天秤宮
新たに到着した未来を加え、響達は先を急いでいた。
ナレーション「聖域決戦の火ぶたは切って落とされた!囚われたアテナを救うためにも、十二の宮を突破せよ。急げ、シンフォギア装者達よ!処女宮に着いた響達はシャカを怒らせてしまい、全滅の危機に陥った。その危機に未来が駆け付けたものの、シャカの絶大な力の前にどうにもならなかったが、響と共に奇跡を起こし、その奇跡を目の当たりにしたシャカは響達の処女宮通過を認めたのであった」
響「へえー、カノンさんが迎えに来てくれたんだ」
未来「うん。このままだと響達は処女宮でみんな殺されるって、カノンさんが言ってて、居ても立っても居られないなって来たんだ」
マリア「(私達が黄金聖闘士にとって取るに足らない存在とは言え、この子を助けに行かせたりして何のメリットがあるのかしら?むしろ、敵に塩を送るだけよ。それに、カノンが未来を連れてくる際に言った事は、明らかに未来の性格を知っているのを前提で言ったようにしか思えないわ…。そもそも、どうやってこの世界の黄金聖闘士は私達の事を知ったのかしら…?)」
響「案外、この世界の黄金聖闘士っていい人達揃いかも!」
クリス「バカ、そんな訳ねえだろ!あいつらは人を攫っていったんだぞ!」
マリア「でも、黄金聖闘士の行動は不可解な所が多すぎるわ。基本的に直接戦わず、課題を与えてその課題をクリアすれば通してもらえるし、カノンに至っては未来を処女宮まで送ってくれた。明らかに私達を本気で叩き潰そうとしている様には思えないわ」
翼「確かに、そうだな…」」
クリス「けど、シャカは殺す気満々だったじゃねえか!」
響「そりゃあ、クリスちゃんがシャカさんを怒らせちゃったからだよ。攻撃しなかったら、きちんとシャカさんも課題を与えてくれたのに…」
クリス「あたしが悪いように言ってるじゃねえか!」
翼「今は言い争っている場合ではない!雪音の急ぐ気持ちもわかるが、焦り過ぎれば最悪の行動をしかねないからな」
クリス「…わかってるよ」
未来「次の宮が見えてきたよ!」
次の宮、天秤宮が目前に来た。
翼「ここは…、ライブラの黄金聖闘士である紫龍の師が宮だ」
響「紫龍さんの師匠って、どんな人かなぁ…?」
翼「気になるな。この世界の黄金聖闘士は星矢達の知っている者ばかりだ。きっと、この先にいる男が紫龍の師だ。紫龍の話通りの人物であれば、私達の邪魔はしないはず」
マリア「でも、いくら紫龍の師とはいえ、今から会うライブラの黄金聖闘士は並行世界の同一人物。私達の邪魔をしないとは限らないわ。万一に備え、気を引き締めていきましょう」
一同は天秤宮へ入った。すると、ある光景を目の当たりにした。
未来「みんな、あれを!」
そう、ある光景とは、氷の檻であった。
響「何、あれ?」
クリス「氷だ。それも、檻のようになってるぞ」
未来「誰かが檻に閉じ込められているみたいだよ」
檻に閉じ込められていたのは切歌と調の2人で、2人は童虎と楽しく会話をしていた。
童虎「なるほど、お前達の世界の紫龍はわしの聖衣を継いだのじゃな?」
切歌「そうなのデス!」
調「でも、紫龍さんは『老師に比べたらまだまだヒヨッコだ』とか言ってて…」
童虎「お前達の世界の紫龍もこの世界の紫龍と全くといっていい程、そっくりじゃな。その人間の固さも亡くなったこっちの紫龍とそっくりじゃわい…」
調「こっちの紫龍さんは亡くなったんですか?」
童虎「ああ。ハーデスとの戦いで星矢達やアテナと共に戦死してしまってな…。わしの可愛い弟子で、いつかは聖衣を継がせようと思ったのじゃが…」
調「童虎さん…」
そこへ、響達が来た。
マリア「切歌、調、無事だったのね!」
切歌「あたし達はいつの間にかここへ来たのデスけど…」
