ジュウオウジャーも仮面ライダーゴーストもそれぞれ、大和は普通の人間よりも遥かに優れた視力が覚醒すると言う新たな謎が、仮面ライダーゴーストは仙人と同じ顔を持つイーディス長官が現れるなど、新たな盛り上がりを見せていますね。この先の展開は果たしてどのようになるのか楽しみです!
《ナレーションSIDE》
千秋は白式燦然へと変化した自身のISに驚愕しながらも、白式は雪片弐型を手にして目の前にいる
『
銀の福音は丸で歌を歌うかのように口ずさみ、そして羽からエネルギー弾を拡散させて白式燦然を囲むように集中砲火させる。しかし、白式燦然はそのエネルギー弾雨を紙一重で避けて近づいて行き、右腕に装備していた雪片弐型を振り下ろす。その剣先は銀の福音の装甲に僅かに触れた事でその箇所に傷が出来た。
『
福音もこの事態を想定していなかったのか、声が少し慌てた感じになる。一方、千秋は白式燦然に出来た胸部のディスクに触れる。
『シャイニングブレード!』
白式燦然の胸部から現れた武器の柄を握ると、鍔が左右に展開してそこから金色の刃が現れる。これぞ、シャンゼリオンの力を使いこなす白式燦然が使用する装備の1つ『シャイニングブレード』である。
『一振り!』
『
千秋はシャイニングブレードを振り下ろして更に攻撃を加えて銀の福音に更なるダメージを与える。福音はエネルギー弾を集束させて巨大なエネルギー砲を放つためにエネルギーをチャージし始める。
『
「今だッ!」
その隙を突いてシュヴァルツェア・レーゲンのレールガン、ラファール・リヴァイヴ・カスタムⅡの
そして弾幕が晴れた福音の視界に写っていたのは零落白夜を発動した雪片弐型を手にし、
『うぉぉぉぉ!』
千秋はそのまま雪片弐型を前方へ持ち出して福音に向けて零落白夜の刃を突き出した。そしてそのまま零落白夜を発動し続けてる内に福音は動きを止め、千秋もそれを見て雪片弐型を抜くと福音のアーマーが解除され、飛行能力を失ったことでパイロットは急速に落下していった。
『危ない!?』
千秋は慌ててパイロットを救出しようと急降下するが、その隣を何かが横切り、福音のパイロットをキャッチした。それは片腕のようなパーツをしており急停止した千秋はその光景にポカンとしている。
『……少しは落ち着きなさい』
千秋は隣から声が聞こえたので振り向くとそこにいたのはウォルクルを纏った霧花がいた。しかし、千秋はある一点を見て驚愕した。
『う、腕がない!?』
『だから落ち着きなさい。歌原さんのと同じく
『な、なるほど……』
千秋が納得していると、先程福音のパイロットを掴んだ腕がウォルクル本体へと戻っていき、パイロットはウォルクルが抱える状態となる。
『これで、
「そうですわね……取り敢えずは……取り敢えず?」
セシリアが霧花の言った言葉にキョトンとしていると、事を察した簪がプライベート・チャンネルで他のメンバーへ繋いで呟く。
「……私達、先生達に無断で出撃している」
「「「「「……あぁぁぁ!?」」」」」
そして事の重大さに気が付いた他のメンバーは任務達成したにも関わらず、その後何をされるのかに対する恐怖の感情を抱き、中には怯える者さえいた。
◇
その頃、大牙達が宿泊している旅館では調査へ出掛けている大牙以外で唯一無事であった光汰が睦月と瞬の体調管理をしていたが、二人の苦しさから汗が大量に出ていたため、光汰は二人に水分補給させた方が良いと判断して水、出来ればスポーツドリンクがあった方が良いと考え、買いに行くために旅館中を探索していた。しかし、この日に限って旅館内の自販機は全て調整中の為に使えないとの事であった。その為、光汰は旅館の地下にある酒場へ水を貰う目的で足を運んでいた。店の中で飲む客が多いが、メニューの商品を部屋へ持っていくことも可能であるためだ。しかし、彼はまだ高校生である。その為──
(高校生が一人で酒場って……イヤイヤイヤ! アルコール飲料を飲まなきゃ良いんだ! そうとなればいざ出陣! エイエイオー!)
光汰はそんなことを思いながら入り口の自動ドアの前に立って中に入って店のカウンター席まで行って座る。
「すみませ~ん……水欲しいんですけど……」
光汰は店員へ声を掛けるが一言も返事がない。客の声を無視すると言うのは店員として如何なものなのか? と考えてると店員が口を開く。
「
(何でよりにもよって外国人!?)
光汰は店員に日本語が通じなかったのはこの店員が外国人であったからだと言うのは理解したが、光汰の学業成績は生物以外は普通か平均以下のどちらかである。そして英語は特に苦手な科目の1つである。光汰は取り敢えず、店員に英語が喋れない事を伝えるために必死になって返す言葉を考えてると、以前英語の教師から英語が喋れない事を伝える確実な一文を教えてもらっていたのを思いだし、そして口を開く。
「
「……
(何で!?)
