ISの世界の強き竜の者   作:大鉄人ワンセブン

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冬休みも終わったなー。

今回は前回の続きです。

あの人が登場します。


ブレイブ12 『振り切れ!斬撃無双剣』

 〈光汰SIDE〉

 

 

僕達は今、トリンから連絡を受けて現場に向かっていた。斑鳩君に達に何も起こってないのを願うばかりだ。

 

 

「ダァァァーーーー!」

 

 

遠くから聞こえる声…この声は!?

 

 

「……間違いない、瞬の声だ」

 

 

「何かあったのかな…心配だよ」

 

 

「何かあったのは間違いないだろう。心配するのはそれを確かめてからだ」

 

 

「…分かった」

 

 

僕達はそれから走り続けた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しばらくしてから斑鳩君を見つけた。

 

 

「おい瞬、何があったんだ!親父さんはどうした!?」

 

 

大牙君が斑鳩君の肩を掴んで必死になって聞き出すと

 

 

「父さんは…デーボ・モンスターに攫われた」

 

 

「「何だと(だって)!?」」

 

 

あの凄く恐そうだけど優しくて強そうな人が?いくら生身の人間と言えどそんな簡単にやられる玉ではないと思うけど

 

 

「…親父さんはお前を庇って敵に捕まった。そうじゃないのか?」

 

 

「…あぁ、そうだよ。俺はあの時デーボ・モンスターに捕まりそうになったけどそこで父さんが俺を庇って…この力さえ使っていれば…」

 

 

斑鳩君はそう言って自分の手を見ていた。自分の能力を使えば何とかなったかもしれない。

 

 

…そう思っているのだろう。

 

 

パシィィイン!

 

 

その音は大牙君が斑鳩君を手で叩いた音だ。僕はその行動の意図がわからず

 

 

「大牙君、いきなり何してるのさ!?」

 

 

「いや、こいつの態度というか、言い分に腹がたってな」

 

 

「え?」

 

 

「光汰、さっき瞬は『自分の力は悪魔の力』とか『俺はこの力が嫌いだ』とか言ってたのを覚えてるか?」

 

 

…確かに、先ほど自宅で斑鳩君が言ってた言葉だ。

 

 

「でもこいつはその力を使っていればとか言っただろ。都合の良い時だけそんなことを言いだす。そこに少し頭にきてな…」

 

 

「都合の良い時だけ…か。俺はやっぱり弱いな」

 

 

斑鳩君は目線を空に向けて言う。

 

 

能力の悩み…か。

 

 

「斑鳩君、僕の能力って知ってる?」

 

 

「お前の能力?どうせ動物と話せるとかだろ。学校で生き物係やってるくらいだからな」

 

 

…どうしよう。当たっちゃったよ。

 

 

「どうした?二人ともなぜ黙ってる?」

 

 

「いや、瞬。こいつの能力それで合ってるぞ」

 

 

「…マジか」

 

 

「マジだ」

 

 

「それ、戦闘に役に立つのか?」

 

 

「その指摘、霧花さん…ピンクにもされたよ」

 

 

「だろうな。でもいいんじゃないか?人を傷つけることは無いんだから」

 

 

「それは違うよ。だって僕も小さい頃はあまり自分の能力は好きじゃなかったし」

 

 

「…昔は動物嫌いだっのか?」

 

 

「そんな事無いよ!その頃から動物は好きだったし」

 

 

それこそ小学生の頃はカブトムシやクワガタ達とよく会話してたしセミにいたっては

『俺の命もあと2日かぁ…』

とか言ってたよ。僕は一人で回想していると

 

 

「動物嫌いだったのが途中で嘘のように好きになる…まるでアンリだな」

 

 

「誰!?」

 

 

「いや〜、ブラックが言ってたぜ。あれは僕っ娘の先駆けだ!とか、初期は一人称オイラだったのにね」

 

 

いや、知らないよそんな事。また特撮関係だろうけど

 

 

「いやね。昔動物と話してる姿がキモいとか言われて虐められてたんだよ。それこそ体育着をゴミ箱に捨てられたり、上履きを別の人のロッカーに入れられて画鋲を刺されたりしてさ、その原因を考えた時、この能力の所為だと決めつけたんだよ。でも能力は自然に消えることは無い。そう思っていじめを気にしない事にしたんだ。イジメは教師に報告すれば全て解決する訳じゃない。もちろんそれで解決する事もあるけど中にはむしろそれが原因で逆恨みしてエスカレートする人達もいるし、こちらが嫌がる反応見て楽しむ人だっていた。そういう人達には僕としては無視し続けていく事が一番だと僕は思って実行したのさ。そしたら自然といじめが無くなって…その時実感したんだ。力なんてなくたって何とかなるって事を」

