ISの世界の強き竜の者   作:大鉄人ワンセブン

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感想で前回のプロローグ文章が短いと指摘されたのでプロローグ3として投稿する予定だったものとくっつけました。

大丈夫かなぁ?




プロローグ2 その後

 〈千秋SIDE〉

 

 

兄さんが行方不明になった。

 

 

それを聞いたときはひどいショックを受けた。

 

 

僕はあの日本当なら兄さん達と一緒に千冬姉さんの決勝戦を見に行く予定だったが当日になって熱を発症してしまい行けなかったのだ。

 

 

誰よりも辛い思いをしていた。そして誰よりも努力していた。

 

 

それなのに…。

 

 

「畜生!何で…何でお前ばっかがこんな目に合わなきゃいけねぇんだよ!一夏ぁ!」

 

 

「ちょっと弾あんた五月蠅いわよ、一夏の…一夏の葬儀中なのよ!」

 

 

 

そうだった、姉さんが現場に来た時兄さんは既にいなくなっていてすぐに警察による捜査が行われた。

 

 

けどしばらくして現場の血痕が兄さんのものだと分かり生存の可能性は低いとして正式に死亡ということになってしまった。

 

 

僕は…何もできない自分がただ悔しかった。

 

 

 〈弾SIDE〉

 

 

何でだよ…なんで一夏ばかりがひどい目に合わなきゃいけないんだよ。

 

 

俺は今、一夏の葬儀に出席している。一番の親友が亡くなったことにされたんだ、辛くないわけねぇんだよ。

 

 

「畜生!何で…何でお前ばっかがこんなめに合わなきゃいけねぇんだよ!一夏ぁ!」

 

 

俺たちは…これからも…高校に上がっても大学に行っても就職してからもずっと親友でいるんじゃなかったかよ!

 

 

俺はそう叫びたかったが。

 

 

「ちょっと弾あんた五月蠅いわよ、一夏の…一夏の葬儀中なのよ!」

 

 

鈴が止めてきやがった、このヤロウ!

 

 

「鈴!お前は…お前は辛くねぇのかよ、悲しくねぇのかよ!」

 

 

「私だって辛いわよ、悲しいわよ!けど一番辛い思いしてるのは誰だと思ってるのよ!」

 

 

俺はその言葉で気がついた。そうか一番辛い思いをしてるのは俺達じゃなくて…。

 

 

俺は千秋達の方を見た。千秋は俺達とは比べ物にならないほどに悲しんでるし、千冬さんも顔は平気そうだがわずかに体が震えていた。

 

 

「悪い。少し取り乱したみたいだ」

 

 

「ええ。ならいいわ」

 

 

鈴はそう言うと拳を強く握りしめていた。

 

 

 〈千秋SIDE〉

 

 

葬儀が終わってからしばらくした後のことだ。

 

 

「君が織斑千秋君かい?」

 

        

僕はそんな声が聞こえて振り返るとそこにいたのは…。

 

 

「はじめまして、私は…と言ってもテレビで知ってるかもしれませんが」

 

 

そうだったこの人は『日高吉孝』現総理大臣で民間のことを第一に考えるその姿勢から女尊男卑となったこの世界で男性だけでなく女性からの支持も高い人だ。

 

 

「僕に何か用ですか?」

 

 

「ああ、実はあの日のことで君達に話さなければならないことがある」

 

 

日高総理がそう言うと僕はとある和室の部屋に案内された。そこには…。

 

 

「千冬姉さん…」

 

 

「千秋か…」

 

 

僕の姉、織斑千冬が正座をしていた。そして総理は事件の日のことを話し始めた。

 

 

「まずあの日私たちの方に犯人からの連絡が来たのだ。『織斑一夏は誘拐した』と」

 

 

それは知っている。兄さんが誘拐されたのを姉さんに教えたのは政府だからだ。

 

 

「しかし、実は決勝戦が始まる少し前にその連絡が来たのだ。」

 

 

……今なんて言った?

