ISの世界の強き竜の者   作:大鉄人ワンセブン

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これは人を愛し、正義を守る、強き竜の者たちと専用機持ち達との心のドラマである。


ブレイブ20 『登場!新兵器と新戦士と新合体』

〈千秋SIDE〉

 

 

試合途中で起きたラウラの異変、それはデーボ・ウイルスンが彼女のISを乗っ取ったということだった。そして今そのデーボ・ウイルスンは片腕をゆっくり動かすなどして、その性能を実感しているようだった。

 

 

『ほぅ…なかなか馴染みやすいものだな、ISというのは』

 

 

「一つ質問に答えて、お前はいつからラウラのISにいたんだ?」

 

 

僕は気になることを聞いてみることにした。ラウラとシャルルが転校してきてからデーボス軍関係の事件に僕達は一つも遭遇してない。ならいつどうやってシュヴァルツェア・レーゲンに潜伏していたのか?

 

 

するとデーボ・ウイルスンは問いに答えてきた。

 

 

『あ?あ~俺はかつてヨーロッパでの戦いで敗れたんだがな、僅かに俺の細胞が残っていたのよ。そこから実に500年の時を得て復活を果たしたのさ、で…その場所がドイツのIS関係の施設でな。ま、潜伏するちょっと前に幹部たちに顔出し位はしたがな』

 

 

500年?ヨーロッパ?まさか…こいつは文献に残っていたデーボ軍の一体!?

 

 

『だがな…ただ乗っ取るのもどうかと思ってな。だがこのISには面白いものが搭載されていたのでな、それを利用させてもらったのさ』

 

 

面白いもの……?

 

 

「それは一体なんだ?」

 

 

『…VTシステム』

 

 

「「なっ!?」」

 

 

正式名称ヴァルキリー・トレース・システム、過去のモンド・グロッソ部門受賞者の動きを模倣するもの…でもあれあは確か!?

 

 

「それってシステムの搭載どころか開発や研究すらも禁止されてるはずじゃ!?」

 

 

シャルルが僕が思ったことを口にしてくれた。過去の選手の動きの模倣…例えば何かしらの方法で他人の動きを体に馴染ませて再現することが出来たとしたら…?

 

 

そうなれば誰にでも国際大会受賞者の動きができるようになってしまう。だからそれをしないようにするために禁止されているのだ。でもそれがどうして…?

 

 

『ハッ!そんなの知った事か!?俺が潜伏する前からVTシステム(こいつ)は積まれていたんだ。文句があるならドイツの奴らに言え!』

 

 

すると奴は手から一つの武器を取り出してきた。その武器は……!?

 

 

「雪片…!」

 

 

それは姉さんが現役時代に使っていた剣そのもの…まさかVTシステムに記録されているデータは!?

 

 

『ほぅ…どうやらかつて世界最強と謡われた初代ブリュンヒルデのデータが記録されているらしいな、名は…織斑千冬』

 

 

「「!?」」

 

 

やっぱり姉さんのか…。

 

 

『ん?そういやラッキューロによれば男で唯一ISをつかえる貴様の名は…織斑千秋だったな。成程、お前ら姉弟だな?』

 

 

「あぁ…そうだよ。でもそれがどうかしましたか?」

 

 

何だろう…ものすごく嫌な予感がする…それは恐怖ではなく……また違う何か。

 

 

『ならばいい実験台だ…身内の剣でくたばれぇぇぇぇぇぇ!!!!』

 

 

するとデーボ・ウイルスンは僕目掛けて雪片を振りかざしてきた。

 

 

ガキィィィィィィィィン!!!!!!

 

 

僕は雪片弐型で受け止めるが…僕はいきなり攻撃してきたことよりも…その動きに驚いていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何故なら――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それは――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

兄さんが作り出した剣の型だったからだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なっ!?お前!?どうしてその動きを!?」

 

 

『はぁ?俺は知らねぇよ。VTシステムに記録されている動きだからなぁ…』

 

 

(…けるな)

 

 

『…は?』

 

 

「ふざけるなあぁぁぁぁぁ!!!!」

 

 

ガキィィィィィィィィン!!!!!!

 

 

僕は雪片弐型を思いっきり振り下ろす。

 

 

何度も何度も何度も何度も奴を目掛けて攻撃する!

 

 

『おいおい、どういう事だぁ?いくらやったことで…意味ねぇんだよ!』

 

 

スパァァァァン!!!!

 

 

「グハッ!」

 

 

僕は思いっきり後方へ吹き飛ばされた。

 

 

「でも…これくらい!」

 

 

僕はもう一度攻撃を加えるために立ち上がり奴のもとへと向かおうとする。

 

 

ガシッ!

 

 

その途中でシャルルが止めに入った。

 

 

「千秋どうしたの!落ち着いて!」

 

 

落ち着け…?

 

 

確かにその方がいいのかもしれないけど…あのデーボ・モンスターの動きを見ていると…見ていると……!

 

 

(お前なんかが)……お前なんかがその剣(それ)を振るうなぁぁぁぁ!!!!!!」

 

 

僕はシャルルの拘束を振りほどき、がむしゃらに敵に突っ込んでいく。

 

 

バキュウゥゥゥン!

 

 

そこに一つの光弾が飛んでくる。僕達はその方向を確認するとそこにいたのは…

 

 

「おいおい、急に焦るのは何事にもよくないことだぜ」

 

 

キョウリュウブラックを先頭にレッドを除く4人のキョウリュウジャーがいた。

 

 

「何のつもりですか!?」

 

 

「アホ、奴のことだ。その攻撃によって何が起こるかわかったもんじゃねぇ…」

 

 

『ほう、よく気づいたな。そうだ、このまま攻撃すればこの女にもダメージが来るところだったのさ』

 

 

なっ!?…もう少しで…僕は…

 

 

「よくそんな事ベラベラ喋ってくれるな…」

 

 

『それくらいお前達が知っていた方が面白いと思ったからな…』

 

 

「ハッ、流石デーボス軍というべきか?卑劣なことしてくれやがる…」

 

 

そのまま僕たちはデーボ・モンスターと睨み合っていた。

 

 

〈ナレーションSIDE〉

 

 

時間は少し遡り、トイレに行くといって観客席を出ていった大牙はというと―――

 

 

「はぁ~すっきりした~」

 

 

本当にトイレに行っていた、そこへモバックルに連絡が入る。

 

 

「おぉ…霧花か?どうした?」

 

 

『大牙!?頼む、アリーナまで鏡の世界の支配者(ミラージュ・ウォーカー)を発動させて!』

 

 

「えっ、ちょっ!何があった!?」

 

 

『説明するのは後にさせて!緊急事態なの!』

 

 

大牙は霧花が慌てているところからして何やらただ事でないことを察した。

 

 

「分かった、そしてそれは俺もそっちへ行った方がいいことか?」

 

 

『えぇ』

 

 

そう言い終わると大牙はモバックルの通話を切り早速鏡の世界の支配者(ミラージュ・ウォーカー)を発動させる。

 

 

「さてと、俺もアリーナへt――」

 

 

「貴様、そこで何をしている?」

 

 

そこへ一人の女性の声が聞こえる。大牙はビクッとして後ろを振り向くとそこにいたのは…。

 

 

「ゲッ!?ビルゴルディ!?貴様死んだはずじゃ――」

 

 

スパァン!

