織斑一夏の裏家業   作:アイバユウ

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警戒と張り込み

 

俺は学園が休憩時間になることを見越してあることをするために動いていた

ISの機材保管施設近くでの張り込みだ。

第2第3の犯行が予想されるからだ。水野一等陸佐には映像で監視をお願いしている。

 

「誰も来なければいいんだが」

 

『一夏君。女子生徒が1人そっちに向かったみたいだね』

 

「了解」

 

一等陸佐からの報告にまだやる気があることが分かった。

念のため、その生徒の情報を携帯情報端末で調べた

記録を見る限り綺麗なものだ。表向きには

だが実際はその生徒の出身国はIS開発に少し遅れが出ていることが分かっていた

おそらく狙いは最先端の技術を盗むか破壊するかだろう

 

「また始めるわけだ」

 

各国の利権が絡んでいるだけに

ここは産業スパイが多いと思っていたがここまでとは

 

「なりふり構っていられない連中が増えたわけだ」

 

生徒が機材保管施設の正面ゲートに到着すると

どこで入手したのかわかないがセキュリティカードを持っていた

 

「そこまでだ。大人しくすれば命までは取らない」

 

「離して!」

 

俺は強引だが背中にグロック17を当てて再度脅しをかけた

 

「動いたら撃つぞ」

 

「どうしてここに来ることが!」

 

「単純だからな。バックアップにはバックアップを重ねる」

 

確実に獲物を捕らえるためには騙し騙されの駆け引きなのだ

 

「とにかく連行する」

 

俺は女子生徒に後ろ手錠をかけると自衛隊員にここの警備を任せて彼女を連行していった

さっきまでの威勢はどこに行ったのか借りてきた猫のように静かだった

とにかく危険物を所持していない確認すると小型拳銃を所持していた。

おまけにC-4を500g。どさくさに紛れて情報収集といったところだろう

なかなか利口なやつだと俺は思った。問題はどこまで連中がやる気があるかだ

2重3重の予備の方法を用意しているのだから。まだ続きがあるかもしれない

俺は無線で簪を呼びここの倉庫を見張るように指示した

 

「わかりました」

 

「必要なら発砲してでも止めろ。良いな。迷ったら死ぬからな」

 

「わかっています」

 

俺はあえて危険な忠告をしたが。

実際問題として、それくらいしないとリスクは減らせない

だが簪はよくわかっているようだ。

腰の銃ホルスターを確認してすぐに抜けるようにした

 

「簪。これからの24時間が山場だ。俺は学園長に緊急の倉庫使用禁止を進言する。俺が良いというまでいかなる理由でも排除しろ」

 

「了解。つまり何かあれば発砲しても良いということですか」

 

俺はどんな手段でも使えという。

 

「宝物を守るつもりでいろ。それだけだ。守るためなら手段は問うな」

 

「わかりました」

 

「霧崎さん。よろしくお願いします」

 

俺は簪の相棒である霧崎さんにも声をかけた

彼は任せろと言ってくれたので心強い

 

 

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