 

 

「…ハハ、ハハハハハ!」

 

 

斑鳩君はいきなり笑い始めた。

 

 

ちょっと恐い。

 

 

「オイどうした瞬!ハッ、これはまさか風魔忍群の仕業か!?」

 

 

「違うと思う…それはそうとして本当に斑鳩君どうしたの?」

 

 

「いや、二人の話を聞いてなんだか俺の考えてる事が少しバカバカしく思えてな。大牙にいたってはこんな状況でよくそんなことが言えるなと思ってさ」

 

 

そう言って斑鳩君は立ち上がると

 

 

「二人とも頼む!俺は父さんを助けたい!手伝ってくれ!!」

 

 

斑鳩君がそう言って頭を下げてきた。普段学校でも彼のこんな姿を見たことがないから僕は少し驚いていた。

 

 

「当たり前だ。俺たちは戦隊だ仲間が困ってる時は助けるものさ!」

 

 

大牙君はそう言って斑鳩君の頭をポンポンと叩いた。

 

 

「でもやつは速い。あの速さに追いつくには一体どうしたら…」

 

 

確かに、あのデーボ・モンスターはかなりのスピードを誇っていた。まずはあのスピードを何とかしないと今回のデーボ・モンスターには勝てない。ホントにどうしたらいいんだ。

 

 

「それならいいのがある。この11番の獣電池、ディノチェイサーだ!」

 

 

大牙君がそう言ってポケットから11番の獣電池を取り出した。

 

 

「これ、初めて見るけど一体どんな効果があるの?」

 

 

「あぁ、その前に二人はバイクの免許はあるか?」

 

 

「「え?」」

 

 

「いや、だからバイクの免許」

 

 

何故にそんな事を聞くんだろう…

 

 

「俺は遠出して稽古をつけるために持ってるが」

 

 

「僕も去年まではバイトで忙しかったから一応持ってるけど…」

 

 

「なら大丈夫だ。このディノチェイサーはディノスとチェイスの二体の小型の獣電竜を召喚して使用した11番獣電池を噛ませるとバイクになる。こいつなら奴のスピードに追いつけるかもしれない」

 

 

そんな獣電池があったんだ…

 

 

「とにかく俺たちで奴の潜伏場所等を見つけ出す。他にも捕まった人達がいるかもしない。その人達の居場所も探すとしよう。念のために霧花にも連絡を入れる」

 

 

僕と斑鳩君は大牙君から11番の獣電池を一つずつ貰って三方向に散った。

 

 

 〈久留宮SIDE〉

 

 

あの後、私は学園に戻りアリーナでISの特訓をしていた。メンバーは織斑千秋、セシリア・オルコットとの三名によるものだ。

 

 

「ハァハァ、久留宮さん強すぎ。一体どうしたらそんなに強くなれるのさ」

 

 

「わたくしもですわ。ランクSといえどそこまでの強さは少々異常ですわ」

 

 

「別に、幼い頃から訓練を受けさせられてただけよ。それをISにも生かしてるの」

 

 

正直、あの頃の事はあまり思い出したくは無いのだけどね

 

 

「にしても久留宮さんのIS、武器が特撮ヒーローのものと同じだけど、もう一度ま見せてくれない?」

 

 

…そうなの?初めて知ったわよ。私はウォルクルランサー以外のいくつかの武器を見せてみた。

 

 

「うわっ!これは……ケルベロスΔにインプットライフル!よく見れば背中の装備はディスライダーとバイスピアじゃないか!」

 

 

織斑千秋は軽く引くくらい興奮していた。てか大牙、人のISに何勝手に特撮の武器を搭載させてるのよ、色々な意味で危ないわよ。調べなかった私も悪いけどかも知れないけど。

 

 

「千秋さん、霧花さんのISの武器をご存知なのですか?確かに強力ではありますけど…特にその…インプットライフルとやらは」

 

 