 

 

「痛ッ!」

 

 

大牙は千冬に出席簿のようなもので頭をたたかれる。

 

 

「年上には敬語を使えと習わなかったか?貴様は歌原(あのバカ)と同類か?」

 

 

因みに大牙は20歳(はたち)であり、千冬は教師をしているためにそれ以上の可能性がある。

 

 

「それ日本だけだ!アメリカじゃみんなフランクだぞ!てか何でここにいるんだ!!しかも俺は一応来賓だぞ!!」

 

 

「ここは日本だ…等と色々突っ込みたいところだが…緊急事態が起きてな、それで貴様が出て行ってから帰ってこないと連絡があったのでな」

 

 

「緊急事態?」

 

 

(そういや霧花も言ってたけど何なんだ?)

 

 

「これだ」

 

 

千冬は手に持っていたタブレット端末を操作してアリーナの映像を見せるとそこにはデーボ・モンスターに乗っ取られたシュヴァルツェア・レーゲンの映像が映っていた。

 

 

「!?…こいつはデーボ・ウイルスン!?いや、まさか…」

 

 

「貴様、こいつを知っているのか?」

 

 

「あ……」

 

 

大牙は思わず手で口をふさぐ。IS学園の関係者の前でデーボス軍の情報について口を滑らしてしまったからだ。

 

 

「……知っているんだな?」

 

 

沈黙がしばらく続くが大牙は観念したように語り始める。

 

 

「こいつの名は”デーボ・ウイルスン”500年前にヨーロッパで猛威を振るったデーボ・モンスターだ。文献として残っていたはずだがIS学園ならすでに手に入れているんじゃないか?」

 

 

「まさか…やつは500年の時を得て復活したというのか!?」

 

 

「…そうなるな。厄介なのはこいつはありとあらゆる病原菌等を操れることだ。はっきり言って一筋縄でいくやつじゃねぇ…」

 

 

「…まさか、奴と戦うつもりか!?」

 

 

「じゃなきゃ誰がやるっていうんだよ」

 

 

「馬鹿なことを言うな!奴らは――!?」

 

 

千冬が言いかけると大牙が懐から取り出したものを見て驚愕する。それは――

 

 

「一つ教えてやる。俺が奴らにこんだけ詳しいのは……その手の専門家だからだ」

 

 

赤い獣電池であった。

 

 

「では貴様が――」

 

 

千冬が言いかけると大牙は彼女に自身の背中を向けて言う。

 

 

「あぁ、そうさ。俺が…牙の勇者だ!ブレイブイン!」

 

 

『ガブリンチョ!ガブティィィラ!!』

 

 

「キョウリュウチェンジ!」

 

 

大牙はガブリボルバーのシリンダーを回してサンバのリズムとともに踊りだした後、ガブリボルバーを上空へ向ける。

 

 

「ファイヤー!」

 

 

大牙はトリガーを引くとキョウリュウスピリットと一体化し、戦士としての姿を現す。

 

 

「…成程な、そういう事だったか」

 

 

「あぁ、俺をどうしたいか分からねぇけど…今は緊急事態なんだろ?ひとまず俺は奴のもとへ向かう」

 

 

「そうか、しかし何故そこまで?」

 

 

「……俺も、()()()()()()()()を体験した…もうそんな思いを……誰にもしてほしくないだけだ!」

 

 

大牙はそう言って近くにあった鏡に向かって走ろうとするが…

 

 

「待て、たった今アリーナは観客や生徒たちの安全のために防御壁を張った。他の4人は無事に到着しているようだが今からだとお前だけいつものようには行けないぞ?」

 

 

「なっ!?え、えと…あ!そうだ!!走る稲妻(ライトニング・ソニック)で雷になって…」

 

 

「そのふざけた名前(など)からして何をしたいのかおおよその予想はつくがあそこに雷は落ちんぞ」

 

 

「……あーーーーもう!分かったよ!走って行きゃあいいんだろ走って行きゃあ!!」

 

 

キョウリュウレッドは出口へ向かっていき、アリーナを目指した。

 

 

「…頼んだぞ」

 

 

何もできずにいた千冬はただそう呟くしかなかった。

 

 

          ◇

 

 

その頃、美喜はというと、簪と共にIS学園の敷地を散歩していた。

 

 

「でさ~大君ったらそこで何て言ったと思う?」

 

 

「…分からない」

 

 

「それは~…ん?何だろうあれ?」

 

 

「…え?」

 

 

美喜が言った方向を見るとそこにいたのは―――

 

 

「「! ゾーリ魔!?」」

 

 

「「「ヌルッ!?」」」

 

 

2人の声が大きかったためか、ゾーリ魔にバレテしまうが――

 

 

「吹けよ嵐!……嵐!……嵐!トリャアァァァァァ!」

 

 

美喜はすかさずアメシスターを完全装甲(フル・スキン)モードにし、ゾーリ魔の群れに立ち向かう。

 

 

「美喜ちゃん…私も!」

 

 

簪も打鉄弐式を展開し、美喜から授けられた装備を呼び出す。

 

 

「お願い…マックスキャリバー!ジャンバルカン!」

 

 

簪はジャンバルカンからガトリング砲を、マックスキャリバーからパルスビームを発射してゾーリ魔を打ち倒す。

 

 

「これ…すごい!」

 

 

「ヌル!」

 

 

「かんちゃん!後ろ!!」

 

 

「!?」

 

 

美喜に言われて前を見ると一体のゾーリ魔が簪目掛けて襲い掛かろうとしていた。

 

 

清き熱情(クリア・パッション)!」

 

 

「「!?」」

 

 

その声と同時にゾーリ魔がいきなり爆発する。そこにいた全員が声のした方向を振り向くとそこにいたのは――

 

 

「簪ちゃん!大丈b――」

 

 

「あっ!お前はこの間からかんちゃんの事を付け回していたストーカー!」

 

 

簪の姉である更識楯無であったが美喜から何か誤解されているようであった。

 

 

「えっ!ちょっ!何よストーカーって!私はただ――」

 

 

五月蠅(うるさ)い!この間からかんちゃんの事コソコソと付けていたくせに!しかも何この髪の色!?かんちゃんと同じにしちゃって!染めたの!染めちゃったんでしょ!どこまで行き過ぎたストーカーなの!?」

 

 

「誤解よ!簪ちゃん!私が誰か証明して!」

 

 

「…あなた……誰?」

 

 

「ガーン!簪ちゃん酷い…お姉ちゃんの事をそんな風に言うなんて…」

 

 

楯無は簪から自分とは無関係の人のように言われて膝をついていた。

 

 

「えっ?お姉さん?…いや知ってたけど…」

 

 

「知ってたの!?じゃあ今までの何!?」

 

 

楯無に言われて美喜と簪の2人は互いの顔を見合わせてあと楯無の方を見て言う。

 

 

「「…茶番?」」

 

 

「茶番って何!?しかも何故に疑問形なの!?首まで(かし)げて!!」

 

 

