30分ほどのスキューバダイビングが終了して慎重に海面に顔を出した
減圧症にならないようにするためである。常に安全対策を行って行動を行うことが求められる
特に俺たちのような仕事では安全第一で動くことが求められている
無事に海面に顔を出すとボートに上がった
「初めてのスキューバダイビングはどうだった?」
俺がそう言うと簪は楽しかったですと回答した
(スキューバダイビングを終えて戻ってきた時の絵)
確かに遊んでいる間は楽しいものであるが、これが実戦訓練になれば話は大きく変わってくるだろう
当面はスキューバダイビングに慣れることが重要なので定期的に行う予定でいる
実際に上陸作戦のようなミッションの訓練はまだまだ先の話である
今求められるのは海の中でも戸惑うことなく冷静に潜水ができることなのだから
もっとも難しい訓練はエアタンクなしで上陸作戦を行うようなミッションである
「でもこれはまだまだ序章だからな。覚悟しておけよ」
「もちろんです」
俺が引き締めておけよと言うと簪は先ほどまでの楽しそうな表情から大きく変わって真剣な表情になった
プレジャーボートを港に戻すように部下である海上警備スタッフに指示した
船上で俺はウェットスーツを上半身部分だけ脱ぐと船内にあるシャワーで海水の塩分を落とすことにした
(2人がウェットスーツを脱いでいるシーン)
そしていつもの私服に着替えると簪にも船内でシャワーを浴びて着替えてくるように伝えた
「学園で着替えないのですか?」
「いつでも対応できるようにするためだ。時間短縮のためだから今のうちに慣れておいたほうが良い」
「わかりました」
学園に戻ってから更衣室で着替えても良いのだがそんなことに時間を使うのはもったいない
すぐに警備任務遂行できるようにすることが最も求められることである
着替えに関しても時間短縮が必要になってくる
ちょうどプレジャーボートがIS学園の港に到着すると同時に簪は着替えを終えて出てきた
「今度からもう少し早く着替えをできるようにすることだな。俺たち裏仕事をしている人間に安心している暇はないからな」
「そうですね。今度から気を付けます」
「良い心がけだ。学園から借りたウェットスーツは俺が片付けておく。簪は学園警備に戻っておいてくれ」
俺も用事を片付けたらすぐに警備任務に戻ると伝えると簪は銃がしっかり機能するか確認すると任務に戻った
IS学園にある洗浄室にウェットスーツを持ち込んで洗浄を依頼すると学園内の警備を再開した
いつものように歩きながら、携帯情報端末を見ながら周囲の空域に異常がないか確認も行っていた
今のところは何もない
IS学園内の廊下を歩いていると授業が終わったようで放課後の時間を迎えるようになったようだ
スタジアムではISを使っての訓練が行われている
「それにしても簪も成長したものだな。スキューバダイビングに特に抵抗も見せなかった」
やる気はかなりあるから俺は鍛えることができる弟子ができたと思っていた
猟犬としてフェンリル先生から教わったことを実戦形式で鍛えていく
もしココ・ヘクマティアルさんに製造が依頼して完成した対IS弾丸が本格的に出回れば大きな影響が出る
だがあれは状況によってはかなりの危険なことになることを示している
だからこそ今は止めているのだから
「本当に危険なことになるかもしれないな」