織斑一夏の裏家業   作:アイバユウ

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一夏と学園と襲撃

不審人物が警備室に連行されてくる。その人物のことは一夏はよく知っていた。

 

「こんなところに来るとはな。パラッス」

 

彼は以前からフェンリルに狙われていた。彼が唯一逃した獲物だ

 

「猟犬!どうしてお前がここにいる」

 

「俺は契約でここにいるが。お前は残念だったな、ここで人生を終える事になるかもな」

 

話の内容次第だがと俺が警告すると奴は身震いを起こした

 

「信じてくれ!俺は唆されただけだ。IS学園で混乱を起こしてくれと。頼む!フェンリルには!」

 

さすがはフェンリル先生だ。小物でも恐ろしさは知っているという事だ

 

「お前がどこまで喋るかによるな。誰の差し金だ?」

 

「侵入だけすれば良いと。警報装置を作動させるだけで1万ドルくれるというから」

 

俺はその言葉を聞き、危機感を察知した。こいつがデコイなら面倒な事になると

 

「お前を不法侵入の容疑で逮捕する。それで誰に依頼された?」

 

「名前はルクソーシ・キンブリット。傭兵だ」

 

その名前は戦場でよく聞いた。金さえ払えば何でもしてくれる。

ただしフェンリルとはやりあう事は無い。いや、やりあったことはない

狙いについて追及するとISを奪ってブラックマーケットで売るためだという事が分かった

 

「良いだろう。その話が事実なら無罪放免というわけにはいかないが。警察には協力的だったと話しておく」

 

連行しろと言うと学園の外で待機していた警察に身柄を引き渡されていった

 

「一夏から各警備担当。ルクソーシ・キンブリットという傭兵が侵入してくる可能性がある。見つけても1人で対応するな」

 

傭兵と警備スタッフだとだたでさえ戦闘力に大きな違いが出る。下手にこちらの戦力低下は避けるべきだ

 

『正面ゲートに不審者を確認。銃撃戦が展開中』

 

俺はその無線連絡を受けて走って正面ゲートに向かっていった

ルクソーシ・キンブリット相手に警備員では相手にならない事はすぐに想像できた

正面ゲートに向かう前に武器弾薬倉庫によりアサルトライフルなどを持ち出すとすぐに駆けつけた

するとまだ銃撃戦が展開していた。

 

「まったく、いやな仕事だ」

 

俺はRPG-7を発射した。まずは威嚇が目的だ

これ以上の戦闘行為は避けるべきだ。マスコミの目もある

下手に騒げば大騒動になる

RPG-7が発射されると相手はさすがに手を引くかと思ったが

逆にさらに攻撃を強めてきた。まさにやるなら徹底的というタイプだ

俺は仕方がないと思って拡声器を手にした

 

「俺は織斑一夏。猟犬だ。これ以上手を出せばお前をフェンリルに引き渡すぞ」

 

拡声器で相手に呼び掛けると相手は攻撃を止めた

 

『ピーピーピー』

 

俺の携帯電話に着信が入ってきた。いつも仕事用で使っているものだ

 

『本当に猟犬か?』

 

「試してみる気があるというなら俺は必ずフェンリル先生に仕事を頼む。そうなったらどっちが勝つかはわかるよな」

 

『わかった。引き上げる』

 

そう言うと通話が終了して車の走行音が遠くに聞こえてきた

現場から去っていった

 

 

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