のどかの家
しばらくしてから、ちゆはのどかの家に来た。
やすこ「さあ、上がって」
ちゆ「おじゃまします」
たけし「どうですかい?学校でののどかは」
慌ててのどかが来た。
のどか「ちゆちゃん、来てくれてありがとう!私のお部屋に行こう!」
たけし「何だよ、のどか!お父さんにお友達紹介してくれるって!」
のどか「ごめんなさい!また落ち着いてからね!」
そのままちゆを連れて自分の部屋に向かった。
やすこ「しょうがない。いい友達ができたみたいでよかったじゃない」
ちゆを呼んだのは、ラテの元気がなかったためであった。
ラテ「ワン……」
ちゆ「ラテの様子が変?」
のどか「今朝まで何ともなかったけど…」
ラビリン「ビョーゲンズのせいでもなさそうラビ」
ペギタン「こんなラテ様、見た事ないペエ…」
ちゆ「慣れない環境で疲れたのかも知れないわね。動物病院で診てもらうのはどう?」
のどか「ブラックジャック先生ではダメなのかな…?」
ちゆ「あの人なら絶対の信頼がおけるけど、通常は数千万円も治療費を請求する無免許医なのよ。だから、どうにもならない時の最終手段という事にしておきましょう」
のどか「ブラックジャック先生が無免許医で治療費が数千万円!?お母さんの話では、私の手術は余分に買っていまった食事券で引き受けたって言ってたけど…」
ちゆ「あの人、気まぐれなんだけど、同時に情に篤い人でもあるのよ。私のお母さんの手術の際も宿泊料金をタダにするって条件で引き受けてくれたわ」
ラビリン「地球では医師免許がないとお医者さんをやってはいけないと聞いたけど、ブラックジャック先生は無免許でお医者さんをやってるのにどうして捕まらないラビ?」
ちゆ「あの人は他の無免許医と違って普通の医師では治せない病気や怪我の治療を数多く成し遂げた実績があって、医師会の前理事長も家族が深刻な重症を負ったせいでブラックジャック先生に泣きついた挙句、黙認という形で放置しているのよ」
ペギタン「それは知らなかったペエ…」
のどか「じゃあ、どこがいいかな…?」
ちゆ「平光アニマルクリニック。同じクラスの平光さんのお家よ」
のどか「ひなたちゃんの…?」
のどかはひなたと初めて会った時の事を思い出した。
のどか「ふわぁ、それであの時」
ラビリン「じゃあ、早速行くラビ!」
ペギタン「あれ?ニャトランがいないペエ」
ラビリン「今日もパートナー探してるラビ」
すこやか市
ニャトランは普通の猫のふりをしつつ、パートナーを探していた。
ニャトラン「ちぇっ、また不発かよ…」
???「なぁ~~~いっ!」
叫び声の主はひなたであった。
ひなた「ヤバいヤバイ、絶対財布忘れた!これ~~~っ!」
財布を探していると、ひなたはリップクリームを落とした。
ニャトラン「あっ…」
ひなた「絶対約束の時間、間に合わなくなっちゃう~!」
咄嗟にニャトランはリップクリームを咥え、ひなたの元へ向かった。
ひなた「ダッシュ!間に合うかな…?怒られちゃうよ~!も、もう~!」
走るひなたを追うニャトランだったが、水たまりに足をとられ、転んで勢いよく地面にぶつかりそうになったが…
ひなた「あ、危ない!」
すぐにひなたはニャトランをキャッチしたが、勢いよく転んでしまった。
ひなた「いてて…。大丈夫?猫ちゃん」
ニャトラン「ニャア!」
ひなた「な、何…?」
ひなたはニャトランが咥えているリップクリームに気付いた。忘れ物を拾ってくれたニャトランに対し、ひなたは頬ずりした。
ひなた「わぁ、それって私の!拾ってくれたの!?わあっ、猫ちゃんありがとう!賢い、可愛い~!」
ニャトラン「やめてくれ!くるちぇ!」
思わずニャトランが喋った事で2人は固まった。
ひなた「ええええ~~っ!?」
ビョーゲンキングダム
キングビョーゲンはシンドイーネと杳馬から報告を聞いた。
キングビョーゲン「プリキュアが2人…?」
シンドイーネ「そうなんです。どうします?キングビョーゲン様!やっちゃいます!?」
