古代遺跡
セレナ達は古代遺跡を進んでいた。
瞬「(まだ入り口付近だけど、古代文字らしき文字があちこちにある…。考古学者を連れてきていれば、何かわかったかも知れないけど…)」
セレナ「この先、探検隊に一体どんなものが待ち受けているのか、今の私達には知る由もなかったのです…」
クリス「なんだそのナレーション。随分とノリノリだな」
セレナ「はい、雰囲気が出るかなと思って」
クリス「いるか?その雰囲気」
セレナ「それに、後で探検のお土産話をしてほしいって暁さんに頼まれてるんです」
マリア「いいじゃない。逆に緊張感を持てるかも知れないわ。マムへの報告にも使えるだろうし」
セレナ「ありがとう、姉さん」
翼「なるほど、ずっと口元に構えていたマイクはボイスレコーダーだったのか」
セレナ「はい、しっかり記録しておきますね」
翼「ああ、頼んだ」
瞬「立ち止まっても何も始まらないから、先へ進もう」
一同は遺跡を進むのを再開した。
セレナ「薄暗い遺跡内部には探検隊の足音だけが不気味に響きます。どんな恐ろしい罠が待ち受けているというのでしょうか…」
クリス「罠があるってわかってるんだから、そうそう引っかかってたまるか」
翼「待て、足元にワイヤーがあるな。これも罠か。だが、見えていれば」
そんな時、翼達の道を阻むように瞬は鎖で塞いだ。
翼「瞬、なぜ道を塞ぐ!?」
瞬「ワイヤーの上にも罠がありますよ」
瞬が言った通り、ワイヤーの上にもワイヤーがあった。
マリア「瞬がいなかったら翼は引っかかっていたわね…」
瞬「みんなは僕の後ろに下がって。紛らわしい上のワイヤーのトラップをわざと作動させて道を作るから」
マリア「わざと作動させて道を?」
瞬の言う通りに下がり、瞬はわざと罠を作動させ、大量の矢が降った際にローリングディフェンスで全て防御した。
クリス「力技でどうにかしちまったぞ…」
マリア「わざと目立つワイヤーを置き、それを囮にして、見えにくいワイヤーを張る。まるでマムが仕掛けた罠みたいね」
セレナ「そうだね、姉さん。でもマムだったら、もっと厳しい罠にしたと思うよ」
クリス「…お前らも苦労してるんだな…」
マリア「…凝り性なのよ、マムは」
セレナ「ついに遺跡が牙を剥く!最初のそれは狡猾にもワイヤーのようなものを使った二重トラップでした。辛くも降り注ぐ矢の雨を回避した探検隊一行は、冷や汗を流さずにはいられませんでした…」
その先へ進んでいくと…。
セレナ「姉さん、分かれ道になってるよ。どっちに行く?」
マリア「地図を描いておきましょうか。迷ったら厄介な事になるもの」
クリス「ああ、いいんじゃないか?」
翼「ならば、私が…」
マリア「セ、セレナにお願いするわ!」
セレナ「私?いいけど、ナレーションが…」
クリス「それ、そんなに大事か?」
翼「なら、やはり私が」
クリス「いやわかった!ナレーションで困った時はあたしが変わってやる!だから、な?」
セレナ「わかりました。それなら地図担当も頑張りますね」
翼「むぅ…それでいいのなら構わないが…」
マリア「(翼の絵心で地図を描かれたら、新しい紋様が誕生してしまうわ…)」
瞬「(何か悪い事が起きそうだしなぁ…)」
翼「まずは右から進んでみるか」
セレナ「わかりました。ここから地図を描いていきますね」
進んでいると、何かが聞こえた。
翼「今、かすかだが奥から声が聞こえたぞ」
クリス「ただの通行人って事はなさそうだな。様子を見るか…」
マリア「ええ…」
セレナ「探検隊の進む先から、人の声らしきものが響いてきます。これは盗掘に来た犯罪者たちなのか、それとも遺跡に住む未知なる部族なのでしょうか…」
瞬「9割もの確率で盗賊だろうね。もう少し近づいてみよう」