あぁ、これ。確か4つの武器を合体させただけなのよね。それでも20㎞先の標的を正確に狙い撃てるけど、威力強すぎるのよね。今回も出力を1/20に抑えなかったらまともな特訓とは言えなかったわ。出力最大にしたら…試したことないから分からないけど凄いことになりそうね。

 

 

「あ、そろそろ時間か…今日の特訓はここまでにしよう」

 

 

「そうですわね。…千秋さん、霧花さん、続きはまた明日」

 

 

二人はピットに戻っていった。私は反対方向のピットへ戻ると

 

 

「ふ〜ん、貴方ね。ランクSを叩き出した期待の新人さんとやらは♪」

 

 

扇子を持った水色の髪の女子生徒がいた。

 

 

「貴方は誰?そして期待の新人って何よ」

 

 

「あら、クラス代表決定戦の時、そう紹介されてたじゃない」

 

 

彼女は扇子を広げるとそこには『試合拝見』の文字があった

 

 

…あの時の実況ね。

 

 

「それで、私に近づいた目的は?」

 

 

「簡単な事よ。貴方のISについて聞きたいことがあるの」

 

 

「特撮の武器を使ってる点…ですか?」

 

 

「ええ、私の妹のかんちゃんがやたら興味を持ったようでね。ここ数日あなたの訓練しているところを見させてもらって調べてビックリよ。よくあそこまで再現できたものね」

 

 

「私も先程知りましたけどね。それと貴方妹さんがいるのね」

 

 

「そうよ。そういえば自己紹介がまだだったわね。私の名前は更識楯無よ」

 

 

「…対暗部用暗部更識家、今代の当主は女性だったのね」

 

 

「…その件はあまり話したくはないわ。正直、私が当主になったのはISによる女尊男卑によるものが強かったから」

 

 

「…昔何かあったの?」

 

 

「…色々ね。それがきっかけで妹とも距離ができてしまったの」

 

 

「妹…ね。人は誰だって兄弟やら姉妹やらで悩むものよ」

 

 

「…まあ。こんな話しをするのもあれね。貴方のISはどこのものなの?」

 

 

彼女、更識楯無は再び手にしていた扇子を広げた。そこには『疑問解明』と書かれていた。

 

 

「大玲音よ。知ってるかしら?」

 

 

「聞いたことあるわ。一、二年前にできた会社で名前こそ知られていないけどその技術はあらゆる一流メーカーと肩を並べられるほどだと、まさかIS関連にも展開していたとはね」

 

 

「ええ。話が終わったらのなら部屋に戻らせてもらうわ」

 

 

「…そう。機会があったらまた聞くわ」

 

 

私は彼女の元を離れてピットから出ていった。

 

 

 〈ナレーションSIDE〉

 

 

ピットから出ていってしばらくして霧花は廊下を歩いていた。

 

 

『〜♪(モバックル着信音)』

 

 

(何かあったのね)

 

 

彼女はメールを確認する

 

 

『グリーンの親父が攫われた!他にも何人か捕まってる可能性もあるから霧花も来てくれないか?今度の敵は足が早い。ISを使えば簡単に追いつけるかもしれないがそれは色々マズイ。確か霧花はバイクの免許あったよな?見つけたら11番で追ってくれ!』

 

 

(なるほどね。これからの予定は特に無いから別に構わないわ)

 

 

霧花はメールの返事を返す。すると近くのガラスから波紋が広がり、彼女はそこに飛び込んでいった。

 

 

         ◇

 

 

久留宮霧花は鏡の世界から出てきた。そこは…

 

 

「ここは…スピリットベース?」

 

 

彼女が出てきたのはスピリットベース。彼女は後ろを振り向くと泉があった。そしてチャージボックスには11番獣電池があった。

 

 

「なるほどね」

 

 

彼女は11番、ディノチェイサーを取るとスピリットベースから出て地上にでた。

 

 

        ◇

 

 

「霧花さんまだかな?」

 

 

「あいつの事だ直ぐ来るさ」

 

 

大牙と光汰は霧花に事情を説明するため、一旦合流して彼女を待っていた。そこへ…

 

 

「よっと」

 

 

久留宮霧花がスピリットベースから出てきた。

 

 

「おう。来たか!」

 

 

「やっとだね」

 

 

「あら、二人だけ?グリーンは?」

 

 

「それが何の連絡m『〜♪(モバックル着信音)』来た!」

 

 

光汰のモバックルに瞬から連絡が入り、内容を確認する。

 

 

