ISの世界の強き竜の者   作:大鉄人ワンセブン

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KYORYUGER FIGHTS FOR JUSTICE!

ISの台頭により女尊男卑と化した時代。人の命と心、そして地球の平和を守る為に、自らの青春を賭けて立ち上がった若者たちがいた。それが獣電戦隊キョウリュウジャーである!



ブレイブ15 『出発進行!叫び声のあるところ奴らは必ず駆けつける』

 〈ナレーションSIDE〉

 

 

この日はIS学園のクラス対抗戦の日であり、千秋の対戦相手は鈴であった。そしてピットに集まっているのは千秋の他には織斑千冬、山田先生、篠ノ乃箒、セシリア・オルコット、歌原美喜の5人であった。

 

 

「あれ?久留宮さんは?」

 

 

「何かの用事だって、人のことあまり気にしちゃダメだよ!」

 

 

用事というのはキョウリュウジャー関係である。そして他のビットにいたメンバーにも頑張れなどと言われて出撃する千秋であった。

 

 

 〈千秋SIDE〉

 

 

僕はアリーナに出るとISを展開した鈴ちゃんがいた。

 

 

「千秋、この間の礼…タップリさせてもらうわよ」

 

 

礼?…あ、もしかして兄さんの事?まだ根に持ってたんだ…。

 

 

まぁ、別にいいじゃないkぐはっ!え…今のってまさか…。

 

 

 〈ナレーションSIDE〉

 

 

千秋VS鈴の戦いをビットで見守る5人は見守っていた。

 

 

「何だあれは?」

 

 

僕は鈴のISが出した技に疑問を持つ。いきなり千秋が見えない何かに吹っ飛ばされた。初めて見る人にとっては謎の怪奇現象といえるかもしれない。

 

 

「衝撃砲ですわね。空間自体に圧力をかけて方針を生成、余剰で生じるそれ自体を砲弾化して撃ち出す…わたくしのブルーティアーズと同じ第三世代の装備ですわ」

 

 

セシリアの説明に『?』と首を傾げている箒、それに美喜が気付いた。

 

 

「か〜んたんに言うとね。もっっっの凄〜い空気砲のようなものだよ」

 

 

「あ、あぁ…じ、実にわかりやすい説明してくれて済まないな…しかし、それでは避けることが出来ないんじゃないか?」

 

 

「大丈夫だよ!人間目に見えるものが全てじゃないから、要は見るんじゃなくて感じるんだよ!!」

 

 

彼女のその説明に箒とセシリアは『?』と疑問を浮かべるが千冬はその意図に気が付いた。

 

 

「ガキにしてはいいところを見ているな。だがそれにあいつが気がつくかは別だ」

 

 

「気づくと思うよ」

 

 

「ほう…何故だ?」

 

 

「だってあれでも彼は天才呼ばれてるから、それに…」

 

 

「「「「それに?」」」」

 

 

千冬だけでなく山田先生、箒、セシリアも美喜の言葉に返事を返した。

 

 

「彼も私と同じ特撮好きだから!」

 

 

 〈千秋SIDE〉

 

 

さっきの鈴ちゃんの攻撃は恐らく龍砲による衝撃砲だろう…見えない攻撃は厄介だね、どうすれば…そうだ!確かフラッシュマンが…。

 

 

「何考えてんのかしらないけど来ないならこっちから行くわよ!」

 

 

鈴ちゃんの甲龍から衝撃砲が来る…そう直感した僕は精神を集中させる。フラッシュマンの時は聴覚だったけどこの場合は…触覚!

 

 

「さぁて、これが避けられるかしら?」

 

 

衝撃砲は大気に圧力をかけて砲身と砲弾を生成する。

 

 

ならその時大気の流れに変化が生じているはずだ。ISを身に纏っているからといって触覚が鈍くなるわけではない、むしろハイパーセンサーで調節ができるくらいだ、上手くいけば砲身の位置をつかむことはできるはず!