静かに近づいてみると、やはり声の主は瞬が拘束した盗掘者とは別の盗掘者達であった。
盗掘者A「罠でひでえ目にはあったが、今までにないくらい奥まで進んだな!」
盗掘者B「別の道へ行った仲間は大丈夫か…?」
盗掘者C「通信機も利かねえからわかるわけねーだろ」
そこには3人ほど盗掘者がいた。
翼「あちらは分散してこうどうしているのか。ここにいるのは3人ほどのようだな。どうする?」
マリア「向こうが少人数に分かれているのは好都合ね。縛り上げて、後で回収を頼みましょう」
クリス「ただのゴロツキなら、楽勝だな。行くか」
セレナ「はい、悪い人を捕まえましょう」
セレナ達は盗掘者の目の前に来た。
瞬「観念するんだ!この遺跡は未知の部分が多い!大人しく自首すれば乱暴な事はしない!」
盗掘者A「な……はあ?ガキに女子供が何言ってんだ?」
盗掘者C「ははは、政府の連中はよっぽど人手不足らしいな」
翼「私達を見た目で判断すると、いささか痛い目を見る事になるぞ」
盗掘者B「言われてみれば、なんでこいつらがここまで来れたんだ…?」
盗掘者A「知るか、何者だろうがどんな秘密があろうが…、俺達にはこいつがある!」
盗掘者達はアルカノイズを出した。
盗掘者B「そ、そうだ、こいつは無敵だ…!」
盗掘者C「へっへっへ、どうだ?怖いか?恐ろ」
ところが、瞬のチェーンによってアルカノイズは一瞬で全滅したのであった。
盗掘者C「な、何だとォ!?い、一瞬で…」
翼「さて、片付いたわけだが」
マリア「降伏させる必要はもうないわね」
盗掘者A「な、なんっ、なんっ、なん…何で無敵のアルカノイズが!?」
盗掘者C「こっ、こんなの俺は聞いてな」
結局はお縄につく事となった。
盗掘者B「た、助けてくれ…助けてください!俺はただ割のいい仕事があるって聞いたから今回初めて加わっただけで、家にはまだ小さい弟や妹」
瞬「えっ?」
翼「いるのか」
盗掘者B「いや…いないけど…」
クリス「いないのかよ!ったく、それじゃ、お前らの目的と他の仲間の人数を言え、言わないと…わかるな?」
翼「それにアルカノイズをどこから手に入れたかも話してもらおう」
盗掘者B「だ、大体30人と少しぐらいだったと思う。目的は、金だ。見つけたお宝をブラックマーケットに流して金に…」
マリア「聖遺物の流出ルートというわけね。アルカノイズは取引相手からかしら?」
盗掘者B「た、たぶん…そうだ!怪しげな連中から手に入れてくるって…」
翼「錬金術師だろうな」
瞬「では、大人しくしてくださいね。僕達は先に進むので」
マリア「ええ。盗賊団も捕えないといけないようだしね」
セレナ「声の主は盗掘者達でした。彼等はアルカノイズを操り、探検隊の行く手を阻みます。しかし、隊員達全員の活躍もあり、アルカノイズを撃破、盗賊たちを捕える事に成功したのです!」
クリス「おい、いくぞ」
セレナ「はい」
盗掘者を拘束した後、一同は前進した。
クリス「足元に気を付けろよ…」
セレナ「あ、これ知ってます!色が違う床が落とし穴なんですよね!」
マリア「もう、ここはゲームじゃないのよ」
翼「おい、あそこに穴があるぞ」
しかも穴から声がした。
盗掘者A「ちくしょう、お前のせいで穴に落ちたんだぞ!」
盗掘者B「お前が急げっつったんだろうが!」
盗掘者C「なんだこの壁、滑って上がれねー!」
瞬「…どうやら、盗掘者が先に罠にかかったみたいだよ」
マリア「こうして体を張って罠を解除してくれると、こっちも楽でいいわね…」
クリス「そうだな、ま、こんな奴等でも役に立つって事か」
セレナ「遺跡の罠は盗掘者にも分け隔てなく牙を剥いていました。探検隊はその無残な屍を乗り越え、先を目指します…!」
