Fate 短編集   作:NowHunt

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セイバールートプレイし終えました。最後の別れで涙腺崩壊した……。そのあとのべディとの会話も最高。ぜひ、今の技術でアニメのセイバールートを見たい




波乱は続くよ、どこまでも

「……何度来てもここはスゴいな」

「そうねー……」

 

 俺の呟きにイリヤも同意する。

 

 

 

 

 今、俺とイリヤはプールに来ていた。そこは屋内プールで一年中常夏を体験できる場所。だから、年中賑わっているのだ。それにとても広い。今日も違わない人の多さ。

 

 俺は久しぶりに来たわけで、改めてここのデカさを痛感する。

 

「…………」

 

 ……と、ここで、昨日は大変だったな。と物思いにふける。

 

 晩ごはん食べた後、もう1人のイリヤとクロと美遊の寝る場所で若干揉めたり、俺が風呂に入ってる時、隣にいるイリヤが突撃かましてきたり……それにクロも便乗してきたな。色々あった。

 

 その2人はもれなく遠坂のガンドをプレゼントされたわけだが。セイバーがその様子を見て、聖剣を構えてた時は焦ったな。俺と桜で本気で止めにいった。

 

 で、その翌日――つまり今日。約束通り、イリヤとプールにいるわけだ。

 

「ところで、シロウ。どう? この水着。可愛いでしょ」

 

 イリヤはピンクのワンピース風の水着を着てクルクルと回る。

 

 ……その、うん、純粋そうなイリヤを見ると。

 

「スゴく似合っているよ」

「ふふん。そうでしょ! シロウも私の可愛さに気付いたようね」

「あぁ。可愛いよ、イリヤ」

「女の子を褒めるのも慣れてきたのね」 

 

 俺の本心の言葉で、とてもご機嫌な様子。

 

 ちなみに俺は何てことのないただの海パン。男は特に水着に拘る必要なんてない。敢えて言うなら、機能美かな。

 

「じゃ、泳ぐとするか。……って、そういや、イリヤって泳げるのか?」

「ううん、泳げないわ。だから、これ持ってきたのよ」

「正確には、俺が持ってきた……だけどな」

「気にしない、気にしない」

 

 と、俺の腕にある浮き輪を抱き寄せる。

 

「せっかくプールに来たんだし、泳ぎも練習すればどうだ? 俺が教えるよ」

「えー……練習なんて、そんなのつまんなーい。今日は遊びにきたんだよ」

「まぁ、それもそうだが……」

「私、浮き輪でプカプカしてるね。流れるプールもあるんだし。あ、それに、ウォータースライダーってのもあるんだよね? シロウ、そこに行こっ」

 

 ま、俺が注意して見とけば問題ないか。そう思いながら俺はイリヤの手を引き、ここの目玉でもあるウォータースライダーへと向かう。

 

「……けっこう高いな、ここ」

 

 すでにウォータースライダーには遊びに来た人がそれなりに並んでいて、俺たちは順番待ちだ。

 

 ウォータースライダーの登頂部までは階段を登りながら進むのだが、こうして待っている間、下を覗くとそれなりの高さがある。

 

 ふむ。外から見るのと、実際に体験するのとはかなり違うな。そんな高さから一気に下るのだから、それはさぞかし楽しいのだろう。

 

「そう? シロウは情けないのね」

「そりゃ、別に高いのが怖いってわけじゃないさ」

「ならどうしたの?」

「ここから下ったら楽しいだろうなって」

「そうなのかな? 私、分かんないよ。実際、ウォータースライダーっていうのがあるのを知ってるだけで、それが何なのかは分からないんだもの」

「だったら、今からそれを確かめようぜ。きっと気に入ると思う」

 

 なんて他愛もない会話を楽しみながら順番がくるのを待っていた。そして、俺たちの番がやってきた。

 

 イリヤは身長が足りないからアウトだと思っていたが、保護者……というより、付き添いがいれば大丈夫とのこと。1人だと危ないもんな。イリヤは泳げないって言ってたし。

 

 ――――よし、行くぞ。

 

 

 

 

 

「なかなかスゴかったわね」

「だな」

 