 

 

その瞬間、大気の流れが大きく変化したのを僕は感じ取った。僕は瞬間加速(イグニッション・ブースト)を使って砲撃を避ける。想定外だったのか驚愕していた。

 

 

「くっ!中々やるわね龍砲は砲身も砲弾も見えないのが特徴なのに」

 

 

「…龍・砲・ハッハッハ?」

 

 

「誰も言ってないわよそんなこと!」

 

 

あっ、『龍砲』という単語に反応してしまった!そう言えば両方共中華関係だよね。

 

 

対不起(トゥイプチー)

 

 

「何で中国語なのよ!」

 

 

「別に、さっきの質問の返事だけど人間目に見えるものか全てじゃないからね」

 

 

僕は雪片弐型、鈴ちゃんは双天月牙を持って互いに身構える。

 

 

「鈴ちゃん」

 

 

「何よ?」

 

 

「僕はこの勝負、絶対に負けない!本気で行くよ!!」

 

 

そうだ、僕はクラス代表。1組のみんなの期待に応えなきゃいけない、それに僕の特訓に付き合ってくれた箒ちゃんからは剣の、セシリアさんからはISについてアドバイスを貰ったりした。

 

 

僕は生まれてこれといった努力をしなくても何かと出来てしまっいた。

でもそんな自分が好きじゃなかった…けど僕は初めてと言っていいほどの特訓を、勉強を重ねた!

 

 

だから…負ける訳にはいかない!

 

 

「何よ、そんなの当たり前じゃない!あんたとの格の違いを見せてあげるわよ!」

 

 

僕達は再度身構える、互いを睨み合い、武器を構える。そして…。

 

 

 

「「うおぉぉぉぉぉっ!」」

 

 

僕達は急激に距離を縮めた。

 

 

ズドオオオオオオン!

 

 

「「!?」」

 

 

鈴ちゃんに雪片弐型が当たる寸前にアリーナのシールドを破壊して何かがやって来た。

 

 

それは全身装甲(フル・スキン)の謎のISであった。

 

 

「何よ、あれ…」

 

 

「分からない、けど一体…」

 

 

謎のISは暫くその場を動かなかったが突然ビームを撃ってきた。僕はなんとか避けることができたけどその威力は相当のものであった。

 

 

『織斑くん!凰さん!速くアリーナから脱出してください!今すぐに先生たちが制圧に向かいます!』

 

 

山田先生から連絡が入ったけどこいつはシールドを破って入ってきたんだ。今離れたら観客席の生徒達に被害が及ぶかもしれない…。

 

 

「すみません。先生が来るまで僕達で食い止めます」

 

 

僕は謎のISを睨む。…何だろう、何かおかしい…何であのISはさっきのビームを撃ってから何もしてこないのか?

 

 

………もしかして―――

 

 

 

「ねえ、鈴ちゃん。あのIS…もしかして無人機じゃ…」

 

 

「はあ!?何言ってんのよ!ISは人が乗らないと動かないのよ!!」

 

 

 

確かにその通りだ。普通ISは誰かが乗らなきゃ意味を成さない。でも…。

 

 

「以前ある人が言ってたよ。『世の中に絶対というものは無い』って、それにあのISさっきから変だと思わない?」

 

 

「それもそうね…ちょっと試してみるわ」

 

 

鈴ちゃんは双天月牙を構えて攻撃体制に入る。

 

 

ズドォオオオオオオン!

 

 

するとあのISはまたビーム兵器で攻撃してきた。

 

 

「やっぱりあれって!?」

 

 

「あんたの言う通り、無人機って事でいいのかしらね」

 

 

だったら僕の零落白夜を使えば……

 

 

ドカァァァァァァァァアン!!

 

 

「「!?」」

 

 

今度はアリーナの壁が爆発した。何事かと思って見ればそこにいたのは……。

 

 

「デーボ・ペシャンゴ、只今目的地につきました〜」

 

 

デーボ・モンスター、このタイミングで……最悪だ!