キングビョーゲン「今はとにかく地球を蝕む…。ヒーリングガーデンの女王より先に復活せねばならんのだ…」
シンドイーネ「ですよね~!」
杳馬「けどよ、ダンナは何千年も昔にプリキュアと共に戦ったパルティータちゃんの賢者の石に何もできずにコテンパンにやられたそうじゃねえか。復活できても賢者の石が最大の壁だから、それをどうにかしなきゃならねえんじゃねえか?」
キングビョーゲン「賢者の石…!あの全てを浄化する輝きは極めて不愉快だ!悪夢にまで出てくるほどだ!」
キングビョーゲンにとって、ラピス・フィロソフィカスはトラウマであった。
杳馬「グアイワルのダンナ、どうしましたかい?」
グアイワル「なぁに、俺も会ってみたいと思ったのさ、プリキュアに」
平光アニマルクリニック
ラテはひなたの兄のようたがラテを診察し、注射などを行った。
ようた「はい、これで大丈夫。少し疲れが溜まっちゃったかな?ちゃんと休ませてあげてね」
のどか「ありがとうございます!」
ようた「2人、ひなたの同級生だって?」
ちゆ「はい、今年から同じクラスで」
のどか「私は転校してきたんです」
ようた「そっか。騒がしい妹だけど、よろしくね」
ちゆ「こちらこそ」
のどか「えっ、妹って事は…お兄さん!?」
ようた「と、父さんと間違えたね…」
ちゆ「すみません!」
ようた「いいよ。僕も獣医として貫禄が出てきたって事かな…」
のどか「あの…、ブラックジャック先生と知り合い…ですか?」
ようた「ブラックジャック先生?彼とは知り合いだけど、どうしてそれを?」
ちゆ「実は、のどかはブラックジャック先生のお世話になった事があるんです。私も、親が急病で倒れた際に偶然泊まりに来ていたブラックジャック先生にお世話になったもので…」
ようた「奇遇だね。うちも手に負えないほどひどい怪我や病気のペットが来た際にブラックジャック先生にお世話になってるんだ」
???「そちて、ジュースがおいちいのよしゃ!」
そこへ、ピノコとラルゴが来た。
ようた「ピノコちゃんにラルゴじゃないか。また買い物かい?」
ピノコ「そうなの」
ようた「小さい子なのに、偉いね」
ピノコ「ピノコは18ちゃいなのよしゃ!」
ピノコの発現は凄まじい衝撃であった。
のどか「じゅ、18歳!?」
ちゆ「そうは見えないわ…」
のどか「そういえば、今日ひなたちゃんは?」
ようた「隣町の夢ポートに行ったよ。友達と買い物と言ったような…」
そう言ってると、ひなたが大急ぎで帰ってきた。
ひなた「お兄、お兄!」
のどか「ひなたちゃん…?」
ようた「お前、出かけたんじゃ…?」
ひなた「ヤバイ!見て見て、しゃべる猫、発見!」
その光景にのどか達は衝撃を受けた。
ピノコ「アッチョンブリケ!!」
ようた「喋る猫?また聞き間違えたんじゃないの?」
ひなた「そうじゃ」
慌ててちゆはひなたの口を塞いだ。
ちゆ「聞き間違い!気のせいよ」
のどか「ひなたちゃ~ん!私、喉かわいちゃった!隣のカフェに行きたいな~」
ちゆ「どうも、お世話になりました~!」
のどか「失礼しま~す!」
慌てて一同はその場から出ていった。
ようた「お大事に…」
カフェ
ピノコがここに立ち寄ったのは、カフェのジュースを飲みたいからであった。
めい「あら、ピノコちゃんじゃない。よく来てくれて嬉しいわ」
ピノコ「ここのジュース、とってもおいちい!」
のどか「ふわあっ、可愛い!」
ひなた「でしょでしょ。グミのせるの、あたし考えたの!」
ちゆ「ピノコちゃんはよく来るんですか?」
めい「ええ。すっかりここのジュースが気に入ったみたいよ。それでは、ごゆっくり~」
ヒーリングアニマルはテーブルの下に隠れていた。
ラビリン「何とか誤魔化せそうラビ!」
ラルゴ「クゥン…」
そんなラビリン達をラルゴはいつもの様子で見つめていた。
ひなた「で、さっき拾った猫なんだけど」
ちゆ「気のせいよ!猫は喋らない!」
