IF.あり得たかもしれないシカマルと多由也   作:清水縁

7 / 15
フォースよ…シカマルを導きたまえ…


いやね?個人的にはここまで病んでる感じになるとは思わんかったんよ…


甘栗

 

今日は奈良家の行う儀式の日だった

 

奈良家は木の葉隠れの里の森の一部を管理している

 

なんでも先祖が仕切り屋だったらしく一任されたとか…

 

そこには栗の木が生えており

 

鹿たちが普段は見張り兼、縄張りとして暮らしている

 

一種の聖域と言うやつだ

 

遠くから声が聞こえる

 

「おーい!!間抜けー!!……!!」

 

いや、その距離でよく聞こえると思うなと…

 

あれー?アイツって頭良かったよな?

 

と、少々呆れるシカマルの内心は隠し大声で

 

「いや!聞こえねぇから!もう少しこっち来てくれ!」

 

なんで悪口と呼び声だけ聞こえるんだとそれに関しても笑った

 

ズカズカと思いっきり女らしくない歩き方でこちらに来る

 

「たく!お袋さんが昼飯持って行ってくれって言われたから来たのになんなんだオメーは!!」

 

いや、それならなおのこと近寄れよ…

 

「…おい、なんか失礼なこと考えてねえか?」

 

うわぁイノやサクラが切れかけてる時の顔そっくりじゃねーか…

 

「失礼なことってのの定義が広すぎるからな…生憎俺じゃあ判断しかねるな」

 

「おし、なら言ってみろ」

 

藪蛇でしたか…

 

「いやあの距離で聞こえるのがなんで肝心なところは抜けてるんだろうなってな…」

 

よし、これなら無難なはずだし答えにも嘘は言ってない…!!

 

『あぁ!?』

 

いや、呪印解放は辞めろ!?綱手様が探知してこっちに来るぞ!?

 

「おっと…あの暴力婆にまたぶちのめされるところだったぜ…」

 

あ、やっぱ怖いんだな…気持ちは解るが速攻で戻るとかどんだけのトラウマなんだ…?

 

ちなみにこの森にコイツが来るようになったのは半年程前

 

最初は頑なに拒否してたし何よりそこまで打ち解けてもいなかったからな…

 

「で?昼飯って帰ってからじゃなかったか?」

 

なんとなしに母親が朝に言っていたことを思い出しながら尋ねる

 

「あー…ゆっくりでも良いから管理を終わらせて来いってよ」

 

それなら飯を外で食べてきても構わないって言ってたぜ?と言う

 

…?お袋らしいような何か違うような?

 

まぁ腹が減っていたのは事実だしありがたく頂こう…

 

家まで戻るの正直、面倒くさいし…まだ仕事あるしこっちの方が効率が良い…っておい!!

 

「多由也さんや」

 

「なんだその口調?気持ちわりーぞ?」

 

ひでぇ…

 

「これ、お前の料理だよな?」

 

「はあ?ウチがテメーのために作ると思ってんのか?」

 

お前さ、自意識過剰だろと呟いてるけど…

 

「そうか?まぁ腹減ってるし食べるけどよ…家に帰ったらお袋が飯作ってたのにとか無いよな?」

 

コイツ一瞬だけどビクッ!!ってしたな…

 

これは…

 

「実はお袋のじゃ無いとか、家に帰るとお袋の料理があるとか無いよな?」

 

まぁ、今の動作ってか反応で判ってるけどな?一応確認しねぇと…

 

「まぁ…お前ならイケるだろ」

 

いやいや無理です!!

 

力仕事の後のお袋の労い料理の多さを知ってるだろ!?

 

…いや食うけどさ

 

「…多少は残すぞ?流石に仕事終わりにお袋の説教はゴメンだ」

 

やれやれ、と心から溜息をつく

 

「ウチが作った弁当を残して平気だと思ってるのか…?」

 

いや!マジでこういう時は面倒くせえなおまえ!!?

 

「いやきっちり食うよ…少し時間を置いてからな?」

 

夕飯はチョウジやイノ辺りと食うって言わねえとなぁ…

 

「!!そうか…ならいい!」

 

あーちくしょうめ

 

こういう時だけ可愛い表情を隠すさないってのは狡いよな…

 

…そろそろオヤジに相談でもしてみますかね

 

スタミナもそれなりについてきた訳だし

 

新しい戦術を考えるのも悪くは無いだろう

 

爺さんが使ってた忍術…影鬼だっけか?

 

祖父は戦闘専門の忍だったらしく様々な兵法書を書き残している

 

一手どころか三手先まで敵がないなくても見通しているような

 

この人、絶対に将棋強いだろうなってと感じ

 

もし生きていたら一手指してみたかったと思ってしまうほどに既に居ない人と打ってみたいってのは初めてだった

 

「とりあえずもう少しで終わるけど飯ってことで休憩すっかな」

 

「おー食え食え!!自信作だ!!」

 

悪くないんだけどな…気ままに過ごして後々後悔ってのはもうゴメンだ

 

答えは…まだ出てないけどな

 

爺さんの兵法書、改めて読んでまた修行かな

 

コイツの笑顔の為にも、な




シカマルを導けた気がしねぇ…のは何故だろうか…

原作シカマルのお祖父さんは知りません
あと奈良家の森の詳細設定も知りません
勝手に適当、捏造で設定は作りました…資料がないからねしょうがない

オリジナル忍術の影鬼とかは後々出てくるかも?
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。