その単語は光汰もトランプのゲームからその意味を大方理解していたため相手の意志が伝わったが、今度は別の意味で面倒な事になった。と、そこへフードで頭部を隠し、背丈は光汰とほぼ同じくらいの人物が出入口へ現れ、光汰と同じカウンター席へ座ると男性とも女性とも取れるような中性的な声で店員へ話しかける。
〈……天堂竜のおすすめ、ホットミルクの砂糖抜きを1つ〉
〈かしこまりました〉
店員は謎の人物の注文を受けると、砂糖抜きのホットミルクを作り始め、作り終えるとすぐにカウンターへ出す。謎の人物はそのホットミルクを手に取ると光汰の方へ向けてスライドさせ、ホットミルクの代金を支払う。
「……飲め、俺の奢りだ」
「え?」
「少しは落ち着け、取り乱すといざと言う時に失敗するぞ」
(えぇ……何この人……)
光汰は急に自分にホットミルクを自分の元へスライドしてきた人物に対していきなり気取った感満載の事を言われて若干引きながらも取り敢えずホットミルクを口に運ぶ。
「今、俺の事を変な奴と思っただろ」
「ブッ!」
光汰はその人物に対して考えていた事を当の本人に当てられた為に思わず口にしていたホットミルクを吹いてしまう。
(何で分かったの!?)
「何でも何も、相手が何を考えてるかくらい大体予測はつく」
(またピンポイントで当てられたぁ~!)
光汰はその人物に自分の考えてることがピンポイントで当てられる事に若干脅威を感じていた。他のメンバーと比べて比較的素人面が目立つ光汰にもその人物がタダ者ではない事くらいは理解できた。その人物は一体誰なのか? 声が中性的であるためにどちらかを判別するのは難しく、そもそも顔も隠れているために男か女かも分からない。光汰はじーっと見つめていると、途端にドラム等の楽器の音が響き渡り、他の客達の歓声が聞こえてくる。
「「「キャー! こうちゃ~ん!」」」
「「こうたろ~!」」
(え? 光太郎? 東西南北のどれ? あ、北と西はいないんだっけ?)
光汰は歓声が聞こえる方へ顔を向けるとそこには一組の歌手グループがおり、司会の人物がグループの紹介をする。
「お待たせしました。只今人気絶頂のロックグループ。○林○太○とB○5! 曲目は勿論大ヒット中スパ○ダーマ○! Let's Go!」
司会者がロックグループの紹介をし終えると、そのロックグループはドラマー達が楽器を掻き鳴らし、ボーカルが曲に合わせて体を動かしながら歌を歌う。その光景を光汰はホットミルクを飲みながら見ていた。すると謎の人物が光汰へ声を掛ける。
「おい、何時まであんなたわけた歌を聞いているつもりだ。お前にはやることがあるだろ」
「あ、そうだった……
すると謎の人物が懐からペットボトルを取りだして光汰へ手渡す。光汰はそれを受けとると中に透明な液体が入っていることを確認する。
「これって……?」
「海の水を蒸留させた純水だ。不純物はほとんど無い」
(よくわざわざそんな面倒くさい事したね……)
「面倒くさい事して悪かったな」
(また考えてる事読まれた……)
光汰は謎の人物にまたもや考えてる事を読まれた事にげんなりしながら部屋に戻っていった。
◇
そしてまた一方では、デーボ・タナバンタは作戦が順調に進んでいることから少々気分を良くしながら小躍りしており、ラッキューロは手に持っている人間の玩具で遊んでいた。
「ランラランララ~ン♪ ランラランララ~ン♪ ……ラッキューロ様、そのおもちゃは何で御座いますか?」
「え~これ? これは『仮面ライダードライブ』に登場するチェイスってのが使う『ブレイクガンナー』って武器の玩具だよ。バンバンバ~ン♪」
ラッキューロは暫く引き金を引き続けていると今度はブレイクガンナーの銃口を押し込む。
『ブレイク……』
モードチェンジしたブレイクガンナーを振り回してラッキューロはなりきり遊びをやり尽くしている。と、そこへ一人の初老の男性がタナバンタ達の前に姿を現す。
「ん? 誰だお前は?」
「……歯を食いしばれ。俺は今からお前を殴る」
「いやいやいや、何時の時代? そして何処の高校のラグビー部の顧問?」
ラッキューロが突っ込んでいるとその男性は片手を握りしめて思いっきり後方へ動かした後、音速を越えた速さで拳を前方へ突き出すと拳から放たれた衝撃波がデーボ・タナバンタに直撃し、顔面が歪んだ。
「あぁぁぁぁぁぁぁぁ! ぼ、僕の……僕の美しい顔がぁぁぁぁぁ!! 貴様ぁぁぁぁぁ!!! 何してくれやがる!」
「うわ、急に口調が荒くなった……」
「えぇい、出逢え出逢え! 僕の美しい顔を台無しにした不届き者だ! やってしまえい!」
タナバンタが招集を掛けると、男性の回りに大量のゾーリ魔達が姿を現したが……。
「……ハァ!」
男性が片腕を一度振り回しただけで強烈な突風が発生し、回りのゾーリ魔達は空高く吹き飛ばされ、たちまちその姿が見えなくなった。
「嘘ぉ!? あのおっさん何者!?」
「フッ、
(いや、ただの用務員があんな芸当出来るわけ無いだろ!)
