セイントシンフォギアXD   作:アンドロイドQ14

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69話 速さへの執着

S.O.N.G潜水艦

 

 グッドスピードが本格的に姿を現した後、装者達はより動きの速い高速型アルカノイズ襲撃に備えて星矢と紫龍が鍛えていたが、一行に敵の動きはなかった。

 

切歌「まだ終わりじゃないって、思ってたデスけど……」

 

マリア「ここまで相手に動きがないなんて、何ともスッキリしないわね」

 

調「これでもう1週間……」

 

切歌「紫龍がやる対高速型アルカノイズの訓練は厳しすぎデス……。いきなりこの前の高速型アルカノイズの1.5倍の速さから始めるなんて……」

 

紫龍「あの錬金術師は次に放ってくる高速型アルカノイズの動きを更に速くしているだろう」

 

星矢「そいつが出た時を想定して紫龍は敢えて厳しい訓練を課してるのさ」

 

クリス「けどよ、1週間も動きがないんじゃ、この前の戦いで手持ちのアルカノイズが打ち止めになったんじゃないか?」

 

響「翼さん達の速さを見て、諦めたのかも!」

 

紫龍「それはあり得んな。奴は速さを追求している。その程度で投げ出すような奴ではない」

 

翼「私も紫龍の意見と同じだ(ここまで動きがなければ、嵐の前の静けさも同然だな…。前回の戦いで、私は高速型アルカノイズに追いつき、撃破する事ができた。だが、紫龍が予想しているように敵のスピードがさらに上がっていったら…?)」

 

星矢「どうした?翼。何をぼんやりしてんだ?」

 

翼「あ、ああ。すまない、大丈夫だ(今は、あのバイクで追いつけない相手などいない。余計な心配をするのはやめよう)」

 

 

 

市街地

 

 それから、翼は街中でどうすべきか考えていた。

 

翼「(よりスピードを上げるために、私はどうするべきか……)」

 

 そこへ、たまたまグッドスピードと遭遇した。

 

グッドスピード「よう、奇遇だな」

 

翼「なっ!?」

 

グッドスピード「そんなに驚いた顔をしてどうした?」

 

翼「こんな街中で何を!自分が追われる身だとわかっているのか!?」

 

グッドスピード「まあ、落ち着けよ」

 

翼「さては、ここで」

 

グッドスピード「だから落ち着けって。ここで戦う気はないし、そうしたら俺が街中で暴れない代わりに俺のアルカノイズと装者の戦いに手出し無用という黄金聖闘士との約束を破っちまうからな」

 

翼「……本当だろうな?」

 

グッドスピード「ああ。それに、黄金聖闘士との約束も本当だ」

 

翼「……一体、何の用があってここに現れたんだ」

 

グッドスピード「あんたと話がしたいと思ってな」

 

翼「話だと…?」

 

グッドスピード「だけどここじゃなんだな。ついて来いよ」

 

 翼はグッドスピードについて行った。

 

 

 

S.O.N.G潜水艦

 

 装者達はより速い高速型アルカノイズの出現を想定した紫龍の訓練を受けていたのであった。

 

紫龍「よし、今日のところは終わりだ」

 

マリア「いきなりこの前の高速型アルカノイズの1.5倍の速さでの訓練は正直きつかったけど…」

 

調「高速移動にもだいぶ慣れてきた」

 

エルフナイン「心象実験が成功してよかったです」

 

星矢「紫龍の訓練はお前達にはきつかったけど、より速い高速型アルカノイズが出るって思えば、いい訓練になっただろ?」

 

マリア「確かにそうだけど…スピードの代わりに一撃の威力が落ちている気がするわ」

 

調「確かに、倒すのに何回か攻撃が必要かも」

 

エルフナイン「ライダー型は、機動力に特化したギアです。機動力が向上している分、攻撃力が低下しているのでしょう」

 

マリア「何かを得れば何かを失う…。ギアの心象変化も万能ではないという事ね」

 

星矢「だけど、一撃の威力が落ちたなら、手数を増やせばいいし、凄い速さから繰り出せる一撃もバカにはできないと思うぞ」

 

