織斑一夏の裏家業   作:アイバユウ

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一夏と簪と楯無と関係

 

警備室に戻った俺はパソコンで報告書を作っていた。

もちろん形だけのものだが、作らないという選択はなかった

これでも警備スタッフとしてリーダー格なのだ。

報告書は作成しておかないと。

 

「面倒だな」

 

そんなことを言いながらもデスクワークをこなしていった

報告書を作成して決済済みの書類棚に置くと俺は仮眠を取る事にした

眠れるときに眠るというのは俺が最初のころに学んだことだ。こういう仕事をしていると特にだ

まだこの時間帯は平和だ。授業中であり大抵の人間は校舎で座学を受けている

それにレーダーにも反応はない。俺が設置した各種センサーにもだ

多少はゆっくりとすることができる時間ができるというものだ

だがそんな平穏な時間は意外とあっさりと過ぎ去っていくものだ

少し休んでいる間に授業が終わりの時間になり夕方になっていた

 

「疲れがたまっているみたいだな。体調管理を万全にしないと」

 

プロとして失格だなと思うと警備室から出ていき巡回に向かった

 

「一夏さん」

 

「ああ、簪か。また銃の訓練でも受けたいのか?」

 

「いえ、ISの作成についてアドバイスをもらえればと思って」

 

「俺も完璧に知っているわけじゃないぞ。まぁ専門家に教えてもらってはいるが」

 

「それって、篠ノ之束博士のことですよね。お姉ちゃんたちが隠れて話をしているのを聞いちゃって」

 

「お前も人を頼る事を覚えたか」

 

まぁ良いだろうと思って付き合ってやる事にした。お人よしなのかもしれいないが

少し手伝うくらいなら問題ないだろう。俺と簪は一緒に整備室に行くと彼女のISの整備を手伝っていった

プログラミングに関してはなかなかの技術者だ。

ただ、一部プログラムの数値ができていないところがあったのでそこを補正していった

 

「そろそろ退散する事にする。面倒な客がきたからな」

 

「それってお姉ちゃんですか?」

 

「ああ、俺とお前との関係を快く思っていないからな。迷惑をかけるわけにもいかない。なにかあればまた手伝ってやるから」

 

そう言って俺は整備室を出ていった。すると予想通り楯無が睨みつけるかのようにこちらを見ていた

 

「どうやら楯無、お前とは永遠に相性が合う事はなさそうだな」

 

「それについてはまったくの同意見ね。殺人マニア」

 

「酷い言い方だな。俺はこう見えても平和を求めているんだがな」

 

とてもそうは見えないわと言うと今後2度と私の妹に手を出すなと彼女は強い口調で言ったが

俺はこう言い返してやった

 

「お前が止めたとしてもお前の妹は歩みを止める事は無い。妹との関係を放置するからそうなるんだ」

 

「それはあなたの得た経験談なの?」

 

俺はさぁなと言うと整備室を出ていった

 

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