織斑一夏の裏家業   作:アイバユウ

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尋問の開始

情報流出の案件で身柄を拘束した1年生の女子生徒と教師の尋問をこれから行うことにした

まぁ俺は見ておくだけだ。子供だから女性教諭の取り調べは大人の方が良い

ただし女子生徒の取り調べは俺が行う。

こちらは猛烈に圧力をかけていくつもりでいる

あとはIS学園の治安維持をしている生徒会に任せても良い

楯無はかなり嫌な顔をするだろうが、こっちは連中に恩を売れる

 

「いろいろと迷惑をかけたわね」

 

楯無の言葉に俺はもっと情報を調べる事だなと伝えた

 

「それにしても簪は極めて有能だ。あいつはきっと戦闘のプロとして成長するだろうな」

 

俺はあえて嫌味たっぷりにして楯無に伝えると妹のことは必ず守りなさいと言って取調室に入っていった

言われなくても守ってやるつもりだ。簪は俺と似ている。

家族関係も含めてだが。だから俺は何とかしてやろうと思っているのかもしれない

簪も何かきっかけが必要だったのかもしれない。

自分について必要な物が何かを分からなかったから戸惑いをしていた

そのきっかけになったのが銃であることは少しどころかかなり問題ありであるが

 

「まぁ、世の中分からないものだな」

 

『ピーピーピー』

 

俺の携帯電話に着信が入ってきた。発信者はココ・ヘクマティアルさんだ。

はっきり言って嫌な予感になる事は確実に。

何か仕事を依頼してくるのか。それとも別の思惑があるのか

 

「ココさん。織斑一夏です」

 

『実はお願いしたい仕事があるの。報酬は払うわ』

 

「ココさんが処理できない案件ですか?どんな過激な戦場に放り込まれることになるかあまり想像したくないのですが」

 

ココさんのチームメンバーには豊富な技術を持っているはずなの、

直属の部下である彼ら動かさないということは危険であることは確実である

それも通常の危険度ではないだろうと俺は感じたが、予想は大きく外れていた

 

『あなたにある人物の警護を任せたいの。ダメかしら?』

 

ココさんが警護を求める人物とはいったい誰なのか

俺はIS学園の警備でその手のことは管轄外だと思うのですかと答える

 

『警護対象者はIS学園の1年生に所属している人物よ。イギリス代表候補生。もうわかるわよね?』

 

「なるほど。イギリスから依頼があったということですか」

 

俺の言葉にココさんは察しが良くて助かるわと。

イギリスとしてもセシリア・オルコットという貴重な戦力になりそうな人物が殺されたら大問題だ

それもどこが狙っているかわからないとなるとなおさらのことである

 

「依頼料は頂けるのか質問しても?」

 

こちらも仕事だ。

報酬なしで引き受けるのはよほどのことでもない限りはしたくない

 

『依頼料として1日1万ドルを用意するわ。イギリスに貸しを作るのにいろいろと都合が良いから』

 

ココさんとしても世界平和のためにも各国に貸しを作る事でいろいろと都合が良いのだろう

1日1万ドルとはかなり割の良い仕事である。

イギリスにとっても貴重な戦力を守るためには金はいくらでも払ってくることは俺でもわかる

失ったら最初からやり直さなければならない。そんな事は簡単な事ではない

 

「わかりました。ただし俺の相棒で良ければ、常に監視対象に置かせますが、異論はありますか?」

 

簪はセシリア・オルコットの護衛に入っている。

このまま彼女に継続的に護衛を行ってもらう方が、同じ女性同士で問題は少ない

 

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