「「…サァ?」」

 

 

「「「ヌル!ヌルヌルヌルヌル!!」」」

 

 

そこへ楯無が出てきてから今まで無視されていたゾーリ魔が声を上げる。言葉の意味は分からないが恐らくは”おい!俺たちを無視するな!”と言いたいのであろう。

 

 

「あっちゃ~こんなことしている場合じゃあ…ないよね…」

 

 

「今は…ゾーリ魔を…倒すべき!」

 

 

「そうね、何とかしないと……てかあなたのIS何故完全装甲(フル・スキン)なの?」

 

 

「対デーボス軍用だけど?」

 

 

「え?ちょっとそんな冗談h――」

 

 

「ホントだよお姉ちゃん…この間…デーボ・モンスターを一体倒してる」

 

 

「…え!?ちょっ!嘘!?」

 

 

まさかの情報に非常に驚く楯無であった。

 

 

「何か五月人形みたいなのとかチャラチャラ付けていたけどね」

 

 

「何よそのデーボ・モンスター…」

 

 

「取り敢えず戦うなら…これを貸してあげるけど…」

 

 

美喜が楯無に言って武器を二つ貸すと彼女は非常に驚いた顔をしている。

 

 

「これ…一昨日簪ちゃんが見てた奴の…」

 

 

「お姉ちゃん…何で知ってるの?」

 

 

「ギクッ!」

 

 

「楯無先輩、ホントにかんちゃんのストーカー…じゃないよね?」

 

 

楯無の言葉に美喜と簪は彼女を睨み付ける。

 

 

「ま、まぁ…取り敢えず!奴らを片付けるわよ!!ケルベロスΔ・スラッシュモード!」

 

 

((話逸らした!))

 

 

楯無は美喜から受け取ったケルベロスΔを使ってゾーリ魔にダメージを与えていくと同じく彼女に貸し与えられたもう一つの武器を取り出す。

 

 

「パイルトルネード!」

 

 

それは『特急指令ソルブレイン』の最強のレスキューツールであるパイルトルネードであった。

 

 

挿入歌:『傷ついた地球のために~生命のメカ・パイルトルネード~』

 

 

「くらいなさい!モード1・スーパーディスチャージャー!!」

 

 

「「「ヌルゥゥゥ!!」」」

 

 

楯無はパイルトルネードのモードの一つであるスーパーディスチャージャーによる水圧攻撃でゾーリ魔を次々と倒していく。

 

 

「これ…すごいわね」

 

 

「先輩」

 

 

「何かしら?」

 

 

「楯無先輩のISってナノマシンで水を操れるんだよね?」

 

 

「そうだけど…! そういう事ね!」

 

 

楯無はもう一度スーパーディスチャージャーを放とうとするがその二つの銃口からナノマシンによって生成された水が吸引されていく。

 

 

「もう一度くらいなさい!ナノマシンの力によって強化されたスーパーディスチャージャを!!」

 

 

ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッッッ!!!!

 

 

パイルトルネードから一発目より強化されたスーパーディスチャージャーが放たれ、ゾーリ魔を一蹴する。

 

 

「お姉ちゃん…スゴイ…」

 

 

簪も負けじとジャンバルカンとマックスキャリバーを使って応戦していたが――

 

 

「ヌル!」

 

 

一体のゾーリ魔が背後から襲おうとしていた。しかし、そのゾーリ魔に楯無が気付く。

 

 

「モード2・コーキングパンチャー!」

 

 

パイルトルネードからゲル状の粘着弾を発射し、ゾーリ魔の動きを止める。

 

 

「今よ、簪ちゃん!」

 

 

「うん、お姉ちゃん!マックスキャリバーセット!!」

 

 

「私もそろそろ決めるよ~!ダイダロス!!」

 

 

美喜は左腕に装備されたバックレットコントローラーを開き、『1・5・3』と三桁の数字を入力すると高機動ウエポンダイダロスが出現し、ビーム砲モードにして狙いを定める。

 

 

「これに生徒会長である私が乗り遅れる訳にはいかないわね……ケルベロスΔ装着!」

 

 

三人は必殺技を撃つ準備を完了し、敵に向けて一斉に放つ!

 

 

「ジャンバルカン・マキシムモード!」

 

 

「ダイダロスファイヤー!」

 

 

「トルネードバースト!」

 

 

ババババババババババババババババババババババババババババババアァァァァァァン!!!!!!!!!

 

 

「「「ヌル~!」」」

 

 

三人の三つの武器によってその場にいたゾーリ魔は全滅する。

 

 

「他のところにもいるかもしれないわね、手分けして探しましょう」

 

 

「「分かった(了解)!」」

 

 

3人はそれぞれ三方に散り、他のゾーリ魔を退治するために飛ぶ。

 

 

そして――

 

 

「成る程、そう言うことだったか……」

 

 

一つの影がその光景を目撃していた。

 

 

          ◇

 

 

三人がゾーリ魔と対峙している頃、キョウリュウレッドはというと――

 

 

「ウオォォォ!」

 

 

走っていた。アリーナに向けてただひたすら走っていた。しかし、その道は意外と長く――

 

 

「ハァハァ…もう結構走ったぞ…どんだけ広いんだこの学校…」

 

 

「だ~よな~、染みるわぁ…」

 

 

「「……え?」」

 

 

キョウリュウレッドは自分の言葉を返してきた声の主の方へ向けると――

 

 

「ゲッ!アイガロン!?」

 

 

「キョウリュウレッド!?何でここに!?」

 

 

「そりゃこっちのセリフだ!けどこっちは急いでいてね、今お前とやりあってる暇は無いんだよ!」

 

 

キョウリュウレッドはアリーナの方へと向かおうとするが――

 

 

「不幸中の幸いってこの事か~ゾーリ魔、奴を足止めしろ!」

 

 

「「「ヌル!」」」

 

 

そこにゾーリ魔の大群が現れてキョウリュウレッドの行く道を阻む。

 

 

「うおっと、クソッ、どけ!」

 

 

キョウリュウレッドはゾーリ魔を蹴散らそうとするが何せ数が多すぎる。これでは一向にたどり着けない。

 

 

「オラッ!」

 

 

「ん?ウワッ!」

 

 

そこへさらに追い打ちをかけるように新しいデーボス軍の手先が来る。

 

 

「うそ~カンブリ魔!?どうしてどうして~?」

 

 

「カオス様からの命令ヌル、今回の戦闘のサポートにと言われたヌル」

 

 

「チッ、ゾーリ魔100体分の力を持つカンブリ魔…しかも五体も…」

 

 

流石にこれには覚悟を決めるレッドであったがそこへ一人の人物が現れる。

 

 

「おやおや、何やら騒がしいと思って来てみれば…大変な事になっていますな」

 

 

「! あんたは…」

 

 

「はて?どこかでお会いしましたかな?」

 

 

「え?あっ!いや初対面ですけど…じゃなくて何やってんだあんた!?」

 

 

「おい()()()…お前ここにいたら自分がどうなるか分かっているヌル?」

 

 

そこに現れたのはIS学園の用務員である轡木十蔵であった。何故こんなところにいるのか?キョウリュウレッドもデーボス軍たちも理解できないでいた。

 

 

「分かっていますとも……ここが貴様等の墓場になると言うぐらいはな……」

 

 

「「「!?」」」

 

 

突然、轡木十蔵の声のトーンが低くなり、口調も物腰の柔らかいものから威厳のある感じに変化する。あまりの変わりようにその場にいた全員が驚愕していた。

 

 

「ゾ、ゾーリ魔!あ、あああ相手は所詮人間だ!やっちまえ!!」

 

 

「ヌル!」

 

 

アイガロンに言われて一体のゾーリ魔が轡木十蔵にトンファー型の武器で攻撃しようとするが――

 

 

「ハアッ!」

 

 

ドカァァァン!