『やつを見つけた。今から追う』

 

 

「た、大牙君!斑鳩君の居場所!」

 

 

「わかってらァ!…よし、俺達も追うぞ!」

 

 

三人は11番獣電池を取り出し

 

 

「「「ブレイブイン!」」」

 

 

ガブリボルバーに装填する。

 

 

『『『ガブリンチョ!ディノチェイィィィサー』』』

 

 

三人はガブリボルバーを撃つと

 

 

「「「「「「ギャオォォォン!」」」」」」

 

 

二匹一組のディノスとチェイスが三組現れ、ガブリボルバーから取り出した獣電池を投げると噛み付いてバイクとなった。

 

 

「よし、行くぞ!」

 

 

「「了解(分かったわ)!」」

 

 

彼等はヘルメットを被り、ディノチェイサーを走らせた。

 

 

        ◇

 

 

「…父さん」

 

 

その頃、斑鳩瞬はディノチェイサーを走らせてデーボ・ローヤローヤを追っていた。

 

 

「ぬわっ!何じゃありゃ!俺について行けてるだと!」

 

 

「待て!デーボス軍!」

 

 

瞬はディノチェイサーのスピードを上げてガブリカリバーを使って敵をすれ違い様に斬り裂く。

 

 

「グワッ!」

 

 

デーボ・ローヤローヤはその攻撃を喰らって吹っ飛ぶ。ちなみにここは何もない、人っ子一人いないただの荒地のような場所である。

 

 

「…瞬!」

 

 

その声は彼の父、豪斬のものであった。

 

 

「父さん!」

 

 

瞬は敵の左肩を見ると父が捕まっているのを確認した。

 

 

「ハッハッハッ!コイツがどうなってもいいのかな?」

 

 

ローヤローヤは左肩を叩きながら言う。

 

 

「くっ!」

 

 

瞬は父が囚われてるだけでも攻撃がしづらかったが左肩らそれは瞬がかつて誘拐犯を撃った箇所でもあった。

 

 

(俺に…俺には出来るのか!?)

 

 

瞬にとってその箇所を攻撃するのには戸惑いがある。いわゆるトラウマに近いものである。

 

 

しかし、その時彼の頭によぎったのは…

 

 

『お前は能力が嫌いという訳じゃない。自分の能力に逃げてるだけだ』

 

 

『ザクトルと戦った時、明らかにお前はあの能力をところどころ使ってただろ?

 

 

『そこまで必死になった理由はなんだ?』

 

 

自宅で大牙に言われた言葉…自分の能力、それてそれを使う理由…

 

 

(!…そうか、俺はこの能力で人を傷つけてしまって…それで気味悪がられて…勝手に悪魔の力だと決めつけていた。でも…この能力は使い方次第では…)

 

 

「何してんだ?来ないならこっちから行くぞ!」

 

 

ローヤローヤは豪斬を捕まえたのと同じチェーンを投げてきたが…

 

 

「使い方次第では人を守ることも出来る!喰らえ、斬撃無双剣!」

 

 

手にしていた木刀と『性能強化(アームズ・コントローラー)』でチェーンを見事に破壊する。

 

 

「バ、バカな!」

 

 

その隙をつき、瞬はローヤローヤの間合いに入り左肩の牢屋を破壊し、父を救い出す。

 

 

「父さん!」

 

 

「瞬よ、見事だ。お前のその力、その覚悟!しかと見届けたぞ」

 

 

「父さん、俺の事は後でいいから早く安全な場所に避難を!」

 

 

「分かった!」

 

 

その言葉とともに豪斬は走り出すが

 

 

「瞬よ!」

 

 

「何だい、父さん」

 

 

豪斬の言葉に瞬は振り向くと

 

 

「お前は…良い友を持ったな」

 

 

瞬はこの時、父は家に来た二人このことを指しているのだろうと察し

 

 

「勘違いしないで父さん、彼らは友達じゃない」

 

 

瞬は一拍おいてから

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「仲間だ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

力強く言い、父の言葉を訂正させた。

 

 

「そうか。瞬、お前はその仲間とともに、お前の信じる道をゆけ!」

 

 

豪斬はそう言うと再び走り出した。

 

 

「さてと…後はお前だけだ、デーボス軍!」

 

 

瞬は獣電池を取り出し

 

 

「ブレイブイン!」

 

 

ガブリボルバーのシリンダーを回して踊りだす。

 