 ウォータースライダーを下り終えた俺たちはプールサイドでのんびりしていた。俺の思った以上のスピードで、かなり楽しかった。下ってる間、イリヤも楽しそうな声を上げていた。さすが目玉なだけある。

 

「楽しかったか?」

「えぇ。こういうのは初めてだったから新鮮だったわ。シロウの驚く声も聞けたからね」

「あれは驚きって言うより、楽しんでる声なんだが」

 

 ジェットコースターで悲鳴を出すのと同じ感じだと思うんだけどな。本気で怖いわけではなく――もちろん多少はあるかもだが――それより、楽しみが勝っているわけで。

 

「ふーん、そういうものかしら? まぁいいわ。シロウ、飲み物ちょうだい」

「はいよ」

 

 お茶を飲んだイリヤは突然、

 

「んー……」

 

 何か考えてる様子だ。

 

「どうした? どこか調子悪いか?」 

「大丈夫よ。そうじゃなくて、やっぱり、泳ぎ練習してみよっかなって」

「そりゃ歓迎だが……さっきまで嫌って言ってなかったか?」

 

 こうもイリヤの意見が変わるとは、珍しいこともあるもんだ。

 

「少し考えたのよ。だって、練習するとなれば、シロウが手取り足取り教えてくれるんでしょ」

「言い方がアレだが、まぁ教えるからには俺はきちんとするぞ」

「それなら、シロウといっぱい触れ合えるし……うん、決定。私に泳ぎ教えて?」

「もちろん」

 

 その後、軽く休憩を挟みしばらく経つ。

 

「じゃ、休んだことだしそろそろ移動するか」

「えぇ、そうね。早速教えてちょうだい、シロウ」

「おう。まずは浅いプールでも――」

「――――おや、士郎。貴方も来ていたのですか」

 

 と、立ち上がろうとした瞬間――落ち着いた、凛とした綺麗な声が俺の耳に届く。

 

「あら、ライダーじゃない」

「イリヤスフィールもいるのですね」

「そうよ。悪い?」

「いえ、特には……」

 

 イリヤが反応する。なぜに喧嘩腰なんだ。

 

 見上げると、確かに黒いビキニ姿のライダーがいた。……コイツ、こうして見ると、かなりスタイルいいな。背は高いし、その、くびれも綺麗だ。全体的にバランスがとてもいい。まぁ、本人には禁句なのだろうが。

 

「ライダー……どうしたんだ、こんなとこで」

「別に、体を動かしにここにはよく通ってるもので。ところで、貴方たち2人だけですか?」

「ん? ああ。今回は俺たちだけだ。お前もか?」

「え、えぇ。まぁ……その、私はそのつもりだったのですが…………」

 

 なんだ? いつもなら平然と答えてそうだが、珍しく歯切れ悪いな。

 

「今日は、私とシロウのデートだからね。他の連中はジャマなだけよ」

 

 堂々と宣言するイリヤ。それを聞いたライダーはますます気まずそうに冷や汗を流す。

 

「…………その、忠告ですが、あまりそういう言葉は……言わない方がいいと思いますよ……はい」

 

 そうチラッと目線を泳がせるライダー。その視線の先には――

 

 

 

「…………へぇ。なかなか言うじゃない、イリヤ」

「おや、ここで会うとは奇遇ですね。シロウ……それにイリヤスフィール」

「こんにちは。先輩もプールに来てたんですねぇ。……イリヤさんと一緒に。そうなんですか……へぇ…………」

 

 

 

 

 ――――あかいあくまと腹ペコ騎士王と桜がいた。……桜だけ何か例えが思い付かなかった。3人とも目が怖い。

 

「…………なんでさ」

 

 思わずぼやく。この3人だけならまぁ、いつものことだから問題は……少しあるかもだけど、そこまでじゃない。しかし、それだけでは終わらない。さらに問題は続く。そうだ、アイツらの後ろには――

 

 

 

「へー……。広いわねぇ、ここ。ただのプールと侮っていたわ」

「うん。海には行ったことあるけど、プールは初めて。パッと見たところ色々と揃っている」

「そのー……こ、こんにちわ、士郎さん」

 