 

 

 〈ナレーションSIDE〉

 

 

クラス代表戦が始まった頃、スピリットベースではキョウリュウジャー5人とトリンが集まっていたのだが……。

 

 

「〜♪」

 

 

大牙が両耳にヘッドフォンを当てて何やらCDを聞いていた。今日はせっかく5人が1つの戦隊として纏まったので互いの事をもっと良く知ろうと親睦会を開いていたのだ。しかし、当のリーダーがこんな感じでいるのでなかなか進行していないのだ。

 

 

「おい大牙…大牙!」

 

 

睦月はプレイヤーの停止ボタン押すと強制的に曲が止まり、中からCDが出てくる。

 

 

そのタイトルは――――

 

 

『標準語はこう話せ!』

 

 

「「「「なにこれ!?」」」」

 

 

「え、知らないの?結構面白いのに…」

 

 

「大牙、お前普通に標準語話せるだろ」

 

 

「別に俺が何聴こうが何だっていいじゃん、それにこれ見つけた時奇跡だ!って思ったくらいだぞ」

 

 

「何でだよ!」

 

 

「それはだなぁ―――」

 

 

大牙と睦月が騒ぎ出す中、他の三人は真面目にこれからのことについて話し合っていた。

 

 

「これまでの事からデーボス軍がいつ現れるかわからないけど今はケントロスパイカーも使えるようになったから暫くは戦力に関しては問題ないでしょ」

 

 

「でも油断は禁物よ。デーボス軍も何か策を講じてくる事は確かだから」

 

 

「その為にも、他のガーディアンズの獣電池も調べる可能性があるな。これとかどうだ?21番獣電池」

 

 

「それどんな効果があるの?」

 

 

瞬が手にした獣電池を見て光汰と霧花は興味深そうに見ているとトリンがその獣電池について語りだす。

 

 

「アーケノロンか、嘗ては相手の戦闘リズムを狂わせて動きを遅くする事を得意としていたガーディアンズだ。そして動きを制限するというのではこのイゲラノドンとグルモナイトにも当てはまる」

 

 

トリンが手にした18番と20番を確認する。相手の動きを制限すると言うのではこれからの戦いに大きな戦力となるからだ。

 

 

ヒュウゥゥゥゥ……

 

 

「!?皆、デーボ・モンスターが暴れ始めた!」

 

 

トリンの髭がなびき、デーボ・モンスターの出現をメンバー5人に知らせる。

 

 

「早速出やがったか、場所はどこだ!?」

 

 

「場所は…IS学園!」

 

 

「俺達5人が初めて集まって戦ったところか…」

 

 

「待って、今日は確かクラス代表戦があったはずよ!」

 

 

「え!じゃあデーボス軍はそこを狙って!?」

 

 

「確か今の時間帯は1組と2組の代表がドンパチやってる時間だぜ」

 

 

「!…両方共専用機持ちじゃねえか!?今すぐに行くぞ!」

 

 

5人は獣電池とガブリボルバーを手にする。

 

 

「「「「「ブレイブイン!」」」」」

 

 

『ガブリンチョ!ガブティィィラ!!』

 

 

『ガブリンチョ!パラァァァサガン!!』

 

 

『ガブリンチョ!ステゴッッッチ!!』

 

 

『ガブリンチョ!ザクトォォォル!!』

 

 

『ガブリンチョ!ドリケェェェラ!!』

 

 

「「「「「キョウリュウチェンジ!」」」」」

 

 

5人はガブリボルバーのシリンダーを回し、そこから奏でられるサンバのリズムに合わせて踊りだす。

 

 

「「「「「ファイヤー!」」」」」

 

 

5人はキョウリュウジャーへと変身し、レッドは鏡の世界の支配者(ミラージュ・ウォーカー)でスピリットベースの泉からゲートを開く。

 

 

「始発駅はスピリットベース、向かうはIS学園!出発進行!」

 

 

レッドはすぐに泉へ飛び込んで一足早く現場へと向かう。レッドがやってることに対してブラックは呆れながらもそれに続く。

 

 

「先に行くからな、早く来ないと何も活躍できなくて何か寂しい思いするかもな」

 

