ISの世界の強き竜の者   作:大鉄人ワンセブン

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いつもの倍くらい書いてた。
結構疲れる。そしてクリスマス今年はどうなるのか…ハプニングなきゃいいけど


ブレイブ7 『ギャァァッ!選曲する時は気をつけよう』

 〈ナレーションSIDE〉

 

 

百面神官カオスは氷結城で他の幹部たちを解凍し、本格的に活動を始めようとしていた

 

 

「ふむ。君の名は?」

 

 

最後に解凍した幹部に対してそう言い放つと

 

 

「腹立たしいぜ!まさか俺の名前をお忘れかカオスの旦那、俺の名前は怒りの戦騎ドゴルドだ」

 

 

「うむ。その怒りよう、解凍は成功したようだな。君の仲間を紹介しよう。彼は哀しみの戦騎アイガロン」

 

 

カオスは青く重厚なボディを持つタレ目の幹部、アイガロンを指すと彼はいきなり泣き出して

 

 

「怖そうな奴が増えた。う~ん、染〜みるわぁ!」

 

 

そう言うと涙を拭った

 

 

「私は、喜びの戦騎キャンデリラ。美貌の秘訣は笑顔!キープスマイリングよ!」

 

 

ハートの道化師の様な姿をした喜びの戦騎キャンデリラが自己紹介し

 

 

「僕の名前はラッキューロ!キャンデラ様の直属の部下で楽しみの密偵だよ!」

 

 

魔女のぬいぐるみのような姿をした楽しみの密偵ラッキューロが言い終えると

 

 

「さあカオスの旦那、まずはどこから攻めますか?」

 

 

「そんなモノは決まっておる。黄金の地だ」

 

 

「あ、そうだそうだ、カオス様〜」

 

 

ラッキューロが何かを思い出したようにカオスに言い寄る

 

 

「どうした、ラッキューロ」

 

 

「何でも今の時代の人間には史上最強の兵器としてISなんてものがあるそうですよ、ほらこれその映像」

 

 

ラッキューロはそう言って映像を再生させた

 

 

「何だこれは!?いつの間に人間はこんなものを作り上げていたのか!?腹立たしいぜ!」

 

 

「でも~。俺達にとっちゃ〜大した事ないよな〜、しかも女しか使えねぇじゃねぇか。こんなのを最強とか言ってるのか?染みるわぁ!」

 

 

「こう考えましょ!そのISとやらを破壊して私たちの力を見せつけるのよ!最強の兵器が破壊されればISより強い存在に人間の女は怒り、奴隷同然の扱いを受けてきた男は喜び、そして私たちに歯向かう術のない人間は己の不甲斐なさに哀しむのよ!」

 

 

「けーど~、まずどこのISをターゲットにするのさ。それが分からなけりゃあ意味ないぜ、染みるわぁ!」

 

 

「あ、それなら」

 

 

ラッキューロはそう言って地図のある一点を指して

 

 

「ここだよ、ここにIS学園ってのがあるんだって!ここを襲撃すればいいんじゃないかな!?ちょうど黄金の地にあるし!」

 

 

「うむ。流石だラッキューロ、仕事が速い」

 

 

カオスはそう言うと

 

 

「よし。かつての盟友を蘇らせよう」

 

 

そう言うと新たな怪物が現れた

 

 

「久しぶりだな。俺の名は、デーボ・ヒョーガッキだ!」

 

 

「なっ、デーボ・ヒョーガッキって言えばかつて恐竜を絶滅させた奴じゃねえか!?」

 

 

「あぁ、なにせ俺はデーボス様の最高傑作だからな。目的は分かってる、ゾーリ魔連れて一仕事してくるぜ」

 

 

「結果を楽しみにしておるぞ、ヒョーガッキ」

 

 

カオスがそう言うとヒョーガッキは黄金の地…日本に向けて出陣した

 

 

         ◇

 

 

場所は変わってIS学園、この日はクラス代表決定戦当日、織斑千秋にも専用機が用意される予定であったが…

 

 

「ちょっと、僕の専用機まだ何ですか!」

 

 

「どうやらまだ届いてないらしい。オルコットの方はもうすでにアリーナで待機しているのだがな」

 

 