ひなた「ちょ、ちゆちー怖い~」
ちゆ「ちゆちー?」
ラルゴ「クゥン」
誤魔化せそうにないとラビリンは思ったが…。
ニャトラン「ふん、しょうがない…」
ニャトランは決心し、ひなた達の前に来た。
ニャトラン「俺の名前はニャトラン!」
ひなた「ほら、喋った」
ニャトラン「3人とも、初めまして」
ひなた「はじめまして、あたしはひなた。ニャトラン、何で喋れるの?」
ニャトラン「それがわからないんだ。生まれた時から俺だけ喋れてさ」
ひなた「そうなんだ、凄い!」
いつの間にかピノコは背が低いためにテーブルの下にいた。
ラビリン「しゃべる猫で押し通そうとしてるラビ」
ピノコ「ニャトランは正直なのしゃ」
ラテとラルゴはいつものマイペースであった。
のどか「これで…」
ちゆ「よかったのかしら…?」
ニャトラン「なぁ、ひなた。俺の事、他の人には秘密にしてくれよな」
ひなた「勿論だよ。最初からそのつもりだし」
のどか「えっ?」
ひなた「だって、見世物みたいになったら可哀想じゃん」
ちゆ「でも、凄い勢いで診察室に」
ひなた「いや、見世物になる前に保護するとか…、迷子ならお家捜すとか、早くお兄に相談とか思ってたら慌てちゃって」
のどか「ひなたちゃんって優しいんだね」
ひなた「ええ、そんな?あたしなんて全然…。それより飲もう、飲もう」
ちゆ「それより平光さん、友達との約束はいいの?」
ひなた「やだなぁ、ひなたでいいって」
しかし、ラインを見てひなたはショックを受けた。
ひなた「ええ~~~っ!?」
ショッピングモール
ひなたはのどかとちゆを連れて目的地に来た。その頃、クリスはある目的で同じ場所に来ていた。
クリス「ったく…後輩共め、『補習で行けない自分達の代わりに限定販売のグッズを買ってきて』とか、自業自得な上に人使いが荒いったらありゃしねえ!」
そこへ、のどか達が通りかかった。
ひなた「おっ、年不相応の巨乳を始めとしたナイスバディの女子中学生を発見!どこの学校の子なの!?」
クリス「…てめえ、あたしの事を中学生と言ったな…?あたしはこれでも高校三年生だ!」
ひなた「こ、高校生!?」
のどか「ひなたちゃん、クリスさんは本人が言ってる通り、こう見えても高校三年生なんだよ…」
ひなた「えっ!?そうは見えない!年齢サバ読みしてるの?」
クリス「サバ読みも何も、あたしは高校三年生って言ってるだろ!」
業を煮やしたクリスはひなたに拳骨した。
ひなた「痛っ!」
クリス「あたしは中学生じゃなくて高校生だからな。ちゃんと覚えておけ!」
機嫌を悪くしたクリスはその場を離れた。一方、グアイワルもショッピングモールのある場所に来た。
グアイワル「ふっ、蝕めるのは自然だけではないぞ。進化しろ、ナノビョーゲン!」
グアイワルはナノビョーゲンを出し、出てきたナノビョーゲンは鏡に宿っている光のエレメントさんを取り込み、メガビョーゲンに進化した。
メガビョーゲンの出現で人々は逃げ惑い、ラテは具合が悪くなった。
ちゆ「のどか、これって…」
のどか「ビョーゲンズだと思う!」
ニャトラン「よし、ひなたは俺が遠ざける!ひなた、あっちの方が怪しいぜ!俺の勘は当たるんだ!」
ひなた「嘘!?ほんと、ニャトラン!」
ニャトランがひなたを遠ざけた後、のどか達は人気のない場所で診察を行う事にした。
ラビリン「ラテ様を診察するラビ!」
聴診器でのどかは診察を行った。
ラテ『キラキラ、鏡が泣いてるラテ…。とっても近いラテ…』
そんな時、人々の悲鳴が聞こえた。
のどか「急ごう!」
クリスもメガビョーゲンを目撃していた。
クリス「オッサン、あたしもあいつらに手を貸すか?」
弦十郎『状況次第でな』
メガビョーゲンは暴れていた。
ひなた「えっ?何々!?」
ニャトラン「ひなた、俺らも逃げた方がいいって!」
???「ああっ、ひなた!?」
ひなた「みなぴー、りなぽん!何があったの!?」
りな「わかんない、急に怪物が!」