 

「えぇ!ちょっとまっt…うわっ!」

 

 

ブルーはブラックに続こうとしたが泉との段差(?)に引っ掛かってこけてしまいそのまま泉に突っ込む形で入って行った。

 

 

「貴方のクラスメイトは何でこうもドジなのかしら?」

 

 

「俺に質問するな…」

 

 

グリーンとピンクも泉に入って現場に向かった。

 

 

「強き竜の者達よ、頼んだぞ!」

 

 

5人が向かっていくのをトリンは見送って無事を祈っていた。

 

 

        ◇

 

 

アリーナに現れた無人のIS,ゴーレムとデーボ・ペシャンゴ…2体の乱入に現場は騒然としていた。そしてそれはピットの方も例外ではなかった。

 

 

「織斑先生!早く生徒たちを避難させないと!」

 

 

「そうしたいところだが…これを見ろ」

 

 

千冬は端末の画面の表示を切り替える。それは今使用中のアリーナのステータスチェックが表示されていた。

 

 

「遮断シールドがレベル4に設定?扉も全てロックされて…これは一体どういうことですの!?」

 

 

「……多分あのISの仕業だと思うよ」

 

 

「歌原さん?でもデーボ・モンスターの仕業という可能性も…」

 

 

「それはないと思う。デーボ・モンスターにはそんな事するメリットはないよ、だってどの道ISでは敵わないから…逆にあのISは登場のタイミングが良すぎた。まるで何かを狙っていたかのよに…」

 

 

美喜の言葉に全員がアリーナを見る。この戦いがどうなるのか、少なくともデーボ・モンスターに勝つにはキョウリュウジャーが来ることを祈るしかなと願う一同であった。

 

 

         ◇

 

 

「なんか外が騒がしいな…ってうぉっ!」

 

 

ゴーレムがデーボ・ペシャンゴに攻撃をするが当のデーボ・ペシャンゴにはなんの効果も無かった。

 

 

「鬱陶しいな…まずはお前からペシャンコになれ!」

 

 

デーボ・ペシャンゴはペシャン光線で特殊なエネルギーを作り出し、それをゴーレムに対してプレスするように当てるとゴーレムはたちまちペシャンコになってしまった。

 

 

「うそ…‥」

 

 

「ISがいとも簡単に…」

 

 

アリーナでは緊張状態となっていた。無人と思われるISとデーボ・モンスターの乱入…そしてISの方はデーボ・モンスターによって破壊されたためだ。

 

 

『あれってこの間の怪物の仲間!?』

 

 

『そんな…まだ死にたくない!』

 

 

『誰か…誰か来て!誰か助けて!!』

 

 

BGM:『特急指令ソルブレイン』

 

 

扉がロックされている為、出るに出られない観覧席の生徒達は慌てていた。ISでも敵わない…人間は手も足も出ない存在を目にした時、どうするのだろうか?

 

 

命乞いをする者、逃げ出そうとする者、人によってそれは異なるだろう…だからこそ皆が皆違った行動をする為、騒ぎが大きくなる。

 

 

(こんな時に、僕は何もできないでこのままやられるのか!?)

 

 

千秋がそう思った瞬間であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カンカンカンカンカンカンカンカン――――――

 

 

(警笛?でも何で?)

 

 

『次はぁ~IS学園、IS学園にぃ〜止まりまぁ~す。白線の内側までお下がりぃ〜くださぁ〜い』

 

 

その声と共にアリーナのガラスに波紋が浮かぶ。千秋は今の声が誰によるものなのか大方検討がついた。

 

 

「ち、千秋、ガラスが変な事n「キョウリュウジャーだ」え?」

 

 

初めてこの現象を見た鈴はさらなる不可解な出来事に不安になるが千秋がこれを説明する。

 

 

「前にもこんなことがあったんだ。デーボ・モンスターが来て、何も出来なかったんだけど…あの波紋が浮かぶと彼らが駆けつけてきてくれたんだ!」

 

 

