練もいいデスけど、今回の任務の事を教えてほしいデス。どんな罠があったデスか?」

 

響「洞窟探検とかすごいよね。あー、私も聞きたい!」

 

マリア「そうね。情報の共有も大事だわ」

 

調「楽しみ…」

 

 響達はマリアと翼の話を聞いた。

 

マリア「…と、警報やアルカノイズの奇襲があって、最後の最後で落とし穴なんて単純な罠で逃げられたのよ…」

 

響「惜しかったんですね!でも、岩が脆かったなら仕方ないんじゃ?」

 

マリア「あの時、瞬の聖衣や切歌のギアみたいに鎖やアンカーを打ち出せる装備でもあれば、落ちずに済んだかもしれないわ…」

 

切歌「おお、あたしのイガリマにはそんな使い方もあったデスか」

 

未来「洞窟探検だし、もっと準備が必要だった…っていう事ですね」

 

翼「ああ、今回の件ではいついかなる事態にも備えられるよう、準備こそ肝要だと学ばされたな」

 

クリス「だけどいちいちランタンとかロープとか、用意しようにも持ち運べる量には限りもあんだろ」

 

翼「ああ、荷物が多ければ動きも鈍る。だが、準備が足りなければ、今回のような結果となる」

 

クリス「バランスってのが大事だよなぁ。ったく、武器ばっか持ってても仕方ないけど、属性も考えなきゃならないし…」

 

翼「属性…?まあ、何を携えるかの選択は難しいものだな」

 

マリア「さあ、話はこれくらいにして。訓練を再開しましょう」

 

翼「鍛錬も準備のうち。基礎なくしては装備も役には立たないからな」

 

響「はい!続きも頑張りましょう!」

 

切歌「つまり、レベル上げデスね」

 

調「そうだね、切ちゃん」

 

マリア「とにかく…再開するわよ」

 

 訓練の後…。

 

マリア「ふう…今日の訓練はこんなところかしら」

 

切歌「レベルもだいぶ上がったデスかね」

 

調「3くらい上がったと思う」

 

 そこへ、セレナが来た。

 

響「あ、セレナちゃん」

 

セレナ「あの…マリア姉さんいますか?」

 

マリア「あらセレナ。遊びに来た…わけではないようね。どうしたの」

 

セレナ「あ、姉さん。あのね、ちょっと相談があって…」

 

マリア「相談?何かしら」

 

セレナ「うん。実は…マムがF.I.S本部から命令を受けて、それについてちょっと悩んでるみたいなの」

 

マリア「それは一体どんな命令なの?」

 

セレナ「それが、新しく発見された遺跡を探索して、調査するっていう任務なの」

 

調「遺跡…」

 

切歌「探索…」

 

クリス「だあっ!?」

 

 一同は発令所で弦十郎と沙織にその事を話した。

 

マリア「…という話なの」

 

弦十郎「ふむ、ナスターシャ教授がそんな事を。なるほど遺跡探索か…」

 

沙織「どのような危険が待っているのかわからないので、セレナさんを1人で行かせる事を躊躇しているのでしょう」

 

セレナ「マムもそう言ってました」

 

マリア「当然よ。セレナにそんな危険な事をさせられないわ。何とか任務を断る事はできないの?」

 

セレナ「えっ!?え~と…。な…悩んでるマムを見た感じだと難しいかなって…」

 

マリア「そう…」

 

セレナ「でも、マリア姉さん。私だって装者なんだよ。危険だからって理由で断るのは違うと思う」

 

マリア「セレナ…。マムの力になりたい気持ちはわかるわ。でも、何が待っているかもわからない遺跡なんて危険すぎる」

 

セレナ「遺跡には危険がつきものなんだよ!でも…、だからこそ、新しい発見をした時の喜びは、きっと何ものにも代えられない、素敵な…」

 

マリア「…ねえ、セレナ…」

 

セレナ「それに、遺跡を探索する目的は宝を探すのではなく、真実を探すためだって、ショーン教授が…。…はっ!え、えーと…」

 

