物事を考えている途中、草むらの中に何かが動くのが見えた。
めんどくさい事になるかも知れないと思い、精密じゃあね〜が、『クレイジー・ダイヤモンド』を出して
「誰かいるのか〜?」
とりあえず呼んでみるが、返事はない。覚悟を決めて探すが、そこには誰もいなかった。気配のした近くを探すと、
「……マシュマロ?」
そこにはマシュマロが一つ落ちていた。誰か食べてたのを落としたのだろうが、乾き具合から最近に落ちたものだと分かる。
大和は口や鼻の無い平たい顔面と、額に就いたデジタル目盛が特徴の人型スタンド『ムーディー・ブルース』を出した。
巻き戻しBGMを鳴らしながら巻き戻していく。その瞬間に『ムーディー・ブルース』が別の人物に変わり。
髪と肌が雪のように白く、瞳の色は赤い少女になった
「あれ?この子、見たことあるぞ!」
この子は確か小雪という女の子だ。
多分、友達が欲しいから、隠れて見ていたと同時に、そして俺が声をかけた瞬間、驚いて逃げたんだろう。
犯罪かもしれないが、一度小雪に成り代わった『ムーディー・ブルース』を巻き戻して、あの子の家を探してみるか。
バレないように『クヌム神』で変装してからな。
朝起きてリビングに行くとあの人がいた。イスに座って顔をテーブルに埋めている。仕事帰りで疲れたのだろう、何も言わず私は冷蔵庫へ向かう。中から牛乳を出してコップに注ぐと、それを持って部屋に向かおうとすると、あの人は立ち上がって私の前に立った。私はそれを避けよるように行こうとすると、肩を掴まれてそのまま投げ飛ばされる。牛乳の入ったコップが割れ、中身が床へ飛び散った。頭を打った私はその場で呻くが、私の上にあの人が馬乗りになって叩いてきた。
痛い
痛い
痛い
もう何回、こんな事があったかわからない。無抵抗な私をあの人は何回も何回も叩いたり、殴ったり、蹴ったりした。いつもは少ししたら終わる筈だったが、今日は違った。
あの人は私の首を掴むと、その手に力を入れた。
息ができなくて苦しくなり、あの人の腕を掴むが、向こうは大人。力の差で負けてる私がその手を解かせる事はできない。段々と力が入らなくなり、あの人の顔が映った。光の無い目であの人は呟くように言った。
「あんたさえ……あんたさえ居なければ……」
この時、私は知った。あの人は私を愛してなんか無かった。
それを知った瞬間、私は力が抜けていくのが感じた。
苦しみも、痛みも、辛さも……
今までいい事は何もなかった。なら、このまま死んだ方が……
辛い
苦しい
痛い
死ぬ
「ドラァ!」
バーン!
……え?
遠のく意識の中、最後に聞いたのは、誰かの声と扉が壊れる音だった。
「やめやがれ!!」
大和は『ムーディー・ブルース』のリプレイで女の子を追っていた。
その時に苦しんでいる音が聴こえて、ドアを壊し、中に入った。
入って今、女の子はクソアマに馬乗りされて、首を締めていた。所を発見した。
急いで大和は『クレイジー・ダイヤモンド』女性の腕を掴み払い、白い女の子から離れさせる。
「おい!しっかりしろ!!」
小雪をゆさゆさ揺すっても、何も反応は起こらない。
「ま、まさか!?それだけは許さねーぞ!!『クレイジー・ダイヤモンド』!!」
頭頂部や肩、腹、膝などにハートのデザインがあしらわれた人間型の近距離パワー型スタンド。
『クレイジー・ダイヤモンド』が現れた。
すぐさに白い女の子の体に『クレイジー・ダイヤモンド』の手を当て、生物を治し始めた!
数分でなんとか脈が流れている。ギリギリだけど…白い女の子は助かった。
間に合ったことに一息落ち着いた。だが、やるこ事は残っている。
「ゴミはいらねぇーーースからねェ~~~ましてや…自分の娘を虐待する…ゴミが出て来たとなりゃあ袋づめにしてどーにか処理しねーーとよォ~~~!」
少年は『クレイジー・ダイヤモンド』で一発クソアマ顔面に拳をぶつけた。
その時に顔は潰れて、鼻血が止まらなく「ヒぃーーー!!」と怯えていた。
大和はクソアマの首を掴み上げて、説教…というより思ったことを言った。
「お前、1つわかった事があるんだがよぉ〜」
「……へ?」
「おまえよォ、怖がるとき片目つぶるクセあるだろう?ン?それクセだよなー?」
「……だが、もっと怖い時は両目をつぶる」
大和は自分の拳をクソアマの顔面に近づける。その時に、ゆっくりと、瞼を……閉じた。
『ドラララララララララララララア!!!』
怒涛のラッシュ攻撃が始まり、掛け声が終了後、アッパーでとどめを刺した。
気絶のを確認し、ニタリと口元を上げる。
「スゲーッ爽やかな気分だぜ……新しいパンツをはいたばかりの正月元旦の朝のよーによォ~」
この後大和は、警察に通報してからこの場を去った。
大和は、病院で、小雪を見守っている。
最初に見たとき、この子はほっとけないと思った。
幼少期の頃、友達も家族も愛されていなかった。
だが虐待後、その後に友達が出来たんだけど、そのおかげで少女は京と戦うことになってしまった。
……実はというと、俺も同じだ。
昔の俺は、友達作りが下手だった。友達なんていらないと思った。
だけど違んだ。中学卒業してから、高校に入って分かった。
俺は寂しいと思っていたんだな。心の底から仲間が欲しかったんだな…
思いっきり後悔したよこれ程の後悔は今までにない悲しみだ…
「(……だけどあの子は違う、あの子は、俺でも理解できない苦しみを味わっていたんだ…)」
その事に、俺は悲しくなり、あの子の手を握った。
だが泣いているわけにはいかない。俺は、自由が欲しくて家出したんだ。
今は、目覚めるまで待つしかない。今はまだだ……まだ行動を起こすんじゃあない。
待つこと3日
女の子は目を開けた。その時に、俺から「小雪に友達になろう」って誘った。
小雪は動揺していたが、それでも、「いいよ」って答えてくれた。
⇦To be continued