『 』で世界最強   作:いうこにね

1 / 4
『 』で世界最強

▲▼▲▼

 

 

突然だが、普通の高校生こと俺 田中太郎には前世の記憶が........無い。

 

 

可愛い幼馴染や許嫁なども居ない。

況んや彼女をや。

 

 

話を戻すが俺は隠れ中二病だ。

え?話が戻って無いって?

おほん。前述の通り特別な力など持っていないし、クラスのイケメン((爆))である、天之河光輝の様なルックスも持っていない。

 

 

しかし勉強はそれなりだ。

しかし勉強はそれなりだ!!!

.......大事なことなので二回(以下ry。

 

 

まあいい、俺の存在価値はここからの物語で証明さえるだろさ(格好つけ)。

 

 

......いや証明されるよね?されるよね!!?以上震え声でお送りいたしました。

 

 

この物語は、何の因果か異世界に行ってしまった俺が自らに宿った莫大な力を振りかざしながら、気付けばクラスメイト兼魔王と共に『神殺し行こうぜ、YEAH!!!』となってしまった話である。

 

 

▼▲▼▲▼

 

 

『始まりは突然に』

 

 

生徒会の連絡で各クラスを回っていた俺は、自分のクラスの教壇の前に立っていた。少し前までは落ち着いて話を聞いていた彼らも、()()()()()()()()()()()()()()()パニックになり騒ぎ立てるばかりである。

 

 

どうやら俺の話は抹殺されてしまったらしい。

その事に娘が嫁に行ってしまった父親の気持ちになっていた。無論、娘などいないが。

 

 

そんな下らない事を考えながら、俯瞰して状況を整理しようとする、出来なかった。

魔方陣は更に光を増す。なんと言うか 俺達を連れていこう♪ とでも言うかのような強い気迫を感じる。

 

 

ドアも開かない様だ。

次の瞬間、俺達は異世界に居た。

 

 

▲▼▲▼▲

 

 

「ようこそお出でくださいました、勇者様方」

 

 

俺達を出迎えた、イシュタルとか言う奴が愛想良く笑った。国王が手にキスとか.........

 

 

どうしてホモが湧くんですかねぇ(戦慄)

 

 

ほら~、ウチの愛ちゃん先生もプリプリ怒ってますよ。

可愛い(可愛い)。

 

 

俺が脳内で遊んでいる間に、先生も窘められて、我らが勇者(笑)が正義感に駈られたようである。

八重樫さん、今日も苦労人だなぁ(風流)。

 

 

その後、俺達には『ステータスプレート』が配られた。

自分のステータスが視れるなんて面白いなあ。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

田中太郎 17歳 男 レベル:1(固定)

天職:ぼくのかんがえたさいきょうのもんすたー

職業:学生?

筋力:120

体力:100

耐性:180

敏捷:150

魔力:200

魔耐:160

 

技能:力量判断・第一種【キュルケゴール】・第二種【未開放】・第三種【未開放】・???・???・

???・???・???

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

おっ、強そう(小並感)。

 

 

天之河(爆)に勝ってるじゃないか(歓喜)!!!!

でもよく見たらレベルが1で固定なんだけど・・・・・

えっ、レベル上がんないの???

 

 

なに?!ステータスプレートを確認だと!!?

プライバシーの侵害だ~!!!

 

 

ほらハジメくんが目ェ付けられてんじゃん。

ここは俺の圧倒的ステータスでクラスを圧倒しなければ(使命感)。

 

 

「これは.....レベル1でこの力。光輝よりも上のステータスじゃないか!!なんでも無いような顔して、やるなー、田中!!!」

 

 

クラスからも感嘆の声が聞こえる。あと団長テメー、今俺の顔軽くdisった?まあいい、これで俺を小バカにする小悪党も大人しくなるだろ 。

 

 

▲▲▼▲▼▼▼

 

 

大人しくならなかったよ・・・・・。

その後、彼奴らが『訓練』と称してハジメくんを虐待していたのでブチのめした(土下座で)。

常日頃から『もしクラスの不良と喧嘩になったら』って時のためにイメトレしたのに........。

 

 

普通に殴ったら死体が生成される図が見えたので殴れませんでした(強者並感)

 

 