 

 

 ――――辺りをキョロキョロと見渡すクロとプールの光景を不思議そうに眺めている美遊。……そして、区別のためか長い銀色の髪をポニーテールにしていおり、気まずそうにこちらに挨拶をするもう1人のイリヤがいた。

 

「なんで凛たちがいるのよ!!」

 

 イリヤ、渾身の怒声。

 

「あら、たまたまよ。家で解決するまで引きこもってるわけにもいかないし、皆で体を動かしましょってことでプールに来ただけよ」

「えぇ。プールに着いたら奇遇にもシロウとイリヤスフィールがいただけです」

 

 自慢げに話し始める遠坂とやっぱり目が怖いセイバー。

 

「そうです。別に先輩とイリヤさんが私たちに黙って、こっそりプールに行ったから追いかけたわけではないですよ」

「ま、内緒で行ったと士郎たちは思っているでしょうけど、普通にバレバレだったわ」

「……特に内緒にしてたわけではないんだが」

 

 ただ、イリヤと2人で行くって約束してただけだし。わざわざ遠坂たちに伝える必要がなかったって言うか……。

 

「ふん、別に凛たちが来たところで関係ないわ。貴方たちは貴方たちで遊んどきなさい。……それに、私が私と一緒にいたらややこしいでしょ」

 

 イリヤはそれだけ冷たく言い残し、

 

「行きましょう、シロウ」

 

 俺の手を取り、動き出す。

 

 このまま別行動になるだろうと思っていたが……。

 

「…………なんで付いてくるんだよ、お前ら」

 

 俺たちの後をゾロゾロと歩くセイバーたち。

 

「いいじゃない。士郎さんたちの行き先と私たちとの行き先が被ってるだけよ」

 

 何が楽しいのか、クロは生意気そうに笑う。

 

「桜、私はここにいるべきなのでしょうか?」

「ライダーも一緒に遊びましょ」

「分かりました。では、お供します」

「そう言えば、セイバーさんって泳げるの?」

「多少は。一度、シロウに泳ぎを教わったことがありますので。そういう貴女はどうなのです、イリヤスフィール」

「はい、私は運動は得意なので泳げますよ。友だちと海で遊んだこともありますし。……どうしたの、美遊?」

「ねぇ、イリヤ。あれは何?」

「ウォータースライダーかな? 後で行ってみる?」

「うん、イリヤと一緒なら」

「なによー、私も混ぜてよね」

「クロが一緒だと何かイタズラされそう」

「ひっどーい。別にいいもん、士郎さんと行くから」

「なっ……! クロ、何言ってるの!?」

「大丈夫、イリヤ。そうなったら意地でも止める」

「私も協力しましょう、美遊」

「ちょっとー……サーヴァントが相手とか酷くない?」

「なら、節度ある行動をしなさい! 姉として見過ごせないわ」

「ホントうるさいわねぇ、イリヤは」

 

 と、思い思いに皆話している。ていうか、俺を巻き込まないでくれ。

 

「なんか悪いな、イリヤ。せっかく2人で遊ぼうって話だったのに」

 

 少し申し訳なくなる。別にセイバーたちといるのが嫌なわけではないが、今回はどこか約束を破る形になってしまった。

 

「シロウが謝ることじゃないわ。それに、こうなることは予想できたことだもの」

「えっ、そうなのか?」

「はぁ……やっぱり自覚はないのね。そりゃそうか、だってシロウだからね」

 

 ふむ、その理屈はよく分からん。

 

 どこでイリヤに泳ぎを教えようか迷いながらプールサイドを歩いていると、唐突に――――

 

「おや、ここで会うとはな――セイバーよ」

「…………ギルガメッシュ。どうしてここにいるのです?」

 

 

 ――――金色の海パンに黒のパーカーを羽織っているギルガメッシュが俺たちの前に立ち塞がった。

 

 

 なんつーか、アレだな。あの鎧姿より、こっちの方がムダに似合ってるな。

 

「ふむ? どうしても何も、我はこのプールの経営者なだけだが……不思議なことはあるまい」

「そ、そうだったのですか……!」

「知らなかったのか? そこの雑種は知っていただろう」

 