エルフナイン「扱いに慣れれば、非常に有効なギアになると思います」

 

調「わかった。それじゃあ、星矢さんと紫龍さん相手の訓練でもっとうまく使えるようにならなきゃ」

 

星矢「その意気だ、調。俺は女の人は殴れないが、それ以外ならみっちり訓練に付き合ってやるぞ!」

 

 高速型アルカノイズよりも圧倒的に速く動ける星矢と紫龍相手の訓練が再び始まった。

 

 

 

飲食店

 

 翼はグッドスピードと共に飲食店に来た。

 

翼「どこに連れてくるかと思えば…、私をからかっているのか?(S.O.N.Gに緊急通信は入れた。私が時間を稼げば包囲できるはず…)」

 

グッドスピード「気に入ってるんだよ、このファミレス」

 

翼「普通の店だと思うが……」

 

グッドスピード「この店のいい所はな、時間に正確なところなんだ。コーヒーは注文からきっかり1分30秒で出てくる」

 

翼「何の話だ…?」

 

グッドスピード「まあ見てろ。そろそろだ。あと3、2、1…」

 

店員「…お待たせいたしました。アイスコーヒーでございます」

 

 グッドスピードが言った通りの時間で店員はコーヒーを持ってきた。

 

グッドスピード「と、まあこんな風にな。いい店だろ?使っていいぞ」

 

翼「ただ店の自慢をしたいだけなのか?それこそ、時間のムダだ」

 

グッドスピード「そんなことないって。親睦を深めようと思って、いい店を紹介したんだからな」

 

翼「こちらにそんなつもりはない」

 

グッドスピード「嫌われたもんだな。じゃあ話を変えるか。バイクの調子はどうだ?」

 

翼「お前には関係ないだろう」

 

グッドスピード「あるさ。これから1戦やらかそうって相手が不調じゃ、面白くないからな」

 

翼「何だと!?」

 

グッドスピード「この前の走りは悪くなかった。だが、目指すスピードはまだまだあんなもんじゃないだろ?」

 

翼「……」

 

グッドスピード「あんたはマシンを、バイクをまだわかっちゃいない。バイクの性能や癖、それを知識と体感で理解してこそ」

 

翼「悪いが敵に教えを講うつもりはない。この前とは状況が違う」

 

グッドスピード「そう言わずに聞いとけよ。俺ほどバイクを理解している男はいないぜ?」

 

翼「…そんな事より、わざわざ付き合わされたんだ。こちらからも質問のひとつぐらいはさせてもらおう」

 

グッドスピード「つれねーなあ。まあいいだろう。何が聞きたい?」

 

翼「なぜ高速型アルカノイズを作った?お前の目的はなんだ…?」

 

グッドスピード「速さの証明……だな」

 

翼「どういう事だ……?」

 

グッドスピード「口で説明するより、実際見せた方が早いだろう。3日後午前0時、この前の高速道路上に来い。後から来たあの2人と見物人として黄金聖闘士2人も一緒にな。速い奴は大歓迎だ。楽しいレースをしようじゃないか」

 

翼「それまで、お前を自由にさせておくと思っているのか?」

 

グッドスピード「……おっと。今日の所はここまででタイムアップだ。帰る前に言っておくぜ。あんたが俺の最高傑作に勝てたら、大人しく捕まってやるよ」

 

翼「何だと?」

 

グッドスピード「3、2、1…」

 

 すると、アルカノイズ出現の警報が鳴った。

 

翼「この警報は……アルカノイズか!」

 

 翼が目を離した隙にグッドスピードはいつの間にか姿を消していた。

 

翼「結局は約束を破ったではないか!」

 

 憤った翼は響達と合流し、アルカノイズを撃破したのであった。

 

 

 

S.O.N.G潜水艦

 

 その後、翼達は本部に戻った。

 

翼「という事で、逃げられてしまいました。申し訳ありません……」

 

沙織「気に病む事はありません。しかし、おかしなことにアルカノイズは出現しても何らその場を動こうとしなかったのです」

 

弦十郎「アルカノイズに攻撃の命令も出さないとは……」

 