調「カミュっていう黄金聖闘士にボロ負けして、氷の檻に閉じ込められてしまったの」
切歌「でも、紫龍の師匠が色々話をしてくれて退屈を凌げたのデス!」
マリア「よかった…。カノンが言った通り、異次元を彷徨い続けていなくて…」
響「あなたが紫龍さんの師匠ですか?」
童虎「ああ。わしの名は童虎。堅苦しい呼び方はせんでいいから、普通に童虎でいい」
翼「(紫龍の師匠だから厳格な人だと思っていたが、意外と軽くて柔軟そうな考えを持つ人だな…)」
クリス「あたしらは急いでるんだ。早速だけど、あんたの出す課題は何だ?」
童虎「課題ねえ。至って簡単なものじゃ、この2人を閉じ込めている氷の檻と、天秤宮の出口を塞ぐ氷を壊してみろ。どんな方法を使っても構わん」
響「わかりました!では、私の拳でこの氷の檻を!」
響は渾身のパンチで氷の檻を破壊しようとした。しかし、氷の檻は壊れなかった。
響「痛~~~い!!」
未来「もう、響ったら!」
クリス「こうなったら、あたしの番だな!」
クリスはミサイルやガトリングをありったけぶっ放した。しかし、氷の檻はビクともしなかった。
クリス「どうなってんだよ!」
次は未来がビームを発射し、翼とマリアが斬りかかったが、やはりビクともしなかった。
マリア「なんて頑丈さなの!?」
未来「どうやっても壊せないなんて…!」
切歌「あたし達でも壊せなかったのデス…」
童虎「そいつはただの氷の檻ではない。フリージングコフィンという、カミュが作り出した氷の棺じゃ。その氷は普通のやり方では、黄金聖闘士数人がかりでも壊す事はできんぞ」
翼「それ程の氷を破壊しなければならないだと!?」
童虎「言ったじゃろ?氷の壊し方はどんな方法を使っても構わんって。よーく考えてみれば、何かいいアイデアが思いつくはずじゃ」
響「よーく考える…」
全員よく考えたが、いいアイデアは思いつかなかった。
響「未来、あの氷を壊すアイデアは思いついた?」
未来「全然。そんな氷なんて、壊す方法はあるのかな…?」
クリス「くそっ、何かあの氷をぶっ壊す武器でもありゃ、あの2人を助けて次の宮へ行けるのによ!」
何も思いつかずに苛立ち、思わずクリスが言った言葉に翼はある事を思い出した。
翼「どんな方法を使っても構わない…。武器…!」
翼は童虎と視線が合った。
童虎「何かいいアイデアでも思いついたか?」
翼「老師、暁と月読を助けるため、次の宮へ進むためにどうか、ライブラの武器を使わせてください!」
マリア「ライブラの武器?」
響「あ、そうだった!」
クリス「あたしらも月の破片をぶっ壊す際に使ってたな!」
マリア「ちょっと、何の事なのかさっぱりわからないわ」
未来「私も詳しく知っているわけじゃないですけど、ライブラの聖衣は12の武器が内蔵されているんです」
マリア「武器が?」
調「でも、聖闘士は武器を使っちゃダメなはず…」
切歌「瞬は普通に武器を使っているデスよ。ルール違反じゃないデスか?」
童虎「武器に見えても、聖衣の一部ならば武器とはみなされんのじゃ。それに、アテナやライブラの黄金聖闘士の許しがあった時だけ、武器の使用が認められる」
響「へえー、知らなかった」
童虎「よくライブラの武器を使うというアイデアが思いついたのう。さっき聞いとったが、前にも使った事があるのか?」
翼「はい。月の破片を破壊する際に紫龍が貸してくれました」
童虎「うむ。紫龍はライブラの武器を使うべき時がしっかりわかっておるのう」
翼「あなたは氷を壊す方法はどんな方法でもよいとおっしゃっていました。違反にはならないはずです」
童虎「わしが言った事じゃからな。ほれ、ライブラの武器を使ってよいぞ!」
翼はライブラの武器のソードを受け取った。
翼「老師、使わせていただきます!」
マリア「2人共伏せて!」
マリアの言った通り、切歌と調は伏せた。