 

 

彼の拳による一撃によって返り討ちにされてしまった。

 

 

「「………うっそ~~」」

 

 

これには流石のキョウリュウレッドとアイガロンも驚かずにはいられなかった。すると十蔵はゾーリ魔を蹴散らしながらキョウリュウレッドの方に顔を向ける。

 

 

雑魚(ザコ)は俺に任せろ。お前は先に行け…」

 

 

「えっ!?でも…」

 

 

キョウリュウレッドは不安であった。確かに彼が並の実力者で無いことは分かった。だが、果たして一人でこれだけのゾーリ魔やカンブリ魔…合計50体はいるかと、そしてその内5体はカンブリ魔だ。つまりはゾーリ魔550体分を一人で相手にするというのだ。キョウリュウレッドはいくら何でも無茶ではないかと思っていた。すると十蔵はキョウリュウレッドのその考えを見透かしたように叫ぶ。

 

 

「何を躊躇している!お前が今やるべきことは何だ!?ここでゾーリ魔たちを蹴散らす事なのか!?違うだろ!!」

 

 

「!」

 

 

そこでキョウリュウレッドは今自分に課せられた使命を思い出す。それは――

 

 

「…デーボ・ウイルスンを倒し、奴に乗っ取られたIS操縦者を救うこと!分かったぜ…おっちゃん、絶対に死ぬなよ!」

 

 

「よし!分かったなら速く行け!時間が無いぞ!」

 

 

「おっちゃん…あんたは一体…」

 

 

「私か?…私は――」

 

 

「ヌル!」

 

 

そこへ背後からゾーリ魔が奇襲しようとするが――

 

 

ドガッ!

 

 

「ただの用務員さ……」

 

 

肘鉄を食らわせてノックアウトさせる。

 

 

「そっか…そうか用務員か!面白えぇ、よっしゃー!飛ぉ~ばぁ~すぅ~ぜぇ~…!止めてみな!」

 

 

キョウリュウレッドは光汰の能力である動物言語訳(アニマル・トランスレーション)の応用によって地上最速の動物であるチーターの力を使って足のスピードを上げ、さらに走る稲妻(ライトニング・ソニック)による電気を足に流し、足の筋力を増幅させると目的地であるアリーナへダッシュする。

 

 

「あっ!おい…クソッ!あの爺さんも気になるが……今はキョウリュウジャーが先決だ!待てーーー!」

 

 

アイガロンもそれに続くように彼のあとを追い掛けていった。

 

 

「さてと……邪魔者も消えたことだし……そろそろ本気を出すとするか…」

 

 

彼らの周りを風が吹く中、轡木十蔵はそう呟いていた。

 

 

          ◇

 

 

そしてアリーナでは

 

 

「グハッ!」

 

 

「クッ!」

 

 

キョウリュジャー達で応戦していたが何せ人質を取られている状態である。このままでは分が悪いと思われたが――

 

 

ドカァン!

 

 

「「「!?」」」

 

 

アリーナの壁が突如破壊される。IS組は警戒心を強めるがそこに現れたのは――

 

 

「皆!またせたな!シュシュっと参上、シュシュっと解決ってな!」

 

 

「たくっ、待ちくたびれたぜようやくお出ましかって感じだな」

 

 

「うるせぇ、とっとといつものいくぞ!聞いて驚けぇぇぇ!!」

 

 

『ん?』

 

 

「牙の勇者!キョウリュウレッド!!」

 

 

「弾丸の勇者!キョウリュウブラック!!」

 

 

「鎧の勇者!キョウリュウブルー!!」

 

 

「斬撃の勇者!キョウリュウグリーン!!」

 

 

「角の勇者!キョウリュウピンク!!」

 

 

「「「「「史上最強のブレイブ!獣電戦隊!キョウリュウジャー!!」」」」」

 

 

「あぁ~れぇ~るぅ~ぜぇ~……と行きたいところだが」

 

 

「「「「オイ…」」」」

 

 

「織斑千秋、お前の力を貸してくれ」

 

 

「…え?」

 

 

千秋は何故キョウリュウレッドに呼ばれたのかが理解できずにいるとキョウリュウレッドが彼のところまで駆け寄る。

 

 

(いいか…作戦は――)

 

 

(えっ、じゃあつまり――)

 

 

何やらコソコソと二人で話している。内容はともかく策があるのだろうとキョウリュジャーの四人やシャルル、箒は思っていた。

 

 

「——というわけだ。どうだ、行けるか?」

 

 

「…分かりました。それしか彼女を救う方法がないなら…全力でやらせてください!」

 

 

「千秋」

 

 

そこへ箒が千秋の元へ来る。

 

 

「どうしたの?」

 

 

「お前は…奴が一夏(あの)の剣を使った時、感情的になっていたな」

 

 

「それがどうかしたの?」

 

 

「…私も同じだ。あの剣を奴が振るった時、私は内心怒りに燃えた…あれは…一夏が作った剣だから…あんな奴に使われてほしくない。だから…行って来い」

 

 

「…それくらい僕も同じさ。行ってくる!」

 

 

挿入歌:『タイムリミット』

 

 

『何だ作戦か?しかし何をしようと無駄だ!この俺を傷つけることはこの女も傷付ける事になるのだからな!』

 

 

すると作戦会議が終わったキョウリュウレッドと織斑千秋の2人はデーボ・ウイルスンの方へ顔を向ける。

 

 

「それは…」

 

 

「どうだろうな!ブレイブイン!」

 

 

レッドは自分の獣電池にブレイブを込め、ガブリカリバーへ装填する。

 

 

『フハハハハ!白式で隙を突いてキョウリュウレッドが俺を攻撃する作戦ってか?けどな、こっちは今飛べるんだよ!』

 

 

デーボ・ウイルスンは乗っ取ったISの力で飛ぼうとするが――

 

 

「そうはさせないよ!ブレイブイン!」

 

 

『ガブリンチョ!アァァァケノロン!』

 

 

キョウリュウブルーがアーケノロンの獣電池をガブリボルバーに装填してデーボ・ウイルスンに向けて放つ。するとシュヴァルツェア・レーゲンは次第に降下していき、地面へと近づいていく。

 

 

『なっ!バカな!?』

 

 

「ブルーナイス!いくぞ、織斑千秋!」

 

 

レッドはガブリカリバーのレバーを引き、必殺技を発動させる。

 

 

『バモラ!』

 

 

「分かってます!零落白夜!」

 

 

「獣電ブレイブスラッシュ!」

 