するとガラスから5人の『強』き『竜』の『者』、キョウリュウジャーが現れた。

 

 

「よっと、勝利のイマジネーション!キョウリュウジャー只今参上!!」

 

 

「お前なぁ…あのアナウンスや警笛必要だったか?てかどうやってビーストウォーズのラットルっぽい声や警笛出せたんだよ」

 

 

「ミラクルボイスさ、あれは応用すると色んな音が出せるんだよ!」

 

 

「「「「ハイハイ」」」」

 

 

解説が終わると5人はデーボ・ペシャンゴに向けて立つ。

 

 

「聞いて驚けェェェェェェェエ!」

 

 

レッドが声を上げるとデーボ・ペシャンゴは身を構える。

 

 

「牙の勇者!キョウリュウレッド!!」

 

 

「弾丸の勇者!キョウリュウブラック!!」

 

 

「鎧の勇者!キョウリュウブルー!!」

 

 

「斬撃の勇者!キョウリュウグリーン!!」

 

 

「角の勇者!キョウリュウピンク!!」

 

 

「「「「「史上最強のブレイブ!!」」」」」

 

 

「獣電戦隊!」

 

 

「「「「「キョウリュウジャー!」」」」」

 

 

「あぁ〜れぇ〜るぅ〜ぜぇ〜!止めてみな!」

 

 

「クソが!ゾーリ魔!」

 

 

デーボ・ペシャンゴはゾーリ魔を呼び出し、キョウリュウジャーに向かわせる。

 

 

「たくっ、毎度毎度面倒な事を……」

 

 

ブラックはため息混じりに言うと自分の獣電池を取り出す、他の4人もそれに合わせて自分の獣電池を手にする。

 

 

「「「「「ブレイブイン!」」」」」

 

 

5人は右肩にシリンダーを滑らせる。

 

 

「「「「「アームド・オン!」」」」」

 

 

『『『『『メッチャムーチョ!』』』』』

 

 

5人は獣電アームズを呼び出して戦う。千秋達はゴーレムが破壊されたことでロックの解除ができたとの連絡が入り、速やかにビットへ避難した。

 

 

「ブラック、これを使え!」

 

 

レッドはブラックに向けてガブティラファングを投げ、ブラックはそれをキャッチする。

 

 

「よし、セット!ファングショット!!」

 

 

ブラックはガブティラファングとパラサショットを合体させたファングショットで応戦する。

 

 

「あんなことが出来るんだ…僕達のもできるのかな?」

 

 

「やってみるだけの価値はあるな…」

 

 

「それもそうね」

 

 

3人は自分達の獣電アームズ、ステゴシールド、ザクトルスラッシャー、ドリケランスを合体させる。

 

 

「成功した!名付けてシールドランスラッシャー!!」

 

 

「安直し過ぎてないか?」

 

 

「あら、覚えやすくていいじゃない。それとグリーン、これはあなたが」

 

 

「え、俺?」

 

 

グリーンはピンクにシールドランスラッシャーを持たされたことに少し疑問に思うがピンクは自分の考えを説明する。

 

 

「これは私達の武器を合体させた剣…この3人の中なら貴方が剣の扱いは1番だし、グリーンの能力を使えば威力が増すはずよ」

 

 

「なる程な、では遠慮なく使わせてもらう。喰らえ!斬撃無双剣!!」

 

 

グリーンはシールドランスラッシャーを使ってゾーリ魔を一掃し始める。

 

 

「こっちも行くよ!」

 

 

「分かってるわ!」

 

 

ブルーとピンクはトリンが薦めてた2つの獣電池を手にする。

 

 

「「ブレイブイン!」」

 

 

『ガブリンチョ!イゲラァァァノドン!!』

 

 

『ガブリンチョ!グルゥゥゥモナイト!!』

 

 

2人はガブリボルバーをゾーリ魔に向けて構えるとガブリボルバーの引き金を引く。ブルーとピンクの銃撃を受けたゾーリ魔は一瞬止まると…。

 

 

「「「ヌルヌルヌルヌルwww」」」

 