紫龍「司令、奴は恐らく、奴は俺との約束を守ってただ、出現させただけに留めたのだと思います。俺との約束を破ればすぐに捕まるのですから」

 

弦十郎「敵も考えなしに市街地で暴れさせるほどバカではないという事か。今は指定された日にどう対処するかを考えよう」

 

翼「はい。奴は速さの証明が目的と言っていました。しかし、何を託らんでいるのか……」

 

切歌「そんなの関係なく、全員で行って一網打尽にしちゃったらどうデス?」

 

クリス「指定を無視した事で、やぶれかぶれになられたら厄介だぞ」

 

星矢「それに、奴は紫龍との約束をきっちり守ってるんだ。納得いかねえのはわかるけど、そうしてるなら俺達もきっちり従った方がいいと思うぞ」

 

切歌「確かに、無差別にバラまかれたらたまったもんじゃないデス……」

 

弦十郎「……うむ。当日は、高速道路をあらかじめ封鎖しておく。3人は時間通りに向かってくれ」

 

翼「はい!」

 

マリア「私と調もご指名なのよね。わかったわ」

 

調「了解」

 

星矢「俺と紫龍は見物人として来いって言われたから、見物人として見届けようか、紫龍」

 

紫龍「そうだな」

 

切歌「あたし達はお留守番デスか!?」

 

響「何か役に立てないかな?」

 

弦十郎「安心しろ。お前達にもやってもらう事がある」

 

クリス「そうこなくっちゃな!」

 

弦十郎「時間は少ないが、少しでも戦力を上げなくてはならない。それぞれ、準備を怠らないでくれ」

 

 その後、マリア達は星矢と紫龍との訓練をする事となった。

 

マリア「楽しいレース、ね…。また、高速型アルカノイズとやり合う事になりそうだわ」

 

調「でも、このギアがあれば、渡り合えるはず」

 

紫龍「いや、敵はさらに高速型アルカノイズの速度を上げているはずだ。奴は速さを求めているのだからな」

 

星矢「いずれは音速や光速の世界さえも目指すんじゃないのか?」

 

紫龍「それはあり得るな」

 

星矢「翼はより速くバイクを操れるようになれよ」

 

翼「ああ」

 

紫龍「俺達は指定の時までにマリアと調を鍛えあげるぞ!」

 

調「もっと心象を強く変化させないと」

 

マリア「そうね。星矢と紫龍相手に訓練したり、映画を観たりするのもいいけど、もっといい方法はないのかしら…?」

 

翼「私は、少し走ってこよう。当日に向けて、もっと調子を上げていかないとな」

 

マリア「そう、それだわ!」

 

 翼の言葉にマリアは反応した。

 

調「マリア?」

 

翼「どうした?」

 

マリア「私達も一緒に連れて行ってくれないかしら!?」

 

星矢「ってなりゃ、俺達も同行しようか、紫龍」

 

紫龍「そうだな」

 

 

 

高速道路

 

 指定の日に備えてマリアは翼と共に道路をバイクで走り、それを星矢と紫龍は自らの足でついて来ていたのであった。

 

マリア「なかなか気持ちよかったわ。ふふ、まさかあなたとバイクで走る日が来るなんてね」

 

翼「それはこちらのセリフだ」

 

調「私も、マリアが運転するバイクの後ろに乗るとは思わなかった」

 

マリア「それにしても、自分の足でついてくる星矢と紫龍にはほかの車の運転手もビックリしたに間違いないわね」

 

 マリアの言った事は正しく、自分の足で走って車に余裕で追いつける星矢と紫龍には高速道路を走る車の運転手は目を疑ったのであった。

 

翼「車だけでなく、バイクの免許も持っていたんだな」

 

マリア「他にもいろいろ乗れるわよ。任務のためにとった免許だけどね。心象に影響が与えられればと思って一緒に走ってみたけど、やっぱり翼は速いわね」

 

調「途中から置いて行かれちゃったね」

 

翼「すまない、気付かなかった…」

 

マリア「ふふ、問題ないわ」

 

紫龍「翼は教えるのは上手ではないようだな」

 

翼「そ、そうだったか…?」

 

