織斑一夏の裏家業   作:アイバユウ

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襲撃後の対応方針

部屋の鑑識を更識楯無に任せている間に俺は警備室でIS学園周辺の各種レーダー情報を調べていた

不審な船舶やヘリなどの航空機などがいないかどうかを確認するしかない

今のところ不審な船舶はないがテレビ局のヘリが沖合2Km地点で、

テレビのCM撮影のために航空管制センターに記録を出していた

その地点と弾が飛んできた地点を分析した結果は見事に一致した

問題はヘリの記録を調べるとヘリは確かにCM撮影のために関連企業の名前があった

 

「怪しいのはこの企業の関係者か」

 

この企業に関する評判に関して表と裏も両方とも確認した

表的にはかなり経営に行き詰っていることが分かった

CM撮影の受注量が大幅に減少したのだ。そのため多額の負債を抱えていた

数億円の銀行からの融資も借りていた。利息の返済に行き詰っていた

ヘリを飛ばすことを請け負うことを見返りに多額の資金提供を受けたのかもしれない

 

「警察に頼んで全員引っ張ってもらうか。証人が殺される前に」

 

反IS組織にとって用済みになってしまえば証人になるだけの存在だ

さっさと『処分』しなければ大きな問題になることは間違いない

 

「一夏君。状況はどうかな?」

 

水野ユウ一等陸佐が話しかけてきた。俺は現状をありのまま報告した

一等陸佐は報告を聞いて表情を曇らせた

 

「状況は最悪です。まさかここまで強硬な連中が続々と現れるとは想定外でした」

 

「我々のほうでもレーダー情報を確認した。一夏君もつかんでいるだろうがヘリからの銃撃の可能性は極めて高い」

 

「更識楯無に銃弾のライフルマークの照合を依頼しています」

 

「警察の対応は彼らに任せるとして軍事的な面は我々陸自で対応する」

 

「お願いします。民間航空機の飛行禁止区域の拡大が必要になりますね」

 

「同意見だよ。統合幕僚長を通じて政治家を動かすしかないな」

 

「そこはお任せします」

 

あとは政治で対応してもらわなければならない

同じ手を使ってくることはないだろうが念のために防護対応はしておいたほうがいい

同様の手口での攻撃を防ぐためにも

 

「今回の一件でより警護対象が増えるかもしれません」

 

俺はさらなる攻撃時にセシリア・オルコットだけでは済まないことをよく理解していた

当然ほかの学生も十分なターゲットとしては的になる

問題はこちらの対応方法を探るための偽攻撃を仕掛けてきたときである

対応方法がばれてしまえば敵に襲撃のチャンスを与えるのと変わらない

そんなことは俺が許すわけにはいかない。『猟犬』という看板に傷がさらにつくだけだ

俺の看板に傷をつける奴らを野放しにできるはずもない

必要ならばフェンリル先生にでも助けを借りる必要があるかもしれない

 

「憶測で動きたくないが嫌な状況になりそうだ」

 

俺の呟きに水野ユウ一等陸佐も同意してくれた

 

「そうだな。我々陸自の看板に傷や泥を塗られて黙っているわけにはいかない」

 

やるなら徹底的に掃除が必要だと言ってくれた

 

 

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