 

「「「ヌル〜〜〜」」」

 

 

一方は笑いだし、もう一方は目が回ったかのような動きをし始めた。

 

 

「「………………」」

 

 

ブルーとピンクは自分たちが使った獣電池の効果で何が起こったのかいまいち理解できておらずしばらく黙り込んでいたがブルーがその効果に気づく。

 

 

「この獣電池もしかして笑わせるのと目を回すだけ?」

 

 

「恐らくそうね…動きを制限するってこういう事なのね…」

 

 

「これは…早く片付けたほうがいいよね?いろんな意味で」

 

 

「…そうね」

 

 

「「ブレイブイン!」」

 

 

『ガブリンチョ!ステゴッッッチ!!』

 

 

『ガブリンチョ!ドリケェェェラ!!』

 

 

「「獣電ブレイブフィニッシュ!!」」

 

 

『『バモラ・ムーチョ!』』

 

 

ブルーとピンクがゾーリ魔を粉砕して残りはデーボ・ペシャンゴだけになる。

 

 

「よし、あとはデーボ・モンスターだけだ!アイツをアリーナの外へ出すぞ!」

 

 

「そんなことg「ディメンションボンバー!」ぐはっ!」

 

 

レッドは前方に向けてジャンプし、空中から落下ながら両腕で怪力能力を使ってパンチを放ちつつ体当りする。その衝撃を受けてデーボ・ペシャンゴはアリーナの外へと吹っ飛ばされる。

 

 

「決めるぜ!ブレイブイン!」

 

 

レッドは13番獣電池にブレイブを込め、空高く投げる。

 

 

『ケントロスパイカー!』

 

 

ブラック、ブルー、グリーン、ピンクの4人が互いの腕を組んで足場を形成する。

 

 

「投げまぁ~す、ご注意くださぁーい!ご注意くださぁーーい!!」

 

 

レッドは4人の足場を踏み台にして空高くジャンプする。

 

 

「ケントロスパイカー・獣電ブレイブフィニッシュ!」

 

 

『スパパーン!!』

 

 

レッドはケントロスパイカーをデーボ・ペシャンゴめがけて投げつけ、見事に命中させる。

 

 

「ぎょえヤァァァァア!」

 

 

ドカァァァァァァァァアン!

 

 

デーボ・ペシャンゴは爆発の衝撃で倒れるがそこへラッキューロ現れる。

 

 

「たく〜カオス様も酷いですよ〜。せっかく楽しんでるところを呼び出すなんて」

 

 

ラッキューロはペシャンゴに復活水をかけて巨大化させる。キョウリュウジャーもいつものごとく獣電竜を呼び出す。

 

 

「来〜い!ガブティラ!!」

 

 

「来て!ステゴッチ!!」

 

 

「来なさい!ドリケラ!!」

 

 

『『『ギャオォォォォォォォォン!』』』

 

 

「いくぜ!カミツキ合体!!」

 

 

レッドの掛け声に3体の獣電竜はカミツキ合体をし、キョウリュウジンとなり、キョウリュウジャー5人をコックピットへと転送する。

 

 

「おぉ!5人がコックピットに集まるのは初めてだな!」

 

 

「ステゴッチも久しぶりの戦いに凄くやる気みたいだから僕も頑張らないと!」

 

 

「だからってヘマはするなよ」

 

 

「それは私のドリケラにも言ってるのかしら?」

 

 

キョウリュウジンはデーボ・ペシャンゴに向かってドリケラドリルで攻撃するがデーボ・ペシャンゴも黙ってるわけだはない。

 

 

「これでも喰らえ!」

 

 

デーボ・ペシャンゴはゴーレムをペシャンコにしたビームを放つがキョウリュウジンはステゴッチシールドで防ぐ。

 

 

「俺とレッドが性能強化(アームド・コントローラー)を使ってるからな、これくらい何ともない!」

 

 

「ば、バカな!?」

 

 

「みんな!」

 

 