 

 

「当然私はすぐにこの事を織斑千冬に伝えるべきだと主張した、だが他の者達が『そんな事をして試合を放棄したら日本の恥だ』だの『千冬様に泥を塗るようなことをしないで』だの言って私の意見を聞こうとしなかったのだ、一刻でも速く伝えるべきだったのに試合が始まってしまい私は結局それができなかった」

 

 

兄さんは総理以外の政府に見捨てられたというのか。そう考えていたら日高総理は土下座して。

 

 

「申し訳ない!君達の…君達の大事な家族を失わせてしまうような事をして本当に申し訳ない!」

 

 

僕は今かなり驚いている。いくら日高総理だとしても一個人の為にここまでするなんて

僕はその行動や発言に嘘偽りといったものは感じられなかった。

 

 

「分かりました。総理あなたの気持ちが聞けただけでも十分でした。今日はここで終わりとしましょう」

 

 

「千冬さん、あなたはこれからも日本代表として活躍されるのですか?」

 

 

「私は現役を辞退します。それに暫くしたら私はドイツに行かないといけないので」

 

 

「…そうですか、分かりました」

 

 

そう言うと日高総理は部屋を出ていった。

 

 

翌日、テレビで緊急記者会見がありその内容に僕は驚いた。

 

 

『日高首相、辞任表明!』

 

 

…きっと兄さんのことで責任を感じたのだろう。日高総理貴方は総理としてではなく人とても立派でした。

 

 

僕はあなたの事を忘れません。

 

 

 〈千冬SIDE〉

 

 

一夏の葬儀も終わってから数日、後二日でドイツに行かなければならない日の事だった。

 

 

「姉さん電話が鳴ってるよ」

 

 

「ああ、すまない」

 

 

私は電話の受話器をとる。

 

 

「はいもしもし織斑ですが?」

 

 

『あ、織斑千冬さんですか!?私は○○警察署の者ですが』

 

 

警察署?警察が私に用があるとすれば…!

 

 

「もしかして一夏が見つかったんですか!?」

 

 

『あ、いえ見つかったのは一夏くんではなく容疑者の方です』

 

 

「!?」

 

 

一夏を誘拐した奴らがが見つかったというのか!

 

 

『ですが問d「今すぐそちらに向かいます」あ、ちょっと!』

 

 

私は電話を切った。急いで警察署に行こうとしたが。

 

 

「今の電話…どうゆうこと?」

 

 

「一夏を誘拐した奴らが見つかったらしい」

 

 

「…それなら僕も行く」

 

 

「…そうか」

 

 

 〈ナレーションSIDE〉

 

 

「織斑千冬さんですね、そちらは…弟さんですか。こちらです」

 

 

そう言うと彼らはとある個室に入った。

 

 

「実は今容疑者達は隣で事情聴取を受けていて様子もこちらからわかるのですが…」

 

 

彼は小さいガラス窓の向こうを指した、そこにいたのは確かに一夏を誘拐した者達が取調室にて取り調べを受けていたのだが…。

 

 

「だーかーらー!俺たちは何も知らないって言ってんだろ!」

 

 

「ふざけるな!証拠はあるんだぞ!」

 

 

「わかんない…なにも覚えてないんだ」

 

 

「織斑千冬の弟を誘拐したなんて…そんな!」

 

 

どうゆう訳が犯人達は事件の事を知らないようであった。

 

 

「…実は犯人全員、事件当日の記憶がないんです」

 

 

「「なんだと(だって)!?」」

 

 

信じられないといった顔をする織斑兄弟は。

 

 

「どうしてそのことを電話で伝えなかった!」

 

 

「電話で話そうとした矢先すぐ切ってしまうからですよ」

 

 

「…どうして奴らが犯人だと断定できたのですか?」

 

 

「無視ですか!?まあ今はそれどころではないですが…これなんですよ」

 

 

彼は一枚の写真を取りだす。写真には例の現場に一夏と取調室にいる犯人たちが写っていた。

 

 

「兄さん…」

 

 