盗掘者A「おい、てめえら勝手に俺達を死んだ事にするな!」
盗掘者B「それより置いてくなよ!情けってもんがねーのか!」
翼「生憎、盗人にかける情けは持ち合わせていない」
セレナ「すみません、私達先を急ぎますから…」
マリア「これは放っておいても大丈夫そうね」
クリス「罠は解除してくれるわ、勝手に捕まってくれるわ。至れり尽くせりだな」
一同が先へ進むと、別の盗掘者がアルカノイズを使って襲い掛かってきた。しかし、装者や瞬の敵ではなかった。
盗掘者A「な、なんっ、なんっ、なん…なんで無敵のアルカノイズ…」
そのまま鎖で盗掘者達は勢いよく拘束され、そのショックで気を失った。
瞬「僕達は先へ進まなければいけないので、すみませんね」
盗掘者C「ひ、ひぃ~っ!」
あまりの強さに拘束を逃れた盗掘者の1人は逃げようとしたが、罠にかかってしまった。
クリス「落とし穴か。意外なところに収納スペースがあったな」
マリア「そうね、素敵な収納すベースだわ」
また一行は先へ進んだ。
マリア「罠に盗賊団の襲撃、気が抜けないわね」
翼「ここから先は、ギアで進んだ方がいいかも知れないな」
クリス「賛成。生身で罠にかかったらひとたまりもないからな」
装者はギアを纏い、先へ進む事にした。
クリス「なあ、また分かれ道みたいだぞ」
セレナ「探検隊の前に姿を現したのは、またまたまたまた分かれ道でした。度重なる分岐に方向感覚は失われ、探検隊を、迷宮の奥深くに飲み込まれるような不安が襲います…」
マリア「皇族も随分と複雑ね。こんなに入り組んでるなんて…、なおさら地図は重要だから、よろしくね」
翼「ああ、大船に乗ったつもりでいてくれ」
その言葉にクリスとマリアは言葉を失った。
クリス「ちょ…ちょっと待て。いつの間にマップ係交代してるんだよ!?」
翼「セレナがナレーションに忙しいようだったからな。代わりを申し出たのだ」
セレナ「はい、お言葉に甘えさせていただきました」
マリア「…い、いつから…?」
セレナ「最初の分かれ道の、すぐ次からだよ」
マリア「あああーっ!!迂闊、あまりにも迂闊だったわー!セレナにも知らせておけば!」
クリス「ああ…せめてチェックしとけばよかったな…」
セレナ「え?え?」
翼「なぜ肩を落とす?ちゃんと記録は取っている。安心しろ」
瞬「翼さん、それが記録と言えるんですか……?」
瞬が先に見たのは、あまりにも地図とは言えず、絵みたいに見える何かであった。
セレナ「……なんですか?この…抽象画?」
クリス「アバンギャルドが過ぎる!」
マリア「二つ前の分かれ道、正面と右の二つだったと思うんだけど…、なんでそんなオロチの首みたいに増えてるのよ!」
翼「ああ。ネズミか何かの小さな通り道もあったからな。間違えないよう、完璧にそれも記載した」
マリア「ダメだ、これは…!」
クリス「ちくしょう、もうどうにもならねえ……!」
セレナ「ごめんなさい…」
翼「ん?何を嘆いている?」
セレナ「思いもよらない災いが、探検隊に襲い掛かりました…。これまでの道のりを記録していた地図はなんと…、古代文字よりも難解な壁画のようなものになっていたのです。果たして私達は、無事にこの遺跡から帰れるのでしょうか?」
しかし、思わぬ助け舟があった。それは…。
瞬「一応、念のために僕も地図を描いておきましたので、もう翼さんは戦いと歌に専念してくださいよ…」
翼「戦いと歌に専念しろだと…?」
マリア「瞬、とても偉いわ!」
クリス「ふーっ、結構しっかりしている瞬がいて、大助かりだ…。そういや、瞬は遺跡に入ってからあんまり話をしなかったのは、地図を描いていたためか」
マリア「何はともあれ、地図を描くのは瞬に任せるわ」