 

「ファイヤー!」

 

 

キョウリュウスピリットと一体化してキョウリュウグリーンに変身した。

 

 

「き、貴様は一体!」

 

 

「俺か?俺は斑鳩流正統、キョウリュウグリーン!」

 

 

グリーンはそう名乗りを上げ、ゾーリ魔達を退治していく。

 

 

「だ、だが今度こそお前は一人だ!勝ち目はないぞ!」

 

 

そう見えを張るローヤローヤだった。確かにここには鏡や水等の光を反射するものはない。だが…

 

 

「何を言ってるんだか、前回言ったことを忘れたか?俺は一人じゃないって事をな!」

 

 

「ハッタリはそこまでに…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シュルルルルルルル…ガキィィィン!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ローヤローヤが喋っている途中で何かが飛んできて彼の左腕に刺さる。それはカードであった。ローヤローヤはそれをとって確認するとカードには『KYORYURED』の文字が刻まれていた。

 

 

そして二人はカードが飛んできた崖のある方向に向くと…

 

 

「!あれは…」

 

 

そこには何故か革のジャンパー(&ズボン)をしたレッドがいた。彼はそれらを一気に脱ぎ捨てる。

 

 

「お、お前は!?」

 

 

ローヤローヤがレッドに対して警戒すると

 

 

「Kyoryuger,For Justice!」

 

 

レッドは名乗りを上げる。すると…

 

 

「ちょっとレッド!先に行かないでよ!」

 

 

「全く、追いかけるこっちの身にもなって欲しいわ」

 

 

ブルーとピンクが駆けつけた。彼等は少し遅れて着いたようだ。

 

 

「あ~、悪い悪い」

 

 

レッドがいうと三人はジャンプしてその崖から飛び降りる。

 

 

「たくっ…グリーン、どうやら見つけたみたいだな。お前の答えが」

 

 

「あぁ、見つけたさ」

 

 

二人はお互い確認した後

 

 

「よし、皆いくぞ!」

 

 

「「「ああ(うん)(ええ)!」」」

 

 

「「「「アームド・オン!」」」」

 

 

キョウリュウジャーは獣電アームズを召喚してローヤローヤの方を向き

 

 

「聞いて驚けぇぇぇ!」

 

 

そう言うと向かってきたゾーリ魔を蹴散らしながら

 

 

「ブレイブ一番赤い星、光って唸る牙の腕!真っ赤に燃える正義の血潮、悪を砕けガブティラファング!」

 

 

「ディフェンス一番青い星、ギラリギラギラ鎧盾(よろいだて)!怒りのシールドで防いで防いで、守ってみせるよこの地球!」

 

 

「ひらり一点桃の花、咲かせて貫く角の槍!娘16涙を捨てて、戦場に咲く桃の花!」

 

 

「剣技一撃緑の爪、目から火の出る斬撃剣舞!重い一撃が唸りをあげりゃ、緑の剣が渦を巻く!」

 

 

そして4人は横一列に並び

 

 

「キョウリュウ…レッド!」

 

 

「キョウリュウ…ブルー!」

 

 

「キョウリュウ…ピンク!」

 

 

「キョウリュウ…グリーン!」

 

 

「「「「我ら、獣電戦隊キョウリュウジャー!」」」」

 

 

4人は名乗りを上げる。因みにレッドはこれで本日3回目の名乗りである。

 

 

「クソ!ゾーリ魔!」

 

 

「「「ヌル!」」」

 

 

ローヤローヤは残りのゾーリ魔に攻撃を仕掛けるように指示を出すが

 

 

「させるか!「「「ブレイブイン!」」」」

 

 

4人はガブリカリバーに獣電池を装填しレバーを引く。

 

 

『『『『バモラ!』』』』

 

 

「「「「獣電ブレイブスラッシュ!」」」」

 

 

4人はガブリカリバーから必殺技を放ち、ゾーリ魔を全滅させた。容赦無さ過ぎである。

 

 

「クソッ!クソガァァッ!」

 

 

ローヤローヤは4人の実力を目の前に焦っていた。ISなんざ対した事のないくらいの力を持つ自分達、それ故彼はその自分より強い存在を認めたくなかったのだ。

 

 

「よっしゃ、キョウリュウコバックだ!」

 

 

「「「OK!」」」

 

 

4人はローヤローヤの周りを取り囲み始めるとローヤローヤをがっちり抑えて回転し、ローヤローヤを蹴り上げる。

 

 

「「「「キョウリュウコバック!」」」」

 

 

『キョウリュウコバック』とは、4人のキョウリュウジャーのキョウリュウスピリットを一瞬の内に相手の体内に注入して爆発させる、恐るべき必殺技である!