 若干意外そうな感じのギルガメッシュは俺を見る。

 

「一応はな。まぁ、お前さんがわざわざここにいるのは驚きではあるが」

「これでも我は経営者だ。実際に遊んでみて、どこか不満点やら見つけ、改善しないと完璧な経営者とは言えまい。ふむ…………それにしても見ない顔がいるな」

 

 と、謎のプライドを見せるギルガメッシュは、眉を寄せながらキョロキョロと俺たちを一瞥する。すると、なぜかゲンナリとした表情になる。

 

「そこの雑種…………お主は戦争でもおっ始めるつもりか?」

「戦争って物騒な物言いだな。俺らは遊びに来ただけだよ」

「それは大いに分かる。その格好を見ればな。……しかし、並んでいる面子が、我でも関わりたくないあまりに濃い面子なのだが」

 

 アイツの見ない顔ってイリヤとクロと美遊のことだろ? ……あ、そういえば、イリヤってことはクロも聖杯の…………。美遊も似たような存在だったような。

 

「まぁよい。我は見なかったことにする。その方が精神的に楽だ。では、存分に楽しむがよい。またな、セイバーよ」

 

 言うだけ言って、ギルガメッシュはこの場からそそくさと去っていった。そして、セイバーはめっちゃ皺を寄せている。ホントに苦手なんだな。

 

 ………何しに来たんだ、アイツ?

 

「アイツ、何しに来たのかしら? セイバーと会うため?」

 

 あ、遠坂が思ったことぶちまけた。

 

「さぁな。さっぱり分からん」

「逆にあの人の考えが分かる人っているのでしょうか?」

「……桜。見かけによらずけっこう酷いな、その一言」

「私は分かりたくもありませんね」

 

 セイバーもなかなかに冷たい。

 

「ねぇねぇ。あの人、何だったの? 多分サーヴァントよね?」

「そうよ。英雄王ギルガメッシュ」

 

 クロの一言に遠坂が答える。

 

「えっ!? あれが……?」

「だいぶイメージが違うような……」

 

 驚愕の表情を見せるイリヤと美遊。

 

「知ってるのか?」

「えーっと、ギル君……多分、さっきの人の小さいころかな?」

「あぁ……なるほどな」

 

 納得。そりゃ、あっちのアイツを知ってたら、驚くよな。俺だって驚くよ。ていうか、かなり驚いた。将来が決まってるって、あんなにも残酷なんだな。 

 

「シロウ。別にあんな奴のことなんてどうでもいいわ。さ、早く行きましょ」

「うん、そうだな」

 

 さっきまで話に入ってこなかった俺の隣にいるイリヤに手を引かれ急かされる。

 

 この際、楽しむか。もうこれ以上トラブルは起こらないだろ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 夕方。プールで遊んだ俺たちは家へ帰るために、皆でのんびり歩いている。

 

 何だかんだ、全員で楽しく遊べたと思う。イリヤに泳ぎを教えて、ある程度泳げるようになったら並んで泳いだり、セイバーが持ってきてた水鉄砲で遊んだりと色々した。途中、ビーチバレーもしたが、あれだな、ここの女性陣強すぎる。全然太刀打ちできなかった。

 

 ただまぁ……プールで遊ぶと運動した時とまた別の疲労感が体を襲ってくる。何て言うか、体全体を使うからか、その分かなり疲れる。

 

「泳ぐのって、けっこうしんどいのね」

「だな。俺も今日は疲れた」

 

 他の皆も疲れている様子だ。今日の晩めしは手軽な料理にするか。俺もさすがにこの人数分の料理を作る体力はそこまで残ってない。

 

「やっと、着いたわね。ギリギリまでバス使えば良かったわ。ったく、誰よ、帰りは歩こって言った奴は」

「それ遠坂だぞ」

「そうだっけ?」

「えぇ、凛が買い物がてら歩こうと言い出したのではないですか」

 

 どっちにしろ、もう家に材料が残ってないから買い物はしないといけなかったけどな。

 