翼「私では不満なのか?」
瞬「不器用な翼さんではダメなんですよ…。わかりますか?」
片付けもできない翼の不器用さを指摘しても、翼には理解できなかった。
セレナ「思わぬ助っ人のお陰で退路を紡ぐ事ができた探検隊。しかし、遺跡はまだまだ危険がいっぱい。果たして、遺跡には何があるのやら…」
マリア「さ、進みましょう」
進んだ先には、ロボットらしき機械が立ちはだかってきた。
翼「な、なんだ…ロボット!?」
クリス「ま、まさか…こいつがガーディアンだっていうのか!?」
セレナ「探検隊を妨害するように現れたロボット達。果たして彼等は何者なのでしょう…」
マリア「セレナ、油断しないで。古代遺跡に普通のロボットはおかしいわ、もしかしたら何らかの異端技術なのかも」
ロボット「侵入者 退去 要請」
クリス「退去、要請って言ってんぞ?」
セレナ「でも、距離を保ったまま攻撃はしてきませんね」
翼「退けぬと言ったらどうする…!」
ロボット「退去、勧告」
ロボットは翼に襲い掛かった。
翼「排除にかかるという事か」
ロボット「警告 退去 勧告…」
セレナ「私達を通してくれないようですね…」
クリス「はっ、通さないってんなら、力づくで通りゃいいだろ!」
瞬「話が通じれば戦わないで通してもらいたいけど、話が通じないのなら仕方ない!」
翼「降りかかる火の粉は払うのみ!」
一同はロボット達と交戦した。
翼「何者か知らぬが、我が道を阻むならば!」
マリア「切り払うのみ!」
次々と襲い掛かるロボットを撃破していく一同であった。
ロボット「侵入者…強力 排除不能…」
生き残ったロボットはその場から離脱しようとした。
クリス「逃げてくぞ、増援は呼ばせねえ!」
ここで全滅させようとクリスは銃弾を放ったが、ロボットはかわした。
ロボット「退避 退避…」
翼「待てっ、一網打尽にしてくれるっ!」
ところが、翼はロボット共々消えてしまった。
マリア「き、消えた!?どうして!翼、どこへ」
後を追おうとしたマリアも消えてしまった。
セレナ「マリア姉さん、待っ」
セレナもまた消えてしまった。
クリス「お…おい。嘘だろ…全員……!一体どうなってるんだよ!」
瞬「みんな、あのあたりで消えてしまった辺り、何か罠でもあるみたいだ」
クリス「どうやら、飛び込むしかねえみてえだな…」
結局は腹を括り、クリスは瞬と共に飛び込み、消えてしまった。
その頃、最初に消えてしまった翼はというと…。
翼「…急に周囲の風景が変わった!?どうなっている…?くっ、マリア、雪音、セレナ、瞬!」
しかし、返事はなかった。
翼「…この場には私1人のようだな。如何なる手段かわからんが、分断されたか…!」
そこへ、ロボットが現れた。
ロボットA「侵入者 退去 要請」
ロボットB「侵入者 退去 要請」
翼「これもまた罠か…。そして各個を多数で迎え撃つ。定石通り、機械にしてはいい戦術だ」
ロボットA「退去 勧告」
ロボットが襲い掛かってきた。
翼「だが!この程度、私1人で何ら問題はない!」
翼は次々とロボットを撃破していった。
ロボットA「強制排除」
ロボットB「強制排除」
翼「まとめて金屑に変えてくれる!」
この場にいるロボットは全て撃破した。
翼「どうやら、これで全部のようだな。…しかし、この状況。何らかの装置で転送させられたか(恐らくは全員同じ状況に…、みな無事だといいが…とにかく、戻る手段を探さねばな)」
そう考えて進んでいると…。
翼「な…、またしても落とし穴、だと…!」
落とし穴に引っかかり、翼は落ちた。
翼「うっ、ぐぐ…!」
しかし、ギアで強引に這い登った。
翼「…ふう。ギアの出力で強引に這い登ったものの、下まで落ちていたらどうなっていたことか…」