完璧に敵の攻撃を防いだキョウリュウジャーの元に声が聞こえる。5人は声が聞こえたアリーナ上空を見るとそこにはトリンがいた。

 

 

「今こそ君達5人とキョウリュウジンの真の力を発揮する時だ!」

 

 

「そうか!いくぜ!!」

 

 

「「「「「五連獣電剣!」」」」」

 

 

キョウリュウジンの右腕のステゴッチシールドが変形し、盾から大型の剣へと姿が変わる。

 

 

「「「「「五連獣電剣・ブレイブフィニッシュ!!」」」」」

 

 

キョウリュウジンは五連獣電剣を振り下ろし、デーボ・ペシャンゴを斬りつける。

 

 

「ペシャンコになるのは………俺の方かーーーーー!!」

 

 

デーボ・ペシャンゴは断末魔(?)の声を上げて爆発する。

 

 

「凄いよステゴッチ!大活躍じゃないか!」

 

 

『ギャオォォォォン!』

 

 

「おいおい、お前らそんなに興奮するなって」

 

 

「ま、今日くらいはいいだろう」

 

 

キョウリュウジャーはそう言って獣電竜と共に帰っていった。

 

 

          ◇

 

 

「な、何とか助かりましたね……」

 

 

「しかし、戦いの途中で現れたあの鳥のようなのは一体…」

 

 

アリーナではキョウリュウジャーに指示を出した存在、トリンの事についての話を織斑千冬、と山田先生が話していた。そこへ千秋たちが入る。

 

 

「確か以前の戦いでキョウリュウジャーは『トリン』と読んでました。」

 

 

「トリンだと?山田くん何か確認できるものは?」

 

 

「それが…あっ!」

 

 

山田先生が何かを思い出したように画面を操作すると嘗てのキョウリュウジャーに関する文献が表示される。

 

 

「これを見てください!日本の戦国時代での戦いに記された絵に似たようなものが!」

 

 

山田先生は画面を拡大するとそこにはトリンに似たようなのが1人のキョウリュウジャーと思われるものと武士たちがデーボス軍と思われるのと戦っている絵があった。

 

 

「これは…」

 

 

「それでは1500年前の中国と500年前のヨーロッパのやつにはないのか?」

 

 

千冬が疑問に思っていることは最もだ。過去のキョウリュウジャーに関する文献は400年前の戦国時代の他に500年前のヨーロッパと1500年前の中国もあるからだ。

 

 

「もしかしてこれとこれじゃない?」

 

 

千秋の指摘にその場にいた全員が注目する。確かに微妙な違いはあれどトリンに似た存在がいたからだ。

 

 

「つまり、こいつがキョウリュウジャーや獣電竜とか言うのと何か関係があるのは間違いないってことね…」

 

 

「鈴々、もしかして鳥さん捕まえちゃう気?」

 

 

「悪くは無いかもしれないけど私の気が乗らないからそれはパスね」

 

 

「お前ら後は私達で何とかする。今日はゆっくり休んで寝ろ」

 

 

千冬は生徒達を帰らせると山田先生の方に向く。

 

 

「山田君、例のISは…」

 

 

「はい、機体は酷いダメージを受けていましたが奇跡的にコアは無事でした」

 

 

「では解析を頼む」

 

 

「分かってます」

 

 

織斑千冬が生徒達を帰らせた理由…それにはもう1つ謎のISに関する事もあった。2人はあくまでIS学園の教師、立場的にはこちらの方がある意味では重要なのだ。その後、乱入してきたISには未登録のコアが使われていることが判明した。

 

 

(束…お前は一体何を?)

 

 

千冬はただ画面を見て新たな謎について疑問を浮かべることしか出来なかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




やっと原作一巻終わったー。長かったなー。二巻は頭の治療に専念しつつ一巻より早く終われるように頑張ります。

BGMの件は挿入歌にすると他のヒーロー名が入る歌詞が流れるのは変だよな〜と思ったのでBGMにしました。

最後に一つ謎掛けを

寿司と掛けて最新作と説く

その心は?

ネタは新鮮なうちに使うのが吉
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