とある復讐者の追憶   作:ムリーヌ

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最後の戦い~前編~

鉄血が対応に遅れながらもグリフィンと対峙する形で塹壕内でグリフィンの攻撃を待ち構えていた。

 

塹壕内では鉄血兵達が緊張の最中にいる中で、リーが俯きながら銃を抱え込む様な姿勢をとっていた。

 

「リー?俯いてるけど大丈夫?」

 

隣にいた鉄血兵が話しかけて手を肩に置こうとした時、リーの口が微かに動き、何かを呟いているのを見た時、その言葉が聞こえた。

 

「私はグリフィンを倒せる、私はグリフィンを殺せる、私は出来る、私は引き金を引ける、私は絶対に殺せる」

 

普段はそんな物騒な事を言わないリーの口からそう聞こえた鉄血兵は背筋を凍らせると、リーの肩を掴み話しかける。

 

「り、リー?聞こえてる?」

 

「す、すみません。つい・・・」

 

「そ、そう・・・さっきから大丈夫なの?さっきから変よ」

 

「大丈夫です。私は、戦えますから・・・」

 

リーはそう言ってまたうつ向いてまたブツブツと一人言を言い始め、鉄血兵士はこれ以上は関わらない様にしていた時、塹壕の上から飛び降りる様にリベンジャーが入ってきた。

 

「状況は?」

 

「グリフィン側の増援が空から次々と来ています。対空兵器を潰されている以上は迎撃も出来ず、また多くの兵士達も撃破された為に戦況的に数では負けてます。更にAR小隊を始めとした精鋭部隊が複数確認されたとも報告が」

 

「数でも質でも負けているのか・・・」

 

リベンジャーは鉄血兵の報告を受け、この最悪の戦況をどう覆すか考えていると、グリフィン側からスピーカーが使われているのか大きな声が戦場に響く。

 

《此方、G&KのKar98kですわ。私達は貴殿方を包囲しつつあります。単刀直入に言いますわ。大人しく降伏なさってください。降伏すれば手荒な事はしないと約束しますわ》

 

Kar98kからの降伏勧告。

 

リベンジャーはそれを聞いて表情一つ変えずに暫く動かなかった。

 

鉄血兵達はリベンジャーの指示を待って静かに見守っていると、リベンジャーはニヤリと笑った。

 

「彼奴が手荒な真似をしない?大人しく降伏?・・・馬鹿馬鹿しい。私を・・・私達、鉄血を舐めているのか?だとしたら愚かだ。奴の本意は分からんが我々は降伏などしない。全力で徹底交戦するのみだ。全軍、よく聞け!」

 

リベンジャーは鉄血兵達を見渡すと、迷いのない瞳を持つ鉄血兵達がリベンジャーに注がれていた。

 

「我々はこれより、グリフィンに対して徹底交戦を行う!死にたくない者は包囲される前に去れ!臆病者はいらん!共に戦う者は私に続け!私の元が共に戦うお前達の墓場だ!我々は不利だ!だが、負けはしない!我々は数が少ない!だが、我々は誰よりも強い!さぁ、やるぞ!私の勇敢な兵士達よ!私と共に死地を駆け抜けるぞ!」

 

リベンジャーの言葉に鉄血兵達は銃を高らかに上げて歓声を挙げた。

 

その声はスピーカーを使わずして戦場に響き、グリフィン側を唖然とさせた。

 

その様子を見たKar98kはニヤリと笑い、銃を手にした。

 

「どうやら降伏はしないようですわね」

 

「そうみたいだな・・・」

 

「M16。これで貴殿方の上司からの通達は終わりですわね?そろそろ・・・鉄血を皆殺しにしても構いませんわよね?」

 

Kar98kの言葉にM16は頷くと、Kar98kは無線を手にすると、SO10地区の部隊に命令する。

 

「諸君。敵は降伏勧告を無視しましたわ。予定通り、これよりS09地区の部隊と連携し、鉄血の愚かなゴミ達を片付けますわよ。指揮官達の指示に従いつつ、進軍し、敵を・・・鉄血を皆殺しになさい」

 

Kar98kはそう言い終わると、無線を置いた。

 

「さぁ、行きましょう。これで終わらせてやりますわ・・・」

 

Kar98kはそう言ってホイッスルを手にし、口に咥えると戦場に鳴り響かせた。

この小説の展開

  • リッパーに名前着けた方が良くね?
  • もっと黒くて残酷な方が良い
  • 救いがある方が良いに決まってる!
  • グリフィン視点を増やせ!
  • もっとハイエンドモデル達と絡ませてくれ
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