ゲーム部ゲームしない小説   作:ジャパニーズダイズミール

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ラストにネタですが血の描写あります。
カップリングです。


風見涼の誓い

「ぅ…うん…」

目が覚めると白い天井が目に飛び込んできた。明らかに僕の部屋ではないが異空間でもないことは直感的にわかった。

「どこだろう…」起き上がろうとするが身体が思うように動かない。

首だけは動いたのであたりをゆっくりと見回してみた。白いカーテンが見える。おそらく病院だろう。なぜ病院にいるかはわからないがきっと誰かが説明してくれるはずだ。

ふと右側を見てみると部長が僕の腕を握りながら寝息を立てていた。やっぱり部長はどんな顔も可愛いなぁ。たまに暴走しちゃうのが傷だけどそこもまた…え?部長?

「ぶぶぶぶぶ部長!?」思わず大声をあげてしまう。

「ん…涼、くん…?涼君!?気がついたの!?」部長も大きい声を出してしまっていた。

「部長、まだ朝早いですしそんな大声を出したら…って涼!?気がついたのか!?涼ォオ!」部屋に入ってきたハルくんまで大声を出す。正直一番うるさい。

「2人ともうるさいぽよ〜…ってりょ!?」最後に入ってきたみりあちゃんは慌てて口を抑える。

(涼君の気がついたんだね!やった〜!)周りの迷惑にならないように出来るだけ静かな声で喜んでくれた。

みんなから話を聴くと僕はみんなと遊びに行った時に交通事故に遭ったらしい。なんでも部長をかばったのだとか。

「へぇ〜そんなことしたんだ僕」

「他人事だね…」

「ごめんごめん、でも覚えてなくてさ。」

「事故の衝撃による一部の記憶喪失だろうな。よくある話だ。」

だんだんと思い出してきたぞ。確か日曜日にゲーム部4人で出かけたんだった。その時に事故にあったのか僕は。

「アレ?出かけたのは日曜日だよね?今って何曜日なの?」

「木曜日だな。4日寝ていたことになる。」

「楓ちゃんったら学校に行かずずっと涼君のそばに居たんだよ〜?」

「うぇぇ!?部長が!?」

「み、みりあちゃん!その話は恥ずかしいから!」

部長が僕なんかのために…嬉しい反面授業の時間を奪ってしまったという申し訳なさに駆られた。1日休むだけでも僕なんかついていけなくなるのに…部長は成績優秀だけどそれでも4日間はかなりでかいだろう。

「すみません部長…僕なんかのために…」

「何言ってるの!大切な部員のためだもん!気のすることはないよ?」

「でも…」

「それに学校休んだのは私だけじゃないよ?晴翔君もみりあちゃんも最初の日以外ずっといたんだから。」

「先生が『授業集中できないだろうから風見のとこに行ってやれ』と言ってくれたので」

「ねーババちゃんそういうとこ優しいよね〜」

「みんな…」

みんなの優しさが心に響く。目頭が熱くなった。

「みんな…本当にありがとう…」

「当然だよ(だ)(ぽよ)!」

あぁ…ゲーム部がみんなで本当に良かった。

「涼、なんか飲みたいものあるか?買ってくるぞ?」

「え…いやいいよ。まだ飲めるかわからないし。」

「じゃあ〜みりあにリプトン買ってよハルカス〜」

「アホか!涼の復活祝いになぜお前の飲み物を買わなきゃならんのだ!」

「ハルくん買ってあげなよ〜僕はいいからさ。」

「涼!?…チッ!今回は涼に免じて買ってやろう。好きなの選べ。」

「おっほ〜マジ?じゃあねーミルクティーとレモンティーと…」

「おい待て!なぜ複数買う予定でいるんだ!?」

「だって好きなの選んでいいんでしょ?じゃ先行ってるからよろしく〜」

「おい待てアホピンク!一つだけに決まってるだろうがァァァァァアア!!!!」

ハルくんが怒声とも断末魔とも取れる叫びをあげてみりあちゃんを追いかける。

「相変わらずだね2人とも」

「ええ。やっぱり仲良しですね。ハルくんとみりあちゃん。」

しばらく沈黙が流れる。部長と2人っきりは嬉しいけどやっぱり緊張しちゃうな…

「涼君」

「ひゃい!?」

急に話しかけられたものでびっくりして噛んでしまった。

「ありがとう。庇ってくれて。でももうあんな無茶しないでね?」

笑顔だけど少し声が震えている。それもそうだろう。部長は責任感が強いから。でも…

「部長、それはできません。」

「涼君…?」

「僕は部長に怪我をしてほしくないんです。」

「私だって涼君に

「分かっています。ですがお願いです。これからずっと貴女を護らせてください。」

言い終わった後に気づいた。これじゃ告白じゃないか!たしかに部長とはそういう仲になりたいとは思っているけどこんなベットに横たわったままの状態じゃなくてもっと面と向かってああああ!!!

「…お願いします…」

「…え?」

脳内反省会は部長の言葉で終わりを告げた。部長の顔がほんのり紅潮している。

「だから!…その…私を…護ってください…」

部長の顔がドンドンと紅くなっていく。それに合わせて僕の顔もだんだんと熱を帯びていくのを感じた。

「もももももも勿論です貴女にこれから怪我一つ負わせません!!!!!」

「なんで涼君もテンパってるの!」

「だだだって!好きな人と付き合えたら誰だってテンパりますよ!!!」

「あぅ…」

好きな人という単語を聞きまた紅くなる部長。多分僕も相当紅いだろう。

「り、涼君…」

「な、なんですか部長?」

「部長じゃなくて…その…名前で呼んでほしい…な?」

「えぇ!?そんないきなり…」

「ダメ…?」

あぁ、そんな目で見られちゃ僕は…!

「う…か…楓ちゃん…」

とても顔が熱い。オーバーヒートしてしまいそうだ。

「涼君…」

部長の…楓ちゃんの顔が近づいてくる。

「ぶちょ…楓ちゃん…」まだ早いんじゃないか?いやでももう限界だ。僕は目を瞑る。吐息が聞こえてきた。後もう少しで…

「かっえでちゃーん!ハルカスに買ってもらった桜ミルクティー一緒に飲もー!」

「はしゃぐなみりあ!涼、消化のいいものならいけるか?りんごヨーグルト買ってきたが。」

「ワーオイシソウダネミリアチャンサッソクノモウハルトクンモアリガトネ!!!!!!」

「ソンナニキヲツカナクテモイイノニアリガトウハルクン!!!!!」

「どうしたぽよ2人とも?」

「「ナンデモナイヨ!!!!」」

なんとか誤魔化そうと頑張るがどうだろうか…?

「いやそれは明らかに何かある風

「あ!!!そうだ!!!涼君りんご剥いてあげるよ!!!それヨーグルトに入れよ!!?」

「部長、それりんご最初から入っt

「いい案ですねぶちょう!!!お願いしてもいいですか!!?」

「ちょっと楓ちゃん!そんなに焦ると危ない

ザシュッという小気味良い音とともに、部長の指から血が噴き出した。

「いったああああい!!!!」

「ぶちょおおおおお!?!?」

「ほら言わんこっちゃない!」

「とりあえず止血を!」

僕の宣誓は、儚くも數十分で破れた。




いかがだったでしょうか。楽しんでいただけたらとても嬉しいです。
今回で書きたかったのはかえりょうはもちろんなんですが晴翔のおかんムーブが一番ですね。みんな大好きだと思います。(偏見)
少し問題がありましたがここでは触れない方針で…
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