いろいろと訓練を終えた俺は警備室に戻り、今後の簪の訓練について考えてた
スキューバダイビングやヘリからの狙撃訓練をやらせた
その他にも本格的になればさらに厳しい訓練が求められるところであるが
今は焦ることなく少しずつ技術を身に着けさせる方向で進めるプランを作成していた
その時、俺の携帯情報端末に『仕事』の依頼のメールが入ってきた
久し振りの『仕事』の依頼だ。ミスをすることなく行わなければならない
「どんな内容なのか確認してみるか」
依頼主は30代の男性である。殺したい相手は女性至上主義組織の幹部をしている人物だった
その幹部の女性について調べることができるだけの情報を徹底的に調べていくことにした
結果、かなり大きな犯罪に関与していることが分かった
女性至上主義組織の権力を使って男たちから金を巻き上げるなどの行為を行っていた
俺が調べることができただけでも数億円もの金を巻き上げていた
「この仕事は引き受けるか。場所はIS学園から2時間ほどの距離だな」
依頼料金を引き受けてくれたら100万円を払うとメールには書かれていた。
了承する返信をするとすぐに銀行口座に振り込まれていた
「この仕事を簪にさせることにするか。本当に殺し屋の仕事を分からせる良い機会だ」
相手はマンションに住んでいる
上手く暗殺することができるポジションを探すことに専念して確認作業を進めるとちょうど良い場所を見つけた
それはオフィスビルの屋上から狙える。距離は簡単に計算して200mだ。
距離としては短距離であることから覚悟があるなら1発で仕留めることができるはずだ
これはテストのようなものである。確実に殺し屋になる覚悟があるかどうかを確認するために
俺は簪を呼び出すために通信を入れた
『何か問題が発生しましたか?』
「もっと重要なことを教えるときが来たということだ。俺の背中を追いかけるならこの任務を実行してもらう」
『暗殺ですか』
さすがは簪だ。察しが良い。俺はその通りだと答えるとすぐに警備室に戻りますと言って通信を切った
これは本当にテストである。確実に仕事をしてもらう
「本当に鍛える価値がある人材だな」
「遅れました」
しばらくすると簪が警備室に戻ってきた
「今回は本格的なテストを受けてもらう。殺しをしてもらう。覚悟はできているんだろ?」
俺は大丈夫だろうなと疑った目で話をすると簪の目を覚悟ができている眼ですぐに回答した
「もちろんです。この道を選んだ時からいつか人を殺すことになることは覚悟していました」
「良い覚悟だ。俺たちの仕事はハードだ。生きるも死ぬも自らの選択次第だからな」
もし自らの選択を誤ってしまったら死を待つのみである
だからこそ覚悟を持ってこの仕事をしていくことが求められる
「これだけは言っておくが。本当に覚悟はあるんだな。今度はお遊びではない。殺しだ」
「もちろんです。こちらの世界に入った時に決めました。自らが歩む道が血まみれになろうとその血まみれの道の上を歩いていくと」