とある復讐者の追憶 作:ムリーヌ
血の戦線、鉄血の基地。
そこでは、簡素な椅子に腰掛けて各地の戦線から送られて来る報告書に目を通すリベンジャーとビクビクとしながら作業する鉄血兵がいた。
「はぁ・・・」
リベンジャーが溜め息をついた時、回りの鉄血兵はビクッと体を震わせた。
「また、グリフィンが余計な増援を送り込んだ様だ・・・止めとけば良い物を」
「し、しかし此処はグリフィンととっては重要な要。執拗に狙うのは当たり前かと」
リベンジャーは意見した鉄血兵を見ると、睨まれたと思ったのか酷く怯えた顔で硬直した。
血の戦線・・・SO10地区はグリフィンとそれ以外の勢力にはどうしても喉から手が出るほどに欲しがられる要所だった。
SO10地区はこの世界には珍しい・・・いや、もはやもう無いとすら言える環境汚染0の土地で、生存圏の減少が激しい人類にとっては希少すぎる土地だった。
故にグリフィンは意地でもSO10地区を攻め落とそうと攻めて来るのだ。
その為、グリフィンの攻勢部隊が来ればリベンジャーや鉄血軍の猛攻が待ち受けている為、戦いに決着が着かず、泥沼の激戦区となった。
「確かに、な・・・グリフィンにとっては欲しいだろう。だが・・・我々が此処を守る以上は、奪わせはしないさ」
リベンジャーはそう言って報告書に再び目を通す。
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~グリフィン視点~
血の戦線、第四戦線。
そこは、都市街から離れた平原を主に両軍が塹壕を張り巡らせ、野戦砲と曲射砲、機関銃そして無数の対空兵器を設置した突破するのも留まるのも危険な血の戦線の激戦地の一つだった。
野戦砲と曲射砲の砲撃が両軍が鳴り続ける中、互いに睨み合っていた。
「何なのよ・・・此処は・・・!」
グリフィンの戦術人形WA2000は恐怖に震えていた。
WA2000 が此処に派遣されてからと言う物の昼夜問わずの砲撃と時より発砲してくる狙撃主に、精神が磨り減らされていた。
此処のWA2000 は製造されてからまだ間もなく、ある程度の訓練を受けてから放り込まれた。
WA2000 は最初こそ、この血の戦線と呼ばれる地獄を知らなかった。
自分がこの地獄を終わらせると考えていざ派遣されると、血の戦線の環境に思い知らされた。
砲撃が当たってバラバラになったり、手足を失った同僚がいた。
頭を撃たれた同僚もいた。
突撃を命じられてそのまま帰らなかった同僚もいた。
二人で組んで戦っていれば一人が必ず死んだりする。
正に地獄、血塗られた戦場。
WA2000 が血の戦線に配属され、そこの指揮官に哀れそうに見られながらこう言われた。
運が悪かったな・・・ようこそ、地獄へと。
「くそ!くそ!くそぉ!!!」
WA2000 はやけくそ気味に撃ちまくっていた時、一発の砲弾が飛来し、WA2000 の近くで被弾して爆発した。
WA2000 は吹き飛びはしたが、奇跡的に無傷で済み、塹壕に溜まった冷たい泥水が口に入って咳き込みながら吐き出しただけだった。
「はぁ・・・はぁ・・・」
「何をへばっていらっしゃるの?」
WA2000 は息を整えていると、目の前に黒い軍帽とコートを羽織る白い髪の少女が立っていた。
「Kar98k・・・!」
WA2000 は目の前に現れたKar98kに驚いていると、Kar98kは突然、ライフルを構えると、発砲した。
WA2000 が発砲された方を見た瞬間、鉄血兵が血を流して倒れ込んできた。
「ふふ、哀れな雑兵ですこと・・・WA2000 !鉄血の突撃ですわよ!迎撃の用意をしないとシャベルで殴りますわよ!」
「・・・わ、分かってるわよ!やってやる・・・やってやるわよ!幾らだって掛かって来なさいよ!鉄血のボロ人形ども!!!」
二人が銃を構えた時、大勢の鉄血兵が突撃してくる様子が嫌でも見える中、発砲し続けた。
地獄の戦場の中、戦いの勝敗は行方知れずだ。
・血の戦線
SO10地区と呼ばれる地区全体の戦場の通称。
環境汚染の無い奇跡の土地で、人類が喉から手が出るほどに欲しがられているが、戦場と化した今、その面影は全く見えない。
各地に激戦地があり、塹壕戦や都市戦等を中心に展開されている。
毎回、犠牲者が大多数を占める戦場でもあり、犠牲者の分だけ減れば人員が増やされ、川が真っ赤かな血の川となる程に死人を出している。
この小説の展開
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リッパーに名前着けた方が良くね?
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もっと黒くて残酷な方が良い
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救いがある方が良いに決まってる!
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グリフィン視点を増やせ!
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もっとハイエンドモデル達と絡ませてくれ