翼「この氷を一刀両断する!」
翼がライブラのソードを振るって蒼ノ一閃を放つと、それまでビクともしなかった氷の檻が破壊され、砕けた氷が蒸発していった。しかも、その余波で天秤宮の出口を塞ぐ氷の壁さえも破壊したのであった。
調「氷の檻が…!」
切歌「やっと出られたのデス!」
童虎「見事じゃ!これでわしの試練は突破じゃ!」
翼「その前に老師にお聞きしたい事があります。紫龍の話ではライブラの聖闘士は善悪の要となるはず。それなのに、なぜ老師までも教皇に従っているのですか?」
童虎「お前さん達から見たらそう思っても仕方あるまい。後、お前さん達はこの一連の試練に不可解な所があると思っておるんじゃないか?」
マリア「そうよ。黄金聖闘士達は私達を軽く殺せる実力を持ちながら、試練を突破すれば通してくれるとか、私達の仲間を送迎してくれたりとか、本気で叩き潰そうとは思えない姿勢なのよ。明らかにその行動は不可解よ」
童虎「そいつは教皇にある真意があるからじゃ。ま、その真意はお前さん達でよく考えてみるのじゃ。さ、もたもたしてると時間がなくなるぞ」
響「そうだった!」
切歌「あたし達も出発デース!」
調「ずっと足止めされてたから頑張らなきゃ!」
切歌と調も加え、響達一同は出発した。
天蠍宮
響達は第8の宮、天蠍宮に到着した。
調「驚いた…、未来さんまでも来たなんて」
未来「カノンさんから響達の危機を聞いて、居ても立っても居られなくなったから来たの」
切歌「7人いればどんな試練もどーんと来いなのデス!」
マリア「油断は禁物よ。黄金聖闘士はその気になればいつでも私達を軽く殺せるし、試練もどういったものなのかわからないのよ」
響「早く突破して沙織さんを助けましょう!あと5つの宮を潜り抜ければ教皇の間に着きますから!」
そして、天蠍宮に入ると、黄金の蠍型のノイズが待ち構えていた。
翼「あの蠍はノイズか…!」
ミロ『いかにも。お前達が対峙しているノイズはスコーピオンノイズだ。そして、スコーピオンノイズを操っている俺は蠍座、スコーピオンのミロ』
響「(あれ?ミロって黄金聖闘士、お父さんに声が似てる…)」
マリア「あの蠍を倒せばここは突破ね!一気に行くわよ!」
翼とマリアが先行したが、疲労が蓄積していたためか動きが鈍くなっており、2人共スコーピオンノイズの鋏で弾き飛ばされた。
マリア「ううっ!」
翼「タウラスノイズと同様に一筋縄ではいかないか…!」
ミロ『当然だ。俺より数十段弱くても、シンフォギア装者のお前達よりは上なのだからな!』
スコーピオンノイズは尻尾からビームを発射し、装者達を追い詰めていた。
クリス「ビームだとぉ!?離れても近づいても危険じゃねえか!」
ミロ『接近戦も遠距離戦もお前達には不利だぞ!』
響「ビームを発射するなら、尻尾を潰せば!」
尻尾を潰すために響は突っ込み、鋏の攻撃をかわして拳で尻尾を潰そうとした。
ミロ『バカめ、尻尾を潰そうと迂闊に近づくとは!スカーレットニードル!』
未来「響、危ない!」
ミロ『受けよ、スコーピオンの牙を!』
咄嗟に未来は響を庇おうとしたが、スコーピオンノイズは未来と響に尻尾を直接ぶち込んだ。
響「うわあああっ!!」
未来「あああああっ!!」
2人は立ち上がろうとしたが、激痛で立ち上がれなかった。
響「な、何なの…?このとてつもない痛み…!?」
未来「まるで…毒が全身に回っていく…!」
ミロ『安心しろ、まだ止めを刺したわけではない。スコーピオンの毒牙はお前達の身体を撫でただけなのだからな。もしも俺本人のスカーレットニードルを受けていたら、お前達は1発目の時点で激痛に耐えられずにそのまま死んでいたであろう』
響「これが…本気じゃない…?」
未来「本気のスカーレットニードルの威力がそれ以上に恐ろしいなんて…」