 

『何ッ!?グオォォォ!!』

 

 

零落白夜と獣電ブレイブスラッシュの同時攻撃…それが見事に決まり、シュヴァルツェア・レーゲンからデーボ・ウイルスンが弾き出され、ラウラ・ボーデヴィッヒがその中から出てくる。

 

 

「! ラウラ!」

 

 

千秋は彼女の元に駆け寄り、キャッチする。

 

 

「…お前は…何故…そこまで強い?」

 

 

「僕は…全然強くなんかないよ、今回だって…キョウリュウジャーの手助けがないと上手くいかなかったから…」

 

 

「そうか…お前の強さ…とは…」

 

 

そこまで言うと彼女は気絶してしまった。しかし、これで問題が解決したわけでは無い。

 

 

「クソッ!こうなったら…これでもくらえ!」

 

 

デーボ・ウイルスンは自棄(ヤケ)になったように何かを振りまき始める。それを吸ったキョウリュウジャーやIS操縦者は――

 

 

「なっ、何だこれ!?すごく…眠…い…」

 

 

「ここで…寝る訳には…いか…な…いの…に」

 

 

「ハッハッハッハ!どうだこの俺様のネムネム病は!?幸せな夢を見ながら死ねるのだ!苦しんで死ぬより本望だろう!」

 

 

「お、お母…さん…」

 

 

次々と眠っていく人が増える中、シャルルは睡魔と闘っていた。そんな中で眠い中での夢が映されているのか、彼女の眼前には死んだ母との出来事が映されていく。

 

 

「お母さん、お母さん…」

 

 

「ほう、こいつは母親の夢を見ているのか?大層いい夢だろうな…アーハッハッハ!」

 

 

その時、シャルルの目から一筋の涙が流れる。

 

 

ドカン!

 

 

そこへ一発の銃声が鳴り響き、デーボ・ウイルスンの顔面に直面する。デーボ・ウイルスンはその方向を見ると――

 

 

「ば、バカな!?キョウリュウレッド!?何故貴様は寝ないのだ!?」

 

 

「…さぁな」

 

 

ドカァン!

 

 

それはガブリボルバーとガブリカリバーを合体させた”ガブルキャン”のショットガンモードを手にしたキョウリュウレッドがいた。

 

 

(——第6条)

 

 

「な、何だ!」

 

 

「知っているか!?かつてセントラルシティ署の刑事であり、警視庁秘密捜査官警視正であったあの男が言っていた!!」

 

 

ドカァン!

 

 

「グハッ!」

 

 

キョウリュウレッドは怒気を含んだ声でデーボ・ウイルスンに向けて言い放つ。

 

 

「『子供の夢を奪い、その心を傷付けた罪は特に重い』と!その子は…母親といる時が何よりの幸せだったんだ!そして見ろ!彼女はお前の能力で母親との思い出を思い出している。しかし、同時にその母親を失った時の記憶までもが蘇ってきている!それが大層いい夢だと!ふざけるな!!」

 

 

ドカァン!ドカァン!

 

 

キョウリュウレッドは何発もデーボ・ウイルスンにガブルキャノンを浴びせるがそれだけでは奴を倒せない。

 

 

そこへ――

 

 

「HeyHey!レッド、お久しぶりね!でもそんなに感情的になるのはよくないです!」

 

 

「! お前は…」

 

 

そこへ先程キョウリュウレッドが壁を破壊して現れたところから20代の白人男性が現れる。それを見た千秋は――

 

 

「あなたは…弾…君の…先…輩に…道を教えてもらっていた」

 

 

「あの時の…」

 

 

「でも…どうして」

 

 

そう…デーボ・バティシエ事件の時に光汰が道を教えた男性であった。そして――

 

 

「お前、俺の…料理を…ガツガツ食ったヤツ…」

 

 

先程、食堂で睦月が大牙に話した人物でもあった。

 

 

「あれ?お前ら、レオナルドと知り合いか?」

 

 

「「「「なんであんたが知っている…」」」」

 

 

4人は眠気をこらえて言うとその男、レオナルドが口を開く。

 

 

「僕は…ある時は『尋ね人』……ある時は『大食間』……さらにある時は『IS学園に突如現れた謎の人』……そしてそれは端から見れば『突如IS学園に現れた不審者!』」

 

 

「お前自分で不審者とか言うなよ!」

 

 

(((全くだ……)))

 

 

「してその正体は……!?」

 

 

その謎の不審者…ではなく謎の男、レオナルドあるものを取り出す…それは…

 

 

「まさか…」

 

 

「それって…」

 

 

「獣電池…!」

 

 

「Yes!そうです。ブレイブイン!」

 

 

『ガブリンチョ!アァァァンキドン!!』

 

 

「キョウリュウチェンジ!」

 

 

レオナルドはガブリボルバーのシリンダーを回すとそこから流れるサンバのリズムに乗って踊りだし、ガブリボルバーを空中に向ける。

 

 

「ファイヤー!」

 

 

彼の体はキョウリュウスピリットと一体化し、新たな戦士が姿を現す。

 

 

「鋼の勇者!キョウリュウシアン!!」

 

 

「ウオォォォ!シアン久しぶりだな!あっ、そうか!お前の能力って確か…」

 

 

「何!?貴様ラミレスの後継者か!?だが関係ない!お前も眠れ!」

 

 

デーボ・ウイルスンはシアンに向けてネムネム病を捲くが…レッド同様に何も起こらなかった。

 

 

「何っ!これはどういう事だ!?」

 

 

「説明してやる。シアン(こいつ)の能力は『細菌殺し(バイラス・ディストラクション)』ありとあらゆるウイルスや悪性細胞が効かないのさ、しかも他人に触れることでその人物の病にも効果がでるのさ!」

 

 

「何っ!だが2人では間に合わないのではないか?」

 

 

確かにその通りだ。それでは一方が戦闘、もう一方は仲間達の回復に尽くさなければならない。そう、()()ならば。

 

 

「それはこうして解決さ、ブレイブイン!」

 

 

『ガブリンチョ!フゥゥゥタバイン!!』

 

 

キョウリュウレッドはシアンに向けてガブリボルバーを向けて撃つとキョウリュウシアンが2人、4人と増える。

 

 

「何だと!そんなの有りか!」

 

 

「有りなんだな~これが、シアンの分身、頼んだぜ!」

 

 

「「「OK!」」」

 

 

分身たちはネムネム病に掛かった者たちを回復させる作業へと入る。

 

 

「「ブレイブイン!」」

 

 

レッドとシアンは獣電池をガブリボルバーの上部に装填し、右肩に滑らせる。

 

 

「「アームド・オン!」」

 

 

『『メッチャムーチョ!』』

 

 

「ガブティラファング!」

 

 

「アンキブレイカー!」

 

 

レッドとシアンはそれぞれの獣電アームズ、ナックル型のガブティラファングとハンマー型のアンキブレイカーを召還する。

 

 

「ウイルスの弱点なんて昔から熱って決まってっからな!ブレイブイン!!」

 

 

『ガブリンチョ!アロォォォメラス!』

 

 

キョウリュウレッドはガブリボルバーをガブティラファングに向けて放つとガブティラファングがメラメラと燃えている。

 

 

「くらえ!ガブティラ灼熱岩烈パンチ!」

 

 

「熱っ!ちょっ熱い熱い!」

 

 

キョウリュウレッドはガブティラファングによる属性付与を加えた攻撃で着実にダメージを耐える。

 

 

「Attack!ハンマーストライク!!」

 

 

シアンも続くようにアンキブレイカーを野球ボールを打つかのように振り回して攻撃する。

 

 

「クソ!こうなったら一時撤退――」

 

 

バキュウゥゥゥン!