ラッキューロは自称用務員の男性の実力にビビりながらも、片手にブレイクガンナー(玩具)、もう片方の手にピコピコハンマーを手にして勇敢(?)にも立ち向かう。そして男性の目の前まで両方を目一杯振り上げた。
「やぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
「……よいしょ」
が、自称用務員の男性は片手でラッキューロに裏拳をかました。ラッキューロはそのまま勢いよく壁に吹っ飛び、古代エジプトの壁画のような体勢でめり込んた。
そして男性はデーボ・タナバンタを一瞥し、鋭い眼光で睨み付ける。そしてその目に怯えながらもタナバンタは竹型の武器を取り出し、丸で如意棒のように伸縮自在に伸び縮みさせて戦うが、男はそれをすんでのところでかわしていき、逆に竹を両手で掴んで空中に弧を描くように放り投げる。
「何故……何故人間何かに!」
生身の人間に痛め付けられてプライドを傷つけられたデーボ・タナバンタは酷く狼狽しながら立ち上がると、目の前には自分を投げ飛ばした男がいた。
「そこに詰まっている人間の生体エネルギー……返してもらうぞ」
自称用務員の男は右手の人差し指と中指に目一杯力を入れるとその二つの指をタナバンタの胸にある棚筒目掛けて攻撃し、破壊された棚筒から人間の願い事を叶えて奪ったエネルギーが散らばり、元の持ち主の元へと帰っていく。
「あぁ! 僕が折角集めた幸運のエネルギーが!」
タナバンタは空に散らばっていく幸運のエネルギーを回収しようとするが、タナバンタは空を飛べないにも関わらず、何度もジャンプしてもう一度奪おうとしていた。
「丸で“溺れる者は藁をも掴む”かのようだな」
そして最後の1つも空へと散っていき、デーボ・タナバンタは両膝両手を地につけ、自分の作戦が失敗した事に絶望した。
「貴様……よくもぉぉぉ!」
「ソイヤ!」
「あ~!」
タナバンタは自分の作戦が失敗した原因となる男に一発殴り掛かろうと向かっていったが、逆に一発殴られて空の彼方へ飛んでいった。
「……あとはあいつ等に任せるとするか」
そう言って男は静かに自分が来た道を歩いて静かに去っていった。
◇
そして、舞台は無事福音を討伐して帰還中の専用機持ち達へと戻る。そして浜辺が見えてきたため、全員が無事に着地してISを脱着するが、一部を除いてその表情はげんなりとしていた。
「あぁ、どうしよう……処罰だよ。これ絶対何か処罰食らうよ」
「ウン、ソウダネ……」
「反省文? いえ、謹慎? それとも……独房行き!?」
「いや、それはいくらなんでも考えすぎでしょ」
それぞれがそのあと起きるであろう事を考えていると、霧花が何かに気が付いたのか全員へ声を掛ける。
「みんな、伏せて!」
「え?」
するとそこへ何発もの弾丸が彼等の元へ降り注ぐ。事を察した彼等は再びISを装着して回避する。そして弾丸が放たれた方向へ顔を向けると、そこにいたのは──
「ほう、
「あれって確か……!」
「デーボス軍幹部、怒りの戦騎ドゴルド!」
そう、デーボス軍の幹部であり、怒りの感情を司る戦騎ドゴルドであった。何故奴が今ここにいるのか? 一体何をしに来たのか? 様々な疑問が思い浮かぶが、ドゴルドの手にしていた武器を見て彼等は驚愕した!
「何故その武器を!?」
「それって……」
「嘘でしょ!?」
「そんな……」
「一体どうなっている……!?」
「まさか……」
専用機持ち達が驚愕せずにはいられなかった。いや驚愕しない方が無理であった。何故なら、ドゴルドが持つその武器は……。
「何でお前が、
その手に握られていたのは、自分達の友人である歌原美喜のISに武装されていた無双セイバーであったからだ。
「それは……こういうことだ」
するとドゴルドは自分の顔の一部を剥がすと、そこにあったのは……完全装甲状態のアメシスターの頭部であった。
──次回予告──
美喜は、生きていた。しかし、その体はISごとドゴルドに乗っ取られていた! 思うように攻撃できない千秋達、そしてそこへ駆け付けた大牙に対してドゴルドはある問いを掛ける。
「こんな世界、人間を守る価値が本当にあると思うのか?」
次回、ISの世界の強き竜の者
『なぜ彼等は人々を守ろうとするのか』
「俺は……」
そして──
今更ですが、今年度二十歳になりましたので先月(1月)成人式へ行きました。小中学生時代の友人と再会したり、式が終わった後はしゃぎ出す友達を落ち着かせたりと色々ありましたが、中々楽しかったです。でも東京都世田谷区の成人式にはウルトラマンティガが来たとか、良いなぁ……。