進む翼であったが、落とし穴はたくさんあった。
翼「何ッ!?くっ、落とし穴だらけの道だな。この遺跡を設計した者はよほど底意地が悪いとみえる。だが…」
落とし穴満載の道を通り過ぎていった。
翼「ようやく、穴だらけの通りは抜けたようだな。そして次はなんだ…?」
進んだ先にあったものは…。
翼「これは…天然の地底湖か?それとも意図的に作られた水場か?(目測にて水の孵化さは測りづらい。点々と続く飛び石を跳んでゆけと言いたいのか?これ見よがしの足場。嫌な予感はするが…)立ち止まっているわけにはいかないようだな」
翼は石を跳び進んでいった。
翼「…何事もないようだな。どうやら警戒しすぎたらしい。はーっ!」
飛び石を順調に進む翼であったが…。
翼「…な、何ッ!?一瞬で崩れ…が、げほっ、ごぼっ!」
途中の飛び石が崩れ、翼は水場に沈んでいった。
マリアの方は…。
マリア「ここは一体、何なの…!(目の前でロボットと翼達が消え、自分自身の状況が一瞬で変化した…。恐らくは転移させられたんだろうけど…一切の視界は利かないし、上下左右どこを触っても石ばかり…、ほとんど身動きもできないこの狭い空間は…はっ、まさか…!)」
マリアはある推測をした。
マリア「石の中に…いる!?最初からこういう仕掛けだったのか、遺跡の経年劣化で転送先の状況が変化したのかはわからないけど、この状況は…。くっ!狭すぎて…アームドギアを扱う事すらできないじゃない!通信もできないこの状況下で…セレナの行方もわからないっていうのに、こんな…。はぁ……どうやって出ればいいのかしら…」
クリスと瞬の方は…。
クリス「瞬以外全員消えたと思ったら今度はこの有様…。ほんとにこの遺跡を作った奴は性根がねじ曲がってやがる…」
ロボットA「侵入者 確認」
ロボットB「退去 勧告」
瞬「悪いけど、みんなと合流して遺跡の調査を終えるまでは退去はできない。そこを通してもらうよ!」
ロボットA「強制排除」
瞬「どうやら、戦うしかないようだ!」
クリス「ガラクタにしてやる!」
ロボットを撃破したが…?
クリス「なっ!?なんだこの凄い炎は…!(床から可燃性のガスでも出てるのか?一面火の海で、これじゃ身動きがとれない…!)」
慌てて瞬はローリングディフェンスで炎が近づかないようにした。
クリス「ロボットが破壊される事は織り込み済みってわけか。あーっ、まどろっこしい!」
瞬「クリス、ミサイルとかを使ったら生き埋めになるから、やめるんだよ!」
クリス「くそっ、どうすりゃいいんだ…!?」
セレナの方は…。
セレナ「いきなり周りが真っ暗に…!そうだ、消えたマリア姉さんや風鳴さんは…、マリア姉さーん!風鳴さーん!あ、あれ?雪音さん、瞬さん…?」
そこにはクリスと瞬もいなかった。
セレナ「(雪音さんと瞬さんもいない…。これって、ゲームにあったテレポーターみたいにどこかに飛ばされたのかな?声の反響からして、結構広い部屋みたいだけど…)」
進んでみたが…。
セレナ「痛い…!うう…床がデコボコして歩きづらい…。みんな別々に飛ばされちゃったのかな…。と、とにかく壁際まで行って…、手をついて…壁は、どこ…?痛っ!こ、これは柱なのかな?何も見えないし、何の音もしない…。真っ暗でどっちを向いてるかもわからない…。どこを目指せばいいんだろう…」
遺跡の罠が本格的に牙を向いたのであった。
遅くなりました。これで今回の話は終わりです。
今回は遺跡への突入と盗掘者達との戦闘、そしてロボットや遺跡の罠が牙を向くのを描いています。
早くも遺跡の罠で危機に陥っているセレナ達ですが、何か起きるかも知れません。
次はその何かが起きます。