織斑一夏の裏家業   作:アイバユウ

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一夏と学園長と楯無

 

朝食を取るために食堂に到着するとすでに生徒たちで混みあっていた

俺はいつものように朝食として定食を取ると箒が近づいてきた

 

「おはよう。箒」

 

「そうだな。ところでどうしてIS学園で警備の仕事をしている?」

 

「いろいろと事情があるんだ。それにこれは契約だ。俺は契約通りの仕事をしているだけだからな」

 

ルールに縛られるのは嫌いだからなと言って俺は外のテーブルに朝食を持っていった

そこはいつもは俺の指定席なのだが今日に限っては別だ

いやな女がいた。まるでISが女しか使えない事を誇らしげに思っているセシリアというやつだ

無知というのは罪だとよく言うが。まさにこの女はそれに分類される。俺がISに乗れることを知ればどんな顔をするか

 

『警備担当の織斑一夏さん、至急学園長室まで来てください』

 

「何かあったのか?」

 

おそらく先ほどの狙撃事案についてだろう。報告はしておいた。詳しい調査は学園の治安を守る部署に依頼しておいた

その報告ができたのかもしれない。俺は面倒だなと思いながら、諦めていくしかないと思った

俺は朝食を早々に食べるとすぐに学園長室に向かった。

 

「失礼します」

 

「一夏君、朝から悪いね」

 

室内には学園長に更識楯無。それに千冬姉に山田先生がいた

 

「いえ、こちらからも報告が遅れてすみません。あの狙撃は師匠からの俺へのテストでした」

 

学園の治安を乱す事をして申し訳ありませんと謝罪すると、学園長はそれなら安心だと発言した

 

「今後このような事がないようにしておきますので。他に何か用件でも」

 

「生徒会長をしている更識楯無さんから報告があってね。君がISを使えると」

 

俺の動きをけん制しようというのだろう。警備担当ではなく生徒として飼い殺しにしたいと思っての方策だろうが

俺はISは女性だけにしか反応する事は周知の事実ですという

 

「そうかしら。私の目の前でISを展開してくれた記録映像があるのに誤魔化せると」

 

「もし仮にISを動かせたとしても俺には関係のない話です。それに自分の身は自分で守れますので」

 

他に用件がなければ失礼しますと言って部屋を出た。

面倒ごとに巻き込まれるのは俺の運命なのかと思いながらも巡回に戻った

巡回に戻る前に警備室に行き、今日のイベントを確認する事にした

いろいろと把握していなければ警備にまわれない。

俺は束さんとの契約で基本的に箒の警備についている方が多い

今日の箒の予定で校舎からでるのはスタジアムでの実践訓練のみだ。俺はそこで観戦をしておくだけで良い

なにかあれば最悪、自分の持っているISを動かす。あとは出たとこ勝負だ。

仮にこの件で圧力がかかっても束さんにもみ消しをしてもらうだけだ。

映像やセンサーなどのデータを改ざんすればあとは何とでもなる

 

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