みな「た、多分この前学校に出た奴」
ひなた「え、嘘!?」
りな「ひなたも早く逃げよう!」
急いで逃げようとしたひなただったが…。
ひなた「えっ?のどかっちとちゆちー…!」
みな「花寺さん達もいるの!?」
りな「じゃあ、さっきすれ違ったのは本人…?」
みな「やばくない?怪物が出た方へ行っちゃったかも…?」
ひなた「嘘…!?このまま2人を置いておけないよ!」
ひなたは急いでのどかとちゆを捜しに行った。そんな場へクリスが来た。
クリス「お前ら、あいつの事はあたしに任せて、さっさと避難しろ!」
りな「だけど…」
クリス「さっさとしろ!あたしに任せとけって言ってるだろ!」
クリスに言われ、2人はやむなく避難した。
ニャトラン「これはもしかして…」
ニャトランもひなたを追いかけた。
のどか達はメガビョーゲンの前に来た。
ラビリン「いた、メガビョーゲンラビ!」
のどか「ひどい…こんなにもたくさん…!」
のどか達を捜していたひなたはメガビョーゲンの大きさに衝撃を受けた。
ひなた「うええっ、でかっ!マジで怪物じゃん!ってか、何この状況…!何で真っ黒!?可愛い物、全部台無しだけど…」
ニャトラン「あっ、ひなた、あそこ!」
ひなた「えっ!?のどかっちとちゆちー!?」
視線の先に捜していた2人がいた。
ペギタン「2人とも」
ラビリン「行くラビ!」
のどかとちゆ「うん!」
ラビリンとペギタン「スタート!」
ラビリン達はそれぞれのヒーリングステッキと合体した。
のどかとちゆ「プリキュア、オペレーション!」
ラビリンとペギタン「エレメントレベル上昇ラビ!」
のどか達「キュアタッチ!」
ヒーリングステッキにエレメントボトルをセットし、肉球の部分にタッチした後、のどかとちゆは白衣を身に纏い、プリキュアに変身した。
グレースとラビリン「重なる二つの花」
グレース「キュアグレース!」
ラビリン「ラビ!」
フォンテーヌとペギタン「交わる二つの流れ!」
フォンテーヌ「キュアフォンテーヌ!」
ペギタン「ペエ!」
プリキュアの登場にひなたはかける言葉がなかった。そして、グアイワルも現れた。
グアイワル「ははははっ!来たな、プリキュア!」
グレース「あれは?」
ラビリン「ビョーゲンズのグアイワルラビ!」
グアイワル「貴様らの力、この俺に見せてみろ!やれ、メガビョーゲン!」
襲い掛かってくるメガビョーゲンに2人は応戦したが、かなり強かったために苦戦していた。
グレース「フォンテーヌ!」
フォンテーヌ「大丈夫。それよりも…、技を返してくるなんて…!」
ラビリン「慎重に」
今度はミサイルが飛んできた。
ペギタン「ミサイルペエ!?」
ミサイルを放ったのはクリスであった。
グアイワル「あれが噂のプリキュアもどきか!」
フォンテーヌ「クリス…さん?」
クリス「危なくなったら手助けしろって、オッサンから言われてな」
ひなた「嘘…何…?プリキュア……?」
グレース「ひなたちゃん…?」
フォンテーヌ「避難したはずじゃ…」
ペギタン「どうしよう…見られてたぺエ…」
ラビリン「ニャトラン、何してたラビ!?」
ニャトラン「(さあ、ひなたはここからどう出るニャ…?)」
ひなた「……ええええ~~っ、可愛い!!」
想定外の反応にグレースとフォンテーヌはおろか、クリスやグアイワル、メガビョーゲンまで驚愕した。
ひなた「ええーっ、メチャクチャ可愛い!どうやって着替えたの!?魔法、誰デザイン!?超カワイイ!!」
ニャトラン「にゃははははっ!ひなた、さっきまであんなにビビってたのに何だそれ」
ひなた「えへへっ、つい…怖くなってきちゃった…」
ひなたの返事にクリスは怒り、拳骨した。
ひなた「いてっ!」
クリス「緊急事態なんだぞ!真面目にやれ!」
ひなた「って、そっちはチョーセクシー!下手な水着より色っぽい~!」
グアイワルは想定外の事態にあっけにとられていた。
グアイワル「あぉ…。いかんいかん!メガビョーゲン!」