 

 

そこへさらにデーボ・ウイルスンにビーム攻撃が浴びせられる。

 

 

「完全復活。俺、参上!何てな」

 

 

「僕達も何とか無事です!」

 

 

「はぁ~助かった~」

 

 

キョウリュウブラックによる攻撃、そして千秋達も無事に目覚めた。

 

 

そこへ――

 

 

「ハァハァ…やっと着いた…染みるわぁ!」

 

 

「! お前は!」

 

 

アイガロンが現れ、その姿を見たシャルルの表情が変化する。

 

 

「ん~?あっ、お前確か2年前に俺が殺した人間の女の子供か!?」

 

 

「えっ!?あいつがシャルルのお母さんを!?」

 

 

「あぁ、あの時俺はデーボ・モンスターを使ってある作戦を実行したんだけどな~なぜかそいつの親はデーボ・モンスターの能力から解放されたのよ。それに腹が立ってな~」

 

 

「そんな…そんな理由でお前はお母さんを!」

 

 

「落ち着けフランス代表候補生!確かに親の仇を討ちたい気持ちはわかるが…お前の母さんはそれを望んでいるのか!?」

 

 

「確かに…仇討ちをしたい気持ちはあるよ。でもそれ以上に、もう…あの子たちのような人を作りたくないんだ!」

 

 

その時、大牙に渡された武器がシャルルの手元に現れ、その両端から光の剣が伸びる。

 

 

「え…?これツインブレード!?」

 

 

その正体は『時空戦士スピルバン』の必殺武器、ツインブレードであった。

 

 

「そんなんで…俺を攻撃出来るものか!」

 

 

アイガロンはトホホークを使って、シャルルに攻撃しようとするがシャルルはツインブレードで迎え撃つ。

 

 

「アークインパルス!」

 

 

「グハッ!」

 

 

アイガロンに決定的なダメージを与えることは出来なかったが、シャルルはトホホークを弾き飛ばすことに成功した。そしてそれをレッドがキャッチする。

 

 

「よいしょ!って重っ!?何だこれ!?」

 

 

「バカだなぁ~そいつは人間には持ち上げることのできない重量なんだよ、とっとと返しな!」

 

 

「そうかよ、だったら…怪力能力!」

 

 

するとキョウリュウレッドはトホホークを軽々と持ち上げた。これはさすがにアイガロンも驚いているようである。

 

 

「バ、バカなっ!?」

 

 

「キョウリュジャー…俺を忘れんじゃねぇ!」

 

 

デーボ・ウイルウスンはキョウリュウレッドの元に向かって攻撃を仕掛けようとするがキョウリュウレッドは突如、トホホークを思いっきり持ち上げる。

 

 

「喰らえ!怪力岩石砕き!!」

 

 

キョウリュウレッドはトホホークを思いっきり振り落すとデーボ・ウイルスンにトドメを刺した。

 

 

「ギャァァァァァ!」

 

 

そしてデーボ・ウイルスンはアリーナの場外へと吹き飛ばされて爆死した。

 

 

「あ…ゴメン、こいつでトドメ刺しちゃった…」

 

 

まさかの敵幹部の武器で怪人を倒した出来事であった。

 

 

「キョウリュウレッド!俺のトホホーク返せ!!」

 

 

「お、わっりぃ~そらよっと」

 

 

レッドは振り下ろす要領でトホホークを投げるが…アイガロンを通り過ぎて場外へと出てしまった。

 

 

「あっ!ちょっと!何処投げてんだよ!待てトホホーク~」

 

 

「「「終わったの?」」」

 

 

と何人かが口にした瞬間であった。

 

 

「ハーハッハッハッハッハ!巨大化してやったぞ!!」

 

 

巨大化したデーボ・ウイルスンが現れた。

 

 

「チッ、やっぱりラッキューロも来ていたか、みんな、キョウリュジンだ!」

 

 

「「「ブレイブイン!」」」

 

 

「来~い!ガブティラ!!」

 

 

「来て!ステゴッチ!!」

 

 

「来なさい!ドリケラ!!」

 

 

「カミツキ合体!」

 

 

三体の獣電竜はカミツキ合体によりキョウリュウジンとなる。

 

 

「「「「「完成!キョウリュウジン!!」」」」」

 

 

キョウリュウジンはデーボ・ウイルスンに立ち向かおうとするがそこへ巨大なゾーリ魔が二体現れた。

 

 

「え!?何あれ!?」

 

 

「ゾーリ魔が合体して誕生した巨大ゾーリ魔!厄介だぜ…」

 

 

何とか応戦するが何故か五連獣電剣やドリケラドリルの威力がいつもより劣っていた。

 

 

「どうしたんだ!?パワーダウン!?」

 

 

「クソッ!こんな時に…」

 

 

「このままじゃやられちゃうよ!」

 

 

「一体何が…」

 

 

「あ…」

 

 

キョウリュウレッドはキョウリュウジンのパワーダウンの原因に思い当たる節があったようだ。

 

 

「ゴメン、俺今日能力五つ使ったから性能強化(アームド・コントローラー)使えねえんだ!」

 

 

「「「「お前か!!」」」」

 

 

ドシィィィン!!!

 

 

「どうした!?」

 

 

「ステゴッチが…ステゴッチがやられた!」

 

 

立て続けに攻撃を受けたことにより、ステゴッチがキョウリュウジンから分離していた。

 

 

「ギャ、ギャオォォォ…」

 

 

「そんな、ステゴッチ!死んじゃダメだ!!」

 

 

「お、おい!何か深刻そうだけどステゴッチのやつ大丈夫なのか!?」

 

 

ブラックがレッドに問いかけるとそれに答える。

 

 

「な、何じゃこりゃアァァァ!!って言ってるけど…」

 

 

「…元気じゃねぇか!」

 

 

「けど片腕がないのは不便だぞ、どうするんだ?」

 

 

「Hey!みんな!僕も戦います!」

 

 

「え?あいつ戦えるのか?」

 

 

「任せてください!ブレイブイン!」

 

 

シアンは獣電池を空高く投げ、自らのパートナー獣電竜を呼ぶ。

 

 

「Comon!アンキドン!!」

 

 

             ◇

 

 

千秋達はキョウリュウジャーの巨大戦を傍観していたが圧倒的に不利な状況に困惑していた、そこへ更識姉妹と美喜も合流する。

 

 

「千秋君、大丈夫!?」

 

 

美喜は千秋に声をかけるが今の彼女は――

 

 

「その声歌原さん!?何で完全装甲(フル・スキン)!?」

 

 

「その話は後で!かんちゃんとそのお姉さんたちでゾーリ魔を一蹴していたんだけど残りが巨大化して…」

 

 

「まったく…いい迷惑だわ」

 

 

ドカァァァン!