マリア「ええ。途中で速く走るアドバイスを聞いたけれど……、グッと加速するとかギュッと曲がるとか、抽象的すぎてよくわからなかったわ」

 

翼「永い間感覚で乗っているからな……。言葉で説明するのは難しいんだ」

 

調「翼さんらしいですね。そういえば、いつから乗っているんですか?」

 

翼「奏がいた頃からだ。まだ私がリディアンの学生だった頃……。最初は難しくて、フラついていたな。けれど、段々慣れてきて、走れるようになって……それからは、ただ走るだけで楽しくて、今も乗り続けている」

 

星矢「お前にもそんな頃があったのか」

 

調「バイクで走るって、どういう感じなんですか?」

 

翼「自分自身がバイクの一部になって風邪を裂いているような、不思議な感覚だ。悩みがあっても、その瞬間は全てを忘れて走りに集中する事ができる」

 

調「そのバイクは大切な相棒なんですね」

 

星矢「けどよ、翼は意外とバイクを粗末にするんだぞ」

 

翼「余計な事を言うな、星矢!」

 

マリア「さ、戻りましょうか」

 

 

 

S.O.N.G潜水艦

 

 一同は本部で待機していた。

 

マリア「今夜の相手は、紫龍が予想したような前回より更に速い高速型アルカノイズ……」

 

翼「ああ。あれだけ速さにこだわる奴の事だ。間違いないだろう」

 

マリア「倒すためには、それ以上に速く走る必要があるわ」

 

調「うん、わかってる。星矢さんと紫龍さんはそれを想定した訓練をしてくれた」

 

翼「私達なら、できるはずだ。もう、好きにはさせない!」

 

紫龍「よし、それならもう一度連携の確認をするぞ」

 

 連携の確認をした後、一同は目的地へ向かった。

 

 

 

高速道路

 

 そして、指定の時刻になろうとしていた。

 

翼「……そろそろか」

 

マリア「どう来るかしらね」

 

調「……少し緊張する…」

 

 星矢と紫龍は静かに待っていた。しかし、来る様子がなかった。

 

マリア「来ないわね」

 

調「もう、約束の時間になるけど……。まさか、あの話は嘘?」

 

翼「いや、奴はおそらく、時間ピッタリに現れる。3、2、1」

 

 時間ピッタリにグッドスピードは来たのであった。

 

グッドスピード「よう。約束の時間だ」

 

調「本当に来た?」

 

マリア「ずいぶん律儀な性格のようね」

 

グッドスピード「よく来てくれたな。それじゃ早速始めようか」

 

翼「何をだ?」

 

グッドスピード「もちろんレースだ。そう言っただろ?俺の高速型アルカノイズを止められたらあんた達の勝ち。止められなければ、あんた達の負け。ルールはシンプルだ!」

 

マリア「私達が負けた場合、どうなるのかしら?」

 

グッドスピード「止める者がいなければ、そのまま街に突っ込む事になる。こいつたちがな!」

 

 グッドスピードは高速型アルカノイズを放った。

 

星矢「高速型が3体か」

 

紫龍「翼達に数を合わせてきたようだ」

 

マリア「完全に遊んでいるわね。面白くないわ!」

 

グッドスピード「さあ、スタートの時間だ。いけっ、アルカノイズども!」

 

 高速型アルカノイズは猛スピードでスタートした。

 

翼「私達も行くぞ!」

 

マリア「ええ!」

 

調「はい!」

 

 翼達もスタートしたのであった。

 

グッドスピード「いいねえ、なかなかのスタートダッシュだ。……ん?」

 

 何かにグッドスピードが気付くと、残りのメンバーが来たのであった。

 

星矢「響、クリス、切歌!」

 

クリス「見てるだけじゃ暇だろ。あたしらが相手してやるよ」

 

響「おとなしく捕まってください!」

 

切歌「観念するデスよ!」

 

クリス「ってか、何で星矢と紫龍は何で見てるだけで何もしねえんだよ!」

 

グッドスピード「あの2人には観客になってもらっているのさ。……ったく、聖闘士のような極上のスピードを誇る奴等ならともかく、トロい連中には興味ないんだけどな」

 

切歌「トロいとはなんデス!」

 