 

 

「なっ、そ…そんな、バカナァァッ!」

 

 

ドカァァアン!

 

 

デーボ・ローヤローヤは地面に倒れ、立つことができないほどのダメージを受けていた。

 

 

するとそこに現れたのは

 

 

「オイ、ローヤローヤ!大丈夫か!?」

 

 

「ド、ドゴルド様」

 

 

怒りの戦騎ドゴルドであった。彼はローヤローヤに駆け寄ると

 

 

「オイ、ラッキューロ!」

 

 

「分かってますよ〜、スクスク〜ジョイロ〜!」

 

 

その声とともに一緒に現れたラッキューロが復活水をかけるとローヤローヤが巨大化する。

 

 

「なっ、また出やがった!」

 

 

「たくっ、懲りない奴らだ。いくぞ!」

 

 

「「「ブレイブイン!」」」

 

 

「こ〜い!ガブティラ!」

 

 

「来て!ステゴッチ!」

 

 

「来なさい!ドリケラ!」

 

 

レッド、ブルー、ピンクの三人は自分の獣電竜を呼び出す。

 

 

「「「ギャオォォォオン!」」」

 

 

「カミツキ合体!」

 

 

ガブティラ、ステゴッチ、ドリケラの三体はカミツキ合体によってキョウリュウジンとなる。

 

 

「「「完成!キョウリュウジン!!」」」

 

 

キョウリュウジンは巨大ローヤローヤに立ち向かっていく。

 

 

「一気に決めるわ、ドリケラドリル!」

 

 

キョウリュウジンは左腕のドリケラドリルで攻撃を仕掛けるが…

 

 

「喰らうか!」

 

 

ローヤローヤはチェーンを使ってドリルを絡め取り、攻撃を防いでしまった。

 

 

「「「ウソだろ(そんな)(まさか)!」」」

 

 

「ハッ!対したことは無いな」

 

 

キョウリュウジンは敵のまさかの戦略に苦戦していた。正直このままでは勝ち目はない。

 

 

「皆、今助けるぞ!ブレイブイン!」

 

 

グリーンは獣電池にブレイブを入れると

 

 

「来るんだ!ザクトル!」

 

 

「ギャオォォォン!」

 

 

獣電池を投げるとグリーンの相棒、獣電竜ザクトルが現れ、尻尾を使ってチェーンを斬り裂いていく。

 

 

「何だと!」

 

 

「レッド、ピンクには悪いがここはドリケラよりザクトルの方が効果がある。左腕をザクトルと交換させてくれ」

 

 

「分かった。ピンクもいいか?」

 

 

「ええ、グリーンの意見は最もだわ」

 

 

「よし!カミツキ合体!」

 

 

するとガブティラからキョウリュウジンの腕を構成している二体が離れ、ステゴッチとザクトルが自分の獣電池をガブティラに読み込ませたあと、二体がガブティラと合体し、キョウリュウグリーンもコックピットに転送される。

 

 

「「「「完成!キョウリュウジン ステゴッチザクトル!」」」」

 

 

「フン!何度来ようが結果は同じだァ!」

 

 

ローヤローヤは再びチェーンを投げるが

 

 

「甘いな、ザクトルソード!」

 

 

ステゴッチザクトルはザクトルソードを使いチェーンを次々と斬り裂いていく。

 

 

「うお、スッゲーーー!」

 

 

「チェーンがいとも簡単に…」

 

 

「当たり前だ、俺がコックピットにいる事でキョウリュウジン自体に俺の能力を働かせる事が可能だ。つまり、今のザクトルは合体前よりも切れ味を増している!」

 

 

「こ、こうなったら…って、もうチェーンがない!」

 

 

弾切れならぬチェーン切れの瞬間であった。

 

 

「よし、決めるぞ!」

 

 

「「「分かった!」」」

 

 

「「「「キョウリュウジン ステゴッチザクトル・ブレイブフィニッシュ!」」」」

 

 

ステゴッチザクトルはザクトルソードにキョウリュウスピリットを集めてローヤローヤを斬り裂いた!