マリア「…セレナ、もしかして行きたいの?」

 

セレナ「……ちょっとだけ」

 

未来「どうしてそんな危険な任務に?」

 

セレナ「前にこっちに来た時に、暁さん月読さんと一緒に見た映画と、ゲームで…ちょっとそういう冒険に…憧れてて」

 

クリス「インドアとかいう映画とあのゲームの影響かよ!?」

 

セレナ「ごめんなさい!でも、マムも困ってますし…」

 

クリス「そりゃわかるけど…」

 

切歌「あたしもわかるデス!冒険はロマンデスよ!」

 

クリス「そっちじゃねー!」

 

マリア「セレナのやる気は置いといても、F.I.S本部の命令を断るのは難しいようね。…風鳴司令。セレナの探索に同行するのを許可してもらえないかしら?」

 

弦十郎「未知の遺跡に謎のガーディアン、さらにはアルカノイズときたか…。確かに装者1人では危険すぎるな。…わかった、今回は特別に同行を許可しよう」

 

マリア「…ありがとう」

 

弦十郎「逃亡中の錬金術師についての情報はまだ何も入っていない、しばらくは時間がかかるだろうしな」

 

沙織「マリアさん達が帰ってこない場合は星矢達を向かわせるのを検討しておりますが、あまり長居はしないようにお願いします」

 

マリア「ええ、わかっているわ」

 

翼「ならば、私にも同行させてください。前回の任務で自分の未熟さを思い知らされました。それを克服するためにも許可を」

 

弦十郎「いいだろう。来るべき錬金術師の追撃には万全の精神状態で臨むべきだ」

 

翼「ありがとうございます!」

 

切歌「あたしも行きたいデス!ショーン教授みたいにカッコよく財宝をゲットするデス」

 

調「切ちゃん、でも来週って確か補習が…」

 

切歌「デデデッ!?そうだったデス…」

 

沙織「家族同然のセレナさんを助けたい気持ちはよろしいのですが、学業をおろそかにするのは感心しませんね」

 

響「わた」

 

未来「響も補習でしょ」

 

響「…はい、おっしゃる通りです……」

 

未来「もう…」

 

クリス「なら、あたしが行く。あたしなら補習もないしな」

 

弦十郎「ふむ、しかし…」

 

翼「いいのか?」

 

クリス「ああ。少しでも戦力はほしいとこだろ?」

 

 そこへ、瞬が顔を出した。

 

瞬「どうしましたか?」

 

セレナ「瞬さんじゃないですか。瞬さんも一緒にどうですか?」

 

瞬「一緒に?」

 

 瞬は詳しい事を聞いた。

 

瞬「なるほど、遺跡探索に行く人を決めていたのですか。よかったら、セレナの要望通りに僕も行きます」

 

美衣「瞬さんのアンドロメダの聖衣についているネビュラチェーンは命綱代わりにもなる上、セレナさんやナスターシャ教授との付き合いも長いですからね。瞬さんが一番探索向きだと思います」

 

弦十郎「わかった。ならばお前達4人に任せよう」

 

マリア「これで5人ね」

 

クリス「ゲームより1人多いけどな」

 

セレナ「あのゲーム知ってるんですね!シャドウテリトリー!」

 

クリス「ま、まあちょっとだけな」

 

弦十郎「向こうに渡ったら、ナスターシャ教授の指示に従うようにな」

 

セレナ「姉さん、それに皆さんありがとうございます」

 

切歌「遺跡探索のお土産話期待してるデス」

 

調「頑張って、セレナ」

 

セレナ「任せてください!」

 

 

 

研究所

 

 一同は研究所に来た。

 

マリア「マム。セレナが遺跡探索の任務を命じられてると聞いたわ」

 

ナスターシャ「なぜその話を…!…また、勝手にあちらに行ったのですね。セレナ、あなたという子は…」

 

セレナ「ごめんなさい。でも、こんな時マリア姉さんなら必ず助けてくれると思ったから」

 