グッドスピード「あんた達に使う時間は1秒でももったいない。……こいつらとでも戯れていろ!」

 

 動きの遅い響達が来た事が嬉しくないグッドスピードはたくさんのアルカノイズを放った。

 

響「アルカノイズがいっぱい…」

 

切歌「ぜんぜん嬉しくない特盛デース!」

 

クリス「なめやがって…すぐにほえ面かかせてやるからな!」

 

 一方、高速型アルカノイズと翼達は猛スピードの戦いを繰り広げていた。

 

翼「速い…!紫龍が言った通り、以前よりもさらにスピードが上がっている」

 

マリア「この前のように簡単にはいかないみたい」

 

調「でも、追いつけないほどじゃない!」

 

マリア「そうね。星矢や紫龍との訓練でそれくらい想定内よ!このまま一気に追いついて撃破しましょう!」

 

翼「ああ!(わかる…このバイクの事が……。どうすれば、速さを引き出す事ができるのか。この速さがあれば!)」

 

 感覚的にどう走ればもっと速さを引き出せるのかを翼は感じていた。

 

翼「行くぞ!はああああーっ!」

 

 翼達は一気に加速して高速型アルカノイズに追いつき、3体とも撃破したのであった。

 

マリア「これで全部撃破ね!」

 

翼「ああ、私達の勝ちだ!」

 

調「待ってください、この音は……!」

 

 今までの高速型アルカノイズとは色や形も異なり、しかも速さも桁違いの高速型アルカノイズが現れ、翼達を抜いていった。

 

調「速い…!」

 

マリア「どういう事!?今走り抜けたのは……さらに新型!?」

 

翼「今までの高速型アルカノイズは前座だったという事か。ふざけた真似を……!」

 

マリア「とにかく追うわよ!」

 

調「これで終わりにする!」

 

翼「ああ!私達に追いつけない相手はいない!」

 

 一方、グッドスピードの方は……。

 

紫龍「さっきのがお前のこの時点での最高傑作か」

 

グッドスピード「ああ、そうさ。そいつが速さの極致、俺の現時点での最高傑作だ。ここからが本番だぞ!!」

 

星矢「あの赤いのが本命か…!」

 

 赤い高速型アルカノイズに翼達は追いつけなかった。

 

翼「くっ…なんという…(なぜだ……なぜ追いつけない……。今までで一番の走りができている。それなのに…)」

 

マリア「なんて……速さなの!」

 

調「だんだん、差をつけられてる……」

 

翼「(追いつけない……!私では、このバイクでは……ここまでなのか……?いや、まだだ!私は防人の剣。ここで負ければ、護るべき命が…!!)はああーっ!」

 

 翼はバイクの速度を上げた。

 

調「翼さんのスピードが!?」

 

マリア「ダメよ!そんな無茶な加速をしたら」

 

 マリアが言った通り、無茶な加速をしてバイクはオーバーヒートしてしまった。

 

翼「オーバーヒートか……くそっ!!」

 

調「追いつけない……!」

 

マリア「このままじゃ街の人達が!」

 

 一方、グッドスピードの方は…。

 

グッドスピード「脱落か。…つまらない。俺の求めるスピードは、こんなものではないというのに……!」

 

紫龍「(大惨事にならないように、氷河と瞬に待機してもらっているが…)」

 

 

 

S.O.N.G潜水艦

 

 S.O.N.Gの本部では…。

 

朔也「ダメです!追いつけません!」

 

あおい「新型アルカノイズ、装者達の射程外で再び加速!このままだと都心まで一直線です!」

 

弦十郎「むうう……」

 

沙織「(万一に備え、氷河と瞬を待機させていますが……)」

 

 ところが、想定外の事が起こった。

 

朔也「ま、待ってください!アルカノイズの反応、消失!」

 

弦十郎「なんだと!?これは……どういう事だ…?」

 

 急に高速型アルカノイズの反応が消えた事に弦十郎らは驚きを隠せなかった。




これで今回の話は終わりです。
今回はグッドスピードの目的が明らかになるのを描きました。
次の話でグッドスピードの最高傑作である赤い高速型アルカノイズとの決着を描きます。
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