『こっちは見てるだけでしたので、ちょっと退屈でしたよ。イリヤさんたちが楽しめたのなら何よりですけど』 

『姉さん。それは仕方のないことです。寧ろ、姉さんは普段からふざけすぎです』

「そうだよ、ルビー。この前海に行った時なんて……!」

『なんですか、イリヤさん的には美味しい思いをしたでしょ!』

「否定……はできないけど、人様に迷惑かけるのはどうかと思うよ!?」

「そこはきっちりと否定しなさいな」

「だ、だって……」

「私、あの時のことはっきりと覚えていないんだけど」

『まぁ、美遊さん含めて記憶を飛ばしましたからねぇ。イリヤさんとクロさんにあの時の映像ばっちりと見せましたよ』

「サファイア、その映像ある?」

『一応まだありますが……見るのですか?』

「少し気になる」

 

 俺はふと、3人+2機? の会話に割って入る。

 

「なぁ、その海で何があったんだ?」

『お、士郎さん。知りたいですか~?』

「や、止めて! ルビー!」

「ほう、私も気になりますね」

「セイバーさんまで!?」

「いいじゃない。別に減るものでもないでしょ?」

「私の何かが色々減るよ!」

『知りたいのでしたら、またイリヤさんが寝静まった時にでも~』

「うぅ……安心して寝れない」

 

 と、涙目のイリヤに、俺の手を握っているイリヤは――

 

「そっちの私はだらしないのね。さっきから振り回されすぎじゃない? もっと堂々としてなさい。イリヤの名が泣くわ」

 

 ……随分とバッサリいくな。

 

「そうよ、イリヤ。それでも私の妹なの?」

「誰がクロの妹なの! 私は姉ですぅ」

「年齢で言ったら、私の方が圧倒的に上なんだけどね。ね、シロウ?」

「そこで俺に振るのか……。まぁそうだけどよ」

 

 そんなことをのんびり話していると、もう衛宮家の玄関が見えてくる。

 

「……姉さん。玄関に誰かいません?」

「あれ、ホントだ。……なーんだ、アーチャーじゃない」

 

 遠坂の言う通り、アーチャーは玄関に寄りかかり腕を組み、俺たちを待ち構えたいた。

 

「……戻ったか、凛」 

「ただいま。ところで、どうしたのよ? 一応留守番任せたつもりだったけど」

「いやなに、来客だ」

「来客? 誰に?」

「ここに来ているからには衛宮士郎にだろう。私ではどうも居心地が悪くてね、こうして帰りを待っていた」

「そりゃそっか。だってよ、士郎」

「分かった。居間にいるのか?」

「あぁ。案内しておいた。会いに行くといい」

「おう」

 

 来客か。わざわざここに来るってことは俺の知り合いだよな。一成か、はたまた慎二か。もしかしたら美綴辺りかもな。でも、なんでこの時間に? 学校で会えるわけだし。

 

 と、色々と考えながら居間へと駆ける。

 

 来客は、確かに居間のテーブルに座っていた。俺はその人が誰なのか確認する。

 

「え…………?」

 

 途端、その呟きでも何でもない掠れた声だけが口から漏れる。

 

「…………どうして……ここに…………?」

 

 声にならない。どうして、と、この言葉が頭から離れない。

 

「シロウ、どうかしましたか……って…………は? え? 何故、貴方がここに……!?」

 

 セイバーも同様に驚く。

 

「全く、2人して固まって……何してるのよ」

 

 そんな俺たちを見かねたのか、イリヤも呆れながら居間に入ってくる。 

 

「…………………………え?」

 

 居間へと足を踏み入れた瞬間、驚きのあまり、イリヤの目が点になる。

 

 目の前の人物はゆっくりと腰を上げる。そして、どこか懐かしそうに微かに笑う。

 

「久しぶりだね……士郎、イリヤ」

 

 その人物の名前は――――衛宮切嗣。

 

 

 

 

 

 

 

「「「えぇ――――――!!!?!?!??!?!」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




正直、話を広げすぎている感が凄まじい  

そして、イマイチ士郎が切嗣をどう呼ぶのかピンとこない。親父なのか、じぃさんなのか、切嗣なのか。シチュエーション毎に違うのかな
それと、キャラが多いと、動かすの大変ですね


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