マリア「マム、私達に手伝わせてくれないかしら」

 

ナスターシャ「…あなた達の助力については感謝します。こちらもどう手を回すか考えあぐねていたところですから」

 

翼「いえ。任務の詳細を伺わせてもらえますか」

 

ナスターシャ「わかりました。それでは…。F.I.Sから届いた命令書によれば、とある海外の密林奥地で、手付かずの先史文明期の遺跡が発見された、との事。先史文明、ひいては聖遺物に関係する遺跡という事もあり、早速調査チームの派遣を行いました。しかし、調査チームは遺跡内部に張り巡らされた多種多彩なトラップに阻まれ、遅々としてその調査は進まず、さらにはどこから遺跡の存在を知ったのか、盗掘者達まで現れ始め、調査の妨害をしてきている状況です」

 

瞬「装者が必要になる事態を作った一因である調査隊の妨害をしてくる盗賊はもしかすると、アルカノイズを使っているのでしょうか?」

 

ナスターシャ「その通りです」

 

マリア「アルカノイズ…そういう事。それじゃ護衛も何もないわね。でも、一体どこから入手したのかしら」

 

ナスターシャ「わかりません。しかしF.I.S本部は敵にアルカノイズがいるため、装者…つまりセレナの派遣を再三要求してきています。とはいえ状況的にセレナ1人では危険が大きすぎる。故にこちらは要請を断り続けていたのです」

 

クリス「なら、もう問題ないな。頭数は揃ったわけだし」

 

翼「ああ、その通りだな」

 

瞬「僕達に任せてください」

 

セレナ「マム、瞬さんや姉さん達が同行してくれるなら安心だよね」

 

ナスターシャ「心強い限りです。ありがとうございます。それでは、こちらで調査任務を請け負うと連絡を入れておきましょう」

 

マリア「ええ」

 

ナスターシャ「F.I.Sの要請内容は、未開遺跡の調査と遺跡に眠る聖遺物の入手。盗掘者の手に聖遺物が渡れば、どんな事態に発展するか知れません。それだけは防いでほしいのです」

 

クリス「盗掘者がアルカノイズを持ってるってんなら、錬金術師と繋がりがあるかも知れないな」

 

ナスターシャ「その通りです」

 

マリア「マム、私達の事だけど…」

 

ナスターシャ「わかっています。あなた達並行世界の装者と聖闘士については、もちろん公にするわけにはいきません。ですので、あなた達はセレナのサポートスタッフという事にさせてもらいます」

 

翼「はい、それで構いません」

 

ナスターシャ「出発は明日。ヘリの手配をしておきましょう」

 

セレナ「じゃあ、さっそく出発の準備だね」

 

 セレナ達は準備を行った。

 

 

 

ジャングル

 

 翌日、一同はジャングルまで送られた。

 

マリア「遺跡の前にジャングルを踏破するはめになるとはね」

 

瞬「仕方ありません。軍の監視を掻い潜るには徒歩で向かわないといけないので…」

 

マリア「それはそうかも知れないけど…」

 

セレナ「一体どんな遺跡なんだろう。楽しみだね」

 

マリア「もう、遊びに来てるわけじゃないのよ?」

 

セレナ「だって、こんな遠くに来るのなんて初めてで、それに姉さん達と一緒に探検ができるなんて嬉しくて…」

 

マリア「仕方ないわね…。完全にピクニック気分なんだから」

 

クリス「ま、最初からそう気を張ってもしょうがないだろ」

 

翼「ああ。いざという時に対応できる心構えは必要だが、緊張感というものは長時間の持続は難しい。だから、今は少しくらい肩の力を抜いていてもいいんじゃないか?」

 

マリア「仕方ないwね。それじゃ…みんなで遺跡探索に出かけましょうか!」

 

セレナ「うん!」

 

瞬「(随分とセレナは嬉しそうだね)」

 

 瞬は口に出さず、心の中でそう思っていた。そしてジャングルを進んでいった。

 

セレナ「マム、遺跡のあるポイントはもうすぐですよね」

 