 

 

「今度は…何!?」

 

 

「新手のデーボ・モンスター!?」

 

 

「違うよ!あれを見て!アンキロサウルスだよ!!」

 

 

美喜が刺した方向を向くとそこに新たな獣電竜『アンキドン』が現れた。

 

 

『ギャオォォォン!!!』

 

 

「すごい…新しい獣電竜だ!」

 

 

「お~い、織斑千秋!!」

 

 

そこにキョウリュウレッドがキョウリュウジンから声をかける。

 

 

「何ですか!?」

 

 

「お前は…奴らと…デーボス軍と戦う意思はあるか!」

 

 

「えっ!?」

 

 

その言葉を聞いて千秋は少し黙ってしまうがすぐに結論を出す。

 

 

「僕は昔…大切なものを失った…それは凄く悲しくて、物凄く辛かったんだ!そんな思いを平気でさせるデーボス軍は…許しておけない!!」

 

 

「…合格だ!織斑千秋、お前たちも奴らと戦えるだけの戦力を与えてやる!」

 

 

キョウリュウレッドはモバックルを取り出して叫ぶ。

 

 

「来い、クウレツキ!リクシンキ!ホウジンキ!」

 

 

ブルゥゥゥゥン!

 

 

そこへ突如として赤いバイクと青いロケットブースター、黄色い砲台が現れ、彼らの目の前で止まる。

 

 

「何これ!?」

 

 

「これ…超光騎士!」

 

 

「織斑千秋、ISを展開したまま赤いバイクのリクシンキに乗って『超光合体』と叫んでシャイニングバスターにするんだ!」

 

 

千秋は言われた通りにリクシンキに乗り、一定以上のスピードを出して叫ぶ。

 

 

「超光合体!」

 

 

リクシンキの後部にクウレツキが2つに分離して合体し、前部と下部にホウジンキが合体してシャイニングバスターが完成する。

 

 

「何か凄いの作ったね!?」

 

 

「だろ?アンキドンも来たことだし、こっちも新合体と行きますか!カミツキ合体!」

 

 

アンキドンは自分の獣電池をキョウリュウジンの右肩に読み込ませるとステゴッチに変わってキョウリュウジンの右腕になり、シアンを含めた6人で操縦する。

 

 

『キョウリュウジン マッチョ! ムッキムキ~!!』

 

 

「「「「「「完成!キョウリュウジン マッチョ!」」」」」」

 

 

キョウリュウジン マッチョは超重量の鉄槌、アンキドンハンマーでテーボ⚫ウイルスンを攻撃する。

 

 

「クソ!巨大ゾーリ魔!そっちはどうなっている!?」

 

 

デーボ⚫ウイルスンは2体の巨大ゾーリ魔の方へと振り向くとそこには今にもシャイニングバスターの必殺技を放とうとする千秋の姿があった。

 

 

「喰らえ!バスタートルネード!!」

 

 

ドカァァァン!!

 

 

2体の巨大ゾーリ魔は跡形もなく散った。

 

 

「バカなっ!?」

 

 

「俺たちも決めるぞ!シアン!」

 

 

「Yes!マスターの代からの因縁を今ここで断ちます!」

 

 

「「「「「「キョウリュウジン マッチョ⚫獣電ブレイブフィニッシュ!!」」」」」」

 

 

キョウリュウジン マッチョは左腕のドリケラドリルを回してボディを高速回転させ、その勢いでアンキドンハンマーを連打する。

 

 

「あ…I'll be Back!」

 

 

「…え!?あいつ2年後に復活するのか!?」

 

 

「何の話だ!?」

 

 

「それ、どっちかって言うとアメリカの某映画の方が有名なんじゃ…」

 

 

取り敢えずはキョウリュウジャーの勝利に終わった…が

 

 

「あっ!用務員のおっちゃん!?」

 

 

レッドはキョウリュウジンから降りて轡木十蔵の元へと向かった。

 

 

        ◇

 

 

その頃、千秋達はというと

 

 

「スゴいよ千秋!あのデーボス軍に勝つなんて!」

 

 

「初めてにしては中々のものだったよ!初陣は決まったね!」

 

 

「え…あっ、そんな事は…あれは?」

 

 

皆が勝利に歓喜している中、千秋はどこかへと向かうキョウリュウジャーを見つけた。そしてその場にいた他のIS学園の生徒達もその事に気づく。

 

 

「ちょっと、僕行ってくる!」

 

 

「あっ、ズルい!」

 

 

「僕もいくよ!」

 

 

「私も行くぞ!」

 

 

その場にいた専用機持ち達はキョウリュウジャーの後を追った。

 

 

         ◇

 

 

暫くしてからキョウリュウレッドは目的の場所についた。

 

 

「確かここら…って何じゃこりゃあ!?」

 

 

「おいまたそr――ってマジかよ…」

 

 

そこにある風景は異様の一言であった。壁は焦げ、木はまるで雷にでも打たれたかのように裂け、さらにまた別の木は鎌鼬(カマイタチ)にでもあったかのように切れ、地面は何かに押し潰されたかのように穴が開き、葉っぱは凍っていた。

 

 

「これ、どうなっているんだよ…」

 

 

「一体何が…」

 

 

キョウリュウジャーが謎に直面しているところに千秋達も駆けつける。

 

 

「キョウリュウジャーの皆さん、さっきは――って何これ!?」

 

 

「うそ…」

 

 

「これはどうなっているんだ!?」

 

 

「…ねぇ」

 

 

「何だ?」

 

 

美喜が何か疑問があるようでそこにいる全員が耳を傾ける。

 

 

「これって…いつからこうだっの?」

 

 

「俺がさっき来たときは何もなかったぞ」

 

 

「じゃあさ、これだけ派手な事が起これば…かなり五月蝿い音がするよね?」

 

 

「! 確かに…」

 

 

「でもそんなの聞こえなかった…」

 

 

「キョウリュウジャー、ここは暫くは私達に任せてもらえないか?」

 

 

「織斑千冬…」

 

 

「勿論お前達からの情報提供もあればいいのだが…今日は世界中のVIPが来てるんだ、これ

もデーボス軍の仕業ということにはしておくさ」

 

 

「…分かった…で、シアンはこれからどうするんだ?」

 

 

キョウリュウレッドに言われてキョウリュウシアンは答える。

 

 

「僕は別の使命があります。戦いは君たちに任せて、自分はマスターと共にそれを果たしてきます」

 

 

「えっ!?一緒に戦ってくれないの!?」

 

 

「No!皆には皆の、僕には僕の役目があります。僕はそれを果たしに行くのです!」

 

 

「そっか…じゃあな!鏡の世界の支配者(ミラージュ⚫ウォーカー)は発動しておいたぜ!」

 

 

「Hey!行ってきます!またすぐに会えるでしょう!」

 

 

キョウリュウシアンは近くにあった窓ガラスに飛び込んでその場をあとにした。

 

 

「よし!俺達も世界中の要人に捕まる前に立ち去るとしますか!」

 

 

