織斑一夏の裏家業   作:アイバユウ

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一夏とトラブルと亡国機業

 

2年生の試合が始まってしばらくしてから、ついにスタジアムで緊急事態が発生した

スタジアムは緊急事態が発生した場合、観客席がまずは保護される。

問題は向こうがどの程度やる気かだ。

 

「一夏から各チームへ、生徒の避難を最優先に行え。貴賓席は強固な壁だが生徒の座席はそれほどではないからな」

 

『事前の打ち合わせ通り避難活動を開始中。完了までの時間は15分』

 

「最優先で避難誘導にあたれ。それと自衛隊に出動を要請しろ」

 

『すでに手配済みです』

 

「了解した。俺は雑魚を片付ける」

 

俺はそう言うと対IS用ライフル弾が込められているマガジンをバレットM82に装填した

薬室に弾を送ると発砲がいつでもできるようにした。

 

「さて誰なんだ?」

 

『ピーピーピー』

 

俺はこの忙しいのに誰なんだと思って電話に出ると貴賓席にいた亡国機業の女からだった

 

「何を始めるつもりだ?」

 

『私達の力を見せつけるだけよ。そう言うあなたこそ屋上で何をしているの?』

 

「俺は保険だ。一応、警備スタッフとしての仕事もあるんでな。安心しろ。篠ノ之箒にちょっかいが出ない限りは手は出さない」

 

ただし学園施設にある程度被害が出るようなら自衛権を行使させてもらうというと、あと5分待ってと言ってきた

 

「それでケリがつくのか」

 

はっきり言って5分でケリがつくとは思えなかった。奴らはやるなら徹底的というタイプに感じたからだ

俺と同類だと

 

『ええ、まずはこれはお遊びなの。今後はもっと激しくやらせてもらうわ』

 

「やり過ぎて俺の視界に入らないように気を付けるんだな。俺の銃弾がどんなのかは知っているだろ」

 

『もちろんよ。ISの絶対防御を貫通する弾。そんなものが市場に流通したら世界が大きく変わる。でも私達にとっては重要な物』

 

ジレンマねと言ってきた。

 

『その製造法を知っているのは限られた者だけとなると特にねとも』

 

「お前達が女性崇拝の組織にならない事を祈っている。そうなったら俺やフェンリルの視界に入る事になる」

 

『彼を怒らせることはしないわ。あとが怖いもの』

 

「それは良かった。持て余しているから付き合ってくれるやつを探している。もし本気で死に急ぎたいなら連絡くれ」

 

俺はそう言うと携帯電話での通話を切った。実際問題、仕事の量は学園に入る前と後ではかなり減っている。

仕方がない事だが腕が鈍っては困る。だからいつもスタジアムを借り切って射撃訓練をしている

ワンホールショットができるまで俺は訓練を受けさせられたのだからその技量を落とさない事が求められている

それだけ俺の仕事は繊細なのだ

 

『ちょっと一夏君!そんなところで何しているの!』

 

「うるさい学園最強だな。これくらいのことは始末できないのか?」

 

楯無から緊急通信だ。

 

『あなたが仕組んだの!?』

 

「俺は手を貸していない。どうしても助けてほしいなら助けてやるがどうする?」

 

『あなたに借りを作るのは嫌だけど、この際文句はいっていられないわ』

 

「金はあとで請求させてもらう。もちろん割引しておいてやるよ」

 

そう言うと俺は弾を通常弾に切り替えてスタジアムに入るこむミサイルなどを破壊していった

 

『さすがは猟犬ね』

 

「ミサイルの進行方向ぐらい読め。学園最強の看板が泣くぞ」

 

うるさいっというと通信を切った。ようやく団体さんで来るミサイル攻撃は終了した

俺は無線で各避難を担当している警備スタッフに連絡した

 

「状況報告を」

 

『生徒と来賓の避難は完了。けが人は生徒で数名転倒したなどによるものだけです』

 

「上出来だ。あとは書類で報告書を出してくてくれ。内容は簡単なもので良い。詳しいのは俺が出す」

 

少しでも詳しく書かれると厄介な内容だった時に対応できないからだ

俺が自分の裁量でチェックして提出した方が良い

 

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