ミロ『お前達にはじっくり死の恐怖を味わいながら死んでもらう』
切歌「そうはいかないのデス!」
そう言って切歌と調が前に出た。
調「みんな、ここは切ちゃんと私に任せて!」
切歌「みんなはお疲れだから、少しでも体力を温存するのデス!」
マリア「確かに、私達は一連の戦いで体力もだいぶ消耗してるわ」
翼「2人共頼むぞ!」
スコーピオンノイズの相手は切歌と調がやる事となった。
ミロ『ほう、2人だけでどうにかなると本気で思っているのか?』
切歌「その通りデス!」
調「私と切ちゃんの連携を甘く見ない方がいいわ」
切歌「再生しないカルマノイズだと思えば、あたし達でも何とかなるのデス!」
ミロ『よかろう。このスコーピオンノイズの恐ろしさをたっぷりと刻み込んでやろう!』
そうミロが言うと、スコーピオンノイズは鋏を振り上げてきた。
切歌「まずは鋏を切り落とすのデス!」
切歌は鎌を振るい、スコーピオンノイズの鋏を切り落とそうとした。
ミロ『迂闊な!スカーレット』
すぐにスコーピオンノイズはスカーレットニードルを打ち込もうとしたが、調が咄嗟にα式、巨刃輪廻を放って尻尾に直撃させ、ダメージを与えると共に弾いた。
切歌「サンキューデス、調!」
調「一気に鋏を切り落とそう!」
切歌はスコーピオンノイズの鋏目掛けて断殺・邪刃ウォttKKKを放ち、調もヨーヨーを切歌の技と同時にスコーピオンノイズの鋏目掛けてぶつけてダメージを蓄積させ、鋏を切り落とした。
ミロ『(鋏を切り落とした!?あの連携、明らかに事前に組んだものではない!あの2人はアドリブでこのような連携を!?)』
クリス「ずっと休んでただけあって、体力もかなり残ってるみてえだな」
マリア「それに、敵もあの連携には驚いているみたいよ」
鋏を切り落とされたスコーピオンノイズは今度はビームを発射しまくった。
調「切ちゃん、ビームは私が引きつけるわ!」
調はローラー移動でビームの照準を自分に向けさせてかわし続け、切歌は片方の鋏を切り落とした方向からスコーピオンノイズに迫った。
ミロ『また尻尾を切り落としに来るとは!スカーレット』
調「切ちゃん!」
スコーピオンノイズのビーム攻撃が止んだのと同時に、調はβ式・巨円断を放ち、巨大ヨーヨーをスコーピオンノイズの尻尾にぶつけた。
調「一気に尻尾を切り落とすよ!尻尾さえ切り落とせば、ビームも当たったらとっても痛いスカーレットニードルも撃てなくなる!」
切歌「オッケーデス!」
切歌の方も断殺・邪刃ウォttKKKをスコーピオンノイズの尻尾にぶつけた。二つの攻撃を受けてスコーピオンノイズの尻尾に亀裂が入り始めた。
調「後少し…!」
切歌「尻尾さえなくなれば、あたし達の勝利は確定デース!」
攻撃をぶつけ続け、遂にスコーピオンノイズの尻尾は切り落とされた。
ミロ『何!?尻尾が切り落とされただと!?』
調「尻尾がなくなれば、もうビームやスカーレットニードルは撃てない!これで、終わりよ!」
切歌「マスト、ダーイ!!」
ビームやスカーレットニードルを放つスコーピオンノイズの尻尾がなくなった事で2人は一気に勝負を決めるために切歌は対鎌・螺Pぅn痛ェるを、調は非常Σ式・禁月輪をスコーピオンノイズにぶつけた。
調「このノイズはカルマノイズぐらいはあるけど…!」
切歌「再生しないなら、イグナイトなどを使わなくても何とかなるのデース!」
切歌&調「はあああああっ!!」
スコーピオンノイズはタウラスノイズと同様にカルマノイズと違って再生しないため、ダメージが蓄積し、最終的に2人に両断されてしまい、消滅したのであった。
切歌「やった、やったのデス!」
調「終わったね、切ちゃん!」
スコーピオンノイズを倒した2人はハイタッチしたのであった。そこへ、ミロ本人が現れた。