気を取り直してメガビョーゲンに命令し、メガビョーゲンはマフラーでグレースとフォンテーヌを拘束した。
グレース「しまった…」
ひなた「コラァッ、そこの怪物!2人を放しなさいよ~!これ以上何かいたらタダじゃ澄まさないからね!!」
グアイワル「へっ、メガビョーゲン!」
メガビョーゲンは地団太でひなたを吹っ飛ばした。それを見たニャトランは追いかけた。。
クリス「ハイテンションバカ!」
ニャトラン「ひなた、無事か!?」
ひなた「ちょっと飛ばされただけ…これくらいへっちゃらへっちゃら!それより、ニャトランこそ大丈夫?何ともない…?」
ニャトラン「…へっ、やっぱお前、最高だよ!ひなたの事気に入ったぜ!心の肉球にキュンときた!」
言った通り、ニャトランの心の肉球が光っていた。
ニャトラン「なぁ、ひなた。俺と一緒にプリキュアにならないか?」
ひなた「えっ?あたしもなれるの?」
ニャトラン「あの怪物、ビョーゲンズから地球を守るんだ」
ひなた「地球を、守る…?」
ニャトラン「そう、お前の好きな物や大切な物を、お前の手で守るんだよ。ひなた、お前ならできる…というか、俺はお前と組みたい!」
しばらく間を置き、ひなたは決心した。
ひなた「…うん、やるよ、ニャトラン!」
ひなたとニャトランが手を取り合うと、光が放たれた。
グアイワル「何だ!?」
クリス「あれは…、ハイテンションバカ!?」
光が収まり、新たなヒーリングステッキが出現した。
ニャトラン「ひゃーっ!きたあーっ!」
そのままひなたはヒーリングステッキを手にとった。
ニャトラン「ひなた、この光のボトルをヒーリングステッキにセットするニャ!」
ひなた「オッケー!」
ニャトラン「スタート!」
ニャトランはヒーリングステッキと合体した。
ひなた「プリキュア、オペレーション!」
ニャトラン「エレメントレベル上昇ニャ!」
ひなたとニャトラン「キュアタッチ!」
ヒーリングステッキにエレメントボトルをセットし、肉球の部分にタッチした後、ひなたは白衣を身に纏い、プリキュアに変身した。
スパークルとニャトラン「溶け合う二つの光!」
スパークル「キュアスパークル!」
ニャトラン「ニャ!」
3人目のプリキュアが出た事にグアイワルは衝撃を受けた。
グアイワル「いかん、2人が3人に」
言い終わる前にクリスのミサイルがぶつかり、吹っ飛んだ。
クリス「よそ見すんな、筋肉ダルマ!」
スパークル「ええっ、めっちゃ可愛い!凄い!」
グアイワル「ええい、こうなったら…。メガビョーゲン、プリキュアもどき共々やれ!」
メガビョーゲンは攻撃して来た。
スパークル「えっ?」
しかし、攻撃はクリスが相殺してくれた。
クリス「ハイテンションバカ、攻撃はあたしが相殺するからいけ!」
スパークル「うん!」
クリスが敵の攻撃を相殺いている隙にスパークルは一気に接近してマフラーを切り裂き、2人を解放した。
スパークル「大丈夫!?」
グレース「うん!」
メガビョーゲン「メガッ!」
メガビョーゲンは攻撃を仕掛けようとしたが、クリスから気を逸らしていたために…。
クリス「メガビョーゲン、全弾もってけ!」
ガトリングやミサイルといった現代兵器の雨をメガビョーゲンはまともに受け、吹っ飛ばされた。
ニャトラン「シンフォギアってのは随分と物騒だな…」
スパークル「っていうか、地球のお手当てとそぐわないんじゃない!?」
クリス「そんな事より、さっさと浄化しやがれ!」
スパークル「浄化?倒すんじゃないの?」
ニャトラン「とりあえず、肉球タッチするニャ」
スパークル「オッケー!」
スパークルとニャトラン「キュアスキャン!」
エレメントさんがどこにいるのかがわかった。
スパークル「あっ、なんかカワイイのがいる」
ニャトラン「あそこに捕まっているエレメントさんを助けるニャ!」
スパークル「そういう事」
ニャトラン「デビュー戦、大技決めるぜ!」
スパークルはエレメントボトルをセットした。
