〈久留宮SIDE〉
今の時間はクラス代表とか何とかを決めるらしく、誰がやるかで議論していた。そして何人かが織斑千秋がいいとか言い出したら一人の女子が自薦してきた。
今はこんな状況ね。私は別にどうでもいいけど
そもそも私は自分の意志でIS学園に入学したわけではない。それは…
「――大体文化として後進的な国で暮らさないといけないこと自体、わたくしには耐え難い苦痛ですわ!」
…あいつ、何言ってるのかしら?自分が今どこにいるのか分かってるの?
「イギリスだって大したお国自慢無いでしょ。世界一マズイ料理で何年連続一位だよ」
…へぇ〜。中々言うじゃないアイツ、少し見直したわ。SHRの件で情けないと思ったけど結構度胸があるわね
「あ、あなたわたくしの祖国を侮辱しますの!?ふん、これだから男というのは。いいですかクラス代表戦は実力トップがなるべきですわ。そしてそれは代表候補生で専用機持ちであるこのわたくしですわ!」
代表候補生…‥ねぇ。コイツ、自分の人生破滅させようとしてるのかしら?調子乗り過ぎてるし、少し言ってやろうかしら
「最初にぶじょk「最初に人の祖国を侮辱したのはあなたよ。オルコットさん」…」
織斑千秋が何か言おうとしてたみたいだけどこの際無視ね。多分私と同じことを言おうとしたのだろうし
「あ、貴方まで!」
「それに…日本が後進的?じゃあISをつくった人は誰?初代ブルュンヒルデは誰?二人の共通点は何?」
私はそう質問するとオルコットさんは黙ってしまったが暫くして
「篠ノ之束博士と…織斑先生…‥共通点は日本人である事ですわ」
…私の質問の意図を理解してないのかしら?
「二人の出身地は?」
そう言うとオルコットさんは
「に、日本ですわ」
「そう。つまり、日本はISにとって生みの親ならぬ生みの国と言っても過言ではないわ。そんな事を代表候補生の貴方が言うのはどうかと思うわ」
そう言うとオルコットさんの血相は次第に青くなっていった。自分の立場を理解したのね。そして私は織斑千秋をさして
「それに今この時代、女が絶対的に強いのはISを使えるからよ。つまり『女=強い』ではなく『ISを使える人間=強い』の方が正しいわ。彼は『ISを使える男』よ。見事にこの定義に当てはまわ。さっき先生も言ってたでしょ、世の中『絶対』と言うものは無いの。それに」
私は耳にかかった髪を払い
「このクラスの専用気持ちはあなただけではないわ」
そう言って耳のイヤリングを見せつけた
〈千秋SIDE〉
僕は今凄く混乱している。久留宮さんがオルコットさんになにか言い始めたかと思ったら彼女は耳に付いているイヤリングを見せてきた。あれって…
「あ、貴方まで専用機持ちでしたの!?」
間違いない、あれは確かに専用機だ。でも確か久留宮さんて
「久留宮さん。さっきISのことほとんど知らないとか言ってなかったっけ?」
誰かがそう言い出す。そうだ彼女はさっきの授業でISの基礎も知らないと言っていた。なのに何故専用機を持っているんだ?
そこが疑問だ…
「……ISの適性度で『S判定』がでたから、だそうよ」
え?『S』?『S』って確か…
「そ、それって『ヴァルキリー』や『ブルュンヒルデ』レベルじゃないですか!?」
山田先生がものすごく驚いていた。それもそうだ。
ISの適性度は『A』や『A+』を出せば代表候補生になれる可能性は十分にある。『S判定』なんてそれこそ貴重な存在だ、珍しすぎる。国はぜひとも立派なIS操縦者にしがるだろう。でもそしたら…
「久留宮さん、代表候補生…いやヘタすれば国家代表の話が来てもおかしくはないと思うんだけどどうしたの?」
僕は気になることを聞いてみるが
「断ったわ」
えぇぇっ!ウソー!もったいな!そしてそれはクラスの人達も同じだったらしくすぐにクラス中が
『えーー!!!』
等と騒ぎはじめた、が
「そんなのつまらないわ。私のやりたい事は私が決めるわ」
凄い事言うなこの娘
「うん、私はわかるぞ!私はクルちゃんの意見に賛成だ!」
歌原さん?賛成なの?てかクルちゃん?
「約束された人生なんてつまらないよ!行く道一つはただ一つ!それが私たちの生きる道!!」
……ちょっとカッコいいな
「それにシリちゃん、クルちゃんの話聞いて思い出したよ!私も『S判定』だしたからこの学校に入れられたんだけど代表候補生とかの話、私のところにも来たよ!とりあえず専用機だけ貰って蹴ったけど」
彼女はそう言って胸のペンダントを見せてきた。
…マジで?色んな意味でそんなにすごい人が2人もいたの?このクラス。てかさっき言ってた諸事情ってもしかして『S判定』の事!?
それにまたシリちゃんって呼んだせいかオルコットさんの堪忍袋の緒が切れたようで
「ぐっ、あ、あなた達!」
オルコットさんはそう言いながら僕達三人を指して…
「決闘ですわ!」
そう言ってきた…えっ、僕も?
「少しいいかしら?」
久留宮さんが手を上げてそう言い出す
「あら、なんですのですの?まさかハンデがほしいとか言うのですか?別にそれくらいいですわy「私と歌原さんは自薦してないし他薦されてもないわよ」…」
あ、そういえばそうだ
「だから決闘とか言われても困るわ…」
「……」
オルコットさんは少し黙ってから
「お、織斑先生!わたくしh「ま・さ・か、私達と決闘したいがために私達を他薦する。なんてことは無いわよね?自称、英・国・貴・族さん」くっ!」
すごいな、これが女の戦いって言う奴なのか?
「まあ、でもいいわ。その話私は乗ってあげてもいいわよ。先生、自薦します」
…マジ?これどうなっちゃうの?
「歌原、お前はどうする?」
「そんな面倒なのは嫌だよ〜、私は三人の戦いを盛り上げる係に専念するよ!」
理由が酷く子供っぽいね!てか戦いを盛り上げる係って何!?
「決まったな。それでは勝負は一週間後、第三アリーナで行う。織斑、久留宮、オルコットはそれぞれ用意をしとくように」
姉さんはそう言って授業をはじめた。何も起こらなければいいけど…