俺の唯一その内容が分かる『技能』である『力量判断』は相手と自分の力関係が感覚で理解できる、と言うものでこれを使って団長と俺の力関係を調べたら、俺の方が圧倒的に上に感じた。

 

 

俺のスキルが誤差しかないゴミの可能性も無くはない(悲しい)

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

『奈落の底へ/もんすたーの目覚め』

 

 

俺達、勇者一行(笑)は数十回の訓練を経て『オルクス大迷宮』に来ていた。

 

 

迷宮内ではまず、団長と騎士の皆さんそして天之河(笑)を先頭に戦える者が並び、後ろを魔法職等で固めたよく有るような陣形である。

 

 

「よし、光輝達が前に出ろ。他は下がれ! 交代で前に出てもらうからな、準備しておけ! あれはラットマンという魔物だ。すばしっこいが、たいした敵じゃない。冷静に行け!」

 

 

ソレにはやっぱり俺も入ってるのか~。

まあ、勇者(笑)よりもステータス高いしぃ↑

 

もう追い付かれそうだけど(白目)

 

俺が持っているのは切れ味の良さそうなナイフである。

剣でも良かったが、俺の技能には合わないだろうし。

あと、どうやら自傷行為で『もんすたー』になれる事が分かった。それでちょっと傷を付けるためのナイフを持ってきたわけである。進撃の○人かよ...

 

 

やりたくないなー。というわけでムキムキのネズミには俺の拳を食らわせてやろう。

 

 

「ぅあたっちょー!!!!!!」

 

 

筋肉の鎧を軽く突き抜け、メシャッッッ!!!!という音と共に血を撒き散らしながら地面に叩き付けられ息絶えた。

 

 

ヤりました。(歓喜)

 

 

後ろでクラスの皆がドン引きしているのがよく分かる。

俺がこんなに活発(白目)だとは思わなかったのだろう。

 

 

あー久しぶりに大声出したから気持ちーー!!!!

 

 

▼▲▼▲▼

 

 

俺達は順調に迷宮の魔物を駆逐していた。

事態が動き始めたのは、やはり、あの勇者(笑)からだった。

 

 

白崎香織が魔物に襲われて怯えた、ソレだけで聖剣ブッパしたのである。光の奔流が狭い通路を満たし、魔物ロックマウントが消滅した。オーバーキルも甚だしいな。

 

 

そこまでなら未だ良かった。至って普通のラブコメ(異世界)であった。

 

 

しかし、問題はこのあとだ。その攻撃で壁が一部破壊され、王国で人気のあるらしい宝石の『グランツ鉱石』が露出した。これに目を輝かせたのがクラスのマドンナ・白崎香織を始めとした女子達である。

 

 

そして案の定調子に乗った小悪党達がそれを拾いに行った。

 

 

「団長、トラップです!!!」

 

 

騎士の方からもはや手遅れの連絡が入り、地面に刻まれた魔方陣が光出す。そんな中俺は...。

 

 

(あっぶねー。アイツらが行かなかったら俺が好奇心で行っちゃってたわ~~!!!!)

 

 

危ない(真顔)。

 