調「この人がミロ…」
ミロ「見事だ。このスコーピオンノイズを倒すとはな。よって、この宮の通過を認めよう」
切歌「やったのデス!」
クリス「よーし、これであと4つの宮を抜ければ教皇の間だ!」
マリア「とっくに半分以上もの宮を通過したものね!」
響「早く行きましょう!」
ミロ「お前達、通過する前に言っておく事がある。次の人馬宮もかなりの難所だ。何しろ…、獅子宮にいなかった獅子座の黄金聖闘士が射手座の黄金聖闘士と共に待ち構えているのだからな」
翼「黄金聖闘士が2人も!?」
マリア「デスマスクの言った通りね」
ミロ「事前に俺が次の宮の試練について言っておく。次の人馬宮の試練は二つの試練のうち、各個人がどちらかを選択するものだが…その試練はどっちも地獄だ。片方は獅子座の黄金聖闘士、アイオリアと直接戦うもの。そしてもう一つは…アイオリアの兄、射手座の黄金聖闘士、アイオロスの作り出した困難極まりない道を突き進むものだ」
未来「黄金聖闘士と直接戦うか…、困難な道を進まなければならない…!」
翼「例えどんな試練が待ち受けていようとも、我々は立ち止まるわけにはいかない!」
響「沙織さんを助けないと!」
クリス「さっさと行くぞ、お前ら!」
切歌「はいデス!」
響達は突き進んでいった。
ミロ「次からは地獄の連続だぞ。何しろ、アイオリアとアイオロスの兄弟が待つ人馬宮、そしてさらに次の宮ではわが友のカミュがシュラと共に待ち受けているのだからな…」
人馬宮
デスマスクが言った通り、人馬宮にはアイオロスだけでなく、本来であれば獅子宮を守護するアイオリアも待ち構えていた。
アイオロス「アイオリア、どうしてお前は直接立ちはだかる事を選んだ?力加減を間違えればシンフォギア装者の命を奪いかねないんだぞ」
アイオリア「決まっているだろう、アイオロス兄さん。俺は小細工とか、面倒な事などといった事が苦手なんだ!」
アイオロス「そういう小細工や深く考える事が苦手なのはお前らしいな。だが、誤って死なせるような事だけはするなよ」
アイオロス「わかっているよ、兄さん」
シンフォギア装者が来るのをアイオロス兄弟は待っていた。
教皇の間
処女宮の戦いを離れた所で見ていたカノンは響達が通過した後、アナザーディメンションで教皇の間へ行き、その一部始終を教皇に話していた。
教皇「何?シャカとの戦いで立花響と小日向未来が未知の強大な小宇宙に目覚めただと?」
カノン「ああ、間違いない。俺はこの目で見たんだ」
教皇「未知の強大な小宇宙か…」
その事を聞いた教皇は決断した。
教皇「最後の試練は私が双魚宮で直々に立ちはだかるとしよう。カノン、その事をアフロディーテに伝えろ!」
カノン「わかったよ」
教皇「それと、お前の聖衣を借りるぞ」
カノン「久々に聖衣を着る気だな?」
カノンは聖衣を教皇に貸して、教皇が直々に最後の試練として双魚宮で立ちはだかる事を魚座の黄金聖闘士、アフロディーテに伝えるために双魚宮へ向かった。
教皇「未知の強大な小宇宙…。それがどのようなものか、私の目で確かめる…」
響達が目覚めた未知の小宇宙がどのようなものかを自分の目で確かめたいのが、教皇自らが最後の試練として直々に立ちはだかる事にした理由であった。
これで今回の話は終わりです。
今回は響達が天秤宮で切歌達を救出し、天蠍宮でミロが操るスコーピオンノイズと戦う話となっております。
OVA版以降のミロの声と響の父親の声は同じであるため、中の人ネタを入れています。また、スコーピオンノイズが尻尾から放ったビームはLOSのミロのスカーレットニードルとゾイドのデススティンガーの荷電粒子砲から考えました。
次の話は人馬宮でアイオロス兄弟が立ちはだかり、磨羯宮ではシュラとカミュが同時に立ちはだかります。