「「「「了解!」」」」

 

 

こうして、長かった事件に終わりが来ようとしていた。

 

 

「ねぇ、シャルルちゃん」

 

 

「何?歌腹さん?」

 

 

「このIS学園は…どう?」

 

 

「凄く…楽しいよ」

 

 

「じゃあ、どうするかは決まったね!」

 

 

「…うん!」

 

 

シャルルは決めた、みんなに本当の事を話そうと…そして、高校生活は千秋や美喜達と共にデーボス軍と戦いながら過ごしていく覚悟も――

 

 

         ◇

 

 

キョウリュウジャーは今回の事をまとめるためにスピリットベースへと来ていたが…先程の光景を見たあとであったので何となく重い雰囲気であったがブラックが5人分の飲み物を持ってくる。

 

 

「お前らさ、黙ってちゃ何も始まらないぞ。ホラ、俺特性のコーヒーだ」

 

 

「確かにそうだな」

 

 

「悪いことがあった訳じゃないのに…このままじゃダメだよね!」

 

 

「あぁ、玉にはこういうのもいいだろう」

 

 

「そうね…」

 

 

「Yes!その通りです!」

 

 

「「「「!?」」」」

 

 

大牙以外の4人がそこにいるはずのない人物の声が聞こえてきたことに耳を疑い、その方向を見る。

 

 

「「「「レオナルド!?」」」」

 

 

「Yes!皆さんまた会えました!」

 

 

「どうしているの!?」

 

 

光汰が聞くとレオナルドはその理由を答える。

 

 

「アンキドンの獣電池をチャージしに来たんです。言ったでしょ?『またすぐに会えるでしょう!』って!」

 

 

「「「「速すぎだよ!」」」」

 

 

この光景を見て大牙は少し苦笑いを溢していた。

 

 

         ◇

 

 

その日の夜、美喜は学園の寮を出てシムと共に散歩に出掛けていた。

 

 

「今日は大変だったね~シムちゃん」

 

 

『あァ…お嬢モ色イロと…とコろで…』

 

 

「? なぁに?」

 

 

『お嬢ハ…今モ心配してイるノですカ?』

 

 

「…何の事?」

 

 

美喜は知らないような素振りをするが、ハッキリとシムに言われる。

 

 

『義弟の事ダ』

 

 

「……あの子なら、大丈夫だよ」

 

 

美喜はそう言うと空を見上げた、まるで何かを待つように…

 

 

――翌日――

 

 

「えーと…今日は転校生と言うか…皆さん知っていると言うか…」

 

 

「シャルロット・デュノアです。皆さん改めまして宜しくお願いします!」

 

 

一年一組の教室で行われていたのはシャルル…もといシャルロット⚫デュノアの再転入であった。

 

 

彼女は昨日の事件を切っ掛けに性別を偽るのをやめたのだ。その際千秋が色々言われたが美喜と霧花によってやましい事はなかったことが証明された…のはよかったがそこにラウラが突然教室に入り、千秋の唇を奪っていった。彼女曰く

 

 

「お前を私の嫁にする!」

 

 

らしい。その後、千秋はブルーティアーズを展開したセシリアから逃げ回る羽目となった。

 

 

          ◇

 

 

ある部屋の一室、それはIS学園の長で有る者…轡木十蔵の部屋であった。彼は今、ある人物と連絡を取っていた。

 

 

『十蔵、君は今回派手にやってくれたそうじゃないか、大丈夫なのか?』

 

 

「心配するな()()、それについては表向きはデーボス軍によるものとして片付けている。それよりこっちとしてはお前の孫が突然乱入してきた方が驚いているんだが?」

 

 

『ま、まぁ…こっちとしてもあの子がキョウリュウジャーになるとは思わんかったさ。でも何よりだ、地球の平和を守るために戦う戦士になってくれたのは誇らしいよ。ちょっと複雑なところもあるがね』

 

 

「ふっ、そう言えばお前が降りてからもう3年になるのか。時が経つのは速いものだな」

 

 

『そうだな…千秋君はどうしている?』

 

 

「元気さ、話によればデーボ⚫モンスターがお兄さんの剣を使うのを見て冷静さを欠いた言う報告も聞いたがね」

 

 

『…やはり私があの時きちんと対処をしていれば』

 

 

「今更後悔したってしょうがないさ、過ぎた時間は戻っては来ない…」

 

 

『…そうだな。今日はここまでにしよう』

 

 

「あぁ…」

 

 

そう言って轡木十蔵は旧友、日高吉孝との連絡を切った。

 

 

           ◇

 

 

その頃、氷結城では

 

 

「デーボ⚫ウイルスンまでやられるなんて~染みるわぁ!」

 

 

「アンラッキュー…IS学園は超光騎士まで手に入れちゃうし…どうすればいいんでしょう?」

 

 

「オーほほほほ~次は私よ~!」

 

 

「「キャンデリラちゃん(様)?」」

 

 

「もう~そろそろ~七夕でしょ?それを使った作戦よ~!」

 

 

「「?」」

 

 

アイガロンとラッキューロは互いに顔を見合わせたあとキャンデリラの意図を掴めずにいた。

 

 

そしてドゴルドは…

 

 

「デーボ⚫タンゴセックを倒したのは…あのISか…」

 

 

アメシスターに標的を定めていた。

 

 

         ◇

 

 

場所は変わって、日本から遠く離れたニューギニアの火力発電所、そこでは真夜中に大雨が降る中、一つの戦いが行われていた。

 

 

「ハアァァァ!」

 

 

斬!

 

 

「「「ヌル!」」」

 

 

ゾーリ魔に立ち向かうその剣士は左手に翼竜の頭部を模したガントレットを持ち、ガブリカリバーよりも巨大な剣で敵を切り裂いていく。

 

 

「…ハァ!」

 

 

その一撃にゾーリ魔は全滅した。

 

 

「タクッ、師匠も師匠だ。『拙者はスピリットだから戦えぬでござる!』とかホラ吹いて毎回どっかでかき氷やらアイスやらを食ってるし…そういやそろそろ日本に戻ろうとしていた頃だったな…帰るとするか、故郷に…」

 

 

そう言うとその金色の剣士は体を雷に変化させて日本へと飛び立った。

 

 

 

 

 

――次章予告――

 

 

超光騎士を手に入れたことで戦力が増したIS 学園、その実力に歓喜する中、千秋は一人その力を持つことに戸惑いを感じていた。

 

そんななか行われた臨海学校で生徒達の願い事が次々と叶うという出来事が起こる!

 

しかし、これはデーボス軍の新たなる作戦であった!

 

紅椿を手に入れた箒、アメシスターを狙うドゴルドの暗躍、そして遥か遠いニューギニアからアイツがやって来た!

 

 

次回 ISの世界の強き竜の者

 

 

第4章 『七夕の奇跡』

 

 

「一夏…お前は今、何処で何をしているんだ…?」

 

 

 

 

 

 

 




今回初期の10倍くらいは書いたんじゃないか?

シアンの獣電アームズを登場させたがグレーのはどうしようか考え中…最悪、鉄球型ってのは決めているけど。


あと長い上に場面転換多くて申し訳ない。
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