 

~~~~~~~~~~~~~

 

 

ベヒモス が あらわれた!!!

 

 

『――まさか……ベヒモス……なのか……』

 

 

騎士団の皆さんの呟きから、そこはかとない絶望感を感じるんだが.....。恐らく上へと続く階段のある前方には骸骨剣士がゴミのように湧いており、後方には【最強】と謳われた冒険者が勝てなかったらしい、65階層の魔物 ベヒモスがおり、俺達を囲む。

 

 

【最強】の冒険者ショボスギィィ!!!!!!

 

 

てか俺の『力量判断』がベヒモスを俺よりも弱いって判断してるんだけど。まさか、これは、、、

 

 

ぶっ壊れスキル(誤作動)なの...か......?

 

 

ベヒモスは騎士達が何とかしてくれるらしいから、俺はクラスの皆を逃がそうかな。

 

 

「フォアタァァァァァッ!!!!!」

 

 

迫り来る骸骨軍団を薙ぎ払いながら階段へと近付く。

俺の行動にすかさず八重樫さんが皆に呼び掛けた。

 

 

「田中君に続いて!!!!」

 

 

流石八重樫さん。デキる女って感じだ!!!

迫り来る骸骨を殴って殴って殴りまくる。

 

 

気分は世紀末覇者だ!!!!原作見たこと無いけど。

俺の後に続いてクラスの皆が、そしてラノベの様な語らい(笑)を経て合流したカリスマ勇者(笑)が皆を率いた。

 

 

ってナンでハジメくんが戦ってんの???

 

 

後ろを見れば何とハジメくんがベヒモスと激戦を繰り広げて居た。どうやらハジメくんだけを残して騎士団は撤退して来たようだ。

 

 

オイイイイイィィィ!?何考えてるの!!!!????

ハジメ君のステータス知ってんだろオマエ(騎士団長)!!!!!

 

 

ハジメくんが作った隙に皆が各々の魔法をベヒモスに撃ち込んだ。余りの威力に橋が崩落しかけ、慌ててハジメくんが此方に走ってきた。

 

 

「良かった~」

 

 

と、白崎さん呟いた次の瞬間、軌道がベヒモスからそれた一発の火炎弾がハジメくんの足元で爆発し、弾かれるようにその身体を奈落へと投げ出してしまう。

 

 

スゴい...これが上げて落とす作戦か(戦慄)。

 

 

その姿が闇に呑まれ見えなくなると、呆然としていた白崎さんが顔を歪め、飛び出そうとして、八重樫さんと光輝(爆)に羽交い締めにされる。

 

 

「離して! 南雲くんの所に行かないと! 約束したのに! 私がぁ、私が守るって! 離してぇ!」

 

 

悲痛な、悲痛な白崎さんの心の叫びが木霊する。

それを聞いて俺は覚悟を決めた。

 

 

──────────こんな時ぐらい格好付けたって罰は当たらないだろ

 

 

「田中...君?何...してるの?」

 

 

「ん?ちょっとコンビニ行って来る」

 

 

光輝(爆)達に連れられた白崎さんとの短い会話の後、走り出した俺は前方から来る騎士達を飛び越えた。

 

 

「田中!!!何してるんだ!!!!」

 

 

「ちょっとコンビニ行って来ます」

 

 

俺はそのまま、ベヒモスに向かって跳び、ナイフを構えた。

 

 

気分はエレ○・イェ○ガーだ!!!!

 

 

俺の技能の発動条件『自傷行為』のために、ナイフで手首を切った。

 

スパンッッッ!!!!!

 

 

「うわ、やべ、切りすぎた!!?」

 

 

情けない俺の声と共に俺を中心に赤黒い霧が発生した。

真っ赤に視界が染まると同時に全身に鎧が勝手に造られた様な感覚が俺を襲った。

 

 

(何かスゲー着心地のいい着ぐるみを、裸で来てる感じだ。)

 

 

初めての感覚だが、暖かく包まれて、安心感がある。

そんな感覚も束の間、外殻に体が馴染み神経が通ったかの様に、ハッキリと自分の身体が巨大になったのを感じる。紅い視界が晴れ、眼下に俺の半分位の大きさになったベヒモスが此方を見上げている。

 

 

ハジメ君を助けに行くけど、テメエも道連れ兼着地のクッションじゃあああああぁぁぁああああ!!!!!!

 

 

「キュアアアアアアアアァァァァァァァァッァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!」

 

 

超音波みたいな金切り声が自分の口から発せられた。

ゴボゴボと病的に白い肌が沸騰したように蠢き、腕が生えた。突然腕が生えたが、最初からソレが出来ると知っていたかのように、スムーズに身体が動く!!!

 

 

攻撃モーションは、攻撃モーションはないのか!!?

コンボを表示してくれ!!!!

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

【断罪の滅杭】

 

効果:再生阻害・魔力阻害・行動阻害

 

相手を破戒する光の杭。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

いいのあんじゃん(歓喜)!!!!!!

 

 

俺が大きく片腕を振り上げると、光の杭が手の中に出現した。ベヒモスが角を赤熱させるが、意味はない と【もんすたー】としての本能がそう言っている。

 

 

上に、俺の方に角を突き出すがそれを貫通して、振り下ろした杭が頭に叩き付けられ、その余波で橋が壊れ、暗い、暗い奈落に俺とベヒモスは落ちた。

 

 

▼▲▼▲▼▲▼▲

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。