スパークル「エレメントチャージ!」
そして、肉球を3回タッチした。
スパークルとニャトラン「ヒーリングゲージ、上昇!プリキュア、ヒーリングフラッシュ!」
浄化技でメガビョーゲンの体内からエレメントさんを摘出した。
メガビョーゲン「ヒーリングッバイ…」
スパークルとニャトラン「お大事に」
エレメントさんを抜き取られたメガビョーゲンは浄化され、エレメントさんは元の場所に戻り、蝕まれた場所も元通りになった。
グアイワル「ふっ、思いの他やるようだな。プリキュア、楽しみだ」
そう言ってグアイワルは退いた。
スパークル「え、勝ったの?やった~!お疲れ、お疲れ!」
クリス「ったく、ヒヤヒヤさせやがって…」
ラビリン「まだ終わってないラビ!」
ラテの体調は悪いままだった。
のどか「エレメントさん、体調はどうですか?」
エレメントさん「ありがとう、私はもう元気です」
ペギタン「実は、ラテ様の元気がないペエ…」
ラビリン「エレメントさんの元気を分けてほしいラビ」
エレメントさん「わかりました、その光のエレメントボトルを貸してください」
ひなた「こう…?」
光のエレメントボトルにエレメントさんは力を注いだ。
エレメントさん「それを、ラテ様の首輪に」
ひなた「うん」
エレメントボトルをラテの首輪にセットすると、ラテは元気になった。
クリス「ま、これで一件落着だな」
ひなた「元気になってよかったね、ラテ!」
のどか「エレメントさん、どうもありがとう」
エレメントさん「ヒーリングアニマルとプリキュアの皆さん、どうもありがとうございます」
そう言ってエレメントさんは宿っている鏡に戻っていった。
ひなた「プリキュアかぁ…。のどかっちもちゆちーも凄いね!なんか、戦うお医者さんって感じ!」
ニャトラン「お前もだぜ、ひなた。これからも俺と一緒にお手当てしてくれるよな?」
ひなた「いいよ。みんな、困ってるでしょ?」
ニャトラン「やった~!」
ラビリン「これでみんなのパートナーが見つかったラビ!」
ペギタン「ペエ!」
のどか「これからよろしくね!」
ひなた「よろしくね、のどかっち、ちゆちー」
ちゆ「ふふ…」
ひなた「で、ビョーキンズが言ってたプリキュアもどきって何?」
クリス「ビョーゲンズだ!全く、物覚えも悪いじゃねえか」
ひなた「まともな名前で言わない人に言われたくない~!」
クリス「んだとぉ!」
???「だったら、詳しい場所で説明してくれる人から説明してもらった方がいいんじゃないか?」
声をかけたのはブラックジャックであった。
ひなた「おおっ、ブラックジャック先生!世界一のスーパードクター!」
ブラックジャック「ハイテンションぶりはいつも通りだな。ちゆとひなたにはまだ説明してないから、これからお前さん達をある場所に連れて行く」
ひなた「どこに?」
クリス「行けばわかる」
ニャトラン「プリキュアもどきの正式な名前がわかるぜ」
ひなた「行く行く!けど、その前にみなぴーとりなぽんに一言言わなきゃ!」
慌ててひなたは友人の元へ向かった。
ブラックジャック「これでヒーリングアニマル3匹のパートナーが揃ったわけだな」
ラビリン「そうラビ!」
ブラックジャック「ところで、ラテも心の肉球がキュンとくる奴が見つかればお前さん達みたいにそいつとパートナー関係を築けるのか?」
ペギタン「う~ん…。今はラテ様が僕達みたいにできるかはまだわからないペエ」
ブラックジャック「今は、か…(仮にラビリン達と同じような事ができたとしても、聴診器なしでは『一緒にお手当てしたい』を伝えられないのがネックだな…)」
騒がしいヒーリングアニマルやひなたを傍から見るブラックジャックであった。
これで、今回の話は終わりです。
今回はひなたがニャトランとパートナー関係を結ぶ話となっています。
ほとんど原作通りですが、最後にキュアアースに繋がる前振り的なものも入れています。
次の話はヒープリ5話の水族館での騒動になります。