織斑千冬がそう言うと

 

 

「先生、なら私が先に行っていいですが?その間にキチンのISが来るかもしれないし」

 

 

「ちょっと久留宮さん!?まだその呼び名続いてたの!?もうやめて!」

 

 

「あら、チキンじゃなくてキチンよ。昆虫の外皮などの主成分の」

 

 

「…知らないよそんなの」

 

 

「二人ともそこまでだ。久留宮の意見も一理ある。とっととISを展開してアリーナに行け」

 

 

織斑千冬に言われISを瞬時に装着する久留宮霧花

 

 

「霧ちゃん、着化完了だね!そして頑張ってね!ファイト、オー!」

 

 

「…何故あなたがここにいるの?」

 

 

「そんな事言ったらほーちゃんだって同じだよ〜」

 

 

そう、今このピットには当事者である織斑姉弟と久留宮霧花の他に歌原美喜と篠ノ之箒がいたのだ

 

 

「私は千秋に剣の稽古を頼まれてな、この一週間稽古をつけていたのだ。ここで見届ける権利くらいある」

 

 

「うん。分かった!よ~し、霧ちゃん!」

 

 

「何?」

 

 

久留宮霧花は歌原美喜に声をかけられ振り向くと

 

 

「あんな奴、けちょんけちょんにしちゃえ!」

 

 

「えぇ…ドロッドロにしてやるわ」

 

 

(一体どうするんだろう…)

 

 

この時織斑千秋は若干引いていた。

 

 

そして久留宮霧花はアリーナに向かって行った

 

 

 〈久留宮SIDE〉

 

 

私はアリーナへと飛んでいくとすでに待機していたオルコットさんがいた。

 

 

「あら、最初はあなたですの?てっきり男の方が来ると思いましたが」

 

 

「あいにく、彼は今ちょっと立て込んでるのよ」

 

 

私がそう言うと

 

 

『さあさあ始まりました!一年一組クラス代表決定戦!!まぁ〜ずはイギリス代表候補生、セシリア・オルコット!VS驚異の『S判定』をたたき出した期待の新人、久留宮霧花!注目のカードが始まろうとしています!実況はわたくし、歌原美喜と!』

 

 

『ちょ、ちょっと待て!なぜ私が解説なのだ!』

 

 

『え、だって篠ノ之博士の妹だから…』

 

 

あのバカ篠ノ之さん巻き込んで何やってるのよ。てか貴方も『S判定』でしょ。そもそも何人の個人情報バラしてるのよ

 

 

「ごめんなさいね。うちの同室のバカがこんな事をして」

 

 

「別に構いませんわ。彼女は試合を盛り上げるとか言っておりましたがこのことだったのでしょう、これも試合の醍醐味の一つですわ」

 

 

『さあさあ、バトルを盛り上げるのはやはり音楽!二人の為にBESTな曲を選んできたぜベイベー!』

 

 

彼女がそう言い終わるとスピーカーから曲がかけられたようでイントロが流れはじめた。何かしら?知らない曲ね

 

 

『〜♪(『進め!ゴレンジャー』のスキャット)』

 

 

「「ちょっと待ちなさい(待ってくださいまし)!!」 」

 

 

私とオルコットさんは同時に声を上げる。どうやら向こうも同じ意見みたいね

 

 

「歌原さん、貴方ふざけてるのかしら?この状況でそんな曲かけられても迷惑だわ」

 

 

「そうですわ!流すならもっとこのわたくしに相応しいのを流して欲しいですわ!」

 

 

『え~二人共我儘だよ~。仕方ないなぁ』

 

 

何言ってるのよあの娘は

 

 

そう思っていたら今度はファンファーレが流れだす

 

 

「あら、いいセンスしてるではありませんか。これこそがわたくしに相応しい曲ですわ」

 

 

セシリアさんがそう言い終えると歌が流れる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『〜♪(『清く正しくカブタック』)』

 

 

凄く子供向けの曲であった。…この歌手、歌上手いわね

 

 

「な、何ですのこの曲は!?」

 

 

「あなたにふさわしい曲よ」

 

 

「ふざけないでくださいまし!」

 

 

今さっき自分で言ってたじゃない…

 

 