「千秋、今は我慢しろ。しかし写真だけでは証拠にならないのでは?」

 

 

「ええ、私達もそう思って鑑識に調べさせたのですがどうやら合成などの類ではなく、正真正銘その現場で取られた写真だということだそうです」

 

 

「そうなんですか。しかしよく見つかりましたね。」

 

 

するとその刑事は少しなにか悩んだ様子だったが暫くしてから。

 

 

「…実は今朝、署の前で気絶していたんです」

 

 

「「え?」」

 

 

「そして先ほどの写真と一緒にこのようなカードが…」

 

 

『この者達、極悪誘拐犯人!』

 

 

半ばふざけているとしか思えない文字が書かれたそのカードを見た瞬間、織斑千冬はカードを破り捨てたくなったがすぐにやめた。

 

 

そんなことをしたって一夏が帰ってくるわけではない。それにこれは警察にとって数少ない事件の真相の手掛かりになりかねないのだ。

 

 

「これは返しておきます。行くぞ千秋」

 

 

「え!もう帰っちゃうの!?」

 

 

「十分だ、いくら聞こうとしたって記憶がなければ意味はない」

 

 

「…」

 

 

「それに私はドイツに行く準備で忙しいからな」

 

 

そういった後、二人は警察署を後にした。

 

 

 〈千秋SIDE〉

 

 

僕らは警察署を離れて今はタクシーに乗っているが、あの写真かなり不自然な点がある。

 

 

写真は確かに兄さんと犯人たちの顔がはっきりと写っていた。

 

 

けど犯人達は現場の場所を兄さんに少しでも特定しづらいようにするために灯りは暗くしていた可能性がある。

 

 

仮にそうだとしたらフラッシュを使ったのだろう。

 

 

でもそんなことしたら普通犯人に気付かれるはずだし、そもそもあの写真、カメラのレンズを下向きにしたような角度から撮っていた。

 

 

けどそれこそどうやって?空中で撮らないとあんな感じに撮ることは不可能なはずだ。

 

 

でも警察の調べでも現場で撮ったという結果が出たなら一体……あの写真は謎が多すぎる。

 

 

「兄さん…」

 

 

僕はお守りとしている一番最後に撮った兄弟全員が写った写真を眺めていた。

 

 

そんなことをしているうちに僕達を乗せたタクシーは自宅に着いた。

 

 

 〈ナレーションSIDE〉

 

 

あれから二年半後…織斑千秋は今、入試会場まで行くのに迷っていた。

 

 

「あれ?ここまでどうやって行くんだろう?」

 

 

去年起きたカンニング事件の性で今年の受験は色々と面倒臭いことになってしまった結果がこれである。

 

 

「よし!次に見つけたドアを開こう。もうそれしかない!」

 

 

そうして見つけたドアの扉を開くとそこには…。

 

 

「これってIS?」

 

 

 

彼は本来女性にしか反応しないその期待に触れた途端。

 

 

「!?」

 

 

ISが反応したのだ、男である彼に対して。

 

 

「これ、どうなるんだろう?」

 

 

後日、『世界初の男性IS操縦者現る!?』

 

 

というニュースは世界中を震撼させた。

 

 

 〈???SIDE〉

 

 

「世界初の男性IS操縦者?名前は…織斑千秋っていうの?ふ〜ん」

 

 

『まあね、お前もIS学園に入学するんだろ?』

 

 

「ええ、自分の意思では無いけれど」

 

 

『…その事は仕方ないとしか言えないぞ』

 

 

「で、私にこいつの監視をしろ…と?」

 

 

『まあ、どんな奴かくらいでいいよ。面倒ならしなくてm「後者で」決断速っ!まあいっか、お前の専用機の最終チェックをしたいからそろそろ切るぞ』

 

 

「りょーかい」

 

 

彼女がそう言うと電話が切れた。そしてその手には乾電池のようなものが握られていた。




感想を出来れば送ってくださるとありがたいです…あまりキツイことは書いて欲しくないですが…
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