織斑一夏の裏家業   作:アイバユウ

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一夏と簪と訓練

 

まだ太陽が出ていない午前4時ごろから俺はトレーニングをしている。

簪はまだ眠っているだろう。俺にとっては念入りに準備体操が必要だ。まずは体を慣らしていく

5時から水野ユウ一等陸佐とCQBの訓練を行う予定だ

その為にも体を動かして準備しなければこっちがけがをしてしまう。

相手は戦闘のプロだ。念には念を入れる必要がある

俺はしばらく準備体操をしていると簪がトレーニング施設に出てきた

 

「お疲れのようだな」

 

「お姉ちゃんが」

 

みなまで言わなくても簡単に想像がついた。

まるで嫁姑のような関係なのだろうということは

 

「苦労することは覚悟していただろ」

 

俺はそう言って慰めると簪も準備体操を始めた

 

「簪、今回の戦闘訓練は自衛隊の猛者が指導してくれる。厳しい訓練だが耐えられるか?」

 

忠告するかのように俺が言うと簪は分かっていますと

 

「一夏。簪さんはもう準備体操は終わったか」

 

「今、準備体操しています。まずナイフ戦闘も含めた格闘術の訓練をしますか?」

 

俺の提案に彼は了承してくれた

 

「そうだな。まずは身体能力を測るには最適だ」

 

では早速というと簪には俺たちのをお手本という形で

5分間だけの訓練を先に見せることにしたた

ナイフと言っても本物を使うわけにはいかない。ゴム製のナイフだ

そして俺と水野ユウ一等陸佐との戦闘が行われていた

俺は全力で相手にすることにした。下手に力を抜いたらけがをするからだ

訓練といっても実戦だと思ってするのが当然のことだ

相手はさすがに自衛隊で鍛えられてきたベテラン兵士のため、俺もいつものようにはいかない

こういう訓練は実戦が最も有効な訓練方法だ。教本を読むだけの訓練だけではカバーすることはできない

真剣に勝負を挑んだのは良かったが、相手は毎日のように訓練をしている兵士だ

俺もさすがに負けてしまった。これは俺にとっては大きなミスだ

 

「簪。本気でやれよ。痛い目を見るぞ」

 

簪はわかっていますというと念のため防具をつけての訓練を始めた

相手にしているの軍用戦闘格闘術のベテランだ。下手に力を抜けば怪我をする

やるからには徹底的にやったほうが良い。その方が訓練としても効率的だ。

呑み込みが早い簪なら1週間も訓練すれば格闘術ではかなりのものになるだろう

それから様々な銃の取り扱い方や戦術の練り方など。いろいろと教えなければならないことは多い

いくら教本を読んでも実際に体験してみないとわからないことはある

その場の判断で生死が決まるのだから。簪の格闘術訓練が始まったが、俺の想像以上にかなりハイレベルのものだ

姉と比べられてきたとよく言われているが簪はかなりの実力の持ち主だ

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