「ちょっと歌原さん。その曲もかけるのをやめてもらえますか?というか曲は流さないで欲しいですわ!」

 

 

『えぇ~、もうすぐサビだよ!ここからがいいんj『歌原、やり過ぎだ。ここから離れろ』げっ!ビルゴルディ!た、助けてジャンパーソン、ジャンパーソン!』

 

 

何が『げっ!』よ、まだ続いてたのその呼び方。

 

 

『すまないな二人共。もう試合を始めていいぞ』

 

 

その言葉を合図に私達は試合を始めた。行くわよ、ウォルクル

 

 

 〈千秋SIDE〉

 

 

今アリーナでは久留宮さんとオルコットさんの試合が始まっていた。オルコットさんはイギリスの第三世代機ブルーティアーズ、一方久留宮さんは…何だあれ?

 

 

「えっと…歌原さん」

 

 

「何じゃい、この試合クラス代表の座を狙ってアイツもコイツも戦っているからあの曲をかけたのに、それなのに…それなのに…」

 

 

歌原さんなら何か知ってるかと思って聞こうとしたが実況を外されたことに落ち込んでいた。てかあの曲かけたのちゃんと意味あったんだ…

 

 

「その、久留宮さんの機体について何か知らない?」

 

 

「ウォルクルの事?あれは大玲音っていう一、二年前にできた会社が開発したんだよ」

 

 

「どっかで聞いた事ある名前だね」

 

 

「フッフッフッ。ウォルクルにはね、驚きの機能があるんだよ」

 

 

「どんな?」

 

 

「あ、ほら見てればわかるよ!千秋君はその手がわかる人だから」

 

 

僕はその言葉でアリーナを見た

 

 

 〈ナレーションSIDE〉

 

 

あれからセシリア・オルコットと久留宮霧花の勝負が続いていたが

 

 

「ハァハァ、貴方本当に何者ですの!?」

 

 

試合は久留宮霧花が優勢だった

 

 

(…やはりそういう類の言葉は嬉しくないわね)

 

 

久留宮はそう考えていたがすぐにその考えを捨て、目の前の事に集中する

 

 

「失礼ね。あなたの努力は大したモノだと伺えるわ。けど私はさらに努力してきたの、ただ女だからとかで威張ってるようにしか見えないあなたに負けるつもりはないわ」

 

 

「ふざけないでくださいまし!」

 

 

セシリアは『スターライトmkⅢ』からレーザーを放ち久留宮がそれを避けた直後

 

 

(今度こそいける!)

 

 

そう確信し、機体と同じ名前をもつビット兵器のブルーティアーズからレーザーを放つが

 

 

「よっと」

 

 

紙一重で避けられた。先程からこうなのだ。彼女はウォルクルに向けて何度も攻撃を仕掛けているが全て紙一重で避けらるのだ。ブルーティアーズは弾道を曲げることも可能だが久留宮はレーザーが当たる直前に避けるため曲げようがないのだ

 

 

さらにセシリアは相手の片手剣によって確実にシールドエネルギーを減らされていた。本来なら遠距離型である自分の方が有利な筈だった。

 

 

しかし、現実はそうはいかなかった。どう見ても近距離の、しかもつい一週間前まで基礎も知らなかった初心者に手こずっていたのだ

 

 

「さて、私もそろそろ…」

 

 

そう言うと久留宮は片手剣をしまい出した

 

 

(な、何故武器をしまいますの!?まさか本気を出していなかったのですか!?)

 

 

セシリアは警戒していた。有利な状況で武器をしまうなどあり得ない、つまり彼女にはまだ何かある。そう直感していた

 

 

そして久留宮は片腕を背面に回しだして

 

 

「フィニッシュウエポン!ウォルクルランサー!」

 

 

彼女がそう叫ぶと両端に矛状の刃が付いた槍が現れた

 

 

 〈千秋SIDE〉

 

 

「ウソー!」

 

 

え!久留宮さんのあれ、カラーは違うけどカブトランサーだよね!?何ちゃっかり特撮の武器再現してるの!?