 

 

「ダァァァッ!」

 

 

ドカァァァン!

 

 

「よっしゃあ!勝ったぜ俺達!」

 

 

「「「やったな(ね)(わね)!」」」

 

 

        ◇

 

 

斑鳩道場にて…今、大牙、光汰、霧花い斑鳩親子の稽古を見学していた。

 

 

「「…ハッ!」」

 

 

「「「オォ…」」」

 

 

二人の見事な太刀に三人は声を揃えて感心していた。

 

 

「うむ。瞬よ、お前は立派になった。お仲間の皆さん、これからも瞬の事をよろしくお願いします」

 

 

豪斬はそう言いつつ頭を下げ、部屋から出ていった。

 

 

「…にしてもグリーンの正体が光汰のクラスメイトだったとはね」

 

 

「こっちもまさかIS学園の生徒がピンクだとは思わなかったな。俺は斑鳩瞬だよろしく」

 

 

「久留宮霧花よ、こちらこそ。瞬って呼ばせてもらうわ」

 

 

「あっ!僕も僕も!僕だけ斑鳩君だとなんか仲間はずれな感じがするから」

 

 

光汰と霧花が言うと瞬は「フン…」といった動作を見せたあと

 

 

「別に構わないさ。これからも一緒に戦おう」

 

 

三人は顔を合わせ、真の意味で仲間となった事を再確認する。

 

 

「よっしゃ!じゃあこれからスピリットベースでグリーンと分かち合った事を記念してパーティだ!」

 

 

「え~、また〜?」

 

 

「俺は賛成だ。たまには息抜きもいいだろ。前回は参加してないし」

 

 

「私も構わないわ」

 

 

「…ハァ、分かったよ。別に反対する必要もないし」

 

 

「よし!準備はできてるから今すぐ行くぞ!」

 

 

大牙がそう言うと彼らはスピリットベースの入り口のあるレリーフまで走っていった。

 

 

          ◇

 

 

ここはIS学園の食堂、夕食の時間が終わりに迫ろうとしていた頃、そこに一人の少女がいた。

 

 

「コレが…キョウリュウジャーの実力」

 

 

水色の髪に扇子を持った彼女…更識楯無はキョウリュウジャーの映像を見ていた。

 

 

「彼らは一体…どこから来て…そして何処へ…?」

 

 

キョウリュウジャーの正体は判明していない。その為に彼女はキョウリュウジャーに関する事を調べていたが手がかりが少なすぎるのだ。

 

 

「もしかして…彼らの中に…」

 

 

彼女はとある一つの出来事を思い出していた。それは自分が更識家の当主として任命された日の出来事…

 

 

「…ううん。そんな事はないわ。どうしちゃったのかしら私」

 

 

彼女は自分にそう言い聞かせると

 

 

「ほらよ」

 

 

一人の男性が彼女の前に現れ、席に一品の料理を置く。

 

 

「あなたは、確か今年からIS学園の食堂で働いている…柊睦月さんですね。これは?」

 

 

「へぇ〜、よく知ってるじゃないか。これはサービスだ。お疲れ様の意味を込めてな」

 

 

睦月が置いたのは彼の自作のメニューである。睦月はそれを楯無に披露する。

 

 

「…中々美味しいわね。少し作り方を教わってもいいかしら?」

 

 

「ハハ、また今度…な。それにもうすぐ食堂が閉まる時間だぞ」

 

 

楯無は睦月に言われて時間を確認する。

 

 

「あら、そうね。では失礼するわ」

 

 

楯無がそう言って食堂から出ていったのを確認した後、彼はポケットからある物を取り出す、それは…

 

 

「タクッ、大牙のやつ囚われた人達の救出とか俺に押し付けやがって…ま、あいつの事だ。色々と考えてたんだろうけどな」

 

 

黒い獣電池であった。

 

 

           ◇

 

 

その頃、IS学園の校門では…

 

 

「ここがIS学園…」

 

 

一人のツインテールの少女が立っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今、キョウリュウジャーとIS学園、2つの新たなる物語が動き出す!

 

 

 

 




何かジャンパーソンネタ多すぎる気がする…もっと他の作品も入れるように善処します。


ゾーリ魔の扱いが我ながら酷過ぎるな。


光汰の過去のいじめの件…文章上ではわかりにくいですが一応美久や信頼できる人達に相談しています。
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