ナスターシャ『はい。…まってください、付近にアルカノイズの反応が検出されました』

 

瞬「盗掘者達か!」

 

ナスターシャ『先だって調査にあたっていたF.I.Sの現地スタッフが襲撃を受けているようです。急いで向かってもらえますか?』

 

セレナ「うん、その人達を助けないと!」

 

マリア「ええ、急ぎましょう!」

 

クリス「遺跡の前の肩慣らしには、ちょうどいいな!」

 

 すぐにセレナ達は駆け付け、アルカノイズを瞬く間に撃破してしまった。

 

瞬「もうあなた達が放ったアルカノイズはいないよ!」

 

盗掘者A「バ、バカな!アルカノイズがやられるなんて…!?」

 

盗掘者B「こんなの俺たちゃ聞いてねえ!」

 

盗掘者C「俺だって聞いてねえよ!逃げ」

 

 ところが、盗掘者達は瞬のネビュラチェーンで拘束され、動けなくなった。

 

瞬「大人しくするんだ!この状態で無理に殺気立つと、数万ボルトもの電撃が流れる!」

 

盗掘者A「す、数万ボルトだと!?」

 

 流石に数万ボルトには太刀打ちできず、盗掘者達は無駄な抵抗をやめて大人しく拘束された。

 

セレナ「あっさり無力化しちゃった…」

 

マリア「F.I.Sのテントは向こうね。それじゃあ挨拶に行きましょうか」

 

 セレナ達はF.I.Sのスタッフに挨拶した。

 

F.I.Sスタッフ「助かりました。あなた達が日本支部のスタッフですね?」

 

セレナ「はい、よろしくお願いします」

 

マリア「マム、現地に到着したわ。アルカノイズも撃退済みよ」

 

ナスターシャ『ご苦労様です。調査開始の前に、遺跡について十分に情報を得ておいてください。遺跡内部では通信が機能しない可能性もありますからね』

 

マリア「ええ、もちろん」

 

セレナ「遺跡について調査の現状を教えていただけますか?」

 

F.I.Sスタッフ「はい。我々がこれまでの調査で確認できたのは、遺跡の入り口からわずかの距離でしかありません。盗掘者達も複数回のアタックを行っているようですが、恐らく到達点はこちらとさほど変わらないでしょう」

 

クリス「罠があるって話だな?」

 

F.I.Sスタッフ「はい、遺跡内では多くの罠が確認されています。ただ、これがおかしいんです。一つ一つ解除しても、いつの間にか新たな罠が設置されていたり、解除した罠が復活したりなどもしているのです」

 

セレナ「罠が勝手に…?」

 

翼「それは遺跡を守る何者かがいる、という事ですか?」

 

セレナ「そういえば、遺跡を守るガーディアンがいるって、報告がありました」

 

F.I.Sスタッフ「はい、人ではない何かがこの遺跡を守っているようなのです」

 

マリア「聖遺物と関わる遺跡なら、十分にありうる話だわ」

 

F.I.Sスタッフ「そして遅々と進まない調査計画を練り直していたところに、あのアルカノイズを連れた盗掘者が襲撃して来たのです」

 

瞬「危ない所でしたね。ですが、盗掘者は僕が拘束しました」

 

F.I.Sスタッフ「いえ、盗掘者はまだいます。」

 

セレナ「まだあのような人達が…。わかりました。後は私達に任せてください!」

 

 一同は遺跡の入り口に来た。

 

セレナ「来た…遺跡へと至る道!それじゃ、遺跡探索にしゅっぱーつ!」

 

マリア「ちょっとセレナ!どんな罠があるかもわからないんだから、私から離れないで!」

 

 セレナが先に進んだため、慌ててマリア達は後を追った。未知の遺跡の探索が今、始まろうとしていた。




暑さで執筆がはかどらず、大変お待たせしました。
これで今回の話は終わりです。
今回は遺跡の入り口に入ろうとするところまでを描きました。
次は遺跡の探索が始まります。
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