 

 

歌原さんが言ってた事ってもしかして…

 

 

そう思って僕は彼女の方を見ると…

 

 

「どうどう、あれ!スゴイでしょ!」

 

 

目をキラキラ輝かせながらそんな事を言っていた

 

 

「スゴイ以前の問題だと思うけど…」

 

 

「でも霧ちゃん更に有利になったじゃん」

 

 

「あ、うん。そだね」

 

 

「?…どうしたの」

 

 

「な、何でもないよ!」

 

 

どうしよう。久留宮さんがすごすぎて余り感じられないけどオルコットさんも十分にすごいからこの後の試合勝てるかどうか分からない。

 

 

オルコットさんに負けたらクラス中に笑いものにされそうされそうな気がする

 

 

「あ!霧ちゃんが!」

 

 

僕はその言葉に再びアリーナの方を見ると信じられない光景が目に入った。

 

 

それは…

 

 

ブルーティアーズのビットのレーザーがウォルクルを装着している久留宮さんの体を貫いたからだ

 

 

 〈ナレーションSIDE〉

 

 

「え?な、何が起きましたの?」

 

 

彼女、セシリア・オルコットは混乱していた。彼女は久留宮が向かってくる際にビットを使いやっとの思いで命中させることができた。

 

 

しかし、レーザーは彼女にも命中しその体を貫いてしまったのだ。

 

 

そして久留宮は…

 

 

「……」

 

 

地面に倒れて一ミリも動かないでいた

 

 

「何の…ご冗談ですの?そういう縁起でもないことはやめてくださいまし」

 

 

セシリアはそう言うが彼女は動かない。ハイパーセンサーを使って確認してみるがやはり反応がなかった

 

 

(そんなハズがない)

 

 

セシリアはそう思っていた。ISを装着して死ぬはずがない。絶対に

 

 

それはISには『絶対防御』というものが…

 

 

そう思った時、彼女の頭にふとある言葉が思い出された。それはクラス代表決定戦のきっかけになった授業で彼女に言われた言葉…

 

 

『世の中に『絶対』というものは無いの』

 

 

「あ、あぁ…」

 

 

この時セシリアはやっと理解した。自分が何をしたのか。何をしてしまったのか。そう、自分は…

 

 

人を殺してしまったと

 

 

セシリアはその事で恐怖がこみ上げてきそうになった

 

 

トントン

 

 

すると突然何かに肩を叩かれた。思わず振り向くと…

 

 

「何やってるのよ、オルコットさん」

 

 

「……へ?」

 

 

今、目の前で倒れていたはずの久留宮霧花がいた

 

 

「あ、あなたどうして!」

 

 

「あれは幻覚よ。私のISの機能…だそうよ。ハイパーセンサーをも誤認させることができるとか」

 

 

そう言われてセシリアは顔を前に向ける。するとさっきまであった久留宮の体が消えてしまったのだ

 

 

「一つ言っておくわ。ISはスポーツとか言われてるけど結局は兵器であることに変わりはないわ。それ一つで人を殺すことなんて簡単な事、あなたにはそれを自覚してほしかったのよ」

 

 

セシリアは今理解した。彼女の真意を、自分が今身に着けているものの意味を

 

 

「…その、申し訳ございませんでしたわ」

 

 

「別にいいわ、では改めて試合を始めましょ」

 

 

「…!望むところですわ」

 

 

その後、結果は圧倒的な差で久留宮霧花の勝利に終わった。しかし、勝負に負けたセシリア・オルコットの顔は何かが吹っ切れたように清々しいものだった

 

 

       ◇

 

 

「霧ちゃん、おめでとう!」

 

 

「…別に大した事ないわ」

 

 

彼女はそう言うとドアの方まで歩き出す

 

 

「何処行くの?」

 

 

織斑千秋に聞かれて彼女は

 

 

「部屋に戻るだけよ。目的は果たせたし」

 

 

そう言ってピットから出ていった




次回やっとキョウリュウジャーを出せる(と思います)

試合の内容等はもっと細かく考えていたのですが感想に
『早くキョウリュウジャーを出してください』
という意見がいくつかありましたので、できるだけ短くしました。

ウォルクルと大玲音の名前の由来はそれぞれ『ウォルター』+『バイクル』と『ダイレオン』です。

あとキャンデラの考えが無理矢理感あるかも知れませんがそこはお許しください
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